結婚式の代わりに、婚礼衣裳を着て写真撮影を行うフォトウエディング。
結婚式を挙げないカップルが、フォトウエディングで両親や家族に晴れ姿を見せたいと考えるケースも少なくありません。
一方で「家族も一緒に撮影できるの?」「費用や準備はどうなるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、家族とフォトウエディングを行うメリット・デメリットについて解説します。
家族と撮影する際にかかる追加費用や家族の服装の選び方についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、家族と一緒にフォトウエディングを楽しむためのヒントが見つかるでしょう。
家族とフォトウエディングを行うメリット

フォトウエディングは新郎新婦ふたりだけで行うもの、というイメージを持つ方も少なくありません。
しかし、最近では家族と一緒に撮影するカップルも増えています。
ここでは、家族を招いてフォトウエディングを行う際のメリットを見ていきましょう。
家族写真を残せる
家族とフォトウエディングを行う一番のメリットは、結婚という人生の節目に家族写真を残せることです。
普段なかなか全員で写真を撮る機会がないと、改めて家族そろって写る一枚が貴重な思い出になります。
特に両親にとっては子どもの結婚を実感できる大切な記念となり、年月が経ってから見返したときの価値もより深まるでしょう。
親孝行になる
家族とフォトウエディングを行うことは、両親への親孝行にもつながります。
言葉では伝えきれない感謝の気持ちを形として残せる点も魅力です。
結婚式を挙げない場合でも、婚礼衣裳のふたりの姿を見ることで両親が安心するケースは少なくありません。
写真撮影という形でも成長した姿や新たな門出を見守ることができるのは、両親にとって大きな喜びとなるでしょう。
晴れ姿を見せることができる
フォトウエディングに家族を招くことで、新郎新婦の晴れ姿をその場で見てもらえるのも魅力です。
写真だけを後から渡すよりも、実際に婚礼衣裳を着た姿を見て撮影に立ち会うことで感動がより深まります。
撮影時に自然な笑顔や会話が生まれやすいのも、家族撮影ならでは。
結婚式を行わないカップルにとっては、家族に節目を実感してもらえる貴重な機会になるでしょう。
撮影後に食事会も開ける
家族とフォトウエディングを行う場合、撮影後に食事会を開くことも可能です。
堅苦しい披露宴ではなく、少人数でゆっくり食事を楽しむことで家族との時間を大切にできます。
会場選びや予算も比較的自由度が高く、無理のない形で開催できる点もメリットです。
撮影の余韻を共有しながら会話が弾み、思い出に残る一日になるでしょう。
家族とフォトウエディングを行うデメリット

家族と撮影するフォトウエディングには多くの魅力がありますが、事前に把握しておきたい注意点もあります。
後悔のない撮影にするためにも、デメリットや負担になりやすいポイントを理解したうえで検討しましょう。
二人きりの写真が少なくなる
家族と一緒に撮影することで自然と家族写真のカットが増え、二人きりで撮る時間が限られるかもしれません。
撮影時間やカット数に制限があるプランでは、希望のポーズやロケーションの写真を十分に残せないことも考えられるでしょう。
二人だけの写真も重視したい場合は、撮影配分やカット数を事前に相談しておくことが大切です。
日程調整が難しい
フォトウエディングに家族を招く場合、新郎新婦だけでなく家族全員の予定を合わせる必要があります。
仕事や学校、遠方に住んでいる家族の移動など、調整に時間がかかるケースも少なくありません。
特に土日祝は予約が埋まりやすく、候補日が限られてしまうことが多いです。
早めに希望日を出し、余裕をもってスケジュールを組みましょう。
費用が余分にかかる可能性がある
家族が参加することで、想定以上に費用がかかる可能性もあります。
撮影カット数の追加だけでなく、家族の衣裳や着付け、ヘアメイクなど、人数が増える分だけ費用も上がりやすくなります。
また、撮影後に食事会を行う場合は会場費や飲食代も必要です。
どんな撮影スタイルでどこまでのことをやりたいか優先順位を決めて、無理のない予算設定を心がけましょう。
年齢や事情による配慮が必要
家族の年齢や体調、事情に合わせた配慮も欠かせません。
長時間の撮影や屋外ロケーションの場合、体力的な負担になってしまうこともあります。
移動距離や撮影時間、休憩の有無などを事前に確認し、無理のない内容に調整することが大切です。
途中合流にしたり待機場所を用意したりといった工夫を取り入れ、家族全員が安心して参加できるよう配慮しましょう。
家族と撮影する場合にかかる追加料金

