顔合わせは、両家の家族が初めて顔を合わせる大切な場。
だからこそ、相手に失礼のないよう、マナーを守った服装を選びたいですよね。
とはいえ、顔合わせにふさわしい服装は、開催場所や会食スタイルによってさまざま。
カジュアルすぎても浮いてしまうし、フォーマルすぎても堅苦しい印象になることもあります。
そこで今回は、元ウエディングプランナー監修のもと、顔合わせにぴったりの女性の服装マナーとコーディネートをご紹介!
食事会の雰囲気や、関係性に合わせた服装の選び方もわかりやすく解説していきます。
・おすすめのコーディネート
・服装を選ぶときに気をつけたいポイント
顔合わせにぴったりな服装を選んで、思い出に残る1日にしてくださいね。
顔合わせにふさわしい女性の服装マナー

顔合わせの服装は、場の雰囲気に合っていないと、浮いた印象になってしまうこともあります。
特に女性は、基本のマナーに加えて、華美になりすぎないことも大切な要素です。
ここでは、顔合わせで意識しておきたい女性の服装マナーを6つご紹介。
服装選びのポイントを抑えて、大切な日にふさわしい上品な装いを叶えましょう!
1.両家の服装の格を揃える
顔合わせでは、両家の服装の「格」を揃えることがとても大切です。
新郎家がフォーマルな服装なのに対し、新婦家がカジュアルな服装では、ちぐはぐな印象になってしまいますよね。
両家で統一感を出すためにも、事前に家族へ服装の雰囲気を伝えておくと安心です。
「女性はジャケットオフのワンピースで考えているよ」など、具体的に伝えておくとイメージが共有しやすくなりますよ。
2.開催場所や食事会の雰囲気に合わせる
顔合わせの服装は、開催場所や食事会の雰囲気に合わせることも大切。
格式あるホテルや料亭で行う場合は、訪問着やセレモニースーツなどのフォーマルな装いが最適です。
レストランで行う顔合わせには、かしこまりすぎないワンピーススタイルが会場に馴染みやすいでしょう。
ただし、ジーンズやスニーカーなどのラフすぎる服装はNG。
上品で清潔感のある装いで、開催場所の雰囲気にあった服装を意識してくださいね。
3.派手な色・柄の服装は避ける
顔合わせでは、男女問わず派手すぎる色や柄の服装は避けるのがマナー。
ビビッドカラーや蛍光色、大柄のデザインは華美な印象を与え、場の雰囲気を損ねてしまうことも。
ベージュやパステルカラーなどの柔らかい色や、シンプルで落ち着いたデザインを選び、会場になじむ服装を心がけましょう。
4.肌の露出を控える
顔合わせのようなフォーマルな場では、肌の露出が多い服装は避けるのが基本です。
ノースリーブやミニスカートなどは、カジュアルすぎたり華美な印象を与えてしまうため、控えるのがマナー。
品格や清潔感を保つためにも、露出を抑えた服装を選ぶことが大切です。
夏など暑い時期に顔合わせを行う場合は、薄手のストールなどを活用し、過ごしやすく上品な服装を心がけましょう。
5.ストッキングを着用する
顔合わせに限らず、フォーマルな場面では、ストッキングを着用するのが基本です。
素足はカジュアルな印象を与えてしまうため、ストッキングを着用し、足元の身だしなみも整えましょう。
色味は黒ではなく、ナチュラルなベージュ系が最適です。
また、ストッキングは季節を問わずきちんと感を保つための必須アイテム。
夏などの暑い時期はムレやすいので、過ごしやすい薄手タイプを選ぶと◎
6.季節感のある服装を選ぶ
服装を決める時は、季節感も意識しましょう。
春夏と秋冬では気温はもちろん、着こなしの工夫も異なるため、品を保ちつつ過ごしやすいものを選ぶことが大切です。
季節ごとに意識すべきポイントを押さえて、顔合わせに適した服装を選びましょう。
▼春夏
春夏の顔合わせなら、明るい色合いや軽やかな素材のものがおすすめ。
シースルーのワンピースやブラウスなど、涼しげで清潔感のあるスタイルがぴったりです。
ただし、肌の露出には注意しましょう。
ストッキングやストールなどを取り入れて、品のある装いを心がけてくださいね。
▼秋冬
秋冬は、落ち着いた色合いや暖かみのある素材が最適です。
品のあるカーディガンやニット素材のワンピースなど、体温調整もしやすい服装がおすすめ。
また、室内ではコートを脱ぐことも多いので、アウターなしでも上品に見えるスタイルを意識すると良いでしょう。
顔合わせにふさわしい女性の服装

