結婚式二次会の料理はどのくらいが適量? ポイント6選 | 結婚式場の選び方

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結婚式の披露宴後に、気心の知れた友人たちとカジュアルに楽しめる二次会。
「料理はどんなスタイルが喜ばれる?」「どれくらいの量を用意すればいい?」と悩むカップルは少なくありません。
披露宴から続けて参加するゲストがいることも多く、ボリューム感やメニュー選びは迷いがちですよね。

そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、二次会に適した料理のスタイルやジャンル、適量の考え方を詳しく解説します。
さらに料理演出のアイデアや会場選びで注意したいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

最後までお読みいただくことで、ゲストに喜ばれる料理と演出で満足度の高い二次会を叶えるコツがつかめるでしょう。

二次会の料理スタイルの選び方

画像:セッティングされた長テーブル

二次会の料理は、ゲストとどう過ごしたいのかを考えて決めることが大切です。
食事をメインにしたいのか、会話やゲームを中心に自由に楽しみたいのかで選ぶべきスタイルが異なります。
ここでは代表的な4つのスタイルを紹介するので、理想の二次会をイメージしながら見ていきましょう。

1.立食形式・半立食ビュッフェ

立食または半立食ビュッフェは、カジュアルで動きのあるパーティにしたいカップルに人気のスタイルです。
ゲストが好きなタイミングで料理を取りに行けるため、自由に交流ができて自然とにぎやかな雰囲気になります。

大人数でも対応しやすく、比較的費用を抑えやすい点もメリットです。
ただし混雑すると料理が取りづらかったり、立ちっぱなしで疲れてしまったりといったデメリットもあります。

 

2.着席ビュッフェ

着席ビュッフェは、席で落ち着いて過ごしながら料理を自由に楽しめるスタイルです。
カジュアルな雰囲気はそのままに、ゆったりと会話や食事を楽しみたいカップルにおすすめ。

全員分の席を用意するため、会場の広さによって参加人数が限られるものの、ビュッフェ形式なので費用を抑えることができます。
ただし席が固定されると自由に動きにくく、同じテーブルの人との交流に偏ってしまいがちです。

 

3.大皿スタイル

大皿スタイルはテーブルごとに料理をシェアしながら楽しむ形式で、アットホームな雰囲気を作りたいカップルにおすすめ
自分のペースで食事をしつつ、取り分けや料理の話題をきっかけに会話も広がります。

料理を取りに行く手間もなく、家庭的な雰囲気の中でゆったりと過ごせるのもメリットです。
ただし、好きな料理を選べなかったり取り分けが苦手なゲストには負担になったりと、デメリットになるケースもあります。

 

4.コース料理

二次会では珍しいですが、しっかり食事を楽しんでもらいたい場合はコース料理も選択肢のひとつ。
披露宴ほどフォーマルではないものの、落ち着いた雰囲気とおいしい料理でおもてなしができます。

料理の満足度が高い点はメリットですが、費用が高くなりやすく演出や自由な移動がしにくいのがデメリット。
家族や親族を招待する場合や、年齢層が高いゲストが多い二次会に向いているスタイルです。

 

二次会の料理のジャンルについて

画像:盛り付けられたフィンガーフード

二次会の料理は、ゲスト層やパーティの雰囲気に合わせたジャンル選びも欠かせません。
食べやすさや幅広い層の好みを考えて選ぶことで、誰もが楽しめる二次会になります。
ここでは、二次会で特に人気の高い料理ジャンルや取り入れやすいメニューの傾向を見ていきましょう。

多いのはイタリアン

二次会の料理で特に人気が高いのは、幅広い層に好まれるイタリアンです。
前菜からパスタ、ピザ、グリル料理、デザートまで、バラエティ豊かなメニューが楽しめます。

食べやすくボリュームの調整もしやすいため、どの提供スタイルとも相性がよいジャンルです。
見た目が華やかで写真映えする料理が多い点も、結婚式の二次会にぴったりと言えるでしょう。

 

フィンガーフードがおすすめ

フィンガーフードはカナッペやピンチョスなど、一口サイズで手を汚さずに食べられる手軽さが魅力です。
ビュッフェ形式でもゲストが会話しながら気軽につまめるため、カジュアルな二次会との相性が抜群。

