一生に一度の大切な日に着たウェディングドレスには、特別な思い入れがあるという方も多いでしょう。ウエディングドレスのリメイクは、そんなドレスを違った形で手元に残す素敵な方法のひとつです。
「リメイクは誰にどうやって依頼するの?素人でもできる?」
「今後も使い続けられるようなリメイクアイテムはあるの?」
リメイクには様々なアイテムがあるため、こういった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウエディングドレスのリメイクアイデアやリメイクする場合の方法をご紹介します。購入したウエディングドレスのその後にお悩みの方はぜひチェックしてください。
ウエディングドレスをリメイクするメリット

結婚式というハレノヒに用意した特別なウエディングドレスには、花嫁さんの大切な思い出がぎっしり。もちろんそのまま取っておいたり、次の花嫁さんへお譲りをするのも素敵な方法のひとつです。
しかし、手放すことなく何らかの形で手元に残したいという方も多いのではないでしょうか。リメイクには、そんな花嫁さん達の思いを叶えるメリットがたくさんあります。
結婚式の思い出を身近に感じられる
リメイクするアイテムによっては、普段から気軽に使用したり日常的に見える場所に飾ったりすることも可能。
目にするたびに結婚式の思い出を振り返って、家族で話題にするのも素敵です。
ドレスのままでは身近な存在として感じることが難しいため、リメイクならではのメリットといえます。
しまい込んでそのままにならない
ウエディングドレスは状態を保つため、使用しない期間は防虫などの対策を行い日の当たらない場所などに保管します。
クローゼットなどにしまいっぱなしになってはもったいないですよね。
使用した状態のまま飾って置きたい、という方もいるのですが、劣化の可能性を考えると難しいのが現実。
その点リメイクを行えば、定期的にお手入れしつつ普段の生活の中に入り込めるのがいいところです。
ドレスと新しい思い出を作れる
ウエディングドレスをリメイクすると、結婚式という一度きりの思い出だけでなく、新しい思い出を作る機会が生まれます。
ずっとしまい込んでしまうより日常的に使用して、目にする度に結婚式の日のことを思い出すのも素敵ではないでしょうか。
子どものためのアイテムとしてリメイクすれば、親子で思い出を共有することもできます。
ドレスをリメイクすることで、大切な宝物が未来へと受け継がれていくという点も魅力です。
ウエディングドレスのリメイクアイデア集

ウエディングドレスは様々なアイテムにリメイクができます。日常的に使えるものから、将来の子どものためのアイテムまで、用途の幅も広いのが特徴です。
好みや目的に合わせて、どんなものにリメイクしたいのか想像しながらチェックしてみましょう。
別の洋服にリメイク
- おくるみ
- ベビードレス
- 子ども用のワンピース
- お出かけ用のフォーマルドレス
- ぬいぐるみの洋服
ある程度の雰囲気は残したまま定期的に着用できるものにリメイクしたい、という方におすすめです。
より日常の中で使いやすいものを希望の場合はワンピース。ドレスらしさを残したい場合にはフォーマルドレスを選択するのが良いでしょう。
着用するたびに結婚式のときの気持ちを思い返せるのが素敵なポイントですね。
▼おくるみ
おくるみは、生まれたての赤ちゃんを就寝時などにくるんで使用するアイテムです。
大きな布にすっぽりと包まれた赤ちゃんはとても愛らしく、見ているだけで幸せな気持ちになります。
おくるみとして使用しなくなったあとも、ブランケットのような用途で長く愛用できるアイテムです。
▼ベビードレス
ベビードレスにリメイクすれば出産後の退院着やお宮参り、お食い初めなどのセレモニーに使えます。
少し大きめのサイズにアレンジすれば七五三に着ることもできるでしょう。
自分のハレノヒの一着がお子さんに受け継がれるというのは感慨深さがありますよね。
何度も着用できるものではないかもしれませんが、子ども用であれば記念品として保管しやすいサイズ感です。
▼子ども用のワンピース
ワンピースやドレスは大人用だけでなく、子ども用にもリメイクできます。
お出かけ用の他、フォーマルなシーン用やハロウィン用のドレスにも活用できるでしょう。
ただ、大人用よりもかなり生地の使用量が少ないため、廃棄となる部分が多くなりがち。
他の小物などのリメイクも同時に検討してみてください。
▼お出かけ用のフォーマルドレス
ちょっとしたお出かけ着にリメイクするという選択肢もあります。
ドレスよりもカジュアルに、セットアップやセパレートドレスへのリメイクもおすすめです。
ウエディングドレスとは雰囲気が異なってしまいますが、新しい姿を楽しむのも素敵ではないでしょうか。
▼ぬいぐるみの洋服
衣裳のデザインはそのまま、ぬいぐるみのサイズにリメイクしてぬいぐるみに着せる方法もあります。
新郎のタキシードと似た色の洋服を探し、ペアで飾るという方も多いです。
どこにでも飾りやすく、記念品として長く愛用できます。
小物にリメイク
- ポーチ
- ティッシュケース
- クッションカバー
- 額装されたインテリア
気軽に普段遣いができる小物へのリメイクも人気です。ウエディングドレスに使われているレースやフリル、刺繍などを使用すれば、ドレスの雰囲気を残すことも可能。
生地の量によってはいくつか作れる場合もあるので、家族などへのプレゼントにも喜ばれるでしょう。
▼ポーチ
肌身離さず持ち歩きたいという方にポーチはぴったりなアイテムです。
自分の持ち物やライフスタイルに合わせてサイズや形を選べば、使い勝手もばっちり。
大きめをチョイスすればレースや刺繍などの雰囲気も残しやすく、愛着も湧きやすいでしょう。
少し形を変えてふくさやパーティーバッグにすれば、お祝いシーンで使用できます。
▼ティッシュケース
家族で使えるものを希望する場合におすすめ。
ティッシュは頻繁に使用する人が多いため、目に入る回数も多くなります。
リビングなどのインテリアの一つとして、華やかなデザインにするのも素敵です。
▼クッションカバー
自宅で手軽に結婚式の思い出を飾りたいときはクッションカバーがおすすめです。
リメイクに必要な生地の量が比較的少ないので、ドレスのどの部分を残すか選びやすいメリットも。
自分でリメイクする際にも比較的作りやすく、初心者でも制作しやすいでしょう。
リボンやフリルの部分を活かしやすいリメイクです。
▼額装されたインテリア
ウエディングドレスの生地を活かして、一枚のアート作品のように飾る方法もあります。
ドレスのデザインを模してもいいですし、センスのままに額縁に納めてもOK。
さりげなく日常に馴染むインテリアになってくれるでしょう。
ミニチュアドレスにリメイク
サイズはコンパクトに、大好きなデザインはそのまま残したい、という方にはミニチュアドレスが良いでしょう。
小さなトルソーに合わせて作ったり、リカちゃんやバービー人形のようなアイテムに合わせてドレスを作る方もいます。
劣化が心配な場合はケースなどに入れて、おしゃれに展示するのも素敵ですね。
新しいウエディングドレスにリメイク
ウエディングドレスは一旦保管しておき、将来子どもの好みに合わせてリメイクするという選択肢もあります。
結婚式で母と娘が同じドレスを身につける瞬間は、きっと忘れられない感動を呼び起こすはずです。
または、親族や親友など身近な人にリメイクしてから譲るという手もあります。
ウエディングドレスの保管方法について解説した記事もあるので、併せて参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/12123/
ウエディングドレスのリメイク方法

