ウエディングドレスにもサイズがあり、体に合ったものを選んだ方が美しく着こなせます。
しかし、ドレスのサイズ選びは普段の洋服選びとは異なる点が多く、合うサイズが分からない方も多いです。
「ウエディングドレスのサイズって?」
「自分のサイズが何か知りたい」
「どうやって選べばいいの?」
本記事では、身長に合わせたサイズの目安や、自分にぴったりの一着を見つけるための選び方のポイントを解説します。
ドレスはデザインや素材によってフィット感が変わるので、サイズは目安にして最後は試着で決めてくださいね。
正しい知識を身につけて、運命のドレスを見つけましょう。
ウエディングドレスのサイズ選びの基本

ウエディングドレスのサイズは、号数と丈で表記されるのが一般的です。
まずはそれぞれのサイズの見方と、選び方の目安を解説していきます。
ウエディングドレスのサイズは号で表記される
国内のウエディングドレスは号数でサイズ表記するのが一般的で、7号、9号、11号といった奇数の数字で表記されます。
日本人の平均サイズは7号から11号あたりとされており、最も一般的なサイズは9号サイズです。
号数はバスト、ウエスト、ヒップの3つのサイズから決定されるので、自身のスリーサイズに合う号数を選ぶのがコツ。
9号の場合は90・68・96を基準にしています。
普段Sサイズの服を着ている華奢な体型の方や小柄な方は、5号や7号のウエディングドレスが合いやすいでしょう。
ただし、ブランドやデザインによっても実際のサイズ感は変わるため、必ず試着をして確認することが大切です。
ウエディングドレスの丈はアルファベットで表記される
ウエディングドレスのスカートの長さを決めるのは身長なので、サイズ表記には丈を表すアルファベットも使われます。
RとTが使用され、Rは身長155㎝、Tは身長160㎝を基準にデザインされたドレスという意味です。
しかし注意が必要なのは、花嫁が7㎝のヒールを履くことを想定しているという点。
当日履く予定のヒールの高さに合わせて丈感は選ぶべきでしょう。
また、歩きやすさを考慮してあえて短いスカート丈のドレスを選ぶプレ花嫁もいます。
身長でサイズを選ぶよりは、試着して動いてみてサイズを選ぶのがおすすめです。
インポートドレスのサイズ表記は日本と異なる
インポートドレスを検討する際、サイズ表記が日本と異なる点に注意しましょう。
例えば、アメリカのサイズは2、4のように偶数で表記され、ヨーロッパの方では36、38、40といった表記が用いられます。
その国の女性を基準に作られているわけですから、真ん中のサイズが日本の9号サイズに該当するとも限りません。
また、同じサイズ表記でもブランドやデザインによってフィット感が大きく変わることもよくあります。
海外製のドレスを選ぶ際は、必ず試着して自分の身体に合うかを確認することが失敗しないための鍵です。
ジャストサイズのドレスを見つけるためのコツ

