ウエディングドレスを美しく着こなすために欠かせないブライダルインナー。
「着用後は手洗い?」「クリーニングに出した方がいいの?」と、お手入れ方法に迷う方は少なくありません。
せっかく用意したブライダルインナーだからこそ、きれいな状態で保ちたいですよね。
そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、ブライダルインナーのお手入れ方法や正しい洗い方をわかりやすく解説します。
手洗いと洗濯機の使い分けや型崩れを防ぐポイントも紹介するので、挙式後のお手入れに不安がある方はぜひ参考にしてください。
挙式後すぐに実践できるお手入れ方法で、大切なブライダルインナーを長く愛用しましょう。
ブライダルインナーのお手入れ方法

ブライダルインナーは補整力が高く繊細な素材で作られているため、普段の下着よりも丁寧なお手入れが欠かせません。
正しいケアを行うことで型崩れや劣化を防ぎ、次に着用する機会まできれいな状態を保つことができます。
まずは、着用後すぐに行いたい基本のお手入れと保管時のポイントを押さえておきましょう。
着用したら洗う
ブライダルインナーを着用したら、できるだけ早く洗うことが大切です。
肌に直接触れるインナーは、一度の着用でも汗や皮脂が付着します。
夏場や屋外での撮影、長時間の結婚式では、見た目以上に汗を吸っていることも少なくありません。
放置すると黄ばみやにおいの原因になり、生地の劣化や型崩れにつながります。
汚れは少しずつ蓄積されるので、短時間の着用でも必ず洗いましょう。
型崩れしないように保管する
洗濯後のブライダルインナーは、形を整えてから保管することが大切です。
つぶしたり折り曲げたりした状態で収納すると、カップやボーンが変形し補整力が落ちる原因になります。
引き出しに収納する場合は立体感を保ったまま置き、上に重たい物を重ねないよう注意しましょう。
購入時の型紙や薄紙が残っていれば、カップ内に入れて保管するのもおすすめです。
通気性を保つ
ブライダルインナーを長くきれいに保つためには、通気性にも配慮が欠かせません。
湿気がこもると黄ばみやにおい、素材の劣化につながりやすくなります。
長期間保管する場合は、不織布の袋や通気性のあるケースを使うと安心です。
ビニール袋など密閉性の高いものは避け、風通しのよい場所で保管するよう心がけましょう。
ブライダルインナーの洗い方

ブライダルインナーをきれいに保つためには、洗う工程でも一つひとつの作業を丁寧に行うことが大切です。
基本的な流れを順番に確認しながら、ブライダルインナーに適した洗い方のポイントをしっかり押さえていきましょう。
1.洗濯表示を確認する
まず最初に確認したいのが、タグに記載されている洗濯表示です。
素材や縫製によっては、手洗いのみや洗濯機の使用が不可とされているケースもあります。
自己判断で洗ってしまうと、生地を傷めたりワイヤーを変形させたりしてしまうかもしれません。
表示に従ってお手入れすることが、ブライダルインナーを長くきれいに使うための基本といえるでしょう。
2.適切な洗剤を用意する
洗剤選びも、仕上がりを左右する大切なポイントです。
ブライダルインナーは繊細な素材が使われていることが多く、一般的な衣類用洗剤では刺激が強すぎるケースが少なくありません。
中性洗剤やランジェリー専用洗剤を使うことで、生地への負担を抑えながら汚れを落とせます。
特に漂白剤や蛍光剤入りの洗剤は、黄ばみや色ムラの原因になりやすいので避けた方がよいでしょう。
3.洗う
3-1.手洗いで洗う
ブライダルインナーを洗うときは、手洗いが最もおすすめです。
ぬるま湯に洗剤を溶かしてインナーを浸したら、やさしく押し洗いしましょう。
生地やレースを傷めにくく、補整力を損なわずに洗うことができます。
強くこすったりねじったりせず、汚れを浮かせるイメージで洗うのがポイントです。
長時間つけ置きせずに、短時間で手早く洗い上げましょう。
3-2.洗濯機で洗う
洗濯表示で洗濯機使用が可能な場合は、洗濯機で洗うこともできます。
そのまま洗濯機に入れると傷みやすいので、ランジェリー用の目の細かいネットを使うのがポイントです。
また、他の衣類と一緒に洗うと引っかかりや型崩れの原因になりかねません。
単独洗いで弱水流のやさしい洗濯コースを選ぶなど、洗濯時の負担をできるだけ抑えて洗いましょう。
4.脱水する
脱水は、短時間で行うのが大切です。
洗濯機を使う場合は、30秒〜1分程度の軽い脱水にとどめましょう。
脱水を控えめにすることで型崩れを防ぎ、補正力やシルエットを保ちやすくなります。
手洗いした後は清潔なタオルで包み、押すようにして水分を吸い取る方法もおすすめです。
ワイヤーやボーンが歪まないよう、強く絞るのは避けましょう。
5.陰干しする
乾かすときは、陰干しが基本です。
直射日光に当てると、黄ばみや生地の劣化を引き起こす原因になります。
全体の形を整えてから、平干しやハンガー干しで自然乾燥させるのが理想的です。
風通しのよい場所でゆっくり乾かすことで、型崩れを防ぎながら清潔な状態を保てます。
生地の縮みやワイヤーの変形につながるため、乾燥機の使用は避けましょう。
ブライダルインナーを長持ちさせるポイント

