結婚式の招待状はいつがベスト? スケジュール感とマナー | 結婚式場の選び方 | 結婚式準備サイト

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結婚式の招待状について、タイミングやスケジュール感が分からず困っていませんか。早め早めの準備が成功への近道ですが、招待が早すぎてもゲストには負担になってしまう可能性が高いです。

本記事は元ウエディングプランナーが、いつ何をすればいいかとそれぞれの準備段階に合わせて気を付けるポイントを紹介しています。一度目を通せば、無駄がなくスマートでお二人らしい招待を行えることでしょう。

挙式まで残された時間を元に、今何をするべきか見つかれば幸いです。全体の見通しが付いたらさっそく行動に移していきましょう。

招待のスケジュール感

スケジュール帳と新郎新婦の人形

結婚式の招待状の発送は、挙式の2〜3か月前に行います。そのため半年前くらいから準備を始めると慌てずに済むでしょう。

発送が早すぎても遅すぎてもゲストには負担がかかります。早いと予定が分からず放置されたり、遅いと既に予定が入っていることもあるのです。ちょうどいいタイミングで送ってください。

海外挙式の場合はもう1〜2か月早めに送った方がいいので、通常のスケジュール感より1か月ほど早めに準備するのがおすすめです。

挙式の半年前からのスケジュール感について以下に紹介していくので、招待の目安にしてみてください。

▼6か月前
招待については半年前から動き始めます。この時期にやることは、招待客ゲストのリスト作成と結婚報告です。

▼4か月前
4か月前から招待状について動き始めます。デザインを考えたり、打ち合わせを行うのがだいたいこの時期です。手作りする場合はもう少し早くから動き始めてもよいでしょう。

▼3か月前
実物の準備と発送が始まります。宛名を手書きにした新郎新婦様が腱鞘炎になるのもこの時期です。

▼1か月前
ゲストからの返信期日はたいてい1か月前に設定します。人数を確定させていきましょう。

▼2週間前
参加人数の最終確定日を2週間前に設定している会場が多くなっています。この日以降の人数の増減は難しくなってくるので、早めに確定できるように招待してください。

作成前の準備方法

封がなされた白い封筒

6〜4か月前を目安に行う準備の紹介です。意外と忘れていたポイントや、今後の動きやすさが変わってくるポイントもあるので、目を通してから準備してみましょう。

リストアップ

招待する時に必須なのが、招待客リストです。まずはこれを作成してください。

リストに設置する項目は以下がおすすめです。

  1. 名前
  2. 関係性
  3. 招待の優先度
  4. 住所 or 手渡しにするのか
  5. 事前の声掛けは済んだか
  6. 手渡し or 発送したか
  7. 返信があったか
 

関係性については以下のようにグループ分けしてみましょう。

  • 親族
  • 主賓
  • 恩師
  • 職場の関係者
  • 友人
  • その他
 

招待の優先度は、以下のようにします。

  1. 必ず呼ぶ
  2. できれば呼ぶ
  3. 二次会のみ呼ぶ
  4. 報告のみする

住所やフルネームに不安があれば、事前の声掛けの際に確認ができると安心です。

グーグルスプレッドシートなどお二人で共有が楽にできるものを活用して、ゲストの管理を行っていきましょう。

 

招待状を送る前に

いきなり招待状を送りつけるのはマナー違反なので、まずは結婚の報告を兼ねて招待してもいいか聞きましょう。

直接会うのが一番丁寧ですが、電話やメールでも大丈夫です。ただ、主賓や恩師などにはなるべく顔を見せにいくことをおすすめします。

 

作成は業者依頼か手作り

招待状を作成する際は、業者に発注するか手作りするかの2択になるでしょう。

▼業者に発注
業者に発注の場合、会場に提携している業者に頼む方法と提携外の業者に頼む方法があります。提携の業者に依頼する新郎新婦様が多いですが、提携外の業者の方が安く済むこともあるでしょう。

発注の場合は、手作りよりは費用がかかります。また、打ち合わせだけでは実物のイメージが付きづらく、想像と違った仕上がりになる可能性があることが懸念点です。

一方で、クオリティには期待ができますし、間違いが起こりにくいことは心強い点ではないでしょうか。用意されたテンプレートに好みのものがあれば、業者に依頼することがおすすめです。

