11月は、10月に続く結婚式のトップシーズン。しかし、中旬を過ぎると朝晩の寒暖差や、昼間でも肌寒い日があるため、防寒が気になる方も多いでしょう。
「寒いのは苦手だけど、おしゃれしたい」
「タイツやブーツはマナー違反になる?」
「結婚式で寒い思いをしないにはどうすればいい?」
など、秋冬のお呼ばれ服をどうしようか、悩んでいる方も少なくないはず。
そこで今回は、11月の結婚式にふさわしいコートやドレスの選び方と防寒方法について解説していきます。
カラー別のおすすめレンタルドレスも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただくことで、11月の結婚式にぴったりのコーディネートができるようになりますよ。
防寒だっておしゃれに!コート・上着の選び方
11月の結婚式になると、会場内は空調がしっかり効いていても、行き帰りにはコートや上着が必要です。
まずは、秋冬のコートや上着の選び方を解説していくので、マナーも含めてしっかりチェックしていきましょう。
秋冬おすすめのコート・上着スタイル
結婚式には、品よく見えるきれいめのコートや上着を選ぶのがポイントです。
「何でもいいのでは?」と考える方もいますが、道中でほかのゲストや親族に見られる可能性もあります。
また、ガーデン演出などで結婚式の最中に着ることもあるため、フォーマルシーンにふさわしいものを選ぶのがマナーです。
▼コートのすすめ
結婚式に着ていくコートは、ウールやカシミアなど暖かで高級感のある素材を選びましょう。
色は黒やグレー、ベージュなどが、落ち着きがあり上品に見えます。
デザインは、襟のあるチェスターコートやトレンチコート、エレガントなノーカラーコートも、フォーマルシーンにぴったりです。
▼上着のすすめ
行き帰りだけでなく、会場内が寒いときも羽織ることができるボレロやジャケットを選びましょう。
ボレロは、ベロア素材が見た目的にもおすすめです。
ジャケットは、サテンやジャガード生地もよいでしょう。
ドレスが暗い色なら上着は明るい色、明るい色には暗い色を選ぶと、全体のバランスがよく見えますよ。
ファーやフード付きアウターはマナー違反?
ファーは殺生を想像させるため、お祝いの場ではマナー違反です。同様に、毛皮やアニマル柄も避けるべきとされています。
フェイクファーであっても、見た目のイメージから避けた方がよいでしょう。
また、フード付きアウターは、コートや上着のデザインに関わらずカジュアルに見えるので、結婚式にはNGです。
温まるためにやっていいこと、悪いこと
結婚式では、フォーマルな装いをするのがマナー。防寒対策も、マナーをわきまえた取り入れ方をしないと、礼儀を欠いてしまいます。
悩みがちな防寒対策について解説していくので、参考にしてください。
足元の防寒対策!黒タイツやブーツの使用は?
黒のタイツやブーツは、カジュアルに見えてしまうので結婚式ではNGです。
ロング丈のドレスやパンツドレスを着たり、ストッキングを重ね履きしたりと、工夫しましょう。
もしくは、行き帰りにブーツや靴下を履き、式場でフォーマルな靴に履き替えてもかまいません。
指先をあたためるカイロの持ち込みはOK?
指先をあたためるために、カイロを式場に持ち込むのはOKです。
ウェルカムコーナーに「自由にお使いください」とカイロを置く新郎新婦様もいますし、マナー違反にはなりません。
指先が冷えやすい方は出かける時に必要なくても、バックの中に1つ入れておくと安心でしょう。
見えないインナーで防寒しよう
防寒機能のあるインナーを着れば、フォーマルな装いのまま寒さ対策ができます。
お腹にカイロを貼ったり、スパッツを履いたりしてもかまいません。
防寒用のインナーを着る時はシルエットが崩れないものを選び、襟元や袖、裾からインナーが見えていないかチェックしましょう。
11月のお呼ばれドレス選びのポイント
11月の結婚式にふさわしいお呼ばれドレスは、「色」「素材」「デザイン」の3つで選ぶのがポイントです。
それぞれどう選んだらいいか解説していきますね。
選ぶべき色とは?季節感を大切に
季節感のある色のドレスは、雰囲気に馴染んでおしゃれに見えます。
ブラウンやカーキ、テラコッタなどのアースカラーは、こなれた大人の印象に。
明るい色なら、ベージュやマスタードもおすすめです。
黒やグレー、ネイビーなどの落ち着いた色も、シックで11月らしい装いになります。
素材で差をつける!暖かみのある素材選び
ベロア生地のドレスは暖かみがあり、防寒が必要な季節におすすめ。秋冬ならではのおしゃれを楽しめます。
サテンやシャンタンも、ハリのある生地が冬の装いにぴったりです。
