中学生や高校生が結婚式に招待されたら、何を着て参列すればよいか迷ってしまうかもしれません。
結婚式には、中高生でもマナーを守った装いで参列したいもの。
「中高生の参列は制服でもいいの?」
「制服で結婚式に出席する際に気を付けることは?」
「制服以外でも失礼のない服装で参列したい」
本記事では、中学生・高校生が結婚式に出席する際の服装マナーをわかりやすく解説。
中高生が制服で参列する際の注意点や、ドレスを着るときの選び方も紹介します。
10代でも服装マナーの基本をしっかり押さえておきましょう。
中学生・高校生の服装マナー
結婚式に招待された10代のゲストにも、年齢に応じたマナーが求められます。
中学生や高校生の服装マナーについて、まずは基本を押さえておきましょう。
結婚式は制服でOK
中学生・高校生にとっての正装は制服であり、学校の式典や行事などでも広く着用されています。
結婚式はフォーマルな場であるため、正装である制服で参列するのはまったく問題ありません。
制服は学生らしい清潔感やきちんと感があり、年齢にふさわしい服装といえるでしょう。
ただし、着崩しや乱れがあるとだらしない印象になるため注意が必要です。
ボタンをしっかり留め、シャツやスカートはアイロンをかけるなど、整った着こなしを意識してください。
服装のマナーは大人と同じ
学生であっても、結婚式では大人と同様に基本的な服装マナーを守ることが大切です。
肌の露出は抑え、フォーマルで上品な装いで参列するのが基本。
派手なヘアアクセサリーや大きなロゴ入りのカバン、カジュアルなスニーカーなどは避けましょう。
カラフルなインナーがはみ出したり、制服をアレンジした着こなしも控えるのがマナー。
「学生だから許されるだろう」と気を抜かず、フォーマルな場にふさわしい服装を心がけたいところです。
制服で結婚式に参列するときのポイント
制服で結婚式に出席する場合に、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
清潔感やきちんと感が大切になるため、日頃の制服とは着こなし方を変えましょう。
細かいところまで気を配ることで、より印象の良い装いに仕上がりますよ。
汚れやテカリが目立たないか
制服の襟元や袖口の汚れ、スカートやズボンの座り皺などに注意してください。
日常的に着ているからこそ、どうしても使用感が出てきてしまいます。
光が当たるとテカリが目立つこともあるので、事前のチェックは欠かせません。
アイロンやクリーニングを利用し、普段使いよりも式典にふさわしくなるような清潔感のある仕上がりに整えましょう。
靴は汚れていないか
足元は意外と見られる部分なので、靴の状態にも気を配りましょう。
スニーカーやブーツなどは避け、黒やネイビーなど落ち着いた色のローファーがおすすめ。
入学してから毎日使っている靴であれば、キズや擦れがないか確認しておくと安心です。
汚れが目立つ場合は磨いたり、結婚式を機に新調してもよいでしょう。
通学でローファーを使用しないのであれば、レンタルを利用するのも1つの手です。
スカート丈は短すぎないか
制服を着る際、スカート丈にも気をつけたいところ。
普段短めにしている場合は、本来の丈に戻して参加するのがベストです。
結婚式はフォーマルな場ですので、膝くらいの長さにしましょう。
式場では座る場面も多いため、丈が短いと不安に感じることもあります。
メイクはしなくてもOK
中学生や高校生であれば、無理にメイクをする必要はありません。
ナチュラルな素顔のままで十分に好印象です。
もしメイクをする場合も、眉を整えたりリップを塗るなど、軽めに抑えるのがポイント。
メイクよりも、髪をセットしたり表情を明るくするほうが、好感度は上がるでしょう。
パーティー用のカバンを用意する
制服で参列する際も、カバンは学校用ではなく小さめのフォーマルバッグが理想。
リュックサックやトートバッグはカジュアルに見えてしまうため、避けましょう。
