結婚式の前撮りを予定している日に、雨が降ったらどうしようと心配になりますよね。
特に屋外でのロケーション撮影を予定している場合は不安が大きくなりがち。
「雨で思った通りの写真が撮れないのでは?」
「ロケーションを変えたほうが良いのかな?」
「雨でも素敵な前撮りができる方法が知りたい」
本記事では、前撮りが悪天候になってしまった時の具体的な対応策や天候を活かす撮影のコツをわかりやすく解説します。
曇りや雨の日でも工夫しながら撮影できる方法を知り、雨だからこそ撮れる特別な1枚を狙ってみても。
悪天候でも柔軟に対応して、おふたりにとって最適な前撮り方法を見つけましょう。
撮影日が悪天候だった場合の対応

前撮り当日に天気が崩れてしまっても、柔軟にプランを調整すればスムーズに撮影できるケースは多くあります。
ここでは、実際に現場でよく選ばれる4つの選択肢を紹介しますので、状況に応じた最適な判断ができるよう整理しましょう。
室内やスタジオでの撮影に切り替える
天候の影響を受けずに撮影できるスタジオや屋内スペースに切り替えるのは、雨天時の前撮りでしばしばあること。
急な雨でも安心して撮影できる心強い選択肢です。
室内スタジオでは照明や背景を細かく調整できるため、写真の明るさや雰囲気を自由に作り込みやすいのも魅力。
衣裳やヘアメイク、撮影条件が崩れにくいことから、安定したクオリティを求めるカップルに向いています。
撮影を延期にする
天候に強いこだわりがあるカップルにとって、理想のロケーションで撮るために撮影自体を延期する判断は大切な選択肢の1つです。
晴れた青空や光の下で撮影したい場合には、日程を見直すことで納得のいく仕上がりを目指せるでしょう。
ただし、追加料金が発生したり、カメラマンやヘアメイクのスケジュール調整が必要なため、必ず事前に確認を行ってください。
撮影時間を変更する
一時的に雨が降る予報の時には、撮影時間をずらすことで屋外撮影を続けられる可能性もあります。
例えば午前に予定していた前撮りが雨になってしまっても、午後から天気が回復してくるなら、撮影時間を午後に変更しましょう。
または夕方から雨予報の場合には、撮影スケジュールを早めたりすることも。
撮影日を1日中確保できたり、スケジュールを自由に調整できたりする場合は、状況を見ながら柔軟に判断するのがおすすめ。
そのまま撮影する
小雨程度であれば予定通りそのまま撮影をすると、雨の日ならではの美しい表情を引き出せることも。
傘を使ったカットや、濡れた地面の反射光を取り入れた構図は、自然の状況を活かしたロマンチックな写真に仕上がります。
日程をずらせない場合は、雨でも無理のない範囲で前向きに撮影しましょう。
雨天撮影のメリット

雨の日の撮影はネガティブに捉えられがちですが、実は晴れの日には得られない魅力がたくさんあります。
ここでは、雨天だからこそ生まれる独特の質感や、撮影環境の変化によって得られる利点を3つ紹介しました。
天候が思わぬ演出となり、特別な1枚につながることがあるでしょう。
幻想的な写真が撮れる
細かな雨粒が光を散らし、背景に柔らかな輝きが生まれることで、幻想的で雰囲気のある写真に仕上がります。
濡れた地面に映り込む反射も奥行きをつくり、映画のワンシーンのような世界観が生まれるのが魅力。
独特の空気感を写真に残したいカップルにとって、雨の日はむしろプラスの条件になることもあります。
背景に人が写りにくい
雨の日は観光地や公園が空きやすく、人の往来が少ない状態で撮影できます。
人の写り込みの心配が少ないことで余計な修正や待ち時間が減り、スムーズに撮影できるのがメリット。
街中など人が多いロケーションでの撮影を予定しているカップルにとって、雨天は撮影に集中しやすい環境を作ってくれるでしょう。
虹が撮れるかもしれない
雨上がりの前撮りは、運よくタイミングが合えば虹と一緒に撮影できます。
虹を背景にした写真は非日常感のある美しい記念になりますが、条件が揃わないと撮影できない特別なもの。
天候の変化を見ながら進めると、思いがけない奇跡のショットが狙えるかもしれません。
雨天撮影のデメリット

魅力がある一方で、雨の日には準備や注意が必要なポイントもあります。
ここからは雨天撮影で特に起こりやすい問題を3つ取り上げ、事前に備えておくと安心な対策も併せてご紹介。
デメリットを理解しておくと、悪天候時の不安を減らしスムーズに撮影できるでしょう。
ヘアメイクが崩れやすくなる
湿気が多い日は髪が広がったりカールが取れたりしやすく、メイクもヨレやすくなるのがデメリットです。
防水タイプのコスメやヘアスプレーを使えば崩れを抑えられ、撮影中も安心して動けます。
ヘアメイクさんに必要に応じて微調整してもらえる環境を整えておくと安心。
衣裳がダメージを受ける
雨に濡れることでドレスやタキシードの裾が汚れやすく、生地が重くなったりシワが残ったりする可能性があります。
レンタル衣裳の場合は、特に取扱いに細心の注意が必要!
ドレスの裾汚れを防止する敷物やタオル、歩きやすい靴を準備して、衣裳を守りながら撮影しましょう。
撮影後にクリーニングが必要になる場合もあるため、事前に注意点を確認しておくと負担が減ります。
気温が下がる
天候が崩れると気温も下がりやすく、肌寒さから表情が硬くなったり体調を崩したりする恐れがあります。
羽織ものやカイロなどを持参して、休憩中に体を温めながら無理なく撮影を進めましょう。
体調管理を意識しながら進めることで、自然で柔らかな表情を引き出しやすくなります。
天候を活かした撮影のコツ

