例文で見るブライダル業界の志望動機|面接に進める書き方 | 結婚式場の選び方

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ブライダル業界で働いてみたいという希望はあるけど、いざとなると上手く志望動機を語れない方も多いでしょう。

結婚式に対する熱意をどう仕事に活かし、会社や新郎新婦様にいかに貢献できるかという点を書類審査でも伝えることが大切。

「そもそもブライダル業界ってどんな仕事なの?」
「どんな人材がブライダル業界に求めらているの?」
「ブライダル業界の志望動機の例文を知りたい」

本記事では、元ウエディングプランナーがブライダル業界への志望動機のポイントを例文やNG例を交えながら解説します。

さらに、例文を通して自分の経験や想いをどのように文章に落とし込めばよいのかを具体的にご紹介。

実際にブライダル業界で働いていたプランナーが考える共に働きたい人物像を知ることで、面接へと一歩踏み出しましょう。

ブライダル業界の志望動機の書き方ポイント

画像:新郎新婦に話しかけるウエディングプランナー

志望動機を書く上では、ブライダル業界がどんなビジネスで、どんな職種があるのかきちんと理解しておきましょう。
その上で自分の経験や価値観と結びつけて、ブライダル業界でどんな活躍ができるかを表現することが大切。

ここではブライダル業界を深掘りし、相手に納得感を与えられる志望動機に仕上げるコツを解説します。

 

1.ブライダル業界を目指す理由を明確にしておく

業界研究や職種研究をしっかり行い、ブライダル業界を目指している理由を明確にしましょう。
なぜブライダルを志すのか、業界を知り、自分自身と向き合い、あなただけの答えを見つけるヒントにしてくださいね。

▼ブライダル業界の特徴

ブライダル業界は、一生に一度の結婚式を通じてお客様の人生に深く関わることができる仕事です。
1組の結婚式を作り上げるために数ヶ月に渡って接客を行い、新郎新婦様の想いを形にし、感動を共有できる点が大きな魅力。

お客様の想いを叶えるために、それぞれの専門職が協力して、最大限の力を発揮しなくてはいけません。
接客力・提案力・チームワークが同時に求められるのがブライダル業界です。

▼似ている業界

旅行業界やホテル業界も、人生の節目や特別な時間をサポートする点はブライダル業界と共通しているでしょう。

高いホスピタリティを求められる点も似ていますが、結婚式には「人生に一度きり」という責任があります。
基本的にお客様のリピートはないので、結婚式という限られた1日のために最高の品質と満足度を提供しなければいけません。

 

2.その会社を選ぶ理由を明確にしておく

業界研究をしていくと、結婚式を行う会社にはいくつかの種類があることに気付くはず。
会社によって出来る結婚式のスタイルが違うため、1つずつ特徴を見ていきましょう
なぜその会社を志望するのか理由を明確にするためにも、会社ごとの違いを理解してくださいね。

  • 結婚式ができるホテル
  • 専門式場、ゲストハウス
  • 結婚式ができるレストラン
 

▼結婚式ができるホテル

ホテルウエディングは格式高い雰囲気とホテルブランドの安心感が魅力。
遠方からのゲストも宿泊できるため、幅広いゲストに対応できなくてはいけません。
格式や品のある結婚式を望む新郎新婦様に向いているスタイルです。
よりフォーマルなサービスを提供でき、真面目で清楚な人材が求められるでしょう。

▼専門式場、ゲストハウス

専門式場やゲストハウスは結婚式専用に作られた施設で、設備やサービスが充実しているのが特徴。
プライベート感やオリジナリティを出したいカップルや、こだわりの演出を希望する新郎新婦様に向いています。
華やかさと提案力のある人材が求められることが多いでしょう。

▼結婚式ができるレストラン

レストランウエディングは、美味しい料理とアットホームな雰囲気が魅力。
少人数の披露宴や親しい人との食事会を希望するカップルにぴったりのスタイルです。
料理を主役にした結婚式では、ゲストとの会話や料理の提供タイミングにも気配りが欠かせません。
親しみやすく柔軟な対応ができる人が求められ、温かみのある接客が大切

 

3.その職種を選ぶ理由を明確にしておく

結婚式はさまざまな専門職が関わって、1つの結婚式を作り上げます。
どの職種を選ぶかによって、志望動機も異なってくるでしょう。
それぞれの職種の仕事内容や向き・不向きについてご紹介します。