黒やネイビー、ベージュ系のシンプルなデザインが好印象。
小さなクラッチバッグやハンドバッグがひとつあると、今後も使えて便利です。
ドレスで結婚式に参列するときのポイント
制服ではなく、ドレスを着て参列したい中高生もいらっしゃるでしょう。
ドレスで参列する場合も、大人と同じようにマナーを守ることが大切です。
ドレス選びのコツや注意点を押さえれば、安心して当日を迎えられるでしょう。
お呼ばれドレスの基本的なマナー
ドレスで参列する際の基本的なマナーは、以下になります。
- 露出を控える
- アニマル柄や毛皮を避ける
- 全身黒や全身白のコーディネートはNG
- カジュアルな素材や柄は控える
露出が多すぎるドレスやあまりにカジュアルなワンピースは、結婚式の場にはふさわしくないため避けるのがマナーです。
肩が大きく開いたデザインのドレスを着る場合には、ボレロやカーディガンを羽織りましょう。
スカート丈は膝が隠れる丈が理想です。
殺生を連想させるアニマル柄や毛皮、喪を連想させる全身黒色・花嫁様の衣裳とかぶってしまう全身白色のコーディネートはNG。
コットンやニットなどの素材や、ドット柄やカラフルな柄などカジュアルな印象になるものは避けましょう。
おすすめのレンタルドレス
中学生や高校生はドレスを着る機会はあまりないので、レンタルで用意するとよいでしょう。
成長期でサイズが変わりやすいので、必要な時に丁度良いサイズで用意できて便利。
年齢別におすすめのレンタルドレスを2着ずつご紹介します。
▼中学生におすすめ
襟つきのネイビーワンピースは、中学生のよそ行きの装いにぴったり。
ネイビー、グレー系はフォーマルな印象になり、安定感があるでしょう。
まだ少し幼さの残る中学生は可愛らしさを残しつつ、上品な印象のあるドレスがおすすめ。
パステルピンクの柔らかい印象のドレスは、レースとシャンタンの組み合わせが上品です。
裾に向けて広がるAラインのスカートは動きやすいのも魅力の1つ。
▼高校生におすすめ
大きな肩のリボンが可愛らしいブルーのドレス。
高校生であれば、大きめのリボンも年齢にふさわしく素敵に着こなせるでしょう。
トレンドやお洒落さを意識したくなるお年頃の高校生には、たっぷりのフリルがついたブラウスが個性を出してくれる1着。
ブラウス付きなので、肌の露出を気にせず羽織なしでコーディネートが決まります。
ヘアスタイルは簡単なものでもOK
凝ったヘアアレンジでなくても、きちんと整えられていれば問題ありません。
ハーフアップやポニーテールなど、自分でできるスタイルで十分。
髪の毛が広がっているとカジュアルに見えてしまうため、まとめておくのが正解です。
メイクはしなくてもOK
制服同様、ドレスを着た場合でもメイクは必須ではありません。
肌を整える程度のベースメイクと、ほんのり色づくリップだけでも好印象。
中高生らしさを大切にした、自然体の美しさを意識しましょう。
濃いメイクは年齢に合わず浮いてしまう可能性があるため、あくまでナチュラルに。
アクセサリーはしなくてもOK
結婚式だからといって、アクセサリーを必ずつける必要はありません。
何もつけなくても、清潔感があれば大丈夫です。
アクセサリーをつける場合は、小ぶりでシンプルなものをひとつだけ選ぶのが無難。
イヤリングやネックレスのデザインは控えめにし、華美にならないよう気をつけましょう。
まとめ:10代も身だしなみを整えて参列しよう
中学生や高校生が結婚式に参列する際は、制服でもドレスでもマナーを意識することが大切です。
派手すぎず清潔感のある服装を心がけ、細かい部分にも気を配りましょう。
本記事では、10代の学生が結婚式にお呼ばれした際の服装マナーについてご紹介しました。
制服なら着崩さず丁寧に着る、ドレスなら上品なデザインを選ぶなど、どちらの衣裳でもポイントを押さえれば大丈夫。
年齢に応じた結婚式にふさわしい装いで、身だしなみを整えて参列してくださいね。