自分にぴったりのウエディングドレスを見つけるためには、いくつかのポイントを抑える必要があります。
ドレスショップの店員に任せきりでも問題はありませんが、予め知っておくことでより運命の一着に近づけるでしょう。
以下も参考に理想のウエディングドレスを探してみてくださいね。
正確に自分のサイズを知る
ウエディングドレス選びの最初のステップは、自身の正確なサイズを知ることです。
バストトップ、アンダーバスト、ウエスト、ヒップなど、ドレスのシルエットを決定づける重要な箇所を測定します。
普段MサイズやLサイズを着ているからといって、9号や11号を選ぶという自己判断は避けましょう。
ウエディングドレスを着るときはブライダルインナーを着用しますので、サイズダウンすることも少なくありません。
たとえ13号や15号といったサイズであっても、正確な数値を知ることで自分に合うドレスが明確になります。
試着時に実際に動いてフィット感を確認する
ドレス選びは数字だけ見ていも決まりませんので、実際に試着してみることが大切です。
その際は、鏡の前で立つだけでなく椅子に座ってみたり、腕を上げてみたり、少し歩いてみて動きやすさを確認します。
特にロングトレーンのドレスや袖付きのデザインは、動きやすさが着心地に大きく影響するポイント。
披露宴では座っている時間も長いため、座ったときのシルエットやフィット感もチェックすることで、当日を快適に過ごせます。
ウエディングドレスは普段の服とは構造が違うため、いつもと違うサイズになることも多いです。
デザインの見せ方からサイズを選ぶこともあるので、目安に囚われないようにしましょう。
当日のヒールの高さに合わせてドレスを選ぶ
ウエディングドレスのスカート丈は、当日に履くヒールの高さを考慮して選ぶ必要があります。
試着の際には当日に履く予定のヒールか、同じ高さのヒールを合わせて試着してみてください。
ヒールの高さが変わるだけで、ドレス全体のバランスや見え方が大きく変わります。
最近ではスニーカーを合わせるラフなスタイルもあるため、どのような靴を履くかを事前に決めておきましょう。
バストトップをしっかり合わせる
自分のバストトップとドレスのバストトップの位置がずれていると、胸元が不自然に浮いてしまったり、窮屈に見えたりします。
ホールド感のほか、位置がしっかり合うかどうかもチェックポイントです。
胸元に刺繍やコサージュなどの装飾があるデザインの場合、位置がずれると全体のバランスも崩れてしまいます。
ドレスを着た状態で少し動いてみて、時間が経ってもフィット感が変わらないかどうかもチェックポイントの一つです。
ウエストの位置とドレスのウエストを合わせる
ドレスのウエストラインと自分の身体の一番くびれている部分が合っていないと、全体のバランスが悪くなる可能性があります。
ハイウエストやローウエストなど、ドレスのデザインによって最適な位置は異なるので試着で確認してみてください。
位置が身体と合っていないと不自然な仕上がりになってしまうので、しっかりチェックしましょう。
第三者に見てもらい、意見をもらうのもおすすめです。
脇や背中のお肉がはみ出さないサイズにする
ドレスのサイズが小さい場合や、体型に合っていないデザインを選ぶと、脇や背中のお肉がはみ出してしまうことがあります。
自分では気づきにくいですがゲストの視線が集まりやすい部分ですので、必ず三面鏡などでバックスタイルもチェックしましょう。
体重の増減でも影響を受けやすい部分なので、最終フィッティングの際にも再度確認すると安心です。
適切なサイズのドレスと補正下着を選ぶことで、すっきりとした後ろ姿を演出できます。
プラスサイズのプレ花嫁向けにドレスの選び方を解説した記事もあるので、参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/14425/
袖ぐりがきつくないか確認する
袖付きデザインのドレスやボレロを着用するタイプのドレスを選ぶ場合、アームホールのフィット感が重要です。
袖ぐりがきつすぎると腕の動きが制限され、指輪交換やケーキカットがしにくくなります。
試着時には腕を上げたり回したりしてみて、食い込みや圧迫感がないかを確認しましょう。
特にブーケトスを予定している場合は、思い切り上に腕を上げても大丈夫か確認してください。
適度なゆとりがありつつも、しっかりとフィットするサイズ感を選ぶことが大切です。
ヒップラインに不自然なシワがないものを選ぶ
マーメイドラインなどボディラインを強調するデザインのドレスの場合は、不自然なシワができていないか確認しましょう。
特にウエストやヒップ周りの横ジワは、サイズが小さすぎて生地が引っ張られているサインです。
体に沿って滑らかな曲線を描いているか鏡でしっかりチェックして、自分を最も美しく見せる一着を選びましょう。
マーメイドラインのウエディングドレスについて解説した記事も併せて参考にしてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/10101/
体型をカバーしてスタイルアップできるドレスライン