  • ウエディングプランナー
  • ヘアメイクのスタイリスト
  • キッチン、ホールスタッフ
  • カメラマン
  • フローリスト
 

▼ウエディングプランナー

ウエディングプランナーは、新郎新婦様の想いを丁寧に聞き取り、会場や演出、進行など結婚式全体を総合的にまとめる役割。
数多くのスタッフや業者と連携しながら進めるため、提案力や調整力が欠かせません

また、理想と現実の間に立ち、最適な形を提案できるバランス感覚も求められます。
人の幸せを自分ごとのように喜べる方に向いているでしょう。
一人でコツコツ仕事を進めたいタイプの方には不向きです。

▼ヘアメイクのスタイリスト

花嫁を最高に美しく仕上げるのがヘアメイクの仕事。
ヘアセットやメイクの技術力はもちろん、流行を取り入れる感度の高さや情報収集力も大切です。

当日新郎新婦様のそばでお支度をするので、緊張を和らげる会話や雰囲気づくりも欠かせません。
スタイリングを通じて、自信と安心を与えられる人に適しています。

▼キッチン、ホールスタッフ

キッチンやホールスタッフは料理を通じてゲストをもてなし、披露宴を支える重要な役割。
キッチンは料理の質や提供スピードを管理し、ホールは笑顔とサービスで会場全体を温かく包みます。

チームワークを大切にし、裏方としても前線としても力を発揮できる人に向いているでしょう。
ゲストとの関わりが深いので、当日のゲストの満足度を左右する責任のある仕事です。

▼カメラマン

結婚式の一瞬一瞬を逃さず記録し、思い出を形として残すのがカメラマンの役割。
場の空気や人の感情を敏感に察知し、自然な笑顔や感動の瞬間を切り取る観察力が必要となります。

撮影技術や構図のセンスに加え、柔らかな対応で新郎新婦様やゲストをリラックスさせる力も重要。
撮り直しのできない結婚式での撮影は、責任感と感性の両方を備えた人に適している仕事でしょう。

▼フローリスト

会場を彩り、花嫁様をより引き立てる装花をデザインするのがフローリストの役割。
季節感やテーマに合わせた花材選び、色のバランス、装飾のセンスが求められます。

結婚式では限られた時間で仕上げる集中力や、花の管理に関する専門知識も欠かせません。
結婚式の空間を美しく演出し、感動を視覚的に伝えたい方に向いているでしょう。

 

面接に進める志望動機とは

画像:履歴書と志望動機と書かれたブロック

面接官に伝わる志望動機は、抽象的ではなく「自分だからできること」を明確に示す必要があります。
ブライダル業界では新郎新婦様へ分かりやすく説明する力や、人柄の温かさが重視されるため、その点を意識して書きましょう。

1.求められる人物像を把握し、人柄をアピールしている

ブライダル業界では、誠実さや責任感、協調性を持ち「安心して任せられる人」が求められます。
志望動機では求められる人材に対して、自分の人柄のどんな部分が当てはまっているかを示しましょう。

これまでの経験のエピソードを交えると伝わりやすいです。
信頼感を持ってもらうために性格や行動を裏付ける実体験を盛り込み、アピールしましょう。

 

2.業界・企業調査をしっかり行っている

式場の雰囲気や提供するサービスの特徴をよく調べ、他社との違いを理解しましょう。
次に、自分の強みがその会社のサービスや方針にどう活かせるかを順序立てて説明してください。

「なぜこの会社なのか」という理由が具体的であればあるほど、説得力のある志望動機になります。

 

3.話が分かりやすい

ブライダル業界では新郎新婦様に提案を行う機会が多く、整理された分かりやすい説明力が欠かせません。

志望動機も同じように、結論から述べ、理由や具体例を添えると分かりやすいでしょう。
読み手がすぐに要点をつかめる文章構成を意識し、分かりやすい言葉選びを心掛けてください。

 

4.礼儀正しい

ブライダル業界では、一生に一度の結婚式を承る際に失礼があってはいけないので、礼儀やマナーが応募段階から見られています

書類の字の丁寧さや言葉遣い、封筒の宛名や書き方など、基本的なマナーを守れているかにも気を配りたいところ。

書類審査で礼儀が欠けていれば、面接まで進むことは難しいかもしれません。
書類の書き方ひとつとっても、礼儀正しさが表れるのです。

 

