結婚式の準備を進める中で、ゲストから招待状のお返事が来ないと心配になりますよね。
返信が遅れる理由はさまざまですが、席の配置やお料理コースの確定のために出欠を早めに知りたいのも本音。
「招待状の返信を催促するのは失礼?」
「上司に返信をお願いする時には、どのように伝えたらいいの?」
「友人に招待状の返事を催促する際の例文を知りたい。」
本記事では、招待状の返信がない時に、催促するタイミングや相手ごとのポイントを例文を交えて紹介します。
気まずくならず、相手にも配慮した催促方法を知ることで、スムーズに結婚式の準備を進められるでしょう。
招待状の返信がない場合の催促方法

結婚式の招待状を送ったのに返信がなかなか来ないと、どのように対応すればよいか悩む方は多いものです。
失礼にならない催促のタイミングと手段を整理し、状況に合わせた適切なアプローチを紹介します。
催促するタイミングはいつか
招待状の返信を催促するのは「返信期限の3日〜5日後」が、相手に負担をかけにくいタイミング。
返信期限の当日に投函している可能性もあるため、数日の猶予を持って連絡しましょう。
とくに遠方に住む方からの返事や返信期日の周辺に日曜祝日を挟む場合は、郵便事情により届くまでに数日かかることもあります。
結婚式準備において招待状の返信は重要ですが、相手の都合や配送状況も踏まえて催促するタイミングを判断したいところ。
招待状の返信期日を決める際には、遅れて返信が来ても良いように少し余裕を持たせて設定しておくのもポイントです。
▼web招待状なら期日前のリマインドもおすすめ
web招待状の場合は、返信期限より少し前にリマインドを送る方法も有効。
「お時間あるときに回答をお願いします」と柔らかく伝えると、相手にプレッシャーを与えずに行動を促せます。
紙の招待状に比べ、web招待状は通知を見落としやすいため、気遣いとして再連絡をすると喜ばれるでしょう。
あくまで催促ではなく“ご案内の再送”のような軽いトーンで伝えるのがポイント。
催促する手段は何がいいか
返信を促す際には、相手との関係性に応じて手段を選ぶことが大切。
上司や目上の方には、電話や直接の声掛けが丁寧な印象につながります。
友人や同僚であれば、SNSやメールなど普段使っている連絡方法でも構いません。
いずれの方法でも相手の都合を尊重し、配慮のある丁寧な伝え方を心がけましょう。
返信を催促するときの例文