ウエディングドレス選びでは、体型の悩みをカバーし、スタイルをより良く見せてくれるかどうかも重要なポイント。
まずは自分の体型を最も美しく見せることができるラインを知りましょう。
ここでは、人気のドレスラインと解決しやすい代表的なお悩みを紹介します。
体型のコンプレックスを隠したいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
Aライン|下半身を自然にカバー
Aラインのドレスは、アルファベットのAのようにウエストから裾に向かって直線的に広がるシルエットが特徴のドレスです。
上半身はコンパクトにフィットするため、全体的にすっきりと上品な印象を与えます。
体型を選ばずに似合いやすい王道のシルエットで、クラシカルからスタイリッシュまで幅広いデザインの豊富さも魅力の一つです。
縦のラインを強調するので、お尻や太ももといった下半身のラインをカバーしながら身長を高く見せる効果が期待できます。
プリンセスライン|ウエストを細く見せる
ウエストのくびれを強調し、細く見せたい方にはプリンセスラインがおすすめです。
このデザインは、キュッと絞られたウエストから、スカートが大きく広がるのが特徴。
ボリュームのあるスカートとの対比効果で、ウエストラインが際立ちメリハリのあるシルエットを生み出します。
おとぎ話のお姫様のような華やかさと愛らしさを演出し、広いチャペルや披露宴会場にも映える主役級の存在感を放てるでしょう。
マーメイドライン|身長を高く見せる
マーメイドラインは、上半身から膝のあたりまでフィットし裾が人魚の尾ひれのように広がるドレスです。
身体の縦のラインが強調されるため、身長を高く、スタイルを良く見せる効果があります。
曲線的なシルエットが女性らしさを引き立て、エレガントで洗練された大人の雰囲気にしたい場合にぴったりです。
マーメイドドレスを着こなすにはメリハリのあるボディラインが求められるため、高身長の方やグラマラスな体型の方に似合います。
エンパイアライン|お腹周りが目立たない
エンパイアラインは、胸のすぐ下に切り替えがあり、そこからスカートがすとんと直線的に落ちるシルエットのドレスです。
ウエストを締め付けないデザインのため、お腹周りを優しくカバーし、リラックスした着心地で着ることができます。
ナチュラルな雰囲気なので、ガーデンやレストランなど和やかでアットホームな結婚式のスタイルと相性が良いです。
マタニティウエディングのドレスとしても人気があります。
スレンダーライン|すっきり着こなせる
スレンダーラインは、スカート部分に広がりが少なくボディラインに沿った細身のシルエットが特徴のドレスです。
全体的にボリュームを抑えたデザインなので、小柄な方でもすっきりとスタイリッシュに着こなすことができます。
縦のラインが強調されるため身長を高く見せる効果もあり、スタイルアップに繋がるでしょう。
シンプルで洗練された印象を与えるため、モダンで大人っぽい雰囲気を好む花嫁におすすめです。
ウエディングドレスのサイズについてよくある質問

ウエディングドレスを選ぶときによくある質問とその回答をまとめました。
ドレス選びの参考にしてみてくださいね。
Q.着たいドレスに合うサイズがないときはどうすればいい?
A.まずはショップのスタッフに相談しましょう。
ドレスショップに置けるドレスの数には限りがあるため、店舗にはなくてもバックヤードにはあることも。
心配な場合は事前にサイズを伝えて、対応サイズを多めに取り寄せてもらうなどしましょう。
また、同じブランドでサイズオーダーに対応している場合や、サイズ展開が豊富な似たドレスを提案してもらえる可能性もあります。
ドレスによってはサイズ調整が可能な場合もあるので、まずは専門家にアドバイスを求めてください。
Q.レンタルドレスでもサイズ補正できるの?
A.多くのドレスショップでは、レンタルドレスでもある程度のサイズ補正に対応しています。
一般的には、ドレスを直接裁断するのではなく、内側に布を詰めたり足したりといった方法で調整を行います。
また、背中が編み上げになっているデザインは、紐の締め具合で体型に合わせることが可能です。
ただし、補正できる範囲や追加料金の有無はショップやドレスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
Q.試着から結婚式当日までに体型が変わったらどうなる?
A.挙式の1〜2週間前頃に最終フィッティングを行うので、心配しすぎることはありません。
多くのドレスショップでは本番直前に最終フィッティングを行い、そのときの体型に合わせてサイズを調整します。
結婚準備の忙しさやダイエットにより、試着時から体型が変化することは十分にあり得ることですが、問題ありません。
もし大幅に体型が変わりサイズ変更が必要になった場合でも、まずはショップに連絡することで対応できる可能性があります。
レンタルドレスは編み上げなどで微調整できるものがほとんどですので、着られなくなる心配はしなくても大丈夫です。
まとめ:ぴったりフィットするサイズのウエディングドレスを選ぼう

ウエディングドレスのサイズ選びについて元ウエディングプランナーが解説しました。
ドレスのサイズは普段の洋服とは異なるため、自己判断で選ぶの難しいです。
最も重要なのは、号数や身長を目安にしつつも、最終的には試着して身体にフィットするか確認すること。
座ったり歩いたりして動きやすさを確かめ、後悔しないドレス選びにしましょう。
サイズについての悩みはぜひドレスショップに相談してみてくださいね。
理想の一着が見つかることを祈っています。
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