あっという間に過ぎ去る披露宴でも、ゲスト一人ひとりに声をかけられるのが送賓です。
そのため、送賓で渡すプチギフトはこだわって用意するプレ花嫁が多く、ユニークでセンスのあるものを渡す方もいます。
せっかくならゲストの記憶に残るような、ユニークで面白いものを選んでみませんか。
「面白いプチギフトを渡したい!」
「もらって嬉しい、印象に残るプチギフトって?」
「簡単に用意できる方法はない?」
本記事では、ゲストに心から喜ばれて、ユーモアあふれる面白いプチギフトのアイデアを紹介します。
既製品の紹介のほか、自作の面白いプチギフトの作り方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
プチギフト選びで失敗しない3つのコツ
ユニークで面白いプチギフトはゲストの印象に強く残る一方で、選び方を間違えると困らせてしまうことにもなりかねません。
定番アイテムには多くの人に選ばれるだけの理由があります。
面白さを追求しつつもゲストに喜んでもらうためのコツを紹介するので、参考にしてみてください。
新郎新婦の自己満足で終わらせず、ゲスト目線で考えることがおもてなしの鍵です。
ゲストが持ち帰りやすいサイズと重さで選ぶ
プチギフトはゲストが負担なく持ち帰れるサイズと重さを意識することが重要です。
特に、遠方から出席するゲストや、二次会への移動があるゲストにとって、大きくて重い荷物は大きな負担になります。
瓶詰めのジャムやドリンク、陶器などは避けた方が無難でしょう。
ロータスビスケットやフェレロ ロシェのような、個包装で軽くてかさばらないお菓子が喜ばれます。
また、割れやすい繊細なアイテムも避けるのが賢明です。
ゲストが公共交通機関を利用することも想定し、手軽にバッグに入れられるサイズ感を基準に選びましょう。
幅広い年代のゲストに喜ばれるアイテムを意識する
結婚式には、友人や同僚、親族など、様々な年代や立場のゲストが出席します。
そのため、プチギフトは特定の層に偏らず誰もが喜ぶアイテムを選ぶようにしましょう。
いくら面白くても、奇抜なデザインだと年配のゲストを困惑させてしまう可能性があります。
お菓子や飲み物といった消えものは、万人受けしやすくおすすめです。
複数のアイテムを用意し、ゲストに合わせて渡し分ける方法も検討してみてください。
相場に合わせて用意する
プチギフトの価格相場は1個あたり200円から400円程度で、多くのカップルは200円~300円前後でギフトを選んでいます。
安すぎると寂しい印象ですが、500円を超えるとかえってゲストに気を遣わせる可能性があるので、相場感で用意しましょう。
費用を抑えたい場合は、ラッピングを工夫するなど手作り要素を加えることで節約しながらもオリジナリティを出せます。
【食べ物・飲み物編】面白くて食べられるプチギフト
プチギフトの定番である食べ物や飲み物も、パッケージやアイデア次第で、おもしろギフトに変わります。
もちろん、映える見た目や一発ネタであるだけでなく、味が美味しいことも大前提です。
貰って嬉しい実用性とユーモアを両立させたプチギフトで、ゲストに楽しいサプライズを届けましょう。
○○が上手くなる魔法の飴
軽く口にすることができ、口直しにもおすすめな飴は、結婚式のプチギフトにもぴったり。
小さくて持ち運びやすく、好き嫌いが少ないのも嬉しいポイントです。
こちらのアイテムは○○が上手くなるとパッケージに書かれており、食べるとスキルアップになるかもしれないユニーク商品。
パッケージによって書かれている内容が違うので、ゲストに合わせて渡してみてはいかがでしょうか。
感謝をコメたお米
「感謝の気持ちをコメて」というダジャレをコンセプトにしたお米のギフトは、実用性とユーモアを兼ね備えたアイテム。
