【結婚式の演出】テーブルラウンドを盛り上げるコツ | 結婚式場の選び方

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披露宴中に新郎新婦がゲストテーブルを回る、テーブルラウンド。
お色直しの再入場時に行うことが多く、ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを直接伝えられるのが魅力です。

最近では「ゲストと一緒に盛り上がりたい」と考える方も多く、アットホームで楽しめる演出が注目を集めています。
一方で、各テーブルを回るため時間がかかり、歓談の時間が減ってしまわないか心配という声も少なくありません。

そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、テーブルラウンドのメリット・デメリットや演出アイデアを解説します。
盛り上げるコツや成功のポイントも紹介するので、ゲストと笑顔で楽しめる結婚式のヒントを見つけてくださいね。

テーブルラウンドとは

画像:新婦にカメラを向ける男性ゲスト

テーブルラウンドとは、披露宴中に新郎新婦がゲストテーブルを順に回り挨拶などを行う演出のこと。

ゲスト一人ひとりと直接言葉を交わし、感謝の気持ちを伝えられる時間として人気があります。

単なる挨拶まわりではなく、キャンドルサービスやフォトラウンドなどの演出と組み合わせて行うのが一般的です。

ふたりらしい工夫を取り入れることで会場の一体感が生まれ、思い出深いひとときになります。

テーブルラウンドを披露宴で行うタイミング

テーブルラウンドは、お色直し後の再入場シーンで行うのが定番です。

新しい衣装に身を包んだ新郎新婦が登場し、各テーブルを回ることで会場全体が華やぎます。
お色直しをしない場合や披露宴の前半に行う場合は、次のタイミングでもかまいません。

  • ゲストとの歓談が始まる中盤
  • ケーキ入刀の後のフォトタイム

ゲストがリラックスしている時間帯に行うことで、写真撮影や会話も自然に盛り上がります。

 

テーブルラウンドを行うメリット

テーブルラウンドの一番の魅力は、ゲストと近い距離で会話を楽しむ時間が過ごせることです。
披露宴の間に、一人ひとりへ直接「ありがとう」を伝えることができます。

また、盛り上がる演出を加えれば場の雰囲気が一気に華やぎ、写真にも思い出にも残るシーンになるでしょう。
さらに、全員と触れ合えることで会場全体の一体感が生まれ、「参加してよかった」と感じてもらえる温かい披露宴になります。

 

テーブルラウンドを行うデメリット

テーブルラウンドを行う場合は、時間配分に注意が必要です。
全てのテーブルを回るため、ゲスト人数や演出内容によっては予定より時間がかかることもあります。
進行が押してしまうと、歓談やデザートタイムが短くなってしまうかもしれません。

当日はスタッフが誘導してくれますが、久しぶりに会うゲストとは話しが弾みがち。
新郎新婦も進行表を把握しておき、時間を意識して進めると安心です。

 

テーブルラウンドを盛り上げる演出アイデア

画像:テーブルのキャンドルが輝いている

テーブルラウンドはただ挨拶をして回るだけでなく、演出を加えることでぐっと印象的な時間にできます。
華やかで写真映えするものからゲストが一緒に楽しめる参加型まで、アレンジはさまざま。
ここでは、披露宴を盛り上げる人気の演出アイデアを紹介します。

 

1.キャンドルサービス

画像:キャンドルサービスの様子

定番人気のキャンドルサービスは、幻想的な雰囲気を演出できるロマンチックなテーブルラウンド
ゲストテーブルのキャンドルに新郎新婦が火を灯し、最後にメインキャンドルへ点火すると会場全体が温かな光に包まれます。

火を灯すと花火のように光るスパークキャンドルを使えば、よりサプライズ感のある演出になるでしょう。
新郎新婦からゲストへ灯をつなぐキャンドルリレーにすると、会場が一体となる感動的なシーンが生まれます。

 

