ホテル結婚式の費用|式場選びのコツや相場感について | 結婚式場の選び方 | 結婚式準備サイト

※本サイト内では一部プロモーションが含まれます

格式のあるクラシカルなホテルやラグジュアリーなシティホテルでのホテルウェディングは、結婚式場選びで根強い人気があります。充実した設備やアクセスの良さ、ホスピタリティの高さなどが、安心感と上質なおもてなしを求める新郎新婦に好まれているからです。

しかし、ホテルウェディングは高級なイメージがあり、専門式場やゲストハウスでの結婚式に比べて高額になるのではと考えているカップルも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ホテル結婚式にかかる費用や相場感をまとめてみました。結婚式場の種類ごとのメリットデメリットや、選び方のコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ホテルウエディングとは

セッティングされたテーブル

ホテルウェディングとは、ホテル内にある施設で行う結婚式のことです。結婚式ができるホテルは、当日や準備に必要な施設が揃っているため、挙式披露宴をスムーズに行なえます。

宿泊施設がありアクセスしやすいことから、遠方のゲストが多い新郎新婦からの支持も高いです。また、ホテルならではのおもてなしを得られるのも、ホテルウェディングの特徴でしょう。

ここでは、ホテルウェディングのメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。

メリット

ホテルウェディングのメリットには、主に次の5つが挙げられます。

  • 知名度の高さと格式
  • 行き届いたおもてなし
  • 充実した設備
  • アクセスの良さ
  • 挙式スタイルが選べる

ホテルウェディングの一番のメリットは、知名度の高さと格式による安心感でしょう。特に年配のゲストや目上の方からは、ふたりが有名なホテルを選んだことで、新郎新婦だけでなくご両親への信頼も高まります。

ホスピタリティの高さも、ホテルウェディングのメリットです。行き届いたおもてなしは、滞在時間を上質なものにしてくれます。
主要な駅の周辺や往来の多い場所に建つホテルは、アクセスの良さも魅力です。遠方から来るゲストが多い新郎新婦も、交通機関の便を気にせずに安心して招待できます。

結婚式に必要な施設が整っていることも、ホテルウェディングの良さです。挙式会場や披露宴会場だけでなく、衣装室や写真室、フラワーショップといった準備に必要な施設も充実しています。また、披露宴会場も、大人数の豪華なバンケットから小規模の会場まで揃い、最近ではスイートルームを使った結婚パーティも人気です。

挙式スタイルには、チャペル式、人前式、神前式などがありますが、ホテルの場合は、どのスタイルも行なえるようになっていることがほとんどです。そのため、好きな挙式スタイルで上質な結婚式を挙げられることもメリットになるでしょう。

 

デメリット

ホテルウェディングにも、デメリットがあります。それは、次の5点です。

  • 費用が高め
  • プライベート感が少ない
  • アットホームな雰囲気になりにくい
  • 進行や演出の自由度が少ない
  • ロケーションが良くない

ホテルによってグレードがありますが、知名度が高く豪華なホテルは比較的費用が高くなります。また、メインは宿泊施設なので、一般客の出入りも多く、プライベート感は得られにくいでしょう。

上質なしつらえや広さのある披露宴会場は、かしこまった雰囲気になりがちです。アットホームな雰囲気を求める新郎新婦には、デメリットになるでしょう。

使えるスペースや時間が限られているため、進行の自由度が少なく出来る演出にも限りがあります。ホテルでは難しい演出や、フリースタイルでの結婚式を行ないたい新郎新婦には不向きでしょう。

立地によっては、ロケーションが良くないことも挙げられます。ロケーションを求めるなら、エリアを広げて郊外も検討に入れてみましょう。

結婚式場の種類について

ホテル以外の結婚式場には、結婚式専門の式場やゲストハウス、レストランや料亭、挙式のみを行う式場があります。それぞれの特徴を、メリットデメリットも含めて見ていきましょう。

式場・ゲストハウス

おしゃれなゲストハウスの前で微笑む新郎新婦

専門式場やゲストハウスは、結婚式を行うために作られた施設です。そのため、ホテルのような宿泊施設はありません。複数の披露宴会場を備えた大きな式場や、一軒家を貸し切るスタイルもあります。

ホテルのようなラグジュアリーな式場から、自然をたくさん取り入れたナチュラル感のあるゲストハウスまで雰囲気もさまざまで、結婚式の内容にこだわりたい新郎新婦に人気です。

 

