結婚式における「飲み物」は、ゲストへの大切なおもてなしのひとつです。
シーンごとに振る舞うドリンクが異なるからこそ、「何種類あればいいの?」「コースはどれ?」と迷う方も少なくありません。
ゲストを満足させるためには、飲み物の相場や用意すべきラインナップを知って、式の雰囲気に合ったコースを選ぶことが大切です。
この記事では、結婚式の飲み物にかかる費用相場や種類、ドリンクメニューの選び方をわかりやすく解説していきます。
ゲストに喜ばれるおすすめのドリンク演出もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・ドリンクの種類やコースの選び方
・披露宴におすすめのドリンク演出
結婚式のドリンクコースを賢く選んで、ゲスト全員に喜ばれるおもてなしを叶えましょう!
結婚式の飲み物の相場は3,000円〜5,000円
結婚式の飲み物にかかる費用は、1人あたり3,000円〜5,000円が一般的です。
ほとんどの式場では「フリードリンク制(飲み放題)」を採用していて、ドリンクの種類や数によって金額が変わります。
基本的なビール・ワイン・焼酎・ソフトドリンクだけのシンプルなコースなら、3,000円程度。
そこにカクテルや日本酒などを加えると、5,000円前後になるイメージです。
飲み物の内容によって式の印象や満足度も変わるため、金額だけでなく二人の結婚式に合っているかを見極めることが大切です。
結婚式で用意するドリンクの種類
結婚式で用意するドリンクは、大きく分けて3種類あります。
シーンごとにそれぞれの役割があるため「どのタイミングでどんな飲み物を用意するの?」とわからない花嫁さんも多いはず。
ここでは、結婚式に必要なドリンクの種類と特徴をご紹介します。
ゲストに喜ばれるドリンク選びのヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェルカムドリンク
ゲストが式場に到着したときに提供する「ウェルカムドリンク」
結婚式で最初に提供するドリンクは、ゲストからの「第一印象」になるため、見た目の華やかさにもこだわると良いでしょう。
受付から挙式までの時間を快適に過ごしてもらうため、ソフトドリンクだけでなく、軽めのアルコールも用意すると◎
乾杯酒
披露宴の始まりを華やかに彩る「乾杯酒」
一般的にはフリードリンクプランに含まれないことが多いため、別途オーダーが必要な飲み物です。
定番はシャンパンやスパークリングワインですが、お酒が飲めないゲストのためにジンジャーエールなども用意しておくと安心。
披露宴のフリードリンク
披露宴中にゲストに提供する「フリードリンク」
アルコールやソフトドリンクなど、幅広い年齢層のゲストに対応できるラインナップが重要です。
ドリンクの種類や内容を工夫することで、披露宴の雰囲気が華やかになり、ゲスト同士の会話のきっかけになることも。
自分たちの結婚式の雰囲気に合うコースを選んで、ゲストをおもてなしをしましょう。
結婚式の飲み物は何種類用意すべき?
結婚式で用意する飲み物は、シーンごとに用意すべき種類が異なります。
ゲストに喜んでもらうためには、ウェルカムドリンク、乾杯酒、披露宴で提供するドリンクの数の目安を知っておくと良いでしょう。
ここでは、それぞれのドリンクの目安となる種類数と定番メニューをご紹介します。
ドリンクのコース選びの参考にしてみてくださいね。
ウェルカムドリンク:5〜8種類
ゲストを迎えるウェルカムドリンクは、ソフトドリンクと軽めのアルコールを合わせて5〜8種類用意しておくのがおすすめ。
季節に合わせて温かい飲み物や冷たい飲み物を用意しておくと、さらに喜ばれるラインナップになります。
▼ウェルカムドリンクの定番メニュー
- ソフトドリンク
・オレンジジュース
・グレープフルーツジュース
・ウーロン茶
・コーヒー (HOT/ICE)
・紅茶 (HOT/ICE)
・二人のオリジナルドリンクなど - アルコール
・ビール
・カクテル
カシスウーロン,ジントニックなど
乾杯酒:1種類
披露宴のスタートとなる乾杯シーンでは、基本的にシャンパンかスパークリングワインのどちらか1種類を用意します。
お酒が飲めないゲストや妊娠中のゲストには、ジンジャエールなどのソフトドリンクを用意しましょう。
また、和婚の場合はスパークリングワインではなく、日本酒で乾杯するのも特別感が出ておすすめですよ。
披露宴のアルコール:10〜15種類
披露宴のアルコールは、ビールやワインだけでなく、焼酎、カクテル、日本酒など、10〜15種類ほど幅広く用意しましょう。