レースやオーガンジーは、透け感が抑えめで落ち着いた色を選ぶと、暖かみが感じられるでしょう。
デザインはどうする?冬でも華やかに
冬のドレスは、露出が抑えられることで控えめな印象になりやすいですが、デザインにこだわることで華やかな装いになります。
▼重厚さが出せる長袖パーティードレス
長袖のパーティドレスは上着なしで過ごせるため、ドレスのデザインが活かせるのがポイントです。
また、袖の存在感が、冬らしい重厚さと暖かみも感じさせてくれるでしょう。
袖がフレアになっていたりオーガンジーで透け感があったりすると、重くなりすぎず華やかに見えるのでおすすめです。
▼スタイリッシュに決めるパンツドレス
パンツドレスは、足元をしっかり防寒しながらスタイリッシュさを演出してくれます。
ペプラムやカシュクールなど、女性らしさを感じられるデザインは華やかさも加えてくれるでしょう。
モノトーンの黒やネイビーなどの寒色系を選ぶと、上品に見えるのでおすすめです。
▼エレガントなロング丈パーティードレス
ロング丈のパーティードレスは、スカートのドレープがエレガントな大人の装いを演出してくれます。
上半身のドレープや、レースやオーガンジーのレイヤードでメリハリのあるドレスが、華やかでおすすめです。
シンプルなドレスは、アクセサリーで華やかさをプラスしましょう。
ノースリーブドレスを着る際の注意点
冬の結婚式でも会場内は空調が効いているため、ノースリーブドレスを着てもかまいません。
ただし、季節を感じられる色や素材を取り入れるのが、ドレス選びのポイントです。
また、挙式中は肩の露出を避けた方がよいため、羽織物を用意するとよいでしょう。
カラー別!11月の結婚式お呼ばれスタイル
最後に、色別におすすめのドレスを紹介していきます。
どれもレンタルできるアイテムなので、気になるドレスがあったらチェックしてみてください。
寒い日にぴったりのネイビー・ブラック系ドレス
ハイネックと長袖で、寒さ対策もばっちりのドレスです。
シンプルなデザインですが総レースがエレガントで、落ち着いたネイビーでも上品な華やかさがあります。
背中に並ぶパールが、ウエストラインをきれいに見せてくれるでしょう。
ウエストのクロスデザインと、スカートのドレープが生み出すシルエットが、美しいドレスです。
落ち着いた黒に、長袖やスカートのロング丈が暖かみを感じさせてくれます。
ふんわりとした袖とカフスのパールが上品です。
柔らかな雰囲気のブラウン・ベージュ系ドレス
暖かみを感じるジャガード生地を使った、タイトシルエットのロングドレス。
胸元や袖にはシアーなチュール生地を合わせているため、印象が重くなり過ぎません。
ほどよい透け感も、ドレスを華やかにしてくれます。
落ち着きがありつつ、明るいベージュが印象的なロングドレス。
ワンピースにボレロが合わさったようなデザインで、チュールのドット柄やウエストのフリルが華やかです。
スカートはくるぶしまであり、足元に暖かさを感じられるでしょう。
明るいマスタード・イエロー系で差をつけて
シルエットはシンプルですが、胸元の刺繍が華やかなロングドレスです。
くるぶしまであるスカートは、ドレープが美しくエレガントな印象に。
光沢のある生地もしっかり防寒しつつ、結婚式らしい上品さを演出してくれます。
ハイネックや長袖による防寒と、総レースの華やかさが合わさったドレス。
ベロア生地を使ったラインが、季節感と上品さを演出してくれます。
ふんわりした袖がシルエットに動きを加えて、柔らかな印象を与えてくれるでしょう。
情熱的なボルドー・レッド系ドレス
繊細な刺繍にスパンコールが施された、キラキラで華やかなパンツドレスです。
ボルドーカラーが落ち着きを表現しているため、派手になりすぎず上品さを演出してくれます。
透け感もあり、パーティーシーンにぴったりです。
ベロアを贅沢に使った、冬にぴったりのパンツドレス。
ワンカラーでシンプルなデザインですが、高級感を感じられます。
深めのVネックや程よくシェイプされたウエストが、エレガントな印象を与えてくれるでしょう。
まとめ:11月の寒さに負けないコーディネートで楽しもう
11月は10月に続く結婚式のトップシーズンですが、中旬を過ぎると寒さ対策が必要になってきます。
コートや上着を着る時は、ドレスに合うように品のよいきれいめなアイテムを選ぶことがマナーです。
また、ドレスは季節感のある色や素材で、長袖やロング丈のデザインを選ぶと、おしゃれと防寒の両方を兼ねることができます。
今回紹介してきた11月のドレスの選び方やマナーを参考に、寒さもカバーしたコーディネートで結婚式を楽しんでくださいね。