2.ルミファンタジア

画像:青白く輝くグラス

2種類の液体を混ぜると、グラスの中が幻想的に輝くルミファンタジア。
新郎新婦が一緒に注ぐことで、別々の家庭で育ったふたりが家族になることを象徴しています。

暗転した会場に光が浮かび上がる瞬間は、思わず歓声が上がるほどドラマチック。
ゲストテーブルを回った後にメイン演出を行えば、より印象的な瞬間を演出できます。
火を使わないため安全性が高く、小さなお子さまゲストがいる披露宴でも安心して取り入れられるのも魅力です。

 

3.フォトラウンド

画像:フォトプロップスが置かれたウェルカムスペース

フォトラウンドは、各テーブルを回ってゲストと一緒に写真を撮る定番ながらも人気の演出。
写真撮影をしながら自然に会話が生まれるため、緊張をほぐしつつゲストとの距離をぐっと縮めることができます。

フォトプロップスを用意しておけば、テーブル装飾としても華やかさが増し写真映えもばっちりです。
撮影した写真を後日アルバムやムービーにまとめれば、ゲストとの絆を感じられる素敵な記念になるでしょう。

 

4.ポーズカードを用意する

画像:ポーズを取る新郎新婦

フォトラウンドに遊び心を加えたいなら、ポーズカードを使った演出がおすすめです。

ポーズカードとは「全員でピース」「新郎新婦を囲んでハートを作る」など、撮影ポーズが書かれたカードのこと。

新郎新婦や司会者がランダムにカードを引くスタイルにすれば、何が出るか分からないワクワク感で会場が盛り上がります。

写真のバリエーションも豊かになり、思い出に残るフォトタイムを演出できるでしょう。

 

5.ビールサーブ

画像:ビールサーバーを背負った新郎

ビールサーブは、新郎がビールサーバーを背負ってテーブルを回るカジュアルな演出です。
ゲストにビールを注ぎながら会話を楽しめるため、アットホームな雰囲気を演出したいカップルにぴったり

おつまみを配ったり新婦がソフトドリンクを注いだりするなど、ゲストに合わせたアレンジも可能です。
野球のユニフォームやテーマに合わせた衣装で行えば、より印象的でユニークな演出になりますよ。

詳しくはこちらの記事をチェック。

『結婚式のビールサーブって? 演出のコツと盛り上げ方』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/16432/
 

6.サングリアラウンド

画像:サングリアセレモニーを行う新郎新婦

テーブルラウンドでゲストにフルーツを入れてもらったガラスボトルに、ふたりがアルコールを注いでサングリアを作る演出。

フルーツの香りが漂い、見た目にも華やかでおしゃれな雰囲気を楽しめます。
完成したサングリアをその場で振る舞ってもいいですし、二次会でお披露目するのもおすすめです。

ワインの代わりに炭酸水やジュースを使ってフルーツポンチにすれば、アルコールが苦手なゲストや子どもも楽しめます。

 

7.バルーンスパーク

画像:小さなバルーンの入った風船

各テーブルに置かれた大きなバルーンを、新郎新婦がスティックで割る華やかな演出です。
中から小さなバルーンやリボンが舞い出る瞬間は、ゲストにとってもサプライズ感満載。
カラフルなバルーンを使えば写真にも映え、会場全体が一気に明るいムードに包まれるでしょう。

当たりの色を決めてキャッチしたゲストにプレゼントを贈る、ゲーム要素を加えるのもおすすめ。
笑顔や歓声が広がる楽しいテーブルラウンドになりますよ。

 

8.ミニケーキ入刀

画像:ケーキ入刀を行う新郎新婦

各テーブルに小さなケーキを用意し、ゲストと一緒にミニ入刀を行う演出です。
「一緒にお祝いしたい」という気持ちを形にでき、ゲストも特別感を味わえます。
ケーキを結婚式のテーマカラーやデザインに合わせてデコレーションすれば、全体の統一感もアップ。

テーブルごとに、ゲストにデコレーションしてもらう参加型の演出もおすすめです。
写真タイムとしても盛り上がり、フォトジェニックな瞬間を残せるでしょう。

 

