挙式や披露宴が始まる前のゲストをお迎えする時間に提供される、ウェルカムドリンク。
最近では定番の演出になりつつありますが、「本当に必要なのかな?」と迷うカップルも少なくありません。
「どんな内容なら喜んでもらえる?」「面白い演出をしたい!」と、ウェルカムドリンクのアイデアを探している方も多いでしょう。
本記事では、元ウエディングプランナーの筆者がウェルカムドリンクを用意するメリットとデメリットを分かりやすく解説します。
人気のアイデアやふたりらしさを演出できるおもてなし方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みいただくことで、結婚式のはじまりを印象的に彩るヒントが見つかるでしょう。
ウェルカムドリンクとは

ウェルカムドリンクとは、挙式や披露宴前の待ち時間に、ゲストに提供する飲み物のこと。
必ず必要なわけではありませんが、どちらかというと用意する新郎新婦様の方が多いです。
ウェルカムドリンクは必要か
受付時は、慣れない式場で緊張している気持ちをほぐしてくれますし、ふたりからの最初のおもてなしにもなります。
一方で、挙式と披露宴の間は、長い時間待たせるのでなければ、すぐに披露宴で飲めるのでそれほど必要としません。
あとは、暑さ寒さなどの季節を考慮して考えてもよいでしょう。
提供のタイミング
ウェルカムドリンクの提供タイミングは、「挙式前の受付時」や「挙式後から披露宴までの待ち時間」になります。
受付時はゲストの来館時間がバラバラなので、注文を聞いて提供するスタイルが多いです。
また、挙式後に親族の集合写真や新郎新婦様の着替えなどがあると、ゲストを待たせてしまいます。
この場合は、ウェイティングルームにドリンクが並べてあり、自由に選べるスタイルが多いです。
ウェルカムドリンクを節約する方法
ウェルカムドリンクの費用が上がる要因は、提供する種類の多さとアルコールの有無です。
オリジナルカクテルなど、凝ったドリンクも費用が上がります。
コーヒー紅茶、ウーロン茶やオレンジジュースといった定番の飲み物のみや、アルコールをなしにすると節約できるでしょう。
ウェルカムドリンクはフリードリンク制が多いですが、ゲストが飲んだ分だけ支払うバイオーダー制にするのもひとつの方法です。
ウェルカムドリンクを用意するメリット

挙式や披露宴が始まる前、ゲストをお迎えする時間を心地よく過ごしてもらうために欠かせないのがウェルカムドリンク。
「お待たせしています」という気遣いを形にできる、ささやかなおもてなしのひとつです。
見た目にも華やかで、新郎新婦のこだわりや季節感を取り入れやすいのも魅力。
ちょっとした工夫で、結婚式のはじまりをより温かな印象にしてくれます。
まずは、ウェルカムドリンクを用意することで得られる主なメリットを見ていきましょう。
ゲストの緊張をほぐす
受付を済ませて結婚式を待つ時間は、ゲストにとって少し緊張する瞬間。
ウェルカムドリンクがあると、ぎこちない雰囲気を和らげ自然に心を落ち着かせてくれます。
ゲスト同士の会話も生まれやすく、久しぶりに会う親族や友人同士で「乾杯!」と笑顔が広がるきっかけになるはず。
オリジナルカクテルを用意するなど工夫すれば、ゲスト同士の会話のきっかけづくりにもなりますよ。
新郎新婦からのささやかな気遣いに、結婚式への期待も高まるでしょう。
感謝の気持ちを伝えられる
ウェルカムドリンクは、新郎新婦様からゲストへのおもてなしのひとつ。
ドリンクを提供することで、「今日は来てくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えられます。
ゲストが選べるように複数のドリンクを用意しておくと、よりおもてなし感が伝わり喜んでもらえるでしょう。
暑い時期には冷たい炭酸ドリンクを、寒い季節には体の温まるホットのゆず茶やココアなど、季節も考慮して選ぶのもポイントです。
暑い季節はおもてなしになる
暑さの中、会場に足を運んでくれたゲストにとって、冷たいウェルカムドリンクは何よりのおもてなし。
一口飲むだけでリフレッシュでき、気持ちも落ち着くでしょう。
レモンウォーターやフルーツ入りソーダなど、爽やかで見た目にも涼しいドリンクは特に喜ばれます。
さりげない工夫で、暑い季節でもゲストが快適に過ごせる時間を作れますよ。
披露宴が始まるまでの繋ぎになる
披露宴が始まるまでの時間は、ゲストにとって意外と手持ち無沙汰になりがちです。
ウェルカムドリンクがあると、ゲストも一息ついてくつろげるため、待ち時間を快適に過ごしてもらえます。
ささやかな演出でも、待ち時間から特別な時間を過ごしていることを実感してもらえるはず。
リラックスした空気の中で披露宴を迎えることで、緊張感がありつつも和やかな雰囲気でスタートできるでしょう。
結婚式の演出になる
ウェルカムドリンクは、結婚式の演出にもなります。
例えば、海がテーマの結婚式ならブルーのドリンクを並べるなど、ウェイティングルームも含めたコーディネートもおすすめです。
ドリンクコーナーを飾り付けたり、ふたりからのメッセージを置いたりしてもよいでしょう。
ゲストが待っている間も、結婚式の時間のうち。
ウェルカムドリンクを工夫することで、統一感のある思い出深い結婚式になりますよ。
ウェルカムドリンクを用意するデメリット