雨や曇りの日はネガティブに感じられがちですが、実は工夫次第で魅力的な雰囲気を演出できる絶好のチャンス。
悪天候の日でも素敵な前撮り写真を残すために、天気を味方にしたアイデアや小物づかいを10個紹介します。
取り入れやすい工夫ばかりなので、前向きに楽しみながら撮影の幅を広げてみてくださいね。
お揃いの傘を使って撮影する
同じデザインの傘を持つだけで写真に統一感が生まれ、並んだ姿がより仲良く見えるポイントになります。
色を合わせれば雰囲気づくりがしやすく、写真のテーマに統一感が出てロマンチックな印象に。
傘を小道具として扱うことで、自然な動きや距離感も生まれ、柔らかなショットが撮影できます。
ビニール傘にメッセージを書いて使う
透明なビニール傘は光を通しやすく、雨の日でも明るい雰囲気の写真が撮りやすい便利アイテムです。
ビニール傘にお二人のイニシャルや「JUST MARRIED」などのメッセージを書けば、オリジナルの撮影小物に。
手作り感のあるワンポイントを入れると、より心に残る個性的な前撮りを演出できるでしょう。
雨粒を活かして煌めく空間を撮る
雨粒がライトに反射すると、キラキラと輝く幻想的な空間が広がり、ドラマチックな写真が撮れます。
背景をぼかして雨粒にピントを合わせたり、反対に雨粒をぼかしたりとさまざまな表現ができるのが魅力。
カメラマンと相談しながら光の向きを調整すると、より立体的で印象深いショットに仕上がるでしょう。
水たまりを利用する
水たまりに映り込む姿を活用すると、まるで鏡のようなリフレクション写真が撮れ、アート性が高まります。
足元だけのカットや上下反転構図など、バリエーション豊かな表現が可能になる点も面白さのひとつ。
雨ならではの表現として、水たまりを使った遊び心のある写真が撮れるでしょう。
曇り空でアンニュイな雰囲気にする
曇りの日は光が柔らかく広がり、陰影がマイルドになるため、落ち着いたアンニュイな雰囲気を演出できます。
カラフルで明るくハッピーな晴れの日の写真と対比して、曇り空での撮影はどこか神秘的で独特な雰囲気を醸しだすことも。
派手すぎないトーンで撮れるため、しっとりと落ち着いたふたりの表情や距離感を丁寧に映し出す1枚にも挑戦してみてください。
てるてる坊主を作る
てるてる坊主を小物として撮影に取り入れると、可愛らしいショットが撮れます。
事前にふたりで作れば、撮影日までの時間も思い出として残せる点もおすすめ。
雨の日でも前向きに楽しむ姿が伝わるため、見返したときに思わず笑顔になれる愛らしいカットになるでしょう。
レインブーツを履く
レインブーツを撮影に取り入れると、雨の日の不便さを解消しつつ、おしゃれで実用的な雰囲気が楽しめます。
ドレスとのギャップも可愛らしく、個性を出したいときにもぴったりのアイテム。
足元が濡れにくいため移動がスムーズになり、ロケーション撮影のストレスも軽減できます。
ガーランドライトで光を加える
雨の日は光量が不足しがちですが、ガーランドライトを使えば温かみのある表情を作れます。
暗めの背景に光が浮かぶと奥行きが生まれ、まるで物語のワンシーンのような温かな写真に仕上がるのも魅力。
天候に左右されないように光を上手く操ることが、素敵な写真にするポイントです。
屋根のある場所を活かす
アーケードや東屋など、屋根のあるスポットを活用すれば、雨を避けつつロケーションの雰囲気を楽しめます。
屋根越しに雨粒を入れたり、軒下から空を見上げるしぐさをしてみたりと、悪天候ならではの表現が広がるのも嬉しいポイント。
屋根がある場所なら急な雨でも安心して時間を過ごせます。
シルエット撮影をする
雨の日は全体的に暗めの写真になるのを逆手にとれば、シルエット写真がより引き立ちます。
曇りや雨での暗めの環境を活かし、新郎新婦様があえて暗い位置に立つことで、背後から差し込む光との明暗差が際立つでしょう。
輪郭がくっきり浮かび上がると、静かな中にも存在感のある仕上がりになります。
まとめ:天気が悪くても撮影を楽しもう

雨や曇りの日の前撮りは不安が多い一方で、工夫次第で晴れの日には叶わない魅力的な写真を残せるチャンスにもなります。
本記事では、結婚式の前撮りが悪天候になった際にも慌てず判断できるように、室内撮影や延期などの選択肢をご紹介しました。
悪天候の前撮りで注意するポイントや雨天特有の光や雰囲気を活かした撮影アイデアも併せてご紹介。
天気が悪くても、アイデア次第で前向きに撮影を楽しんでください。




