エンゲージカバーセレモニーとは、結婚指輪の上に婚約指輪を重ねてはめる演出のこと。
身に付ける機会が少ない婚約指輪を結婚式でお披露目したい方にぴったりのセレモニーです。
最近注目を集めつつある演出ですが、「どんな意味があるの?」「どのタイミングで行うの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、エンゲージカバーセレモニーに込められた意味や魅力を詳しく解説します。
結婚式で取り入れるタイミングや準備のポイントも紹介するので、演出を検討している方はぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、ふたりらしいエンゲージカバーセレモニーで心に残る結婚式を叶えるヒントが見つかるでしょう。
エンゲージカバーセレモニーとは?

エンゲージカバーセレモニーとは、結婚式の中で新婦が身に付けた結婚指輪の上に婚約指輪を重ねてはめる演出のこと。
プロポーズとともに贈られた婚約指輪を結婚式であらためてお披露目できることから、近年注目を集めています。
ここでは、エンゲージカバーセレモニーに込められた意味や魅力、演出に必要なものを詳しく見ていきましょう。
込められた意味
エンゲージカバーセレモニーには「永遠の愛にふたをする」「変わらぬ愛で守り続ける」という意味が込められています。
結婚指輪の上に婚約指輪を重ねる所作は、ふたりの愛を守りこれから始まる夫婦の未来へとつなげていくことを象徴するものです。
指輪交換とは異なる演出のため、意味を知らないゲストも少なくありません。
司会者から一言説明を添えてもらうことで、より印象深いセレモニーになるでしょう。
エンゲージカバーセレモニーの魅力
エンゲージカバーセレモニーは、気負わず取り入れられる演出です。
大掛かりな準備がなくても、婚約指輪に込めた想いやふたりのストーリーを自然に伝えられます。
ここでは、セレモニーの魅力を具体的に見ていきましょう。
- 婚約指輪をお披露目できる
- 演出の1つにできる
- 準備が簡単
▼婚約指輪をお披露目できる
エンゲージカバーセレモニーの一番の魅力は、結婚指輪とともに婚約指輪を自然な流れで披露できること。
日常では着ける機会が少ない婚約指輪を、意味を添えてゲストにお披露目できます。
指輪交換の後に重ねて着けることで、プロポーズから結婚へと続くストーリーを表現できる点もポイント。
「せっかく用意した婚約指輪をきちんと見てもらいたい」という想いを叶えられる演出といえるでしょう。
▼演出の1つにできる
エンゲージカバーセレモニーは、指輪交換にひと工夫加えることで挙式や披露宴にオリジナリティを出せる点も魅力です。
流れや動作はシンプルなため、式全体の厳かな雰囲気を損なうことなく自然に取り入れられます。
人前式やアットホームなパーティなど進行の自由度が高いスタイルと相性がよく、さりげなく印象に残る演出としておすすめです。
▼準備が簡単
エンゲージカバーセレモニーは特別な道具や複雑な手順がなく、事前のリハーサルもほとんど必要ありません。
指輪交換の流れに自然に組み込めるため、当日の進行を大きく変えることなく取り入れられる点も魅力です。
準備に手間や時間をかけずに印象的な演出を取り入れたいカップルにとって、選びやすいセレモニーといえるでしょう。
エンゲージカバーセレモニーに必要なもの
エンゲージカバーセレモニーに必要なものは、婚約指輪とリングピローのみ。
それぞれのアイテムについて、準備のポイントもあわせて確認していきましょう。
▼婚約指輪
エンゲージカバーセレモニーの主役となるのが、プロポーズの際に送られた婚約指輪です。
結婚式当日は照明に照らされゲストの視線も集まりやすいため、事前にクリーニングしておくと指輪本来の輝きが引き立ちます。
また、結婚指輪の上に重ねて着ける演出なので、実際に重ね付けしてみて違和感がないか確認しておくと安心です。
▼リングピロー
リングピローも欠かせないアイテムですが、基本的には通常の指輪交換で使用するものと兼用でかまいません。
ただし、結婚指輪と婚約指輪の両方で使用するため、指輪を3つ置けるデザインを選んでおくことがポイントです。
写真にも残りやすいアイテムなので、式全体の雰囲気に合ったデザインを選ぶとセレモニーの統一感もより高まるでしょう。
エンゲージカバーセレモニーをやるタイミング