おもてなしのひとつとして人気のウェルカムドリンクですが、準備する際には注意しておきたいポイントもあります。
ウェルカムドリンクを用意する際に知っておきたい主なデメリットも見ていきましょう。
費用がかかる
ウェルカムドリンクを用意する場合、一人あたり500円~1,000円程度が相場です。
ゲスト人数が多いと、意外と費用がかさむこともあります。
さらにアルコールやオリジナルドリンクを追加すると、より高くなる場合もあるでしょう。
ゲストへのおもてなしのひとつとはいえ、予算とのバランスを考えて取り入れることが大切です。
開宴前に酔ってしまう可能性がある
アルコールを提供する場合、開宴前に酔ってしまい進行に支障が出る可能性があります。
結婚式の特別な雰囲気で盛り上がると、少量でも酔ったり飲みすぎたりするケースがあるからです。
また、車で来るゲストやお酒に弱い方にも配慮が必要でしょう。
ノンアルコールやソフトドリンクも用意して、選べるようにしておくと安心です。
全員に行き渡らない可能性がある
ゲストの人数や配膳のタイミングによっては、ウェルカムドリンクが全員に行き渡らない可能性もあります。
飲み損ねてしまうと残念な気持ちになり、披露宴を十分楽しめなくなるかもしれません。
手に取るまでに時間がかかり、ストレスを感じさせてしまうこともあるでしょう。
事前に提供方法やスタッフの配置を確認し、スムーズに行き渡るよう工夫することが大切です。
進行が詰まっていると楽しむ暇がない
ウェルカムドリンクを楽しむ時間が少ないと、せっかく用意してもあまり手を付けられずに終わってしまうこともあります。
挙式と披露宴の合間に、バルーンリリースやブーケトスなどの演出が詰まっていると、一息つく暇がないかもしれません。
ふたりの支度がヘアチェンジのみの場合も、待たせる時間は少なくなります。
結婚式の進行を踏まえて、ウェルカムドリンクの内容やタイミングを決めましょう。
ウェルカムドリンクのおもてなしアイデア

ウェルカムドリンクは、挙式や披露宴の待ち時間をゲストにリラックスして過ごしてもらうための演出のひとつ。
さらに、ちょっとした工夫や演出を加えることで、ゲストに喜ばれるおもてなしの時間に変えることができます。
ここでは、結婚式を華やかに彩るウェルカムドリンクのアイデアを紹介していくので、参考にしてみてください。
1.ノンアルコールも用意する
アルコールが苦手なゲストや車で来る方のために、ノンアルコールドリンクも用意しましょう。
種類を増やすことで選ぶ楽しさが生まれ、ゲスト全員がリラックスしてウェルカムドリンクを楽しめます。
フルーツジュースやノンアルコールカクテルなど、見た目にも華やかなものを揃えるのがおすすめ。
写真映えもよく、会場全体の雰囲気も明るくなりますよ。
2.瓶のまま提供する
洗練された空間演出をするなら、おしゃれなラベルのドリンクを瓶のまま提供するのもおすすめです。
コカ・コーラやオレンジジュースなどの瓶が並んでいると、レトロな雰囲気があっておしゃれに。
海外のソーダやクラフトビールなどを取り入れても、写真映えして楽しんでもらえるでしょう。
ラベルをアレンジしたり装飾を加えたりすれば、オリジナル感を演出できます。
瓶のデザインや色を結婚式のテーマに合わせて統一感を出すのもよいでしょう。
夏は、おしゃれなバケツに氷を詰めて、瓶を冷やして提供する演出も人気です。
手に取りやすく写真映えしやすいのも魅力のひとつです。
3.オリジナルカクテルを提供する
新郎新婦の名前やテーマカラーなどを取り入れたオリジナルカクテルは、特別感を演出できるアイデア。
アルコールとノンアルコール両方を用意すると、ゲスト全員に楽しんでもらえますよ。
オリジナルカクテルの由来やレシピを添えておくのもおすすめです。
ゲストがより深く楽しめて、結婚式へのワクワク感も一層高まります。
4.シェイカーを用意する
シェイカーを使ってドリンクを作る演出は、見た目にも楽しくゲストの目を引くアイデア。
バーテンダーが振るのはもちろん、ゲストが自分でシェイカーを振って仕上げる体験型の演出にするのもおすすめです。
自分たちで作ったドリンクは格別で、写真を撮る楽しみにもつながります。
待ち時間に一体感も生まれ、会場の雰囲気を和やかにしてくれるでしょう。
5.ウェルカムフードも用意する