家族と一緒にフォトウエディングを行う場合、内容によっては追加料金が発生することがあります。
予算オーバーを防ぐためには、どの部分に費用がかかりやすいのかを把握しておくことも大切です。
ここでは、家族との撮影で想定しておきたい主な追加費用について見ていきましょう。
基本の撮影料金は変わらないことが多い
多くのスタジオでは、家族が一緒に写ることで基本の撮影料金が大きく変わることはありません。
新郎新婦を主役とした撮影プランの中で、家族写真を数カット追加する形が一般的です。
ただし、家族のみのカットを多く希望する場合や人数が多いケースでは、追加料金が発生することもあります。
事前に撮影可能なカット数や条件を確認しておくと安心でしょう。
着付け・ヘアメイク代
家族が和装やフォーマルな衣裳を着る場合、着付けやヘアメイク代が別途かかることがあります。
特に母親の留袖や訪問着などの着付けは、オプションで追加料金が発生するケースが多いです。
着付けとあわせてヘアメイクも依頼すると、全体の雰囲気に統一感が出やすく写真の仕上がりも整います。
撮影日まで間がないとスタッフを手配できないこともあるので、早めに検討するよう心がけましょう。
衣裳レンタル費用
フォトウエディングの撮影プランには、家族用の衣裳は含まれないことがほとんどです。
両親が留袖やモーニングを着る場合は、別途レンタル費用が発生します。
スタジオで家族の衣裳を用意してもらえる場合もありますが、外部レンタルを利用するケースも少なくありません。
直前の手配ではサイズや在庫が限られることもあるため、早めに確認して準備を進めることが大切です。
アルバム・データ代
家族用にアルバムを増刷する場合は、別途追加費用がかかることがあります。
家族が加わることで撮影カット数が増え、基本プランの範囲を超えてしまうケースも少なくありません。
全データ付きプランであれば安心ですが、カット数に上限がある場合は注意が必要です。
データ追加やアルバムのページ増量にかかる料金も含めて、事前に確認しておきましょう。
交通費
ロケーション撮影では、家族分の交通費が別途かかることがあります。
遠方の撮影地や現地集合が難しいケースでは、タクシーや送迎を手配することも少なくありません。
また、遠方から来る家族がいる場合は、交通費だけでなく宿泊費も想定しておくと安心です。
特に高齢の家族が参加するときは、移動の負担にも配慮した計画を立てるよう心がけましょう。
撮影時間の延長料金
家族撮影を含めることで、想定よりも撮影時間が延びるケースも少なくありません。
人数が増えることでポーズの調整や移動に時間がかかり、延長料金が発生することもあるでしょう。
特に高齢の家族や小さな子どもがいる場合は、撮影ペースがゆっくりになる傾向があります。
余裕をもった撮影枠を確保することで、当日の慌ただしさを防ぐだけでなく追加費用の発生を抑えることにもつながるでしょう。
フォトウエディングにおける家族の服装

家族とフォトウエディングを行う際は、家族の服装も写真の仕上がりを左右する大切なポイントです。
新郎新婦の衣裳や撮影場所の雰囲気に合わせて考えることで、写真全体に統一感が生まれます。
ここではフォーマルな衣裳とカジュアルな服装に分けて、家族の服装選びのポイントを見ていきましょう。
フォーマルな衣裳の場合
フォトウエディングに格式を持たせたい場合は、家族もフォーマル寄りの服装を選ぶのがおすすめです。
母親は留袖や訪問着、父親はモーニングやダークスーツを選ぶと、写真全体の格が自然と整います。
兄弟姉妹は落ち着いた色味のフォーマルスーツや上品なワンピースにすると、主役を引き立てつつ統一感が生まれるでしょう。
さらに両家で和装か洋装かをそろえておくと、よりバランスの取れた仕上がりになります。
カジュアルな服装の場合
ロケーション撮影やカジュアルなフォトウエディングでは、家族もセミフォーマルやきれいめな私服で参加するとよいでしょう。
ジャケットスタイルやシンプルなワンピースなど、ほどよくきちんと感のある服装を意識すると写真全体が上品にまとまります。
また、ビーチリゾートではアロハシャツやサンドレスを取り入れるなど、現地の雰囲気に合わせた服装選びもおすすめです。
カジュアルな服装でも、色味やテイストをそろえることで統一感のある雰囲気を演出できます。
まとめ:フォトウエディングを家族で楽しもう

本記事では、フォトウエディングで家族と写真を撮るメリット・デメリットについて解説してきました。
家族と行うフォトウエディングは結婚という節目を家族全員で共有でき、写真にも心にも残る時間を過ごせることが魅力です。
一方で日程調整や家族のレンタル衣裳、着付けやヘアメイクなど、事前に考えておきたいポイントもあります。
家族への感謝も伝えられるフォトウエディングで、ふたりらしさを大切にしながら温かい思い出を残しましょう。