9.ミニ鏡開き

画像:ミニ鏡開きを行う新郎新婦

和婚や和装での披露宴にぴったりなのが、ミニ鏡開きです。
各テーブルに小さな酒樽を置き、新郎新婦が「よいしょ!」の掛け声とともに木槌で開きます。
ゲストの歓声や拍手で会場が一体となり、縁起の良い雰囲気に包まれるのが魅力です。

樽の中身は日本酒に限らず、お菓子やプチギフトを入れるアレンジも可能
アルコールが苦手なゲストや子どもも楽しめる、サプライズ感のある演出になります。

 

10.プチギフトを配る

画像:プチギフトの入った籠を持つ新婦

新郎新婦が各テーブルを回りながら、ゲスト一人ひとりにプチギフトを手渡す演出です。
直接感謝の気持ちを伝えられるため、心温まる時間になります。
写真を撮ったり短い会話を交わしたりと、自然な交流が生まれるのも魅力です。

おしゃれなラッピングやメッセージカードを添えると、より印象的になります。
ゲストにとっても思い出に残る特別なひとときとなり、披露宴全体の雰囲気をさらに和やかにしてくれるでしょう。

 

テーブルラウンドを成功させるポイント

画像:拍手するゲスト

テーブルラウンドはゲストとの距離を縮め、披露宴をより温かく盛り上げてくれる大切な演出です。

しかし、「時間が足りなかった」「ゲストと十分交流できなかった」など、思うように楽しめないこともあるかもしれません。

ここではテーブルラウンドをスムーズに楽しむためのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ラウンドの時間をたっぷり取る

テーブルラウンドでは全テーブルを回るため、進行が押さないように余裕を持った時間配分が大切です。

演出を行う時間だけでなく、ゲストと会話したり写真を撮ったりする時間も含めて計画すると、慌ただしさがなく楽しめます。

「しっかり時間をかけたい」「一人ひとりとゆっくり会話したい」といった希望を、プランナーやスタッフに伝えておきましょう。

 

レイアウトに余裕を持たせる

会場のレイアウトでは、テーブル間の通路幅を十分に確保することが大切です。
通路が狭いと新郎新婦やゲストの移動がもたついて、演出が中断してしまうこともあります。

写真を撮るときも自由に動けず、披露宴全体の満足度が下がってしまうかもしれません。
特にフォトラウンドやビールサーブのような動きのある演出の場合は、十分な余裕があるか確認しましょう。

 

新郎新婦の役割を分担する

テーブルラウンドをスムーズに進行するためには、新郎新婦の役割を明確に分担しておくのもポイントです。

たとえばポーズカードを使う場合は、新郎が箱を持ち新婦が引くと流れがスムーズに。
プチギフトを配る場合は、新婦がかごを持ち新郎が渡す形も自然です。

事前に簡単なシミュレーションをしておくと、本番も慌てずに余裕を持って行動できますよ。

 

式場スタッフと連携する

テーブルラウンドを成功させるためには、式場スタッフとの連携が欠かせません。
スタッフはゲストの誘導や演出のタイミングなどをサポートし、スムーズな進行をフォローしてくれます。

事前に演出の流れや合図のタイミングを確認しておくと、本番も安心です。
進行が始まったらスタッフを信頼して任せ、自分たちはゲストとの時間を楽しむことに集中しましょう。

 

まとめ:テーブルラウンドでゲストと交流しよう

画像:キャンドルに火を灯す様子

テーブルラウンドはゲスト一人ひとりに感謝を伝え、笑顔を交わすことができる大切な時間です。
演出を取り入れることで会場全体が一体感に包まれ、思い出に残る披露宴になります。

この記事では、テーブルラウンドを行うタイミングや盛り上がる演出アイデア、成功のポイントを紹介してきました。

ふたりらしいアレンジを加えて、ゲストとの距離が近く温かな時間を共有できる結婚式を叶えましょう

 
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