婚姻届を出した日を結婚記念日とするカップルも多く、入籍日にはこだわりたいという方も多いです。付き合い始めた記念日や語呂合わせなど入籍日の候補はたくさん。
クリスマスの入籍も人気があり、筆者も婚姻届をクリスマスに出しました。しかし、年末の慌ただしい時期でもあり、「クリスマスでいいのかな」と不安に感じる方もいるでしょう。
「クリスマスに入籍ってどうなの?」
「デメリットはある?」
「クリスマスイブとどっちがいいかな?」
本記事ではクリスマス入籍のメリット/デメリットや、後悔しない入籍日の決め方を解説します。実際にクリスマスに届出を出して感じたことなども踏まえて紹介するので、参考にしてみてくださいね。
お二人にぴったりの日に婚姻届を提出しましょう。
入籍日はどうやって決めるべきか
入籍日に決まりはありません。プロポーズや初めて出会った日などの記念日、縁起の良い日、または語呂が良い日を選ぶカップルが多いようです。
まずは、どのような入籍日の決め方があるのか紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。ただ、どの日を選ぶにしても、お二人にとって大切な一日になることは間違いありませんよ。
縁起の良い日
結婚式の日取りと同じく、入籍日もお日柄のいい日が人気です。ただ、記念日や語呂合わせの方が優先される傾向にあり、希望日のお日柄が悪くてもあまり気にしない人も。
願掛けのようなもので、末永く幸せに夫婦としてやっていけるように吉日を選ぶのもよいでしょう。縁起のいい日かどうかは六曜などで判別されます。
▼六曜
六曜は中国の占いが起源とされており、大安、友引、先勝、先負、赤口、仏滅の6種類があります。
入籍などのお祝い事には一日を通して吉とされる大安や、友引が特に人気です。
▼吉日
六輝以外にも天赦日(てんしゃにち)や一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)も縁起の良い日として知られています。
天赦日は「天が万物の罪を赦す日」とされており、最上の吉日です。
一粒万倍日は「一粒の籾(もみ)が何万倍にも実る」という意味があり、何かを始めるのに最適な日。
これらの吉日が重なる日はさらに縁起が良いとされており、入籍日としてもおすすめです。
記念日
入籍日に人気なのは記念日です。付き合いを始めた日や誕生日、プロポーズの日など思い出深い日を選ぶと、入籍日を忘れにくくなります。
長く一緒にいたからこそ忘れたくないあの日を入籍日にするのも素敵ですね。また、特定の記念日ではなくても毎年ある祝日などもおすすめ。
入籍日は特別な時間を過ごしたいという方にぴったりな選び方です。
語呂がいい日
数字に特別な言葉を当てはめることで、覚えやすい入籍記念日になります。有名なのは11月22日の「いい夫婦の日」ですね。
他にも語呂合わせのいい日はたくさんあります。
1月8日 | いちばんハッピー |
1月11日 | 一生一緒にいよう |
2月2日 | 夫婦の日 |
2月4日 | ふたりなら幸せ |
3月9日 | サンキューの日 |
8月8日 | 末広がり |
10月8日 | 永遠(とわ)の日 |
10月22日 | 永遠に夫婦の日 |
12月4日 | いつもふたり幸せ |
上記はほんの一例で、お二人で新たに作っても素敵です。語呂合わせのいい日に入籍することで、覚えやすい入籍日になります。
クリスマスに入籍するメリット
クリスマスは街全体が華やぎ、一年の中でも特にロマンチックな雰囲気に包まれる日です。そんな特別な日に入籍することで、お二人にとって忘れられない記念日となるでしょう。
まずはクリスマス入籍のメリットを紹介していきます。実体験込みなので、クリスマス入籍を検討しているかたはぜひ参考にしてみてください。
記念日が覚えやすい
クリスマスに入籍する大きなメリットの一つは、なんといっても記念日が覚えやすいこと。12月25日という日付を忘れる心配はほとんどありません。
結婚記念日は毎年欠かさずお祝いしたいというカップルには最適解と言えるでしょう。 毎年クリスマスの華やかな雰囲気の中で結婚記念日を祝えるのは、この日を選んだ夫婦だけの特権です。
また、周囲の人もクリスマスが記念日だと覚えやすいでしょう。クリスマスに入籍するとお二人だけでなく、大切な人たちにとっても覚えやすくなります。
街中が煌びやかで雰囲気がある
クリスマスは街全体が華やかでロマンチックな雰囲気に包まれます。そのため記念日はロマンチックな雰囲気で過ごすことができるでしょう。
また、多くの飲食店やホテルでは、クリスマス限定のディナーやプランが用意されることも。これらの特別なプランを利用して、結婚記念日を贅沢に過ごすことができます。
さらに、クリスマスは忘年会やクリスマスパーティーを開きやすいタイミング。集まりを利用して結婚の報告や、お披露目を兼ねたホームパーティーを開催することも可能です。
祝福ムードの中で新たなスタートを切りたい方、毎年特別な日にしたい方におすすめします。
ケーキが安い
お祝い事にはケーキ、という方には嬉しいポイントなのが、クリスマスケーキが値引きされることです。多くの方はクリスマスイブにケーキを食べるため、翌日のクリスマスにはケーキが安くなっていることも。
クリスマスイブとクリスマスの連日でケーキを食べることだって可能です。
年始の挨拶で報告できる
クリスマスに入籍すると、年始に親族や友人に結婚報告をしやすいというメリットがあります。年明けの挨拶回りの際に直接伝えたり、年賀状で入籍のお知らせをすることも可能です。