軽食中心でも満足感を得やすく、組み合わせ次第でバリエーションも広がります。
見た目が可愛らしく彩りも豊かなため、写真映えする点も人気の理由です。

 

二次会の料理のボリュームについて

画像:ブッフェを取り分けるゲスト

二次会の料理を多めに用意したらたくさん残り、少なめにしたら全然足りないというケースも少なくありません。
披露宴との兼ね合いやゲスト層によって適量が変わるため、状況に合わせて判断することが大切です。
ここではゲストの傾向や人数に応じたポイントを紹介するので、ちょうどいいボリューム感を見極める参考にしてください。

披露宴も二次会も両方参加する人が多い場合

披露宴から続けて参加するゲストが多い場合は、二次会の料理を控えめにするのがポイントです。
披露宴でしっかり食事を済ませていることが多いため、二次会では軽食やフィンガーフード中心でも十分に満足してもらえます。

ただし、二次会から合流するゲストのことも考えて、軽い食事を数種類は用意しておくと安心です。
全体の量は抑えつつ、誰でもつまみやすいメニューをバランスよくそろえると喜ばれますよ。

 

男女の比率が偏っている場合

ゲストの男女比が偏っている二次会では、好みや食べる量を考慮してメニュー構成を決めるのがポイントです。
男性が多い場合は、揚げ物や肉料理などしっかり食べられる料理を多めに用意しましょう。

女性が多い場合は、フィンガーフードやパスタ、デザートなど、軽めで食べやすく見た目も華やかな料理が人気です。
ゲスト層に合わせた料理を提供することで、二次会の満足度も格段に上がりますよ。

 

参加人数の8割で発注する

二次会の料理は、参加人数の8割程度で発注するのがちょうどよいとされています。
会話やゲームなどで忙しく、披露宴ほどしっかり食事を取らないゲストが多いため、全員分を用意すると余りやすいからです。

また、直前の欠席や披露宴から続けての参加による食欲低下なども考慮する必要があります。
8割程度で手配しておけば、無駄を防ぎつつ必要な量は確保できコスト面でも安心です。

 

二次会のドリンクについて

画像:並んだディスペンサー

二次会では、料理よりドリンクを楽しみにしているゲストも少なくありません。
飲み物の充実度が満足度を大きく左右するため、ドリンクの種類や提供方法をしっかり検討しておくことが大切です。

ここでは、二次会で喜ばれるドリンクの選び方を見ていきましょう。

ドリンクの種類は多めに用意する

二次会では誰もが好みの飲み物を選べるように、ドリンクの種類を多めに用意しておくと安心です。
ビールやワイン、カクテルはもちろん、ノンアルコールカクテルやジュース、炭酸飲料など。
アルコールだけでなくソフトドリンクの種類も充実させると、幅広いゲストに喜んでもらえるでしょう。

特にカクテルは、選べる種類が多いほど満足度が高まります。
好みが分かれる飲み物だからこそ、バランスよくそろえておくことが大切です。

 

料理を減らしてドリンクを増やすのもあり

披露宴から続けて参加するゲストが多い場合は、料理のボリュームや品数を抑えてドリンクを充実させるスタイルもおすすめ。
二次会では料理をゆっくり食べる時間が少ないため、ドリンクの満足度が高い方が喜ばれやすい傾向にあるからです。

軽食中心にしてコストを抑え、カクテルの種類を増やしたり飲み放題の内容をランクアップしたりするのもよいでしょう。
お酒付きのゲストが多い場合にもぴったりの方法です。

 

二次会でできる料理演出のアイデア

画像:ケーキ入刀する新郎新婦

カジュアルな雰囲気の二次会に料理やドリンクを使った演出を取り入れると、より華やかで一体感のあるパーティに仕上がります。
写真映えするものからゲスト参加型までさまざまな演出があり、雰囲気づくりにもぴったりです。
ここでは二次会で人気の料理演出を紹介するので、ふたりらしいシーンを作る参考にしてください。

ケーキ入刀&ファーストバイト

ケーキ入刀&ファーストバイトは、披露宴だけでなく二次会にもおすすめの演出です。
結婚式らしい演出で思い出に残りやすく、ゲスト全員が写真に収めたくなる華やかなシーンが作れます。

