家族婚や少人数婚に引き出物は必要? 相場や用意方法について | 結婚式場の選び方

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家族婚や少人数の結婚式では、披露宴のような盛大な演出は省き、あたたかい雰囲気で行われることが多いですよね。

少人数婚では省いて簡略化できる部分がある一方で、引き出物は用意するべきか迷ってしまうかもしれません。

「家族婚や少人数婚では、引き出物って必要なの?」
「そもそも引き出物ってどういうもの?」
「引き出物におすすめの品物を具体的に知りたい」

本記事では、挙式スタイルごとの引き出物の必要性や、相場・渡し方の基本、家族婚ならではの選び方までわかりやすく解説します。

少人数婚におすすめの具体的な引き出物アイテムをご紹介していますので、参考にしてくださいね。

家族婚や少人数婚の挙式スタイルと引き出物が必要かどうか

画像:拍手で迎えられる新郎新婦

家族婚や少人数婚で引き出物が必要かどうかは、挙式スタイルがポイント。
今回は挙式スタイルごとの特徴に合わせて、引き出物の有無や必要性をご紹介します。

挙式のみ

挙式のみのスタイルは、引き出物は基本的に用意しなくても問題ありません
セレモニーを見届けてもらうことがメインで、披露宴や食事会などのおもてなしをしないためです。
ただし、遠方からのゲストがいる場合やお礼の気持ちを形にしたい場合は、プチギフトなどを渡すと丁寧な印象になるでしょう。

 

挙式+食事会

挙式の後に家族や親しい人たちと少人数で食事会を行うスタイルでは、引き出物の有無は判断が分かれます。
親や兄弟など家族だけのカジュアルな会なら、プチギフトや手土産程度でも十分でしょう。
しかし、格式のあるレストランや料亭などで親族を招いて食事会をする場合は、引き出物を用意する方がベター。
会場の雰囲気やゲストとの関係性に合わせて、引き出物を判断するのがポイントです。

 

挙式+披露宴

披露宴を含むスタイルでは、少人数であっても一般的な結婚式の流れに沿うことが多く、引き出物の準備は必要です。
地域性やゲストの顔ぶれにもよりますが、披露宴を開くならご祝儀をいただき、代わりにおもてなしの品でお礼をしましょう。
人数が少ない分、内容や質にこだわった引き出物を贈るケースも増えています。

 

食事会のみ

挙式をせずに食事会のみを行う場合でも、招待するゲストによっては引き出物を用意することがあります
特に目上の親族や会社関係の方が参加する場合は、お礼の意味を込めて簡単な引き出物を贈ると好印象になるでしょう。
一方で、ごく親しい間柄だけで行うカジュアルな会であれば、プチギフトや手土産程度で十分です。

 

引き出物の基本

画像:白いリボンがかかったプレゼントボックス

そもそも結婚式における引出物がどういう役割を果たしているのか、しっかりと理解しておくことが大切。
ここでは引出物の基本的なマナーをご紹介します。

基本は3品で構成される

引き出物は「記念品」「引き菓子」「縁起物」の3品で構成されるのが基本です。

記念品は、カタログギフトや食器など結婚式の記念になるもので、実用性のある品物が人気。
引き菓子には、バウムクーヘンやパウンドケーキなど、縁起を担ぐお菓子を選びます。
縁起物には昆布や鰹節など、結婚祝いにふさわしい意味を持つ品を選ぶと良いでしょう。

地域によっては2品や5品など、構成に違いがあるため確認が必要です。

 

ご祝儀のお返しとして渡す

引き出物は、ご祝儀への感謝を込めた「お返し」の役割を果たします。
ご祝儀の金額に見合った相応のお返しが必要でしょう。

披露宴で振る舞うお料理と引き出物でおもてなしをするため、多めにご祝儀を頂く方には引き出物のランクアップがおすすめ。
内容や品数は、ゲストとの関係性や立場に合わせて調整してください。

 

引き出物の金額相場

引出物の相場は、ゲスト1人あたり5,000〜7,000円が一般的です。

引き出物の内訳
記念品 3,000円程度
引き菓子 1,000円程度
縁起物 1,000円程度
 

ただし、職場の上司や夫婦で出席してくれる親族など、ご祝儀の金額を多めに頂く方は調整しましょう。
たとえば引き菓子や縁起物は共通の品物で、記念品はランクアップするなどです。

 