ここからは、顔合わせにふさわしい女性の服装・スタイルについて詳しくご紹介していきます。
服装の特徴や最適な会場も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
和装
和装
は顔合わせの場において、最も格式高く華やかな服装です。
訪問着や色無地など上品で落ち着いた着物は、料亭やホテルでの顔合わせに最適でしょう。
和装にはかしこまった雰囲気があるため、両家が初めて顔を合わせる場としてしっかりけじめをつけたい時におすすめ。
ただ、着物の準備には時間がかかることが多いため、余裕をもって手配しておくと安心です。
フォーマルスタイル
セレモニースーツやワンピースなどのフォーマルな洋装
は、顔合わせの場にふさわしい女性の基本ともいえる服装です。
清潔感と上品さを兼ね備えたスタイルなので、ホテルや格式あるレストランなど、きちんとした会場に適しています。
ただ、あまりにシンプル過ぎると寂しい印象になってしまうことも。
パールのアクセサリーや華奢なネックレスなどを合わせて、華やかさをプラスするとよりおしゃれになりますよ。
3.セミフォーマルスタイル
セットアップやロングスカートなどのセミフォーマルな装いも、顔合わせに適した女性の服装です。
きちんと感を保ちつつ、柔らかい印象のある装いなので、カジュアルなレストランや和やかな個室和食店などにおすすめ。
ただし、カジュアルすぎるものは雰囲気を損ねてしまうので、注意しましょう。
セミフォーマルスタイルは顔合わせの場に合わせて、品のある服装を選ぶことが大切です。
【母親】顔合わせにふさわしい服装3スタイル

ここからは、顔合わせにふさわしい母親の服装について、具体的なコーディネートをご紹介していきます。
母親らしい「品格」「落ち着き」「柔らかさ」のある服装をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.訪問着
顔合わせで母親が訪問着を着用する場合は、控えめで落ち着きのあるデザインを選びましょう。
40代〜60代の女性なら、ペールトーンの訪問着がおすすめ。
淡いグレー、ベージュ、薄藤(淡い紫色)などを選んでおくと安心です。
顔合わせの席は、結婚式ほど華やかにする必要はないため、派手な柄は避けましょう。
母親らしく、品格と落ち着きを意識した着こなしを心がけると、場の雰囲気になじみやすくなりますよ。
また、訪問着を着用する場合は、父親と服装の格を合わせることも忘れずに。
ダークカラーのフォーマルなスーツを合わせるなど、バランスの取れた装いを心がけましょう。
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2.セレモニースーツ
顔合わせでセレモニースーツを着用する場合は、フォーマルな場にふさわしい色味と柄を選ぶことが大切です。
特に、クラシカルで知的な印象を与えるスカートタイプのスーツは、母親の服装に最適。
デザインはウエストに程よく絞りのあるシルエットや、膝下丈のスカートラインがおすすめです。
色味はベージュ、ネイビー、薄めのグレーなど落ち着いたトーンを選ぶと、上品さを演出できるでしょう。
また、千鳥柄や控えめなフレアデザインなどを取り入れると、フォーマル感を崩さずに女性らしい華やかさをプラスできます。
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3.ブラウス&スカート
カジュアルな顔合わせには、ブラウスとスカートを合わせた柔らかいスタイルがおすすめ。
フォーマルな場では「品格」や「落ち着き」が重視されますが、カジュアルな雰囲気には「柔らかさ」のある服装が馴染みます。
ベージュや白のフレアブラウスに膝下丈のスカートを合わせると、和やかな雰囲気が伝わり、相手家族にも好印象。
さらに、小ぶりなアクセサリーで華やかさをプラスすると、カジュアルさを保ちつつ上品な装いが叶いますよ。
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【姉・妹】顔合わせにふさわしい服装5スタイル

ここでは、顔合わせにふさわしい姉や妹の服装について、具体的なコーディネートをご紹介していきます。
姉や妹らしい「清楚」「親しみやすい」「華やかさ」のある服装をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.訪問着
姉や妹として出席する場合は、清楚で落ち着きのある色や柄の訪問着を選びましょう。
20〜30代の女性なら、淡いピンク・水色・薄緑などのペールトーンがおすすめで、顔合わせの場にも自然となじみます。
姉として出席する場合は、女性らしく落ち着いたデザインを。
妹として出席する場合は、上品さを保ちつつ、若々しさのあるデザインが最適です。
色味だけでなく、帯や小物でさりげない個性をプラスすれば、自分らしい着こなしが叶いますよ。
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2.セレモニーワンピース
フォーマルな顔合わせに洋装で出席する場合は、セレモニーワンピースがおすすめです。
姉や妹としては、新郎新婦や両親を引き立てる品のあるスタイルで、その場の雰囲気になじむことが大切です。
ワンピースはシンプルなデザインを選び、色味はベージュ・ネイビー・淡いグレーなど母親に合わせた落ち着いた色が◎
フレアスカートや華奢なアクセサリーを合わせれば、シンプルでも寂しい印象にならず、年齢に合ったスタイリングが叶います。
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3.きれいめワンピース&ジャケット
カジュアルな顔合わせに出席する場合は、レースワンピースにジャケットを合わせた清楚な装いがおすすめ。
ワンピースの上品さとジャケットの大人な雰囲気が、きちんと感を保ちながらも柔らかい雰囲気を演出してくれます。
アクセサリーで華やかさをプラスすれば、姉や妹として主張しすぎず、場を和ませる服装が叶いますよ。
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4.パンツスタイル
顔合わせでパンツスタイルを選ぶ場合は、きちんと感と上品さを意識しましょう。
テーパードパンツやワイドパンツなど、シルエットが整ったデザインを選ぶと◎
色はグレーなどの明るく落ち着いたトーンを選ぶと良いでしょう。
また、トップスはブラウスやジャケットなど、パンツに合わせて上品なデザインのものが最適です。
カジュアルになりすぎないよう、パールや細めのアクセサリーをプラスすると、バランスの良いスタイリングになります。
5.ニット&スカート
開催場所や食事会の雰囲気によっては、ニットとスカートの組み合わせもおすすめ。
ニットはタイトすぎず、程よくラインの見えるシルエットで薄手の素材を選ぶと、顔合わせにふさわしい装いに。
スカートは膝丈や膝下のフレアスカートで柔らかい印象を演出しつつ、きちんと感をプラスすると◎
色味はベージュやグレー、淡いパステルカラーなど、落ち着いたトーンを選ぶと顔合わせの場に馴染みやすいです。
顔合わせにふさわしいメイクや髪型

