家族婚や少人数の結婚式におすすめの感動演出21選

家族婚や少人数婚は、ゲストの数が限られているからこそ、一人ひとりとの時間を大切にできるのが魅力。

一方で、ゲストが少ないと寂しい雰囲気になったり地味になったりしないか不安になる方も多いでしょう。

しかし少人数だからこそ叶う、あたたかくて感動的な演出はたくさんあります。

大人数の披露宴では味わえない、特別で心に残るひとときを過ごしてみませんか。

本記事では、少人数婚や家族婚におすすめな演出15選を元ウエディングプランナーがご紹介。

アットホームな雰囲気の中ゲストと絆が深まる時間を過ごし、一生の思い出に残る一日にしてくださいね。

少人数婚だからできるおすすめ演出6選

親族や親しい友人だけを招いて行う少人数婚では、距離感の近さとゆったりとゲストと交流できるのが特徴です。
人数が少ない分、一人ひとりとの時間を確保できるメリットを活かした演出を考えたいところ。
少人数婚ならではの“あたたかさ”や“特別感”を感じてもらえるおすすめの演出を5つご紹介します。

1.ゲストに個別のメッセージを用意する

披露宴の席札やカードなどに、ゲスト一人ひとりへの手書きのメッセージを用意する演出です。
感謝の気持ちだけでなく、これまでの思い出や感謝のエピソードを添えることで、心に残るおもてなしに。
少人数婚だからこそ、準備にもじっくりと1人ずつに時間をかけられるでしょう。

2.高砂席を用意しない

一般的な披露宴のように新郎新婦様の「高砂席」をあえて設けず、ゲストと同じテーブルで過ごすのは少人数婚ならではの演出。
長いテーブルの中央に新郎新婦様が座り、両隣からゲストが着席するスタイルが人気です。

親しい人たちと同じ目線、近い距離感で一緒に食事を楽しめるため、自然と会話も弾むでしょう。
「主役とあまり話せなかった」という寂しさもなく、まるで家族の食卓のようなリラックスした空間に。

3.全員から一言もらう

ゲスト全員から順番にメッセージや思い出話を話してもらう一言スピーチは、少人数だからこそできる演出です。
お祝いの言葉や笑いのあるエピソードをゲスト一人ひとりから直接いただいて、会場が温かい空気に包まれるひとときに。

人生の節目に親しい方々からもらう言葉は大きな宝物になるでしょう。
形には残らないものなので、ビデオ撮影して記録に残すのもおすすめです。

4.ゲストと一緒にお料理を楽しむ

少人数の結婚式では、ゲストと一緒にお料理を楽しみ、体験を共有する時間をつくることもできます。
シェフからのお料理の説明や目の前で調理してくれるライブキッチンなど、お料理そのものを演出のひとつに。
大人数の披露宴ではさまざまな演出の合間に慌ただしく食べることになりがちなお料理を、ゆっくりと堪能しましょう。

5.フォトラウンド

新郎新婦様がゲストのテーブルを回り写真撮影をするフォトラウンドは、ゲストと交流しつつ写真も撮れる人気の演出。
少人数婚ではテーブル数が多くないため、ゆったり時間をかけて行えます。
わきあいあいと会話しながら撮影すれば、みんな自然体の笑顔を写真におさめることができるでしょう。

6.引出物を個別に用意する

少人数婚では参加人数が少ないからこそ、引出物をゲスト一人ひとりに合わせて個別に用意することもできます。
ゲストの好みに合わせた品物を選んだり、感謝のメッセージを添えたりすることでゲストは大変喜んでくれるでしょう。

大人数の披露宴では難しいですが、少人数であれば新郎新婦様の負担も少なくじっくりと品物選びに時間をかけられます。
ラッピングを工夫したり、手書きのメッセージカードを添えたりするのも特別感を演出する上で効果的です。

家族婚におすすめの演出6選

家族婚では家族への感謝を伝えたり、絆を深められるのが魅力です。
家族婚では、結婚式の主催者側として来賓をおもてなしする必要がないため、リラックスしてくつろげる時間を過ごせるでしょう。
気心が知れた家族だけだからこそ深い話もしやすく、普段伝えられない感謝の気持ちも素直に伝えられます。

1.家系図の入ったプロフィールブック

家族構成やルーツをたどれる家系図付きのプロフィールブックは、両家のつながりを感じられる家族婚ならではの演出。
普段なかなかたどることのない家系図を紐解き、家族の歴史を振り返る良い機会になるでしょう。
話のきっかけにもなり、両家の家族同士の距離も縮まります。