▼手作り
手作りにすると、とことん好きなようにこだわったデザインにできます。結婚式のコンセプトを忠実に守った唯一無二のものが出来上がるでしょう。

ただ、こだわりすぎてコストをかけすぎてしまうこともあります。プリンター印刷の関係で安っぽい仕上がりになってしまう可能性も否定できません。

結婚式のコンセプトにあったデザインにすることが第一です。まずは業者のデザインを見てみて、気に入るものがなければ手作りにすることをおすすめします。







作成時に気を付けるポイント

白い封筒とエメラルドグリーンの便せんとペン

だいたい挙式の4か月前に行う、作成時における注意点の紹介です。チェックは念入りに行いましょう。

ゲストに送るもの

まずゲストに送付するものは主に以下です。

  • 封筒
  • 本状
  • 返信ハガキ
  • アクセス地図
  • 付箋

アクセス地図については会場からもらえることが多いですが、分かりにくいこともあります。その場合はお二人で作成してもよいでしょう。

封筒と返信ハガキには慶事用の切手を使用します。または、料金別納郵便を活用する手もあるので参考にしてみてください。

→料金別納郵便について

付箋は、主賓や受付係、乾杯の発声者など当日特別な役割がある方へ同封します。当日やってもらうことについて改めてお礼を伝えたり、集合時間を記載するためのものです。

 

記載内容と宛名

本状には結婚式の基本的な内容と挨拶を記載します。返信ハガキには出欠席欄の他、子どもの有無と年齢、アレルギーの有無について尋ねる欄があるとなおよいでしょう。

当日の持ち物やドレスコードがあれば合わせて記載しておくとゲストに喜ばれます。また返信期日はいつでもいいわけではなく、大安か友引の日に設定するのが無難です。

宛名について、基本は毛筆で手書きします。ただ全て手書きにしていると手間と時間がかかるので、筆耕サービスや毛筆フォントでの印刷を検討することがおすすめです。

発送の仕方

郵便ポストの置物と赤い手紙

挙式の3か月前を目安に、招待状を発送または手渡しします。

手渡しした方がいい人とは

まず手渡しした方がいい人とは、主賓やスピーチを行う人、恩師などです。

直接手渡しが望ましいですが、遠方在住であったり多忙でタイミングがなければ郵送にします。その際は電話などで再度連絡してから郵送すれば丁寧でしょう。

タイミングを見計らっていたらいつの間にか返信期日ギリギリになっていた、なんてことにならないよう気を付けてください。

手渡しする際は、封筒に住所を書かず封もしないで渡します。

 

投函方法

郵送の場合、そのままポスト投函でもいいのですが、おすすめは郵便局の窓口に持ち込むことです。重さなども量ってもらえるので、切手の料金が不足して戻ってくるリスクを無くせます。

また、消印が大安か友引の日になるように投函しましょう。窓口持ち込みなら確実です。最寄りの郵便局がいつ営業しているか見てみてください。







招待にまつわるアイデア

結婚式招待状の返信用ハガキ

ゲストを招待することは、結婚式のおもてなしの始まりにあたります。以下のアイデアも参考に、お二人らしいパーティーの始まりを告げてみてください。

セーブ・ザ・デート

招待状を発送する前に行う、声掛けの方法の1つです。結婚式の案内状、プレ招待状といった立ち位置で、主にいつ結婚式を行うかを知らせるために行います。

特に決まりはなく、告知方法は手紙でもムービーでもかまいません。パートナーとの写真を使用すれば、相手の紹介も兼ねることができます。

もっとカジュアルに結婚式の日時を告知したい新郎新婦様は取り入れてみましょう。

 

web招待状

紙ではなく、webで完結する招待状も選ばれ始めています。

出欠席者のリストや、回答状況などが一目で分かるので管理もしやすいです。リンク1つ送るだけで完了するので、手間もかからず若い世代に人気があります。

ただ、年配者などにはカジュアルすぎると受け取られる可能性も高いです。ゲスト層による送り分けも視野に入れつつ活用してみてください。

おすすめは二次会の出欠席に活用することです。

 

料金別納郵便

料金別納郵便の表記方法について

出典:https://www.post.japanpost.jp/send/fee/how_to_pay/separate_pay/syousai.html

郵送代金の支払い方法として、料金別納郵便を選ぶ花嫁が増えています。料金別納郵便を活用するメリットは以下です。

  • 切手を貼らなくていい
  • 料金不足になる危険がない
  • オリジナルデザインを入れることができる

料金別納郵便の表示を必ず入れなければなりませんが、表示形式を守っていればシールでも印刷でも問題ありません。円形であれば直径2cm〜3cm、四角形であれば縦横2cm〜3cmの表示のうち下半分を自由にデザイン可能です。

また1つ1つ切手を貼る手間がなく、料金変更にも柔軟に対応可能な点もメリットになります。

料金別納郵便が使えるのは同一料金の郵便物を10通以上出すときのみなので、この点のみ気を付けてください。

おもてなしの第一歩を成功させよう

おしゃれな手紙とドライフラワー

結婚式の招待状をいつ発送するのか、準備のタイミングや方法を紹介しました。だいたい半年前から準備を始めて、2〜3か月前には発送しましょう。

それぞれの準備段階における注意点や招待のアイデアも参考になれば幸いです。招待からおもてなしが始まっているといっても過言ではありません。気合の入った招待ができることを祈っています。







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