▼メリット
専門式場やゲストハウスのメリットには、主に次の5つがあります。

  • プライベート感がある
  • おもてなしが行き届く
  • さまざまなタイプから選べる
  • 非日常感を味わえる
  • 進行や演出の自由度が高い

式場やゲストハウスの一番のメリットは、ホテルと違い一般客と会うことがないため、周りを気にせずにプライベートな空間を楽しめることです。結婚式のおもてなしをわきまえたスタッフが揃っているため、高いホスピタリティも期待できます。

式場やゲストハウスはそれぞれに個性があり、迎賓館のような豪華な式場からリゾート地の別荘のような落ち着いた邸宅風など、雰囲気もさまざまです。そのため、かしこまった雰囲気やアットホームな雰囲気など、ふたりの希望や招待するゲストに合わせてスタイルを選ぶことができるのも、専門の式場やゲストハウスの良さでしょう。

自然豊かなガーデンやプールを備えた式場もあり、非日常感を味わえるのも特徴のひとつです。広い敷地を自由に使えるため、進行や演出にオリジナリティのある、ふたりらしい結婚式が叶います。

 

▼デメリット
結婚式専門の式場やゲストハウスにも、デメリットはあります。主に次の5つが、挙げられるでしょう。

  • 費用が高額になりやすい
  • 天候や季節の影響が大きい
  • アクセスが悪いこともある
  • 設備の充実度が低い
  • 持ち込み不可が多い、持ち込み料がかかる

豪華な結婚式場は、ひとつひとつの項目の費用が高めで、トータル金額が高額になりやすい傾向があります。最低限で抑えようと思っても、あまりに抑えすぎると、式場の雰囲気に対してみすぼらしくなりがちです。

広いガーデンやプールを使った演出も人気がありますが、天候や季節に影響されやすい面もあります。

広い敷地や自然豊かな式場は、立地が郊外なことが多く、アクセスに関しても不安があるでしょう。分かりづらい場所だと、ゲストを迷わせてしまうこともあり、行きやすい場所かどうかは、結婚式場選びでも重要なポイントです。

ホテルは早く着きすぎても、ロビーやカフェなど時間をつぶす場所がありますが、専門式場やゲストハウスは決まった時間からしか入ることができません。着替え室や控室が狭いなど、設備の充実度が低いケースもあります。

また、衣装やカメラマン、引き出物など、持ち込み不可も多いです。もしくは、高い持ち込み料金を取られることもあります。







レストラン・料亭

高砂席に置かれたシャンパングラス

レストランや料亭を貸し切って、結婚式を行うスタイルもあります。チャペルなどの挙式会場はなく、ガーデンや宴席の中で人前式を行い、そのまま食事会に進む流れが一般的です。

挙式が行えない場合は、別の挙式会場で結婚式を行ってから、披露宴会場となるレストランや料亭に移動します。ごく親しい身内だけの結婚式や、食事でのおもてなしを重視したいカップルに人気です。

 

▼メリット
レストランや料亭のメリットは、主に次の5つが挙げられます。

  • 料理にこだわることができる
  • アットホームな雰囲気を楽しめる
  • ゲストとの距離が近い
  • 持ち込みしやすい
  • 結婚式後も食事に訪れることができる

レストランや料亭での結婚式の一番のメリットは、極上の料理でゲストをおもてなしできることでしょう。フレンチやイタリアン、懐石料理など、ふたりがこだわって選んだ料理を、ゲストに振る舞うことができます。

ホテルや式場に比べると会場は狭いかもしれませんが、その分ゲストとの距離も近く、アットホームな雰囲気の結婚式を楽しめるのも特徴です。衣装やカメラマン、ペーパーアイテムや引き出物などの持ち込み料が掛からないのは、費用を抑えたいカップルには魅力でしょう。

レストランや料亭は、飲食店として普段から営業しているので、結婚式後も気軽に訪れることができます。節目ごとに訪れて、ふたりの思い出を積み重ねていくのも素敵ですよ。

 

▼デメリット
レストランや料亭での結婚式のデメリットには、主に次の4つが挙げられます。

  • 格式を感じにくい
  • カジュアルな雰囲気になる
  • 設備が不十分
  • できる演出が限られる
  • アクセスが悪い場合もある

ホテルや結婚式場に比べて、格式を感じにくいのはデメリットと言えるでしょう。かしこまった雰囲気にはなりにくく、どうしてもカジュアルな雰囲気になってしまうので、格式を重んじる方からは、よく思われないかもしれません。

また、結婚式がメインではないので、ロビーや控室などがなく、設備が不十分と感じることもあるでしょう。結婚式の演出も出来ることが限られてしまうため、華やかな結婚式をイメージしている方には不向きです。