ウエディングプランナーから見た一緒に働きたい人

画像:会社員の女性

ウエディングプランナーの立場からみて、一緒に働きたい人についてご紹介します。
一緒に働く仲間を信頼して、同じ目標に向かって前向きに取り組めると、大きな力を発揮できるでしょう。

チームワークを大切にして結婚式を作り上げられる人

結婚式はおふたりの思い描く理想を、装花・音響・料理など多くの専門職と連携しながら、チーム全体で形にしていきます。

おふたりの想いを正確に汲み取り、専門スタッフと1つのチームとなり、全体に伝えて実現へ導く調整力が欠かせません。

結婚式を作る上では、チームワークを大切にできる人が求められるでしょう。

 

仕事が丁寧で早い人

結婚式の現場では、同時にいくつもの結婚式の準備を進めていくので、早く丁寧に仕事ができなくてはいけません

見積書の作成や発注書の手配、席札を一つずつ並べる作業など、目立たないけれどミスの許されない仕事が数多くあるのです。

スピード感を持ちつつ丁寧で正確な仕事ができる人は、周囲から信頼を得られるでしょう。

 

志望動機の例文紹介

画像:白紙の履歴書

ここからは具体的に職種ごとの志望動機の例文をご紹介します。
自身の強みやアピールポイント・志望する会社や職種になりたい理由を明確に記しましょう。

1.ウエディングプランナーになりたい場合

私は人と接することが好きで、想いを形にする過程に魅力を感じているため、ウエディングプランナーを志望します。
学生時代には文化祭の実行委員を務め、数か月かけて仲間と意見を調整しながら企画を実現し、達成感を味わった経験があります。
この経験を通して、仲間と目標を叶える実現力や、細やかな調整力、コミュニケーション能力が身についたことが、私の強みです。
おふたりの想いを汲み取りスタッフと連携して形にしていく仕事に、私の強みを発揮できると考えています。
また御社の「ワンチームウエディング」という理念は、まさに自分の経験や価値観を活かせる環境だと感じました。
新郎新婦様の声を大切にし、専門スタッフと協力しながら、安心して任せてもらえるプランナーになります。
 
 

2.ヘアメイクのスタイリストを志望する場合

美容専門学校で学ぶ中、従姉の結婚式に参列したことがきっかけで、花嫁さまを輝かせるスタイリストを志すようになりました。
お支度前は緊張していた従姉が、ヘアメイクで外見を整えるだけでなく、リラックスして結婚式を楽しむ姿に感銘を受けたのです。
ヘアメイク技術の高さと同時に、気配りの重要性を実感しました。
美容学校の実習では、技術に加えモデルの心も整えられるよう考えながら声をかけるなど、細やかな気配りを身に着けました。
御社の自然体の美しさを引き出すヘアメイクの理念は、外見と内面を大切にしており、私の目指すスタイリスト像だと感じました。
これまでの経験を活かし、技術と気配りで花嫁さまの一生に一度の特別な瞬間を最高に輝かせるスタイリストを目指します。
 
 

NGな志望動機とは

画像:×をつくる女性

つづいては、ブライダル業界で避けたいNGな志望動機の例を紹介します。
NGポイントを押さえて、面接へと進める内容にブラッシュアップしましょう。

他の業界でも希望が叶う志望動機

「接客をしたい」「人を喜ばせたい」などは、他業界でも通用する内容です。
ブライダル業界での熱意としては弱く、印象に残りにくくなるでしょう。
なぜブライダル業界なのか、を明確にして志望動機を書いてください。

 

結婚式がただ好きなだけ

「結婚式が好き」という気持ちは大切ですが、具体的な会社への貢献が見えません
結婚式への想いやあなたの強みがどんな業務に活かせるのかを示す内容にしましょう。

 

まとめ:ブライダル業界に強い志望動機で選考に進もう

画像:新郎を迎えるウエディングプランナー

ブライダル業界が好きという気持ちだけでなく、自分の経験やスキルと結びつけて書くことで、面接に繋がる志望動機になります。
「なぜ結婚式の仕事なのか」「なぜその会社で働きたいのか」「なぜその職種なのか」を明確にすることが大切。

本記事では、ブライダル業界の特徴や会社・職種の種類などをご紹介し、それぞれの志望動機や例文をご紹介しました。

元ウエディングプランナーが考える一緒に働きたい人物像もご紹介しましたので、参考にしてくださいね。
ブライダル業界に適した志望動機で、書類選考から面接へと一歩進めていきましょう

 
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