年始は親族が集まる機会でもあるため、直接会って報告するタイミングとしてもぴったり。クリスマスに入籍することで、お祝いムードの中スムーズに結婚の報告を進められるでしょう。
遠方に住む親族や、普段あまり会えない方への報告には、年賀状がおすすめです。結婚報告を兼ねた年賀状は、25日までに投函すれば元旦に間に合います。
役所に届けを出してそのまま年賀状を投函するとスムーズでしょう。
クリスマスに入籍するデメリット
クリスマスは年間で見ても特に華やかなイベントの時期です。そのため予約が取りにくかったり、料金が高めに設定されるなどのデメリットが挙げられます。
また、年末の慌ただしい時期と重なるため、手続きに追われてしまう可能性も。クリスマス入籍を検討している場合は、スムーズに手続きできるよう準備や計画を立てることが大切です。
年末調整の手続きが必要な場合がある
クリスマスに入籍するデメリットの一つに、年末調整の手続きが挙げられます。もし、年末調整の手続きを終えた後に入籍し扶養家族が増えた場合、年末調整のやり直しが必要になることも。
年末調整の書類は、12月31日時点の情報に基づいて作成されます。そのため、入籍が決まっている場合は扶養家族の情報などを反映させて書類を作成することがおすすめです。
年末調整は会社の担当者が行うため、事前に確認しましょう。
お祝いできる日が1日減る
結婚記念日とクリスマスが同じ日だと、ディナーやプレゼントはまとめられる可能性が非常に高いです。回数を重視したい場合はクリスマスから1か月以上離しましょう。
ただ、まとめた分贅沢をするという選択肢もあります。1年の中でも特別リッチに過ごしたいという方にはメリットです。
年末でバタバタしている
クリスマスは年末の特に忙しい時期であり、仕事納めや大掃除、年越しの準備などで非常に慌ただしいです。そのため、役所へ行く時間も取れない可能性があります。
婚姻届の提出自体は時間外でも可能ですが、書類に不備があった場合の確認や訂正はその場で行えません。25日では役所も年末年始休暇に入っている可能性が高く、不備があれば手続きは年明けになることも。
時間のあるときに書類の不備がないか確認してもらったり、日中の時間に届けを出すことがおすすめです。
また、年末年始は旅行や帰省なども多い時期。皆が忙しくしているため、ゆっくりとお祝いの席を設けたり個別に連絡を取りづらいというデメリットもあります。
クリスマスに入籍するためのポイント
クリスマスに入籍すると決めたら、不備などで別の日付になってしまわないよう準備しましょう。年末の慌ただしい時期のため、余裕を持って進めることが重要です。
早めに準備する
希望する日に確実に入籍するためには、早めの準備が非常に重要です。特に、婚姻届をはじめとする必要書類の準備は、余裕をもって準備しましょう。
入籍に必要な書類は基本的に婚姻届と本人確認書類です。2024年3月1日からは戸籍謄本の提出は原則不要となりました。
婚姻届は役所の窓口で入手できるほか、ウェブサイトからダウンロードしたり、自作することも可能です。本人確認書類は役所のホームページなどで確認してくださいね。
また、婚姻届に記入ミスがあった場合に備え、訂正用の印鑑も用意しておくと安心です。本籍地が曖昧な場合も事前に確認することが重要。
婚姻届けに不備がないか事前に確認してもらう
婚姻届は事前に内容を確認してもらうことができます。「後日、この婚姻届を提出しに来ます」と伝えるとスムーズでしょう。
婚姻届に不備があると、希望する日に入籍できない可能性があります。特に役所のもの以外を使用する場合は、受理してもらえるかどうかもこの時に確認しておくと安心です。
事前の確認を行うことで、確実に希望日に婚姻届を受理してもらえます。
クリスマスに結婚式をあげるのはアリ?
クリスマスに結婚式を挙げることについて、ゲストの本音は賛否両論です。クリスマスは家族とゆっくり過ごす方やすでに予定が入っている方も少なくありません。
またスタッフの確保も難しいのが実情です。クリスマスに結婚式を挙げると記念になりますが、ゲストへの配慮を忘れないようにしましょう。
クリスマスウエディングのメリット
結婚式という特別な時間を、クリスマスに大切なゲストと過ごすことができます。また、挙式日を忘れる心配もありません。
クリスマスをテーマに演出などもしやすいので、結婚式のおもてなしで困ることも少ないでしょう。クリスマスらしい要素を取り入れることで、より一層華やかで心温まる結婚式になりますよ。
クリスマスウエディングの演出については、次の記事で詳しく紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/11197/
クリスマスウエディングのデメリット
年末は忙しくスケジュールが合わなかったり、寒さ、出費の多さからゲストには嫌煙されがちです。招待状を早めに送付し、ゲストがスケジュールを調整しやすいように工夫しましょう。
二次会は別の機会にするなど、ゲストがその後の時間を自由に使えるような配慮も喜ばれます。家族だけでの挙式や少人数での結婚式を検討するのも一つの方法です。
まとめ:希望の日にちに入籍できるように準備しよう
クリスマス入籍にはロマンチックで覚えやすい記念日になるというメリットがあります。一方で、年末の忙しい時期であるため、手続きや準備に追われる可能性も。
記念日の決め方はさまざまなので、お二人にピッタリな日に婚姻届をだしましょう。
希望の日に婚姻届を出すには、準備を早めに始めることが大切です。事前に役所に不備がないか確認してもらうと安心ですよ。
本記事ではクリスマス入籍のメリット/デメリットや、希望日に婚姻届を受理してもらう方法を紹介しました。大切な記念日になるような日を選んでみてください。