和装でマタニティウエディングはできる? 妊婦の着物の選び方 | 結婚式場の選び方

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妊娠中の花嫁様は徐々にお腹が大きくなり、どんな衣裳が似合うのか悩んでしまうかもしれません。
結婚式で和装を着たいけど、妊婦のお腹に帯を締めても大丈夫かなと不安や疑問を抱える方も多いでしょう。

「妊娠中だけど、和装って着てもいいの?」
「妊婦が和装を着るメリットは?」
「妊娠中に和装を着る時の注意点を知りたい」

本記事では、妊婦さんが和装を選ぶメリット・デメリットから、当日の注意点やおすすめの着物まで具体的に解説します。
和装に憧れる妊婦さんが、安心して結婚式を迎えるための参考にしてくださいね。

妊娠中に着物を着るメリット

画像:太鼓橋の上で手を取り合う和装の男女

妊娠中だからこそ和装を選ぶメリットがたくさんあります。
まずは妊婦さんが和装を着る3つのメリットをご紹介。

選べる衣裳の数が多い

和装ならマタニティ専用などの区別がなく、妊娠中でも選べる衣裳の数が豊富なのがメリット。
和装は1枚の布を体に巻きつけて着る衣裳なので、どんな体型にも柔軟に調整できるからです。

洋装はボディラインに沿って形が作られているため、妊娠中だと着られるドレスが限られてしまうでしょう。
妊婦さんでもマタニティ専用に縛られず、豊富な選択肢からお気に入りの一着を選べる点が和装の魅力です。

 

体型をカバーできる

和装は胸元や二の腕など肌の露出が少なく、体型をカバーできるのが妊婦さんには嬉しいメリット。
妊娠中は二の腕や腰回りなどがふくよかになり、体型を気にする新婦様も多いでしょう。

ウエストラインのしぼりもなく、むしろ寸胴なシルエットのほうが美しく着こなせるという特徴が着物にはあります。
妊娠してお腹が大きくなってきても、ドレスに比べて目立ちにくいでしょう。

 

冷え対策になる

着物は肌襦袢、長襦袢、着物と何枚も重ねて着るため、防寒効果が高く冷え対策になるのもメリット。
妊婦さんは体が冷えやすく、特に下半身が冷えやすいと言われています。

体が冷えてしまうと妊婦さん自身の体調や赤ちゃんの発育に影響があるため、できるだけ体を冷やさないようにするのが理想。
和装では足元も足袋で覆われるので、洋装に比べて冷えにくいのが特徴です。

 

妊娠中に着物を着るデメリット

画像:振袖を着つけてもらっている女性

妊婦さんが着物を着る際には、注意すべき点も存在します。
無理をしてしまうと体調に影響が出る可能性もあるため、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
ここでは妊娠中に着物を着るデメリットを3つご紹介します。

衣裳が重たい

和装は、衣裳が重たいのがデメリット。
特に色打掛は、豪華な刺繍や金糸・銀糸を多く使ったり、分厚い生地を重ねたりしているため、お布団のような重量感があります。

和装は華やかで見た目の美しさは抜群ですが、妊婦の体には負担になるかもしれません。
長時間の着用を避けたり、軽量素材の和装を選ぶ、こまめに休憩を取るなど、無理のない工夫を取り入れましょう。

 

お手洗いに行くときが面倒

着物は何枚も重ねて着るため着脱が難しく、お手洗いに行くたびに手間がかかります。
妊娠中はトイレの回数も増えるため、大きなデメリットになることも。

裾を持ち上げるのに時間がかかったり、バランスを崩しやすくなることもあるため注意しましょう。
付き添いのスタッフにサポートしてもらったり、着物の扱い方を教えてもらうなど工夫が必要です。

 

着崩れが心配

妊娠中は体型が特徴的なため、通常よりも着崩れしやすくなります。
特にお腹まわりは締め付けを避けて緩めに着付けることが多いため、動いているうちに帯がずれたり裾が乱れることも。

結婚式や披露宴中に着崩れると直すのが大変だったり、そのまま写真に残ってしまうと悲しいですよね。
経験豊富な着付け師に依頼したり、着崩れしにくい着付けアイテムを使うなど対策しましょう。

 