1合から2合ほどの少量のお米が手のひらサイズの可愛らしいパッケージに真空パックされており、持ち運びにも便利です。
和装での結婚式や和婚にぴったりですが、パッケージのラベリングやラッピングでオリジナリティも出しやすいでしょう。
主食であるお米は、どの家庭でも消費されるため、幅広い年代のゲストに喜ばれます。
オリジナルパッケージのお菓子
出典:https://www.s-bisco.jp/
江崎グリコのビスコをオリジナルパッケージで作成できる「スマイルビスコ」も人気があります。
専用の通販サイトから、おふたりの前撮り写真やイラストを使って、世界に一つだけのビスコを簡単に注文可能です。
見慣れたお菓子のパッケージに新郎新婦の顔がデザインされているのを見て、誰もが驚きと笑顔に包まれるでしょう。
子どもから高齢者まで広い世代で愛されるビスコだからこそ、プチギフトにおすすめです。
サクラクレパスのようなラムネ
意外な見た目のお菓子もインパクトがありつつ、面白いプチギフトとしてぴったり。
こちらはサクラクレパスを忠実に再現した箱に入った、カラフルなラムネの詰め合わせです。
子どもは見覚えのあるパッケージに、大人は懐かしい見た目に盛り上がること間違いなしでしょう。
世代を超えて知られているデザインなので、ゲスト同士の会話のきっかけにもなります。
新郎新婦の似顔絵入りドリップバッグコーヒー
出典:https://www.thecoffeeshop.jp/dripbag/
コーヒー好きなゲストが多いなら、オリジナルパッケージのドリップバッグコーヒーがおすすめです。
おしゃれで特別感があり、自宅やオフィスで手軽に本格的なコーヒーを楽しんでもらえるでしょう。
デザイン次第でスタイリッシュにもユーモラスにもでき、かさばらないので渡しやすいところも嬉しいポイントです。
【雑貨編】面白くて実用性もあるプチギフト
お菓子以外のプチギフトを探しているなら、実用性を兼ね備えた雑貨がおすすめです。
食べ物とは異なり、アレルギーや好みを気にする必要が少なく、長く使ってもらえるというメリットがあります。
日常で役立つアイテムにユニークなデザインや面白いアイデアをプラスした、記憶に残る雑貨のプチギフトをご紹介。
日々の生活の中で結婚式の楽しい一日を思い出してもらえるような、素敵な贈り物を見つけましょう。
花束みたいな耳かき
一本一本を花に見立てた耳かきは、見た目の華やかさと実用性を兼ね備えた人気のプチギフトです。
複数の耳かきをカゴに入れておくとまるで花束のように見え、お見送り時の手元も華やかに演出してくれます。
ゲストは花を一本摘むようにギフトを受け取ることができ、耳かきというアイテムとのギャップに笑ってくれるでしょう。
耳かきは消耗品でありながら自分ではなかなか可愛いデザインのものを買わないため、喜ばれやすいアイテム。
意外性のあるギフトにしたいときにおすすめです。
メッセージ付き入浴剤
メッセージ付きの入浴剤は、ゲストへの感謝と労いの気持ちを伝えるのに最適なギフトです。
結婚式に参加してくれたゲストが、自宅に帰ってからゆっくりとお風呂で疲れを癒せるようにという心遣いが伝わります。
入浴剤は香りの良いものや保湿成分配合のものを選ぶと、特に女性ゲストからの満足度が高まるでしょう。
メッセージは「ふたりの愛に湯あたり」「本日は誠にアリガ湯ございます」などダジャレで面白くできます。
実用性が高くかさばらないため、誰にとっても嬉しい贈り物です。
オリジナルラベルのウェットティッシュ
出典:https://novelty.raksul.com/categories/tissue/wet-wipes/small-lot/
衛生意識が高まっている現代において、除菌ウェットティッシュは非常に実用的なアイテムです。
ラベル部分をデザインすることで、オリジナリティあふれる実用的なプチギフトが完成します。