ブライダルインナーをきれいな状態に保つためには、洗い方や干し方での工夫も大切です。
ここでは、実践しやすいポイントを紹介します。
専用の洗剤を使う
ブライダルインナーには、ランジェリー専用の中性洗剤を使うのがおすすめです。
エマールやアクロンなどは、デリケート素材向けに作られています。
生地への刺激を抑えながら洗えるため補整力やレースの風合いを保ちやすく、繰り返し洗っても傷みにくいのが特徴です。
色落ちや黄ばみを防ぎやすい点もメリットといえるでしょう。
普段使いの下着にも使えるため、ひとつ用意しておくと日常使いでも活躍してくれます。
手洗いのやり方
ブライダルインナーへの洗濯ダメージを減らすためには、手洗いを正しく行うことも大切です。
代表的な3つの洗い方を紹介するので、汚れの程度や素材に合わせて適した方法を選びましょう。
▼押し洗い
押し洗いは、ブライダルインナーのお手入れに最も適した基本の洗い方です。
洗剤を溶かしたぬるま湯に浸し、手のひらでやさしく押したり戻したりしながら汚れを浮かせます。
生地への摩擦が少ないため、レースや補整下着などデリケートな素材にも安心して使える方法です。
きれいに仕上げるコツは、力を入れすぎずに押す動作を繰り返すこと。
生地への負担を抑えるために、汚れが浮いてきたら早めにすすぎを行いましょう。
▼もみ洗い
もみ洗いは、皮脂やファンデーションなどの汚れが気になる場合に向いている洗い方です。
洗剤を溶かしたぬるま湯の中で、生地同士を軽くもみ合わせて汚れを落とします。
強くこすり合わせると生地を傷めやすいため、優しく扱うことが大切です。
特にレース部分やワイヤー周りは、力を入れすぎないよう注意しましょう。
汚れが落ちたら長時間もみ続けず、早めにすすぐことで型崩れを防ぎやすくなります。
▼ふり洗い
ふり洗いは、軽い汗やにおいを落としたいときに適した方法です。
洗剤を溶かしたぬるま湯にブライダルインナーを浸し、優しく前後に振って汚れを浮かせます。
ふり洗いは生地を動かすだけなので、レースや装飾部分への負担が少ないのが特徴です。
力を入れすぎず、水の中で泳がせるようなイメージで行いましょう。
短時間で済ませることで、型崩れを防ぎながらすっきり洗い上げられます。
ランジェリー用の洗濯ネットを使う
洗濯機を使う場合は、ランジェリー専用の洗濯ネットを必ず使用しましょう。
立体型や二重構造のネットを使うと、型崩れを最小限に抑えられます。
インナーに合った大きさのネットを選び、詰め込みすぎないことも大切です。
ゆとりを持って入れることで水流による負担が分散され、生地へのダメージを軽減できます。
洗濯ネットを正しく使い、洗濯機洗いでも安心してお手入れしましょう。
型崩れしない干し方
干し方も、ブライダルインナーの寿命を左右する大切なポイントです。
カップや補整部分の形を整えてから平干しすると、型崩れを防ぎやすくなります。
洗濯ばさみは跡がついたり歪んだりする原因になるため、使用は最小限にしましょう。
ハンガーを使う場合はカップの中央で二つ折りにして掛けるなど、重みが片側に偏らないよう配慮することも大切です。
乾いた後は形を軽く整えてから収納すると、次に着用する際も安心して使えますよ。
まとめ:きちんとお手入れしてブライダルインナーを長持ちさせよう

本記事では、ブライダルインナーのお手入れ方法や洗い方、長持ちさせるポイントを紹介してきました。
ブライダルインナーは、正しいお手入れを行うことで美しい状態を長く保つことができます。
着用後は早めに洗い、洗濯表示に従った方法で丁寧にケアすることが大切です。
手洗いや専用洗剤、洗濯ネットを活用すれば、型崩れや劣化を防ぎやすくなります。
挙式後も安心して保管や再利用できるよう、丁寧なお手入れを心がけましょう。