アルコールのラインナップによってコース料金が変わることも多いため、ゲストの層に合わせて選ぶようにしましょう。
▼披露宴のアルコール定番メニュー
- ビール
- ワイン (赤/白)
- 日本酒
- 焼酎 (麦/芋)
- ウイスキー
- 梅酒
- カクテル
モスコミュール,ファジーネーブル,ジントニック,カシスオレンジ など
披露宴のソフトドリンク:8〜10種類
披露宴でお酒を飲まないゲストや子どもも楽しめるよう、ノンアルコールドリンクやジュースも忘れずに。
アルコールほどの種類数は用意しなくても良いですが、8〜10種類は用意しておくと安心です。
▼披露宴のソフトドリンク定番メニュー
- ウーロン茶
- 緑茶
- コーラ
- ジンジャーエール
- オレンジジュース
- アップルジュース
- グレープフルーツジュース
- ノンアルコールビール
- ノンアルコールカクテル
ドリンクメニューやコースの選び方
結婚式のドリンクコースは、単に種類を揃えるだけでなく、ゲストの層・予算・料理との相性を考えて選ぶことが大切です。
コースの選び方のコツをおさえてからプランを決めると、披露宴全体の満足度がぐんと高まりますよ。
ここでは、ドリンクコースの選び方について3つのポイントをご紹介しています。
披露宴のドリンク選びの参考にしてみてください。
1.お酒好きなゲストの多さで選ぶ
ゲストにお酒好きが多い場合は、アルコールの種類が豊富なドリンクコースがおすすめです。
お祝いの場でお酒を楽しみにしているゲストも多いため、種類が充実していると結婚式の満足度も高まりやすくなります。
逆にお酒をあまり飲まないゲストが多い場合は、ノンアルコールカクテルを充実させるなど、内容に工夫すると良いでしょう。
2.予算に合わせて選ぶ
ドリンクはゲストの人数分必要になるため、結婚式費用の中でも大きな割合を占めるアイテム。
一人あたり500円程度のランクアップであっても、人数によっては数万円単位の追加費用になることも。
ドリンクの充実度は大切なおもてなしのひとつですが、必ずしも豪華にすれば良いというものではありません。
ランクアップにかける金額を別のおもてなしに回すことで、よりゲストに喜んでもらえる場合もあります。
ドリンクの種類と予算のバランスを見極めて、自分たちにぴったりなコースを選ぶことが大切です。
3.料理との相性を考えて選ぶ
結婚式のドリンクを選ぶときは、料理との相性も大切なポイント。
和食が中心なら日本酒や焼酎、フレンチならワインやシャンパンを取り入れると、料理の美味しさがさらに引き立ちます。
ドリンクメニュー次第で、同じ料理でも印象が変わり、ゲストにより満足度の高いおもてなしを届けることができます。
ドリンクを使ったおすすめの結婚式演出
結婚式のドリンクは、単なるおもてなしとしての役割だけでなく、披露宴を盛り上げる演出としても活躍します。
ここでは、ドリンクを使ったおすすめの結婚式演出を3つご紹介。
「自分たちらしくドリンクでおもてなしをしたい」という花嫁さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.ビールサーブ
新郎新婦がゲストの席を回りながらビールを注ぐ「ビールサーブ」は、会場を一気に盛り上げてくれる人気の演出です。
新郎がビアショルダーを背負い、新婦がおつまみなどをゲストへ配るスタイルは、ゲストとの距離も縮まり会話も自然と弾みます。
フォーマルな雰囲気の披露宴でも、披露宴後半のカジュアルな盛り上がりを演出できますよ。
2.地酒を用意する
地元の日本酒やワインを用意すれば、特別感のあるおもてなしに。
「出身地にちなんだお酒」や「思い出のお酒」を振る舞うことで、自然と会話が弾み、和やかな時間を過ごしてもらえるでしょう。
派手になりすぎず、両家の親族や年配ゲストにも喜ばれる演出です。
3.二人のオリジナルドリンクを用意する
二人の名前やエピソードにちなんだオリジナルドリンクを用意するのもおすすめです。
色鮮やかなカクテルやノンアルコールドリンクなら、味だけでなく見た目でも楽しんでもらえるのが魅力。
ウェルカムドリンクや披露宴中に取り入れると、より「二人らしさ」を感じてもらえますよ。
まとめ:結婚式の飲み物は“相場”と“種類”を押さえて賢くおもてなししよう!
いかがでしたか?
今回は、結婚式の飲み物の相場や種類、ドリンクコースの選び方について詳しくご紹介しました。
ドリンクは結婚式のおもてなしを左右する重要なポイント。
相場や種類を知っておくことで、ゲストに合わせた最適なプランを選ぶことができますよ。
今回ご紹介したコースの選び方や演出アイデアを参考に、ゲストに喜ばれるおもてなしを叶えてくださいね!