挙式、披露宴を行わないナシ婚でも記念に写真撮影はするという方が多いです。
そんな写真のみの結婚式であるフォトウエディングですが、両親に何もできないことが気がかりになることも。
「フォトウエディングでも両親に何か贈りたい」
「プレゼントは渡すタイミングはある?」
「フォトウエディングでも親を喜ばせたい」
披露宴のような華やかなセレモニーがないフォトウエディングでも、両親へ感謝の気持ちを伝える方法はたくさんあります。
本記事では、フォトウエディングで両親に感謝を伝えるための方法やプレゼント、サプライズ演出について詳しくご紹介。
定番のアルバムや写真だけでなく、心温まるサプライズ演出を取り入れることできっと両親に喜んでもらえるはずです。
プレゼント選びに迷っている方やフォトウエディングをより感動的なものにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
両親への感謝の気持ちを形にして、素敵な思い出を作りましょう。
フォトウエディングでできる両親に感謝を伝える方法
フォトウエディングという形式でも、両親へ日頃の感謝の気持ちを伝える方法はたくさんあります。
簡単に取り入れられるものから、しっかり準備が必要なものまで紹介するので、参考にしてみてくださいね。
1.両親にプレゼントを用意する
フォトウエディングで両親に感謝を伝える方法の一つとして、プレゼントを用意することが挙げられます。
定番はフォトフレームやフォトウエディングのアルバム、アルバムよりも手軽に作成できるフォトブックです。
スマートフォンから簡単に編集・注文できるサービスも多く、成長の記録や思い出の写真なども一緒にまとめることができます。
写真に関連するプレゼントは、フォトウエディングという形ならではの感謝の伝え方と言えるでしょう。
2.家族で写真撮影する
ご両親をはじめ家族と一緒に記念写真をすることは、物ではなく「時間と思い出」を贈る素晴らしい方法です。
ファミリーフォトの最大の魅力は、ふたりの晴れ姿をご両親に直接見てもらえること。
また、家族にとって新しい門出を祝う最初の記念写真を残せる点にあります。
両家の親が揃う機会が少ない場合に、自然な形で交流を深めてもらうことができるのも大きなメリットです。
チャペルでの撮影であれば、まるで本物の挙式のようにバージンロードを歩くシーンやベールダウンもできます。
ただ、家族のスケジュール調整が必要なことや、参加者も服装の準備が必要がなことはデメリットです。
もし両親が近くに住んでいれば、撮影の見学だけでもお願いしてみるのが良いでしょう。
3.撮影中に演出を用意する
フォトウエディングのサプライズ演出は両親に感謝の気持ちを伝える絶好のチャンスです。
例えば、撮影の合間にご両親への手紙を読み上げたり、記念品を渡したりするのがおすすめ。
また、チャペルでの撮影であれば、結婚証明書にサインするセレモニー風の演出を行うことも可能できます。
準備に少し手間はかかるかもしれませんが、両親の喜ぶ顔を見れば、その価値を十分に感じられるはずです。
フォトウエディングで両親にプレゼントを渡すタイミング
フォトウエディングでご両親にプレゼントを贈ることを決めたら、次に悩むのが渡すタイミングではないでしょうか。
特にアルバムは撮影後すぐに写真データを受け取れなかったり、制作に時間がかかります。
そのためプレゼントの内容によって、最適なタイミングは異なるのです。
フォトウエディングで両親にプレゼントを渡す場合のタイミングと渡せるプレゼントについて解説していきます。
フォトウエディング前
フォトウエディングの撮影よりも前に、ご両親へプレゼントを渡すという選択肢もあります。
このタイミングでプレゼントを渡すメリットとしては、両親に事前に感謝の気持ちを伝えることができる点です。
特に遠方から来てくれる両親に対しては、到着時や顔合わせの際に渡すことで、歓迎の気持ちを示すことができます。
また、プレゼントによってはフォトウエディングの撮影小物として一緒に使用することも可能です。
フォトウエディングの撮影中
フォトウエディングの撮影中に、サプライズで両親にプレゼントを渡すという演出も非常におすすめです。
このタイミングの最大のメリットは、両親の驚きと喜びの表情を写真や映像としてしっかりと残せる点にあります。
特に手紙を読み上げながらプレゼントを渡すという演出は、結婚式のような雰囲気を取り入れることが可能。
撮影の進行の中に自然に組み込むことで、両親にとっても忘れられない素敵な思い出となるでしょう。
デメリットとしては、事前にフォトグラファーや撮影スタッフと綿密な打ち合わせが必要になる点が挙げられます。
事前に渡したいプレゼントについて相談し、スムーズな進行ができるように準備を進めることが大切です。