ファーストバイトではビッグスプーンを使ったり、ゲストに食べさせてもらう逆バイトをしたりとアレンジも豊富。
会場全体が祝福とともに盛り上がるきっかけにもなりますよ。
ちょっと変わったケーキ入刀&ファーストバイトのアイデアについては、こちらの記事でも紹介しています。

『ケーキ入刀の代わりになる演出|食べ物以外の面白いアイデアも』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3694/
 

カクテルパフォーマンス

バーテンダーによるカクテルパフォーマンスは、二次会のムードを一気に華やかにしてくれる演出。
シェイカーを振ったりボトルを宙に投げたりするパフォーマンスだけでなく、出来上がったカクテルを味でも楽しむことができます

新郎がシェイカーを振る演出やふたりの名前でオリジナルカクテルを用意するなど、特別感をプラスするのもおすすめです。

 

シャンパンタワー

幸せが満ちあふれるようにという願いが込められたシャンパンタワーは、二次会を一気に華やかにしてくれる演出。
積み上げられたグラスにシャンパンが流れ落ち照明を受けてキラキラと輝く光景は、写真映えも抜群です。

空間がひときわゴージャスにきらめき、ゲストからも歓声が上がるでしょう。
乾杯シーンの前に行えば、パーティのスタートを盛り上げてくれますよ

 

ライブキッチン

ライブキッチンは、シェフが目の前で調理する様子を楽しめる贅沢で満足度の高い演出。
調理の音や香りが広がるライブ感が魅力です。

作り立ての料理をそのまま提供できるため、おいしさだけでなく特別感もアップします。
特に、仕上げに炎が立ち上がるフランベ演出は迫力があり、思わず歓声が上がる華やかなシーンになるでしょう。

 

チョコレートフォンデュ

チョコレートフォンデュは、見た目の可愛さと体験型のスイーツ演出として人気です。
流れるチョコレートにフルーツやマシュマロをディップして楽しみながら、ゲスト同士の会話も自然と弾みます。

色とりどりのフルーツを並べれば、写真映えもばっちり。
デザートビュッフェと組み合わせれば、華やかさがさらにアップするでしょう。

 

事前に味のチェックもおすすめ

画像:前菜の写真を撮る女性

二次会の満足度は、料理とドリンクのクオリティによって大きく左右されます。
会場の雰囲気がよく写真映えする演出があっても、料理が期待外れだとゲストの印象は下がってしまうでしょう。
ここでは、後悔しない二次会を行うために下見でチェックしておきたいポイントを紹介します。

二次会会場の下見をするときの注意

二次会会場の下見では、実際に提供される料理で味を確認することが大切です。
同じメニューが難しい場合は、近い料理を試食したり二次会メニューの写真や口コミを参考にしたりしましょう。

また、温かい料理が適温で提供されるか、ビュッフェの補充がスムーズかといった点もチェックしておきたいポイント。
可能であれば混雑しやすい時間帯に訪れ、スタッフの動きやサービスの質も確認しておくと安心です。

 

味の他に見るポイント

会場選びでは、ゲストが快適に過ごせる環境かどうかもチェックしましょう。
特にビュッフェでは、動線が悪く混雑しやすいレイアウトだと料理を取りに行きづらくストレスにつながります。

また、照明が暗すぎて料理が見えにくい、音響が大きすぎて会話がしづらいといった点も注意が必要です。
立食の場合は、ゲストが自由に座って休めるスペースがあるかどうかも確認しておきましょう。

 

まとめ:二次会の料理を充実させて楽しもう

画像:並べられたフィンガーフード

二次会を成功させるためには、ゲスト層やパーティの雰囲気に合わせて料理やドリンクをバランスよく提供することが大切です。
スタイルやジャンル、ボリュームの選び方を工夫するだけで、ゲストの満足度は大きく変わります。

また、料理演出を取り入れることで会場の一体感が生まれ、より華やかな時間を楽しめるのも二次会ならではの魅力です。
下見で味やサービスを確認しながら、ふたりらしいおもてなしで充実したパーティを叶えましょう。

 
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