妊婦が和装をするときのポイント

画像:振袖を着つけてもらっている女性

妊娠中に安心して着物を着るには、体調を第一に考えた準備が必要です。
ここからは、妊婦さんが安心して和装を楽しむためのポイントをご紹介。

安定期に着るようにする

和装での結婚式は、一般的に安定期と言われる妊娠5〜7か月頃に行うのが理想的
妊娠初期はつわりがひどかったり、体調が不安定なことも多くあります。

妊娠後期は赤ちゃんが成長しお腹が大きくせり出すため、帯や着物による締め付けが圧迫感や息苦しさにつながる可能性も。
かかりつけの医師とも相談しながらスケジュールを立ててくださいね。

 

地毛のヘアスタイルにする

和装に合わせた日本髪のかつらを使わず、地毛でできるヘアスタイルにしておくと負担が少なく済むでしょう。
妊娠中は頭皮が敏感になったり、体調によって長時間のヘアセットが辛く感じることもあるかもしれません。
和装に地毛で作った洋髪を合わせるのも、最近では定番のスタイルです。

 

スタッフに妊娠中であることを周知する

結婚式場のスタッフやヘアメイク担当者には、必ず妊娠中であることを事前に伝えておきましょう
座りやすい姿勢でお支度してもらったり、トイレのタイミングを確認してもらえたり、サポート体制が整いやすくなります。
安心して過ごすには、周囲の理解と協力が欠かせません。

 

経験豊富な着付け師に依頼する

妊娠中の体型や体調は個人差が大きいため、経験豊富な着付け師に依頼するのがおすすめ。
和装は帯を締めるため、苦しさを感じるかもしれないと心配する妊婦さんも多いでしょう。

着付けは着付け師の腕次第で苦しさや着崩れのリスクは大きく変わります。
安心して式当日を迎えるためにも、信頼できる着付け師選びを心がけてください。

 

プランBも用意しておく

当日の体調は予測が難しいため、万が一に備えた「プランB」も用意しておくと安心です。
洋装への変更や撮影のみのプランに切り替えるなど、選択肢を残しておきましょう。
予備のプランがあるという安心感から、心にも余裕が生まれます。

 

妊娠中におすすめの着物

画像:黒引き振袖を着た女性と黒紋付袴の男性

着物の種類や素材によって、妊娠中でも比較的楽に着られるものがあります。
軽くて動きやすい素材、締め付けの少ないデザインなどを選ぶのがポイント。
ここから妊婦さんにおすすめの着物タイプを具体的にご紹介します。

軽い素材の着物

絹よりも軽量なポリエステル素材の着物や、オーガンジー生地の打掛などは過ごしやすいでしょう。
通常の掛下の上にオーガンジーの打掛を羽織る着物は「新和装」と呼ばれ、打掛がふんわりと柔らかく透けるほどの薄手。

着物の重さが軽減されることで、長時間の着用による疲労を防げます。
体調に合わせて、素材の特徴にも注目して選ぶとよいでしょう。

 

動きやすい引き振袖

引き振袖は振袖の裾を引きずるスタイルの着物で、裾が広がっていて動きやすくおすすめ。
掛下の上から打掛を羽織る白無垢や色打掛に比べ、着物自体の枚数が1枚少ないため軽量です。
着物の生地も打掛ほどの重厚さがなく和装の中でも動きやすいため、妊婦さんでも比較的負担を感じにくいでしょう。

 

簡易掛下がおすすめ

簡易掛下とは、打掛の下に着る掛下の簡易版です。
上下が分かれたタイプで通常の掛下より薄手のため、動きやすく着脱しやすいのが大きな特徴。

帯は作り帯というあらかじめ結び目が完成しているタイプを使うため、締め付けが少なく体への負担が軽減されます。
トイレにも行きやすく、快適に過ごしたい妊婦さんにぴったり。

 

まとめ:妊婦でも和装ウエディングはできる

画像:和装して写真を撮る新郎新婦

妊娠中でも、体調や衣裳に配慮すれば和装ウエディングを楽しめます
選ぶ着物や式のタイミング、準備の仕方次第で、安心して当日を迎えることができるでしょう。

本記事では、妊婦さんが和装で結婚式を行うにあたって、メリット・デメリット、気を付けたい点などをまとめました。
体に負担をかけすぎず、和装だからこそ叶う特別な一日をぜひ楽しんでくださいね。

 
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