場所によっては、アクセスが悪く、十分な駐車スペースがない場合もあります。ゲストに不便をかけないよう、ふたりがしっかり気配りをすることが必要です。

 

挙式会場

紅白の水引きと3つの盃

挙式会場とは、独立したチャペルや神社などの、挙式を行う場所のことです。基本的には挙式を行うのみですが、挙式会場によっては披露宴会場を併設しているところもあります。

挙式会場のメリットは、費用を抑えることができることと、由緒のある場所で厳かな挙式を行えることでしょう。デメリットとしては、一般の人も参拝に訪れる場所なので貸切にはできないこと、結婚式の設備が揃っていないことが挙げられます。

結婚式の準備には、衣装合わせやさまざまな打ち合わせが必要です。必要なものが一か所に揃っていない挙式会場では、準備や当日の支度での新郎新婦の負担は大きいでしょう。

式場にかかるお金と相場感

お金と式場と新郎新婦のオブジェクト

結婚式のスタイルごとのイメージができたところで、ここからは式場別に費用の相場感や、結婚式にかかる費用の内訳を解説していきます。

式場・ゲストハウスの費用感

専門式場やゲストハウスでは、ゲスト人数を平均の60名で考えると、350万円前後が費用の相場です。さらに多い80名以上だと、400万円~500万円くらいかかることもあります。少人数の場合では、100万円~150万円くらいが一般的です。

専門式場やゲストハウスは、ホテルやレストランと違い、結婚式のみで売り上げを立てているため、全体的にベース料金が高めになる傾向があります。持ち込み不可や持ち込みOKでも高い持ち込み料をとられることも多く、大幅に費用を抑えるのは難しいです。

また、ゲストハウスの費用は、立地にも左右されます。都心部やアクセスのよい場所では会場費やサービス料も高額になりやすく、郊外や地方では低く設定されている式場やゲストハウスが多いです。

 

ホテルウエディングの費用感

ホテルウェディングの場合は、ゲスト人数60名で300万円前後、80名以上の大人数だと350万円以上になってきます。少人数の場合は、100万円以下で行なえるプランもあります。

ホテルの場合は、本業が宿泊業のため、専門式場やゲストハウスに比べて挙式料や会場費が低めです。料理はホテルによってフレンチや和食、中華など幅広く、式場やゲストハウスと同じ料金でも、豪華で内容が充実しているところもあります。

ホテル内に結婚式の施設が整っている反面、持ち込み不可や持ち込み料がかかるものが多い点も高額になりやすいポイントです。

 

レストラン・料亭の費用感

レストランや料亭の場合は、ゲスト人数60名で200万円~250万円くらいが相場です。少人数で費用を抑えれば、50万円~100万円くらいで行なえるでしょう。

併設のガーデンや宴中での人前式であれば挙式料もそれほど高くなく、会場費もホテルや式場ほどはかかりません。
料理以外は持ち込みOKなものも多いので、全体的に費用を抑えることができます。

 

挙式会場の費用感

チャペルや神社などの挙式会場は、挙式のみを行うか披露宴まで行うかによって幅があります。挙式のみだと10万円~50万円くらい、披露宴も行うのであれば、60名で200万円くらいが相場でしょう。

挙式会場は、挙式料がほかの結婚式場より低めなのがポイントです。挙式に必要な衣装やヘアメイク、ブーケなどをセットにしたパックプランは、かなりお値打ちなものもあります。ただし、選べる種類が少ないなど制限があるので、こだわりのある新郎新婦には不向きです。

 

結婚式費用の内訳

次に、一般的な結婚式費用の内訳を見ていきましょう。人数は、平均の60名で算出しています。

内訳
挙式料・・・¥150,000
会場費・・・¥300,000
料理・飲物・・・¥930,000
ウェディングケーキ・・・¥50,000
衣装・美容・・・¥650,000
写真・映像・・・¥400,000
装花・ブーケ・・・¥230,000
ペーパーアイテム・・・¥70,000
演出・・・¥200,000
引き出物・・・¥220,000
サービス料・・・¥93,000
 

結婚式は、ひとつひとつにお金が掛かるため、全体の金額はその積み重ねです。すべて最上級のものを選び、やりたいことを何でも追加していったら、とてつもない高額になります。

