会場選びは、一生に一度の結婚式を左右する大切な決断。
上質なサービスが魅力のホテルで結婚式を挙げたいけれど、自分たちらしい演出やプログラムは叶うのか気になるところです。
「ホテルウエディングにはどんなメリットがあるの?」
「ホテルでの結婚式は費用が高い?」
「ホテルウエディングに向いている人を知りたい」
ホテルウエディングに興味はあるものの、疑問や不安を抱く方も多いでしょう。
本記事では、ホテルウエディングのメリットとデメリットを整理しながら、どんな人におすすめなのか解説します。
ホテルの選び方のポイントも紹介しますので、式場探しの参考にしてくださいね。
ホテルウエディングのメリット
ホテルウエディングには格式のある雰囲気に加え、充実した設備や高品質なサービスといった魅力があります。
ここではホテルならではの強みを具体的にご紹介します。
挙式スタイルが選べる
ホテルはチャペルや神殿、バンケットホールなど多彩な施設が整っており、希望に合わせた挙式スタイルを選べるのがメリット。
キリスト教式や神前式、人前式まで幅広く対応でき、宗教や慣習の違いがあっても様々なスタイルの結婚式を叶えられます。
同じ建物内に披露宴会場があるため、どの挙式スタイルを選んだとしても挙式後の移動が不要というのも嬉しいポイント。
高品質なサービスを受けられる
ホテルは日頃から宿泊客や宴会利用者を迎えているため、接客やホスピタリティが洗練されています。
スタッフ教育が徹底されているため、安心して大切な1日を任せられるのが特徴。
料理の提供タイミングやゲスト対応など、細やかな配慮や高い質のサービスが行き届きやすいのもホテルならではの強みです。
設備が充実している
ホテルには宿泊設備はもちろん、クロークや着替え室、親族控室など結婚式に必要な設備が整っています。
バリアフリーや駐車場、音響・照明機器なども揃っており、規模の大きな披露宴や演出にも対応可能。
レストランやカフェでは、ここまで設備が揃っているところはなかなかありません。
遠方からのゲストも快適に参加できる環境が整うため、招待しやすいのもメリットです。
アクセスが良い
多くのホテルは駅や空港に近く、アクセスしやすい立地にあります。
遠方から来るゲストにとって移動がしやすく、地元以外の場所への参列でも利用しやすいでしょう。
宿泊とセットで利用できるため、二次会なども含めた一日をスムーズにご案内できます。
多様な料理とメニューから選べる
ホテルはレストラン部門を併設している場合が多く、シェフによる本格的な料理を提供してもらえるでしょう。
和洋中などジャンルも幅広く、アレルギー対応やデザートビュッフェなど多様で細やかなサービスも期待できます。
料理の美味しさはゲスト満足度に直結するため、料理重視のカップルには大きな魅力。
試食会に参加したり、ホテル内のレストランを利用したりすれば、事前に味を確かめてから決められるので心強いです。
知名度と格式があり安心できる
有名ホテルはブランド力や格式の高さが、ゲストへの安心感につながります。
親世代や年配のゲストにとっても、ホテルという選択肢は信頼度が高いもの。
誰もが知るホテルであればアクセスの面でも案内がしやすく、自信を持って招待できます。
格式を重んじたいカップルやフォーマルな雰囲気を求める場合にふさわしい会場といえるでしょう。
結婚式後も訪れることができる
ホテルは宿泊やレストラン利用で結婚式後も訪れることができます。
記念日ディナーや宿泊を通じて、結婚式の思い出を振り返る場として利用できるのが魅力。
特別な日を同じ場所で重ねることで、夫婦の人生に寄り添う存在となるでしょう。
結婚式で終わりではなく、記念日や家族の節目にも利用できる点は、ホテルウエディングならではの価値です。
贅沢な一日を過ごせる
ホテルという空間は非日常感に包まれており、結婚式をより華やかで特別な時間に演出してくれます。
格式ある会場や豪華な料理、きめ細やかなサービスが揃うため、贅沢な一日を堪能できるでしょう。
ゲストにとっても普段とは違う特別な体験となり、記憶に残る結婚式となります。
ホテルウエディングのデメリット
ホテルには多くのメリットがある一方で、自由度や費用面などを不安に感じる人もいるでしょう。
つづいては、ホテルウエディングのデメリットを整理します。
プログラムの自由度が低い
ホテルはプランが決まっていたり貸切できない分、自由度が低いことも。
独自の装飾や演出を希望しても制限がかかる場合があり、自分たちらしい結婚式を追求したい人には不向きなケースもあります。
ホテル側のルールや規定を確認し、柔軟に対応できるかを事前にチェックしておくのが大切です。
自由度と安心感のバランスを見極める必要があるでしょう。
宿泊施設としての要素が強い
ホテルは宿泊や宴会など多目的に利用される施設です。
宿泊施設がメインのホテルでは、ウエディング専門の施設とはいろいろな面で異なる点があるでしょう。
ホテルの建物や敷地内にあるチャペルは、規模がこじんまりとしていることが多く、席数や空間に制約があることも。
また、宿泊用ロビーがメインの玄関口となることが多く、結婚式の受付の場所をゲストが迷いやすい点も特徴です。
全体的に費用が高い