催促の連絡は、関係性によって言葉遣いや伝え方を使い分けましょう。
ここからは、目上の方・同僚や友人・親族といった相手別に返信を依頼する際の例文を紹介します。
ポイントを押さえて、相手に失礼がないように気を付けましょう。
目上の人に対する催促文
上司や恩師など目上の人に招待状の返信を促す際は、なるべく直接会って伝えるのが丁寧です。
お願いするときも相手への敬意を忘れず、控えめな表現を優先しましょう。
▼上司に対する催促文
上司は職場で顔を合わせる機会が多いので、タイミングを見計らって対面で伝えると誠意が伝わります。
忙しくて招待状に十分目を通せていない可能性も含め、催促ではなく改めてのご案内という形で、日時や場所を簡潔に伝えましょう。
〇月〇日に△△にて結婚式を予定しております。
お仕事の調整もあるかと存じますが、出欠についてお手すきの際にお知らせいただけますと助かります。
▼恩師に対する催促文
恩師にも直接お会いする機会を設けるか、電話などで連絡をしましょう。
招待できたことへの感謝や近況を気遣う姿勢を添えると、失礼のない印象になります。
ご招待できたことを大変嬉しく思っており、近況も少しお伺いできたらと思いご連絡いたしました。
出欠のご返信につきまして、ご都合のよろしい際にご一報いただけましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
同僚・友人に対する催促文
同僚や友人など親しい間柄だと、つい早く返信が欲しいと焦る自分の気持ちが出てしまうことも。
返信が遅れている背景に体調不良や家庭の事情などがあるかもしれない、という前提を忘れないことが大切です。
ただし、理由を直接的に尋ねるのではなく「大丈夫かな?」と気遣う表現にとどめましょう。
仲の良い大切な相手だからこそ、相手を思いやる気持ちが伝わる言葉選びを意識したいところです。
▼同僚に対する催促文
職場で会える場合には直接お伺いするか、またはメールなどで連絡をしましょう。
職場関係の同僚には、カジュアルすぎず丁寧すぎない中間のトーンが適切です。
ご出欠の返信について、念のため確認でご連絡です。
お仕事の調整等もあるかと思いますので、お時間のある時にご都合を教えてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。
▼友人に対する催促文
親しい相手には、SNSやメール・電話など普段の連絡方法でも大丈夫です。
ただし相手の背景や事情まで含めて想像し、催促感が出ないように柔らかな依頼を意識しましょう。
お返事について、念のため連絡してみたよ。
急ぎではないけれど、都合のいいときに教えてくれると助かります。
何か不明な点があれば気軽に質問してね。
親族に対する催促文
親族への催促は新郎新婦様だけで判断しづらいため、事前に親御様と相談してから進めましょう。
親御様のもとに口頭で返事をしており、返信済みのつもりになっているかもしれません。
返信ハガキにて正式なお返事をお願いする旨を伝えることが大切です。
また、返信がない場合は何か迷っている事情がある可能性も考えられます。
催促するのではなく、困っていることはないかを気遣う姿勢で確認するとよいでしょう。
▼いとこに対する催促文
いとこへの催促は、新郎新婦様との年齢差や関係性によって、言葉遣いや伝え方を調整しましょう。
目上のいとこには敬意を意識した丁寧な表現を選び、年齢が近く親しい場合は友人と同様の対応でも問題ありません。
いとこ本人だけでなく、おじ・おばと相談してから返事をするケースもあるため、急かさない姿勢を心がけましょう。
返信について、念のため確認で連絡しました。
おじさんやおばさんとご相談の上、わかり次第教えてもらえると嬉しいです。
▼祖父母に対する催促文
祖父母に招待状を送る場合は、世帯が分かれていることも多いため、親しみを込めつつ失礼のない言葉遣いを意識しましょう。
高齢の場合は体調や移動に不安を感じていることもあるため、無理のない参加を前提とした案内をすると安心です。
出欠のお返事について、念のため確認で連絡しました。
体調や移動など心配なことがあれば、遠慮なく教えてね。
無理のない範囲で、都合を聞かせてもらえたら嬉しいです。
▼おじおばに対する催促文
おじおばなど両親の兄弟に対する返信確認の場合は、両親を通して依頼してもよいでしょう。
近しい親戚だからこそ口頭で返事をもらう場合もありますが、出欠を管理する上で、書面にて返信を頂くと安心です。
返信について、念のため確認のご連絡をしました。
すでに両親へお知らせ済みかもしれませんが、念のため返信ハガキにて正式なお返事をお待ちしております。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
催促した後のフォロー方法

催促後は、返信が届いた場合と届かなかった場合で適切なフォローが異なるでしょう。
相手に負担をかけない丁寧な姿勢を保ちながら、気持ちよくやり取りを終えるための対応を紹介します。
返信はがきが届いたら
返信はがきが届いたら無事に受け取った旨を、SNSやメール、電話などで一言お礼を伝えましょう。
「無事に届いて、準備が進められるので助かります。ありがとうございます。」と感謝の気持ちを添えると丁寧です。
また出欠に関わらず、返信してくれたことへの感謝と相手の状況を気遣う言葉を伝えると、良好な関係を保てるでしょう。
催促しても返信がなかった場合は
催促後も返事がない場合は、相手が多忙・体調不良や身内の不幸などさまざまな理由が考えられます。
無理に再度の催促をする必要はありません。
ご両親や共通の知人に相談し、相手の状況をさりげなく確認するのも1つの手段。
相手を責めたり悲観したりせず、冷静に対応する姿勢が大切です。
まとめ:お互い気持ちよく催促しよう

招待状の返信が遅れる理由は人それぞれですが、相手の状況や事情を察し、関係性を損なわずに結婚式の準備を進めていきたいもの。
適切なタイミングや柔らかな言葉選びを意識すれば、催促しても失礼にはなりません。
本記事では、返信ハガキが届かない時に催促するタイミングや相手による伝え方をご紹介しました。
なかなか返事が来なくて焦る気持ちを押さえ、お互い気持ちよくやり取りできる催促を意識しましょう。