フォトウエディング直後の食事会
フォトウエディングの撮影後に食事会を設けている場合、その場で両親にプレゼントを渡すのもおすすめのタイミングです。
食事会であれば、リラックスした雰囲気の中で直接顔を見て感謝の気持ちを伝えることができます。
両家のご両親が集まる機会にもなるため、親睦を深めてもらう良い機会にもなるでしょう。
スタジオによっては、食事会付きのフォトウエディングを用意している場合もあります。
フォトウエディング後
フォトウエディングを終えた後ならゆっくりと時間を取って両親にプレゼントを渡せます。
時間が空きすぎると結婚式らしさが薄れるので、なるべく直後がいいでしょう。
ただ、フォトウエディングの写真を贈りたい場合はフォトウエディング後にするほかありません。
納品までに数か月かかる場合もあるので、別の形で感謝を伝えてから改めて渡すのがおすすめです。
フォトウエディングでおすすめのプレゼントとサプライズ
フォトウエディングではふたりの写真を使ったアイテムが特に人気です。
しかし、写真以外にも両親に心から喜んでもらえるようなプレゼントはあります。
以下も参考に喜びそうなプレゼントを用意してみてくださいね。
手紙
両親への感謝の気持ちを手紙にしたためて贈ることは、何よりもストレートに気持ちが伝わるプレゼントです。
結婚式のような大勢の前で読むのが恥ずかしいという方でも、フォトウエディングや食事会なら渡しやすいでしょう。
手紙の魅力は、自分の言葉で素直な気持ちを伝えられる点にあります。
これまでの感謝や、結婚してからの抱負などを綴ることで、両親はこれまでの子育てを振り返り、感慨深い気持ちに。
また、手紙は形として残りいつでも読み返すことができるので、両親にとって一生の宝物となります。
【渡し方】
- プレゼントに添える
- 撮影中に読み上げる
- 食事会の際に渡す
どのような渡し方であっても、心を込めて書いた手紙は、きっと両親の心に響くはずです。
ウェイトドール
ウェイトドールは、ふたりが生まれた時の体重と同じ重さに作られたぬいぐるみです。
クマのぬいぐるみが多いですが、犬や猫など様々なモチーフのウェイトドールもあります。
ウェイトドールの最大の魅力は、両親が出産当時の感動や子どもが小さかった頃の思い出を鮮やかに思い出すことができる点です。
ずっしりと感じる重みが当時の記憶を呼び起こし、成長した姿と重ねることで深い感慨にふけることでしょう。
フォトウエディングの撮影にウェイトドールを持ち込んで、両親と一緒に撮影するのもおすすめです。
ファーストミート
ファーストミートはもともと欧米の結婚式の習慣で、結婚式で新郎新婦が初めてお互いの姿を披露する感動的な瞬間のことです。
フォトウエディングでもこのファーストミートを演出として取り入れることができます。
特に、両親に対して披露するファミリーミートがおすすめ。
ふたりの晴れ姿を見た両親の驚きや感動の表情は、きっと忘れられない一コマとなるでしょう。
結婚式を行わないフォトウエディングだからこそ、感動的なシーンを意図的に作り出すことで記憶に残る一日となります。
模擬挙式
フォトウエディングのプランによっては、チャペルなどで実際の挙式に近い形式で撮影ができる場合があります。
両親には内緒にしておき、サプライズとして用意するのも非常に喜ばれる演出の一つです。
模擬挙式では、バージンロードを一緒に歩いたり、ベールダウンの儀式を取り入れたりすることもできます。
結婚式を行わないフォトウエディングでも、両親に結婚式の雰囲気を体験してもらうことができるでしょう。
本当は結婚式をしてほしかったという親の願いを叶えることもできます。
事前準備やスタジオとの打ち合わせは必要ですが、両親の喜ぶ顔を見ればきっとやってよかったと思えるはずです。
子育て感謝状
子育て感謝状は、これまで大切に育ててくれた両親へ感謝の気持ちを伝えるために贈る感謝状のことです。
近年、両親へのプレゼントとして人気が高まっています。
生まれてから結婚するまでの日数や両親へのメッセージなどを記載することで、これまでの子育てを振り返ることができるでしょう。
子育て感謝状は、市販品の購入、オーダーメイドで注文、または自分で手作りすることも可能です。
写真付きのものや、メッセージを自由にカスタマイズできるものなど、様々なデザインがあります。
フォトアルバム
フォトウエディングで両親に贈るプレゼントの定番中の定番と言えば、フォトアルバム。
リビングなどに置いておけばいつでも気軽に写真を見ることができ、来客があった際にもお披露目しやすいでしょう。
フォトウエディングのプランにはアルバムが1冊含まれていることが多いです。
ただ、両家それぞれに贈りたい場合は追加で注文する必要があります。