高級感やブランド力を持つホテルは、会場費や料理、サービス料などもかかり総じて高めの価格です。
価格が高いのに伴いサービスや品質も高いですが、費用がかさみやすく予算オーバーになることも。
見積もり時に基本プランだけでなく追加料金の有無を確認し、トータル費用を把握することが大切。
▼他の結婚式場との比較
結婚式場を「ホテル」「ゲストハウス」「専門式場」「レストラン」の4種類に分けてみると、費用の相場は異なります。
ホテルやゲストハウスは高額な部類で、レストランは比較的お値打ち。
特にホテルは少人数〜大規模な結婚式まで対応人数が広く、金額に幅があります。
結婚式の相場は、ゲストの人数や地域によって大きく差があるため、以下の表はあくまでおおよその目安として参考にご覧ください。
ホテル | ゲストハウス | 専門式場 | レストラン | |
価格帯 | 300万~500万 | 300万~450万 | 250万~350万 | 200万~350万 |
人数 | 30~100名以上 | 30~80名 | 40名~60名 | 20名~50名 |
プライベート感がない
ホテルは多くの人が出入りする施設のため、結婚式に完全なプライベート感を求めると物足りなさを感じることも。
披露宴会場に向かう途中で他の宿泊客とすれ違うこともあり、特別感が損なわれると感じる人もいます。
プライベート感を重視する場合は、貸切可能な会場や時間帯を選ぶ工夫が必要でしょう。
ホテル選びのポイント
ホテルウエディングを成功させるには、費用や対応力などを冷静に見極めることが重要です。
ここではホテル選びで注目したいポイントを解説します。
予算内に収まるかどうか
ホテルは式場や披露宴会場以外の設備も整っており、豪華さゆえに費用がかかる傾向があります。
見積もりを確認するときは、料理や衣装、装花、サービス料など追加費用を含めた総額で判断することが大切。
割引プランやシーズン特典を上手に活用すれば、予算内に抑えることも可能です。
理想と現実のバランスを取りながら、無理のない範囲でプランを選びましょう。
柔軟に対応してくれるかどうか
自分たちらしい結婚式にしたいなら、ホテル側の柔軟性も確認しましょう。
演出や装飾に制限がある場合でも、相談すれば工夫をしてくれることもあります。
希望を叶えてくれる姿勢があるかどうか、会場見学などで確認することが重要。
ゲストが迷わず移動できるかどうか
ホテルはチャペルやバンケット、宿泊施設など、多くの施設を備えており、敷地や建物が広いのが特徴です。
ゲストが迷わず移動できるように案内表示がされているか、スタッフが誘導してくれるかを確認しましょう。
ゲストの顔ぶれが高齢の方やお子様連れが多い場合、エレベーターやバリアフリー設備も必須になります。
ホテル内の移動がスムーズに行えるかどうか、見学時に体験してみてくださいね。
ホテルウエディングがおすすめの人
ホテルウエディングは、一定以上のゲスト数やおもてなし重視のカップルに向いています。
ホテルでの結婚式がおすすめな人をご紹介します。
ゲストの人数が多い
ホテルは大規模な披露宴にも対応できる広い会場を備えています。
100名以上のゲストを招待する場合でも、ゆとりある空間で快適に過ごしてもらえるでしょう。
設備やスタッフの人数も十分に整っているため、規模の大きな結婚式でも安心です。
多くの人を招待したいカップルにとって最適な選択肢といえます。
おもてなし・サービスにこだわりたい
ホテルは高品質な接客やサービスが評価されており、ゲストへのおもてなしを大切にしたいカップルにおすすめ。
受付対応から料理の提供、スタッフの立ち振る舞いまで、細やかに行き届いた対応が期待できます。
大切なゲストに心地よく過ごしてもらいたいなら、ホテルの信頼感と実績が心強い味方になるでしょう。
遠方ゲストが多い
ホテルには宿泊設備があるため、遠方からのゲストが宿を心配することなく参加できます。
披露宴後もそのまま宿泊できるので、移動の負担を軽減できるのは大きな魅力。
交通アクセスが良い立地も多く、旅行を兼ねて出席するゲストにも配慮しやすい環境。
遠方からの招待客が多いカップルにとっては心強い会場選びになります。
定番の内容で結婚式がしたい
ホテルは豊富な実績と既存プランが整っているため、定番スタイルの結婚式をお任せするにはぴったり。
演出や進行の流れが確立されているので、準備がスムーズに進むのも魅力的です。
奇抜さやオリジナリティよりも、格式や安定感を重視したいカップルに向いています。
大切な一日を安心感と華やかさの両方で彩りたい人におすすめ。
まとめ:ホテルで一流のおもてなしをしよう
ホテルウエディングは、充実した設備や高品質なサービス、アクセスの良さなど多くの魅力を持っています。
一方で費用や自由度の制約といった注意点もあるため、自分たちの希望や予算に合うかをしっかり検討することが大切。
本記事ではホテルウエディングのメリット・デメリットやホテル選びのポイントをまとめました。
おもてなしを重視しゲストに快適に過ごしてほしいと考えるカップルにとって、ホテルで結婚式を挙げるのは最適な選択肢のひとつ。
本記事を参考に、おふたりの希望を叶えてくれるホテルを見つけてくださいね。