ドリンクと一緒に軽いウェルカムフードを用意すると、ゲストにより一層くつろげる時間を提供できます。
小さなスイーツやフィンガーフードは見た目にも楽しく、挨拶や会話のきっかけにもぴったりです。
串に刺したピンチョスや、カナッペ、マカロンやチョコレートなどが、手軽に食べられるので人気があります。
暑い時期にはかき氷やアイスなど、季節感を取り入れるのも面白いですね。
季節の食材や結婚式のテーマに合わせて選べば、統一感のあるおもてなしになります。
華やかで特別感が増し、ゲストの満足度もさらに高まるでしょう。
6.ディスペンサーからドリンクを提供する

ディスペンサーでのドリンクの提供は、見た目も華やかでおしゃれな演出。
ゲストが自由に注げるセルフスタイルは会場がにぎやかになり、自然と会話も生まれやすくなります。
色付きのドリンクやフルーツを入れたディスペンサーを複数並べれば、写真映えも抜群。
ドリンクを選ぶ楽しみも加わり、ゲストの心をぐっと掴むおもてなしになるでしょう。
7.装飾されたストローを使う
リボンや造花、オリジナルタグでストローを装飾するのもおしゃれなアイデア。
季節や結婚式のテーマに合わせて装飾すれば、ゲストの目を引くだけでなく統一感のある演出ができます。
ストローも色にこだわったり、ストライプやドット柄などの可愛らしいものを使ったりすると、より一層おしゃれに。
リボンを結んだり、花や蝶の形をしたペーパークラフトをつけたりすると、華やかになるでしょう。
マスキングテープにメッセージを書いて、フラッグのように貼り付けるのも目を引く演出です。
ドリンクの種類ごとに、ストローや飾りの色や形を変えてもよいでしょう。
細部までこだわったおもてなしが、空間を華やかにしてくれます。
8.季節のフルーツやハーブを添える
ドリンクに季節のフルーツやハーブを添えると、見た目に香りも加わり華やかさが増します。
香りにはリラックス効果があるとされるので、待ち時間の緊張感を和らげてくれるはず。
暑い季節はミントやローズマリーで清涼感を、冬はシナモンやオレンジを加えて温かみのある演出を。
彩り豊かなフルーツやハーブが、写真映えするおしゃれなワンシーンを作り出してくれるでしょう。
9.ウェルカムドリンクにメッセージカードを添える
「Welcome!」「Thank you」など、ゲストへのメッセージを添えるとドリンクにより特別感が加わります。
ドリンクコーナーにメッセージカードを置いてもいいですし、ストローの装飾タグにメッセージを加えるのもおすすめ。
複数のメッセージを用意すればゲストがお互いに見せあって会話も弾み、待ち時間が楽しいひとときになるでしょう。
10.ドリンクを持ち込む
会場が提供するものだけでなく、自分たちでドリンクを持ち込むのもありです。
見た目がおしゃれな瓶や面白系の缶飲料など、並べておくだけでも演出のひとつになります。
ただし、持ち込みしたい時は、可能かどうかを会場に確認してから用意しましょう。
ここでは、持ち込みに人気の2つのドリンクを紹介します。
▼ウコンの力
披露宴でアルコールを楽しむゲスト向けにウコンの力を配るのも、ユニークで心温まるアイデアです。
ウコンの力は飲みすぎや食べすぎをサポートしてくれる健康飲料で、実用性と見栄えの両方が楽しめるのがポイント。
ゲストの健康を気遣う気持ちが伝わり、思わず笑顔がこぼれる演出になるでしょう。
ゴールドやピンクの缶が目立つため、カゴに入れたり並べたりして置いておくと注目を集めます。
ハートやピラミッド型など並べ方を工夫すれば見た目もおしゃれですし、タワー型に積んで飾っても面白いでしょう。
より温かみのあるおもてなしにするなら、「ご自由にどうぞ」「早い者勝ち」などメッセージを添えるのもおすすめ。
▼クライナー
クライナーは、キュートな小瓶に入ったリキュールのこと。
いろいろなフレーバーがあり色もカラフルなので、見た目と味の両方が楽しめる点がおすすめです。
また、小さな瓶はウェルカムドリンクとして提供しやすいでしょう。
SNS映えするため、待ち時間も写真や動画撮影で盛り上がりそうですよね。
11.フォトブースを作成する
ウェルカムドリンクを雰囲気でも楽しめるように、フォトブースを作成するのもおすすめです。
ウェディングフラッグやガーランド、バルーンなど、さまざまなアイテムで飾り付けて映えるウェイティングルームにしましょう。
フォトブースにイスを並べて、おしゃれなドリンク片手に撮影できるようにすれば、待ち時間も楽しく過ごしてもらえそうですね。
まとめ:ウェルカムドリンクでゲストをおもてなししよう

ウェルカムドリンクは、ゲストにとって結婚式の第一印象を決める大切な演出。
冷たい一杯で緊張をほぐしたり会話を生んだりと、待ち時間を心地よいおもてなしの時間に変えてくれます。
費用や準備の手間はかかりますが、工夫次第で負担を抑えつつ特別感を演出することも可能です。
今回紹介したおもてなしアイデアも参考に、ふたりらしい演出で結婚式のはじまりをゲストの笑顔が広がる空間にしましょう。