家族に1つ渡す

家族が複数名で出席した場合でも、引出物は1世帯につき1つが基本です。
両親や兄弟姉妹といった家族が一緒に参加しても、まとめて1つで問題ありません。

ただし、世帯の人数が多い場合や特別な関係性がある場合には、個別対応も検討をしましょう。
家族で出席してくれるゲストの内訳を事前に把握しておくことで、失礼のないお返しの準備ができます。

 

既婚の兄弟にも1つ渡す

既婚の兄弟姉妹が夫婦で出席する場合も、1家族につき1つが基本となります。
新しい家庭を築いているため、別世帯として扱うのが一般的なマナー。

兄弟だからといって一律にせず、状況に応じて判断するのが望ましいでしょう。
迷ったときは事前に確認しておくと安心です。

 

会費制の時は必要ない

会費制の結婚式では、基本的に引き出物は不要とされています。
会費に飲食代や演出費が含まれており、別で引き出物を準備する必要はありません。

ただし、感謝の気持ちを込めて引き菓子だけ準備したり、プチギフトを用意する方も多いでしょう。

 

縁起の悪いものは入れない

引き出物には、縁起の悪い物は入れないように注意しましょう。
別れや縁が切れることを連想させるハサミやナイフなどの刃物、苦労や死を連想させる櫛などです。
最近では、あまり縁起を気にしないカップルも増えていますが、年配のゲストに贈る時には配慮すると良いでしょう。

 

家族婚や少人数婚におすすめの引き出物

画像:箱に入ったバームクーヘン

家族婚や少人数婚ではゲストの人数が少ないため、引き出物選びにも1人ずつ時間をかけて丁寧に選べるのがメリット。
今回は両親・親族・友人など、それぞれの相手に合わせておすすめの引き出物をご紹介します。

 

両親におすすめの引き出物

両親には、結婚式という思い出深い1日を記念に残す品物を選びたいところ。
名入れの時計やフォトフレーム、感謝の手紙を添えたギフトなどが人気です。
生み育ててくれた感謝がしっかり伝わるよう、特別感のある品を選びましょう。

 

親族におすすめの引き出物

親族には、世代や関係性に配慮した品選びがポイントです。
年配の方が多い場合は、上品な食器や健康グッズも喜ばれるでしょう。

実用的なカタログギフトや、和風のお菓子詰め合わせなども好まれます。
品物の質と気配りが伝わるような選び方を意識してください。

 

兄弟姉妹におすすめの引き出物

兄弟姉妹には、少しカジュアルでセンスのあるギフトもおすすめ。
もし既婚であれば夫婦で使えるペアマグカップや、普段使いできる日用品などが選ばれています。
趣味を知っていれば、好みに合った品物を選ぶとさらに喜ばれるでしょう。

 

友人におすすめの引き出物

友人への引き出物は、気軽さとセンスの良さを意識すると好印象です。
おしゃれな食器セットや、カフェチケットなどが人気。

会話のきっかけになるような、トレンドの雑貨を選ぶのも楽しいですね。
気取らず、それでいて心に残るようなギフトが友人にはぴったりでしょう。

 

カタログの魅力

カタログギフトは、相手が自由に好きなものを選べる万能なアイテム。
好きなタイミングで使えるため、もらう側の満足度も高くなります。

価格帯も幅広く、ゲストの立場に合わせた調整がしやすいのも魅力。
食品・雑貨・体験型など、内容が豊富なので選ぶ楽しさを演出できます。

 

贈り分けもおすすめ

少人数婚では、ゲスト一人ひとりに合わせた「贈り分け」がしやすいのが特徴です。
家族や親しい友人にそれぞれの好みに合う品を選ぶと、より気持ちが伝わりやすいでしょう。

同じ会場で内容を変えるのに抵抗がある場合は、引き出物バッグのサイズを揃えると違いが目立ちません。
無理のない範囲で、心配りを感じる対応をしてくださいね。

 

まとめ:親族のみの結婚式でも引き出物でおもてなししよう

画像:セッティングされたテーブル

親族のみの結婚式でも、引き出物は感謝を伝える大切なおもてなしのひとつ。
少人数だからこそ、相手に合わせた品を丁寧に選ぶことができます

本記事を読めば、少人数婚での引き出物の用意についての悩みを解決できるはず。
挙式スタイルによる引き出物の有無や、贈る相手別のおすすめのアイテムなどを具体的にご紹介しました。

記憶に残るような贈り物や、贈る人に合った品選びで、心温まる式にしましょう。

 
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