「海外での結婚式に電報は送れるの?」
「どんな内容の電報をおくるのがいいのかわからない」
こういった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
海外での結婚式は国内と比べて気軽に参加することが難しく、せっかく招待されても参加が難しいこともあります。
そんなときに、結婚式当日にお祝いの気持ちを伝えられるのが電報です。
しかし、海外へ電報を送ったことがないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、海外挙式の際の電報の送り方や、送る際の注意点、さらに祝電の例文まで詳しくご紹介します。
海外挙式への電報でお悩みの方はぜひチェックしてみてください。
海外の結婚式で参加できないときは電報を送ろう
海外での結婚式にも、祝電を送ることはできます。
取り扱っている会社は多くはありませんが、海外挙式がよく行われるようなエリアは、電報の対象となっている場合が多いです。
国内の結婚式と同じく、宿泊先のホテルや式場へ直接届けてもらえるため、当日に祝福のメッセージが届けられますよ。
まずは、国際電報が送れるサービスを確認していきましょう。
1.KDDI|国際電報
auでおなじみのKDDIは、国際電報も取り扱っています。
ハワイ・グアム・インドネシア・ヨーロッパなど幅広い地域に対応可能です。
電気通信の大手であるため、信頼度も高く、安心して利用できるのがうれしいですね。
2.電報屋のエクスメール
国内・海外の電報を取り扱う専門のサービスです。
KDDI同様、幅広いエリアに対応しており、電報だけでなくギフトとして一緒にぬいぐるみを送ることもできます。
Webサイトの入力フォームから、誰でも気軽に申し込みが可能です。
KDDIで海外へ電報を送る方法
1.Web・Fax・電話のいずれ可能方法で申し込み
申込者の情報や送付先の情報を詳しく伝えます。
Faxの場合には、ホームページに申込書が掲載されているため、印刷して使用が可能です。
2.担当者からの電話連絡
担当者から、申込み時に記載した電話番号へ確認の電話が入ります。
その際に、料金と受付番号が伝えられるため、内容を確認し問題がなければ申込完了です。
3.送付された請求書での支払い
利用翌月の中旬頃までに郵便で請求書が送られるため、金融機関やコンビニなどで支払いを行う必要があります。
電報屋のエクスメールで海外へ電報を送る方法
1.Webで申し込み
電報屋エクスメールでは、申込み方法はWebのみです。
申込者やお届け先情報、電報のメッセージ内容まで全てネット上で完結します。
2.Webで支配方法の選択
支払い方法の選択も申し込みと同時にWeb上で行われます。
クレジットカードやペイパル決済、NP後払い、振込など幅広い支払い方法の選択が可能です。
海外へ発送するときの注意点
海外への電報の発送は、国内発送とは違った注意点があります。
国内の電報は何度も送ったことがある、という方も、海外ならではのポイントに注意しましょう。
せっかくのお祝いのメッセージですから、慌てることなく気持ちよく送りたいですよね。
リスクや相手への配慮についてしっかり確認しておくことが大切です。
国内発送よりも料金が高い
海外への郵便物はほとんどが空輸になるため、配送料が日本国内に比べて高額になります。
通常、国内で送る祝電は、2,000円〜3000円ほどが一般的です。
しかし、海外の場合には、この値段プラス2,000〜5,000円程度の配送料が上乗せとなります。
配送料は国によって大幅に変わるので、詳しい金額は利用するサービスへの確認が必要です。
配送リスクについて把握する
海外への電報には、到着日時の遅延や、紛失といったリスクを覚悟しておく必要があります。
空輸の場合、天候や便の減少など、様々な要因によって予告なく到着が大幅にずれる可能性もあるでしょう。
さらに、国内に比べて長い道のりになるため、万が一の紛失もないとは言い切れません。
送れるギフトに制限がある
電報にはギフトをセットにしたいという方も多いですが、海外への発送には制限があります。
食物や花などは相手国の検疫に触れるため発送ができず、壊れやすいものも空輸にはあまり適していません。
また、大きなものや高額なものも、リスクや相手国の税金などがかかる場合を考えると、あまり向いているとはいいにくいですね。
発送のタイミングはいつ?
海外への発送は、リスクも考慮して十分余裕を持ったタイミングで行いましょう。
配送エリアにもよりますが、なんの問題もない場合には4〜6日ほどの配達日数が一般的です。
そのため、遅くとも1週間前、できれば10日〜2週間前くらいのタイミングでの発送がよいでしょう。
ホテル宛に送るのがおすすめ
国内挙式では、通常、結婚式当日に式場宛に電報を送ります。
しかし海外挙式では、宿泊しているホテルで身支度をしてからチャペルに向かうことが多く、式場での滞在時間が短い方も多いです。
さらに、挙式後の会食が別の会場の場合もあるため、電報をじっくり読む時間がないことが考えられます。
混乱を防ぐためにも、電報は新郎新婦の宿泊するホテルへ送るのが安心です。
ぬいぐるみは帰りの荷物を考慮する
検閲に触れず、贈りやすいギフトとして良く選ばれるのがぬいぐるみです。
国内の祝電でも見かけることが多いですが、海外挙式の場合には新郎新婦の荷物量を考慮しましょう。
海外挙式を行う新郎新婦は、ただでさえ荷物が多くなりがちです。
ぬいぐるみを贈る場合には、なるべくかさばらない、コンパクトなサイズを選ぶのが良いでしょう。
リゾートウエディングにぴったりの祝電例文
基本的には国内での結婚式と同じく、お祝いの言葉や、出席できなかったことへの謝罪、2人へのエールなどを記載します。
国内同様、忌み言葉は避けるのがマナーです。
例文を2つ挙げてみましょう。
ご結婚おめでとうございます
この度は ご招待頂いたにも関わらず 出席できず申し訳ありませんでした
これからお2人で 明るく幸せな家庭を築いてください
帰国後には ぜひお2人の結婚式のお話を聞かせてくださいね(105文字)
ご結婚おめでとうございます
ご招待いただきましたのに 仕事の都合で出席できずとても残念です
2人で助け合いながら 温かい家庭を作ってください
日本に帰ってきた際には 幸せな姿をぜひ見せてくださいね(98文字)
海外挙式を意識しすぎる必要はありませんが、「帰国後」のことなどを入れると海外挙式らしさが出るのでおすすめです。
海外での挙式でも祝福を届けよう
海外挙式での、電報の送付方法や注意点などについてご紹介してきました。
海外挙式でも、ほとんどのエリアで電報の送付は可能です。
ただし、国内に比べると、長期間の配送日数が必要であったり、料金が高額であったりと、不便な部分はあります。
送った側も受け取った側も気持ちよくやり取りができるよう、リスクや注意点をしっかり把握しておくことが大切です。
海外での結婚式はゲストが少ない分、わざわざ日本から送ってくれた電報を受け取った喜びは大きいでしょう。
日本に比べると少し手間はかかりますが、その分相手を喜ばせる価値のあるものではないでしょうか。
海外での結婚式へ電報を検討している方の参考になれば幸いです。