バッグに一つ入れておくと重宝するため、性別や年齢を問わず喜ばれるでしょう。
クスッと笑える一言やイラストで和むギフトにしてみてください。
ひと工夫で面白さをプラスするアイデア
費用は抑えたいけれどオリジナリティも出したいと考えるカップルには、市販品にひと工夫加えるのがおすすめです。
既製品を上手に活用することで、手間をかけずにおふたりだけの特別なプチギフトを作ることができます。
誰でも簡単に挑戦できるアレンジ方法を紹介するので、参考にしてみてください。
定番のお菓子をセンスよくラッピングする
うまい棒やチロルチョコ、ブラックサンダーなど、駄菓子や小さめのお菓子を包み直すだけで、プチギフトに生まれ変わります。
例えば棒状のお菓子をブーケのように包んだり、キャンディで首飾りのレイを作るのもおすすめです。
おふたりの写真やメッセージを添えれば簡単にユニークで心のこもったギフトになるでしょう。
中身が馴染み深いお菓子なので味に失敗がなく、ユニークなラッピングとのギャップでゲストを楽しませることができます。
オリジナルラベルを貼る
大きめのギフトやボトルのときにおすすめなのが、オリジナルラベルを用意し貼り付けることです。
感謝のメッセージやユーモラスな一言を添えれば、ゲストの疲れを吹き飛ばすユニークな贈り物になります。
シール台紙に印刷するだけで作成可能なので、手軽にアレンジしたいおふたりにもぴったりでしょう。
ギフトにも貼り付けるだけなので、用意する数が多い時にもおすすめです。
オリジナルサンキュータグを添える
どんなプチギフトでもオリジナルのサンキュータグを添えるだけで、一気に手作り感がアップします。
タグには「Thankyou」といったメッセージと共に、新郎新婦の名前と挙式日を入れるのが定番です。
クラフト紙に印刷してナチュラルにしたり、トレーシングペーパーを使って透け感を出したりと、こだわってみてください。
感謝を伝えるメッセージの他に一言新郎新婦からの言葉もあると喜ばれますよ。
結婚式のプチギフトについてよくある質問
プチギフトを用意するときに、新郎新婦からよく聞かれた質問について解説しました。
ぜひ参考にしてみてください。
Q.引き菓子があるのにプチギフトも必要?
A.必須のアイテムではありませんが、準備するのが一般的です。
プチギフトは引き出物や引き菓子とは別に、披露宴の締めくくりに新郎新婦からゲスト一人ひとりへ直接手渡すアイテムです。
感謝の気持ちを伝える大切な役割を担っており、ないと寂しいような印象を持たれてしまうでしょう。
二次会では用意しないという新郎新婦はいますが、披露宴ではほぼ100%の新郎新婦がプチギフトを準備します。
特に引き出物を宅配サービスで送る場合には、当日に手ぶらで帰すことのないようにしたいところです。
Q.ゲストにプチギフトを渡すのは送賓のときだけ?
A.基本的には送賓のときに渡します。
プチギフトはゲストに参列してくれた感謝を伝えるアイテムなので、基本的には送賓時に渡します。
ただ、受付中やテーブルラウンドの際に渡すことも可能なので、担当プランナーに相談してみてください。
ゲスト一人ひとりとコミュニケーションが取れる送賓やテーブルラウンドで渡すことがおすすめです。
まとめ:面白いプチギフトでゲストを笑顔にしよう
面白いプチギフトや選び方のコツについて解説しました。
ユニークなプチギフトを選ぶ際には、ゲストの持ち帰りやすさや、ゲストに喜んでもらえるかといった点が重要になります。
具体的なおすすめアイテムも紹介したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
市販品にラッピングやタグでひと工夫加えるだけでも、おふたりらしいオリジナルのギフトになります。
ゲストからこんなギフトは初めてで嬉しかったと思ってもらえるような、心に残る一品を用意しましょう。