ここからは、顔合わせにふさわしいメイクや髪型についてご紹介していきます。
「清潔感」「上品さ」「控えめさ」を意識することが、第一印象を良くするポイントです。
派手すぎず地味すぎない、程よい華やかさを心がけましょう。
メイク
顔合わせのメイクは、“きちんと感”を意識したナチュラルメイクが基本です。
濃いアイメイクや真っ赤なリップは避け、肌なじみの良いベージュやコーラル系の色味を選ぶと好印象。
ベースメイクはツヤよりもセミマットに仕上げると、落ち着いた印象になります。
チークやリップは血色感をプラスする程度に抑え、自然で健康的な雰囲気を意識しましょう。
ヘアスタイル
顔合わせでは、清潔感のあるまとめ髪やナチュラルな巻き髪が定番。
ダウンスタイルにする場合は毛先を整え、顔まわりがすっきり見えるように意識しましょう。
ハーフアップや低めのシニヨンなどは、上品で親しみやすい印象を与えられます。
また、髪色は明るすぎるトーンを避け、自然なブラウン系がおすすめ。
ヘアオイルなどを使ってツヤ感をプラスすると、フォーマルさが増して好印象です。
ネイルや香水
指先も意外と見られているポイントなので、ネイルをしていくのはむしろOK
ただし、派手すぎるデザインや長いスカルプは避け、清潔感のあるシンプルなデザインを選びましょう。
肌なじみの良いベージュや淡いピンク、クリアカラーなどは、上品なおしゃれさを演出してくれます。
香水を使う場合は、強い香りは避けるのがマナー。
デパートなどのブランド香水は香りが強めなものが多いので、オーガニック香水など自然的な香りがおすすめです。
顔合わせの席は食事の場になるので、付けすぎはNG。
香水をつける場合は、軽めにナチュラルな香りを纏うようにしましょう。
顔合わせにあると便利な持ち物

ここからは、顔合わせの当日に「持っておくと安心」なアイテムをご紹介します。
服装やメイクだけでなく、細かな気配りも第一印象を左右するポイント。
いざという時に慌てないよう、事前にバッグの中身もチェックしておきましょう。
1.メイク直し
顔合わせには2〜3時間程度かかるケースも多いため、メイク直しができるようにしておくと安心です。
特に、食事の後はリップやファンデーションが崩れやすいので、リップ・パウダー・あぶらとり紙などを持っておくと◎
荷物が多すぎるとスマートではないので、持ち歩きのコスメは必要最小限に、バッグの中もすっきりまとめるのがポイントです。
2.予備のストッキング
移動中や着席時に引っかけてしまうこともあるので、予備のストッキングを持っておくと良いでしょう。
当日コンビニやドラッグストアでも購入できますが、時間に余裕を持つためにも、あらかじめ準備しておくのがおすすめ。
3.汗ふきシート
時期や開催場所によっては、汗拭きシートがあると安心です。
暑い夏の時期はもちろん、顔合わせの場は緊張しやすく、額や背中など汗をかきやすいもの。
顔合わせの前にサッと使える汗ふきシートがあると、清潔感を保つことができますよ。
また、無香料タイプや香りが控えめなものを選べば食事の席でも安心。
ハンカチやティッシュと一緒に持ち歩いておくと、身だしなみの印象がぐっと良くなります。
まとめ:顔合わせでは女性らしい上品な服装を選んで好印象に!

いかがでしたか?
今回は、顔合わせにふさわしい女性の服装マナーや、シーンや関係性に合ったコーディネートをご紹介していきました。
顔合わせにふさわしい女性の服装は、食事会の雰囲気や開催場所によって異なります。
「品格」「落ち着き」「柔らかさ」などを意識した、場の雰囲気にあった服装を心がけましょう。
顔合わせの主役は新郎新婦ですが、親族としてふさわしい服装を選びながら、ぜひ自分らしい装いを叶えてくださいね。
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