2.家族全員が写った写真でデコレーション

家族との思い出が詰まった写真を飾れば、会場全体がまるでアルバムのような演出に。
幼い頃に一緒に遊んだ写真や家族旅行やイベントでの1枚など、写真を元に自然と会話が生まれるでしょう。

写真に一言コメントを添えて展示すれば、より思い出が蘇ってきます。
新郎新婦様にとってもお互いに知らなかった新たな一面を知ることができるかもしれません。

3.フラワーガール・リングボーイ

花びらを撒いてバージンロードを清めてくれる「フラワーガール」や結婚指輪を届けてくれる「リングボーイ」も人気の演出。
子どもたちが活躍する場面を設けることで、和やかな雰囲気に包まれた式になります。

家族みんなでつくる結婚式として、子どもたちにとっても特別な思い出に。
微笑ましい瞬間に、自然と笑いと拍手が広がるでしょう。

4.新郎新婦からゲストを紹介する

新郎新婦様が一人ずつゲストを紹介し、お二人との続柄やどんな思い出があるかなどエピソードを交えてお話してみては。
主役から直接紹介されることで、ゲストにとっても特別感のある演出になります。
ゲスト同士もお互いの人柄が分かり、その後の会話のきっかけにもなるでしょう。

5.両親への感謝の手紙

花嫁の手紙は結婚式においては定番中の定番の演出ですが、家族婚では新郎新婦様それぞれがご両親へのお手紙を用意してみても◎。

大人数の披露宴では新郎様はゲストへの謝辞を述べることが多いですが、家族婚ではご両親へ向けてお手紙を書くのがおすすめです。
家族水入らずの時間だからこそ、素直に手紙に感謝の想いをしたためて、ご両親にプレゼントすると喜ばれるでしょう。

6.思い出の家庭料理やデザートをメニューに入れる

新郎新婦それぞれの思い出の家庭料理やデザートをメニューに取り入れることもおすすめ演出の1つ。
親御様がよく作ってくれた料理、幼い頃に好きだったデザートなどを再現してもらうことで、心温まるサプライズとなるでしょう。

地元の名産を使ったメニューにもできますし、洋食和食を問わず活用できるアイデアなので和婚にもおすすめです。
料理でのおもてなしに力を入れた会食にしたい場合にも参考にしてみてください。

アットホームな結婚式におすすめの演出9選

アットホームな結婚式にするには、ゲストとの距離を近く感じられる演出を取り入れることが大切。
堅苦しさをなくし、自然体で楽しめる工夫をすることで、笑顔と会話があふれるあたたかな空間になります。
ゲストに参加してもらえるアットホームな演出を5つご紹介します。

1.新郎新婦からケーキサーブ

新郎新婦がゲスト一人ひとりにケーキを配る「ケーキサーブ」は、ふれあいの時間が生まれる人気の演出。
ゲストの元まで新郎新婦様が足を運んで、近い距離で交流できるひとときを作れるでしょう。
ケーキサーブは宴の後半になるので、会場の空気も温まってきたタイミングで盛り上がる演出です。

2.ウエディングツリーやハートドロップスを行う

木のイラストに指印やメッセージを加えていく「ウエディングツリー」や「ハートドロップス」は、ゲスト全員の協力によって完成させる演出。
みんなで1つのものを創り上げると一体感が生まれる上、結婚式後は思い出として飾ることもできます。
ゲスト参加型で、見た目も華やかな演出です。

3.リングリレー

リボンに通した結婚指輪をゲスト全員の手で新郎新婦様の元へ届ける「リングリレー」もおすすめ。
少人数なら全員参加しても、短時間でスムーズに指輪を届けることができるでしょう。
ゲスト一人ひとりの祝福が込められた、温かなセレモニーです。

4.全員参加型のゲーム

新郎新婦様にまつわるクイズやビンゴなど、誰でも参加しやすいゲームを取り入れると盛り上がるでしょう。
他にもケーキの中に1つだけ当たりを仕掛けておいて当たりの方にはプレゼントなど、全員が参加できるゲームがおすすめ。
ゲストが新郎新婦様を見る側ではなく一緒に楽しむ側になれると、距離感もぐっと縮まりアットホームな雰囲気になるでしょう。