自分たちが何にこだわりたいのか、本当に必要なのかをしっかり考えることが大切です。

自己負担額と見積もり外の費用

電卓を片手に不満気な顔をする花嫁

結婚式の費用は、すべて自分たちで支払うわけではありません。最終的な自己負担額を知ることで、敷居が高いと思っていた会場も検討範囲に入る可能性もあるでしょう。

しかし、結婚式費用の支払いタイミングによっては、まずは自分たちで全額を準備する必要があります。式場を決める時は、支払方法も確認しておくことが重要です。

また、結婚式には見積もり外の費用もあります。お車代などのゲストにかかる費用や、ペーパーアイテムなどを自作する時の費用も見積もりには入っていません。これらも念頭に置いて、結婚費用を検討しましょう。

自己負担額の計算方法

自己負担額は、総額からご祝儀分を引いた金額です。ご祝儀の金額は一律ではないため、多く持ってくる人も想定し、平均3.3万円に設定して計算します。

(例)総額350万円で、ゲスト人数が60名の場合
350万円-(3.3万円×60名)=152万円

ご祝儀払いを考えている方もいるでしょうが、普通に結婚式を挙げる場合、ご祝儀で賄えることは少ないです。

自己負担額を抑えたい場合は、衣装や写真、装花などのグレードを下げたり、ペーパーアイテムなど持ち込み可のものは自作するなどの方法があります。

 

結婚式費用の支払いタイミング

結婚式費用の支払いタイミングは、結婚式の1〜2週間前のところがほとんどです。支払い方法は、振込や現金での一括払いが基本で、最近ではクレジットカードで支払える会場も増えてきました。

なかには、当日払いや後払いができる会場もありますが、全額を当日や後日払いという式場はないに等しいでしょう。ご祝儀払いをあてにしていても、思ったより金額が少なかったというケースもありえます。

自分たちで一旦は負担できるだけの金額を考えて、式場や結婚式の内容を決めていくことも大切です。







会場決定前の交渉術

打ち合わせをするウエディングプランナー

結婚式の費用を抑えるためには、契約前にどこまで値引きできるかも重要です。契約してしまったら、節約はできても値引きはできないので注意しましょう。

結婚式の費用には、定価がありません。同じ内容でも、式場によって値段が違うことも多々あります。そのため、会場を決定する前の交渉術によって、費用がかなり変わることがあるのです。

交渉の仕方は、新郎新婦が会場のプランナーに直接交渉する方法と、プロデュース会社を使用する方法とがあります。
それぞれの違いを見ていきましょう。

プランナーへの交渉術

式場のプランナーと交渉する場合は、結婚式のイメージや予算を具体的にしておくことが大切です。招待人数ややりたいことがあいまいなままでは、後から大幅に内容が変わってしまう可能性があるため、値下げ交渉しても意味がありません。

その上で、値下げになりやすいのが、仏滅などの日柄が良くない日や、遅い時間帯の結婚式の選択です。また、自作できるものは持ち込みにするなど、自分たちでできる方法で値下げできないか相談してみましょう。

見積もりから値下げをする方法は、別の記事でも詳しく紹介していますので、そちらも参考にしてください。

【元プランナー指南】結婚式の見積もりを値引く交渉術!
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/5960/
 

プロデュース会社を利用する

プロデュース会社のメリットは、式場探しから当日のプロデュースまで、一貫して任せられることです。式場への交渉も代わりに行ってくれるため、新郎新婦の負担はかなり楽になります。

また、プロデュース会社はさまざまな式場や業者と交渉し、結婚式を作り上げていきます。そのため、納得のいく業者との、適正価格での取引が可能です。

式場と直接契約する場合は、式場が決まってから内容を決めていきますが、プロデュース会社は結婚式の内容を決めてから、ふたりに合う会場を決定します。その結果、ふたりの予算に見合う結婚式が実現するのが、プロデュース会社の良さです。

理想の会場を見つけよう

花束を持って微笑む花嫁

格式があり上質な結婚式が叶うホテルウェディングは、幅広い世代から好まれている結婚スタイルです。宿泊施設もあるホテルでの結婚式は、慌ただしくなくゆったり過ごしたいカップルにもぴったりでしょう。

しかし、ホテルウェディングは、高いホスピタリティやアクセスの良さなどのメリットがある反面、費用が高額になりやすかったりプライベート感がなかったりと、デメリットもあります。

結婚式場を探す時は、式場見学やブライダルフェアに行く前に、自分たちのこだわりや予算を決めておくことが大切です。ホテルウェディングだけでなく、他のタイプの式場のメリットデメリットや費用感を知っておき、自分たちの理想の会場を見つけましょう。







この記事のキーワード

キーワードから記事をみつけよう!

この記事のライター


結婚式場の選び方 - 結婚式のなかの人がおすすめする結婚式場を検索できる