エンゲージカバーセレモニーは、行うタイミングによって印象が大きく変わります。
挙式の厳かな場で行うか披露宴や二次会でカジュアルに取り入れるかは、結婚式全体の雰囲気次第です。
ここでは代表的な4つのタイミングについて、それぞれの特徴を見ていきましょう。
挙式に取り入れる
挙式中に行うエンゲージカバーセレモニーは、最も王道で意味が伝わりやすい取り入れ方です。
指輪交換の流れの中で結婚指輪の上に婚約指輪を重ねるため、動作が自然で進行を妨げる心配もありません。
人前式はもちろん、教会式でも牧師や司式者に事前相談すれば対応してもらえるケースも多いです。
厳かな雰囲気の中で「永遠の愛を重ねる」象徴的なシーンとして、ゲストの記憶にも深く残るでしょう。
披露宴に取り入れる
披露宴で行うエンゲージカバーセレモニーは、ひとつの見せ場となる演出として取り入れたい場合におすすめです。
新郎新婦の入場後やケーキ入刀前など披露宴の前半で行うと、これから始まるパーティへの期待を高められます。
一方で披露宴の後半に取り入れると、パーティのクライマックスとして印象に残るシーンになるでしょう。
挙式中に比べて司会者が意味を丁寧に説明しやすいため、ゲストにもセレモニーの背景が伝わりやすいメリットもあります。
二次会で行う
二次会でのエンゲージカバーセレモニーは、カジュアルな雰囲気の中で行えるのが魅力です。
挙式や披露宴で婚約指輪を披露する機会がなくても、改めてゲストにお披露目する場にできます。
友人中心の二次会だからこそ堅苦しさがなく、写真撮影やコメントを交えながら和やかに進められる点もメリットでしょう。
フォーマルな演出は避けたいけれど、婚約指輪をきちんと披露したい方に向いた取り入れ方です。
1.5次会でやる
1.5次会でのエンゲージカバーセレモニーは、きちんと感とアットホームさの両方を大切にしたい方に向いています。
1.5次会は進行の自由度が高く、パーティ中に人前式を取り入れるケースも少なくありません。
指輪交換の流れに続けて自然に組み込めるため、演出としても取り入れやすいのが魅力です。
ゲストとの距離が近い会場が多く、セレモニーの意味や想いが伝わりやすい温かみのある演出になるでしょう。
エンゲージカバーセレモニーのやり方

次に一般的なエンゲージカバーセレモニーの流れを紹介するので、取り入れる際の参考にしてください。
1.結婚指輪を交換する
まずは通常の結婚式と同じように、新郎新婦がお互いに結婚指輪を交換します。
この時点ではエンゲージカバーセレモニーならではの特別な動作はなく、一般的な指輪交換と変わりません。
ゲストの視線が集まり緊張する瞬間ですが、慌てず丁寧に行うことが大切です。
当日の流れをイメージしながら事前に指輪の向きやはめ方を確認しておくと、安心して臨めるでしょう。
2.婚約指輪を用意する
結婚指輪の交換が終わったら、婚約指輪を新郎が手に取ります。
このタイミングで司会者や牧師からエンゲージカバーセレモニーの説明を添えると、演出の意図がより伝わるでしょう。
婚約指輪を選んだ理由やプロポーズのエピソードも紹介することで、セレモニーに物語性が生まれます。
ゲストも新郎新婦の想いに共感しながら、温かく見守ってくれるはずです。
3.結婚指輪の上から重ねる
新郎が手に取った婚約指輪を、新婦の左手薬指にはめられた結婚指輪の上に重ねます。
指輪を重ねる動作は「永遠の愛にふたをする」という象徴的な瞬間。
セレモニーの中でも特に印象に残りやすい見せ場なので、ゆっくりと丁寧な所作を心がけるのがポイントです。
写真や映像にも美しく残り、ゲストの記憶にも深く刻まれるでしょう。
4.完成した姿を披露する
婚約指輪を重ね付けしたら、新婦は左手をゲストに見せるようにそっと掲げます。
ふたりの愛が形になった瞬間を目にしたゲストから自然と拍手が起こることも多く、セレモニーの締めくくりにふさわしい場面です。
写真や映像にしっかり残すためにも、ゆったりとした間を取ることがポイント。
司会者から一言添えてもらうことで、演出の意味がより伝わり会場の一体感も高まるでしょう。
婚約指輪を披露するアイデア

エンゲージカバーセレモニー以外にも、婚約指輪をお披露目する方法はあります。
ここでは取り入れやすいアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
写真を飾る
婚約指輪の写真をウェルカムスペースや受付に飾る方法は、さりげなくお披露目できるアイデアです。
プロポーズのエピソードや指輪に込めた想いを添えると、ゲストも足を止めて見てくれやすくなります。
エンゲージカバーセレモニーを行わない場合や、指輪を身に着けるのが難しい場合でも取り入れやすいのが魅力です。
写真であれば指輪のデザインや輝きも伝えやすく、結婚式全体の世界観づくりにも役立つでしょう。
初めから2つ着けておく
結婚式当日に最初から婚約指輪と結婚指輪を重ね付けしておく方法も、婚約指輪を披露するひとつの選択肢です。
特別なセレモニーを設けなくても、挙式や披露宴を通して自然に婚約指輪を見てもらえます。
演出を増やしたくない方や、シンプルな進行を希望するカップルにおすすめです。
重ね付けした際のバランスや着け心地、ドレスや手元の動きとの相性も含めてチェックしておくとよいでしょう。
映像演出に取り入れる
オープニングムービーやプロフィールムービーに婚約指輪を登場させるのも、印象的にお披露目できる方法です。
プロポーズのシーンや指輪のクローズアップ映像を盛り込むことで、ストーリー性のある映像に仕上がります。
実際に身に着ける演出が難しい場合でも、映像なら自然に婚約指輪を紹介できるのがメリット。
ゲストの記憶にも残りやすく、結婚式全体の世界観を深める演出として取り入れやすいでしょう。
まとめ:エンゲージカバーセレモニーで婚約指輪もお披露目しよう

エンゲージカバーセレモニーは、婚約指輪を結婚式の中で自然に披露できる演出として注目されています。
特別な準備や手間がいらず、指輪交換の流れに組み込みやすい点も魅力です。
挙式はもちろん披露宴や1.5次会などにも柔軟に取り入れられるため、演出の選択肢を広げたいカップルにもおすすめ。
婚約指輪に込めた想いを大切にしながら、ふたりらしい形で結婚式に取り入れて心に残るセレモニーを叶えましょう。