5.ドレスコードをカジュアルめに

少人数婚では、ゲストにもリラックスして過ごしてもらえるようカジュアルなドレスコードを取り入れるのもおすすめ。
「ジャケットは不要」や「コットン素材OK」など、具体的な案内があると分かりやすいでしょう。

他にも新郎新婦様が指定したテーマカラーをネクタイや靴下、ヘア小物などにワンポイントで取り入れてもらうなど。
会場に自然な一体感が生まれ、堅苦しくならずに和やかな雰囲気になります。

6.ゲストとの思い出が中心のプロフィールムービー

一般的にプロフィールムービーは、新郎新婦さまの思い出や写真を中心に構成されます。
しかし、ゲストとの思い出に焦点を当てた構成にすれば、よりアットホームな演出になるでしょう。

特定のゲストに偏りすぎないよう、できるだけ多くのゲストが登場するようにバランスを考えることが大切です。
プロフィールムービーにおすすめのBGMを紹介している記事もあるので、併せて参考にしてみてくださいね。

7.ピクニックやBBQスタイルの披露宴

アットホームな結婚式にぴったりなのが、ピクニックやBBQスタイルの披露宴。
型にはまらないカジュアルな雰囲気の中で、ゲストと一体となって楽しめる点が最大の魅力です。
青空の下、美味しい料理を囲みながら、普段なかなか話せないゲストともゆっくりと交流できる貴重な時間となります。

ただし、ゲストへの配慮を欠いてしまうとただの自己満足な演出になってしまうので注意しましょう。
屋根付きのスペースや室内会場を確保しておいたり、会場スタッフに調理を任せるビュッフェスタイルにするなど工夫が必要です。

8.新郎新婦が主体の余興を行う

結婚式の余興をゲストに頼むと、どうしてもそのゲストに負担をかけてしまいます。
そこでおすすめなのが、お二人が主体となって余興を行うこと。
歌やダンス、楽器演奏など新郎新婦さまの得意なことを披露する時間は、ゲストにとっても心温まる思い出となるでしょう。

進行や設備についてプランナーと相談しながら、準備を進めてみてください。
一部のゲストにしか分からない内輪ネタは避け、全員が楽しめる内容を心がけましょう。

9.ケーキデコレーション

シンプルなウエディングケーキを準備し、チョコレートペンやフルーツ、アラザンなどを用いて自由に飾り付けを楽しむ演出です。
ゲストと一緒に全員で協力して、世界に一つだけのオリジナルケーキを作り上げられる点が大きな魅力。
特に少人数の結婚式であれば、ゲスト全員が和気あいあいとデコレーションに参加しやすく、会話も弾むでしょう。

デコレーションの方向性やお手本があると、ゲストも参加しやすくなるのでおすすめです。
完成したケーキと写真撮影を楽しんだり、ゲスト一人ひとりに切り分けて配ったりすると、より心温まる時間になるでしょう。

少人数婚の演出を成功させるコツ

少人数婚ではゲストの人数が少ないからこそ、寄り添ったおもてなしやアットホームな雰囲気を創り出す工夫が求められます。
この項目では、少人数婚の演出を成功させるための具体的なポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

人数に合った結婚式場を選ぶ

少人数婚にする場合は広すぎない会場を選ぶことが非常に重要です。
広すぎる空間は寂しい印象を与えやすく、ゲストにとっても落ち着かない雰囲気になってしまう可能性があります。

少人数に特化した食事会の会場やガーデンなど屋外のスペースを活用することで、寂しさを感じさせない披露宴にできるでしょう。
会場の広さと参列人数が合致することで、一体感のある温かい結婚式を実現できます。

ゲスト全員が楽しめる演出にする

少人数婚での演出は内輪ネタにならないように注意が必要です。
片方の家族だけにしか分からない内容では、両家の親睦を深めることはできません。
全員が楽しめる内容にすることで、ゲストにも楽しい結婚式だったと思ってもらえます。

まとめ：アットホームな演出で温かな時間を過ごそう

少人数婚ならではのアットホームな演出で、ゲストとの距離を縮め温かなひとときを楽しみましょう。
心温まるアイデアを取り入れることで、自然と笑顔があふれる式になるはず。

本記事では、少人数婚や家族婚におすすめな演出をご紹介しました。
ゲスト1人ひとりとふれあえる時間を作る演出や、ゲストにも参加してもらい一体感の生まれる演出など全部で15種類。
家族や親しい友人との大切な時間を、さらに特別なものにするための演出をぜひ参考にしてみてください。