また、アルバムはページ数や写真のカット数によって価格が大きく変動し、制作に時間もかかるでしょう。
事前にしっかり金額と納品タイミングを確認しておくことが大切です。
フォトブック
フォトブックは、フォトアルバムよりも手軽で自由度が高い写真集です。
アルバムと比較するとサイズが小さめなものが多く、価格も数千円程度で作れるため気軽に贈ることができます。
フォトブックの最大の魅力は、手軽に作成できる点と、高いカスタマイズ性です。
スマートフォンのアプリやパソコンのソフトを使って、インターネット上で簡単に編集・注文ができます。
フォトウエディングの写真だけでなく、子どもの頃の写真なども自由にレイアウトして1冊にまとめることも。
メッセージやイラストなどを追加し、オリジナリティあふれる1冊を作成しましょう。
フォトフレーム
フォトウエディングで撮影した写真をフォトフレームに入れて両親に贈るのもおすすめです。
リビングや玄関など、お気に入りの場所に飾っていつでも写真を見てもらうことができます。
フォトフレームには様々な種類があるので、贈る相手の好みやインテリアに合わせて選びましょう。
最近ではメッセージを添えられるタイプや、複数の写真が自動で切り替わるデジタルフォトフレームなども人気があります。
プレゼントを用意するときのポイント
フォトウエディングで両親へのプレゼントを用意する際には、いくつか気を付けておきたいポイントがあります。
これらの点に配慮することで喜ばれるプレゼントを選ぶことができ、感謝の気持ちもしっかりと伝わるはずです。
ぜひ参考にしながらプレゼントを準備してくださいね。
両家の両親に用意する
フォトウエディングで両親にプレゼントを贈る際に最も重要なポイントの一つは、必ず両家に用意することです。
どちらかの親だけにプレゼントを渡してしまうと、もう一方の家族が寂しい思いをしてしまうことに。
結婚は、新郎新婦だけでなく、両家が家族となることも意味します。
両家の親に感謝の気持ちを伝えることで、「これからどうぞよろしくお願いします」という気持ちも伝えることができるでしょう。
プレゼントの内容や形式は全く同じでなくても構いませんが、感謝の気持ちを込めてそれぞれに用意することが大切です。
プレゼント選びはふたりで協力して行い、それぞれの好みやライフスタイルを考慮して選ぶとより一層喜んでもらえるでしょう。
プレゼントの相場について
フォトウエディングで両親に贈るプレゼントの金額に、特に相場はありません。
大切なのは金額よりも感謝の気持ちを込めることです。
ただ、プレゼント選びの目安として金額を知っておきたいという方もいますよね。
一般的に、披露宴で両親に渡す花束や記念品の相場は5,000円から3万円程度と言われています。
フォトウエディングの場合、写真やアルバム以外の品物を贈るのであればこの金額を参考にすると良いでしょう。
フォトアルバムやフォトブックは、ページ数や仕様によって価格が異なりますが数千円から数万円程度で作成できます。
高価すぎるプレゼントは親に気を遣わせてしまう可能性もあるため、無理のない範囲で気持ちが伝わるものを選ぶのがポイントです。
手紙の書き方
プレゼントは両親への感謝の気持ちを綴った手紙を添えることでより一層、感動的な贈り物になります。
以下の手紙の構想と例文も参考に気持ちを書きだしてみてくださいね。
【手紙の構成】
- これまでの感謝
- 思い出やエピソード
- これからの決意
具体的なエピソードを交えながら書くと、よりパーソナルで感動的な手紙になります。
手紙が苦手な場合は、メッセージカードに短い感謝の言葉を添えるだけでも、十分に気持ちは伝わるでしょう。
▼手紙の例文
今まで大切に育ててくれて本当にありがとう。
おかげで今日という日を迎えることができました。
子どもの頃、〇〇(具体的なエピソード)してくれたこと、今でも鮮明に覚えています。
たくさんの愛情を受けて育ったことに感謝しています。
これからは〇〇さん(相手の名前)と二人で力を合わせ、お父さんお母さんのような温かい家庭を築いていきたいと思っています。
まだまだ未熟な私たちですが、温かく見守っていてください。
これからもどうぞよろしくお願いします。
最高のお父さんとお母さんの子どもに生まれて本当に幸せです
まとめ:写真だけの結婚式でも両親を喜ばせよう
フォトウエディングという形でも、両親に感謝の気持ちを伝える方法はたくさんあります。
プレゼントを渡すだけでなく、撮影に招待して家族写真を撮ることも素晴らしいプレゼントです。
感謝の気持ちを込めて、両親が喜ぶような演出を考えましょう。
写真だけの結婚式でもかけがえないのない時間になるよう、応援しています。
本記事が少しでも、親に感謝を伝えるための参考になれば幸いです。