ウエディングドレスのリメイクは、専門の業者に依頼をするか、自分で行うかの2つの方法があります。
どちらにも良い点と悪い点はあるので、両方をしっかり知った上で自分に合った方法を選ぶことが大切です。どちらの方法が向いているのか、当てはめながら考えてみてくださいね。
業者にリメイクを依頼する
ウエディングドレスのリメイクなどを専門で扱う業者は多数あります。業者によってリメイクできるアイテムは違うので、ネットやSNSで検索してみるのがおすすめです。
ドレスを購入したメーカーでそのまま依頼できる場合もあるので、気になる方は購入ショップへ問い合わせしてみましょう。
▼業者に頼むメリット
一番のメリットは、クオリティの高いものが仕上がるという点です。
ウェディングドレスの生地は普段の洋服とは違い扱いが難しいので、プロに任せるのが安心。
自分でドレスにハサミを入れることに喪失感を感じる方には、きれいな状態で届くこともメリットのひとつです。
▼業者に頼むデメリット
デメリットにはコストが挙げられます。価格はアイテムによって大きく異なりますが、基本的に数万円の出費になる覚悟は必要です。
ベビードレスへのリメイクで2万円〜5万円、小物へのリメイクでも5千円〜2万円の費用が相場と言われています。
特殊な生地、繊細な作業が求められるため、高額なリメイク費用がかかることも多いでしょう。
▼業者にリメイクを依頼するときの手順
ウエディングドレスのリメイクを業者に依頼する際は、大まかに以下の手順で進めます。
- リメイク方法と業者を決める
- 問い合わて積もりをもらう
- ドレスを業者へ送付する
- 完成したリメイク品を受け取る
業者によってできることが異なるため、どうリメイクしたいのかを具体的にしてから対応しているリメイク業者を探しましょう。
ドレス購入店がリメイクに対応しているケースもあるため、購入店に相談してみるのも良いでしょう。
ドレスの状態やリメイクの内容によって費用が変動するため、見積もりで比較するのがおすすめです。
ウエディングドレスを自分でリメイク
全くリメイクの経験がない場合でも、自分の手でドレスリメイクを行う方はいます。ネットや本を参考に型紙などを作成し、自分の好みに合わせた仕上げが可能です。
YouTubeなどで小物の作り方が紹介されていることも多いので、裁縫素人の方も始めやすいでしょう。
▼自分でリメイクするメリット
自分の手で自分だけのオリジナルアイテムを作れる特別感は、1番のメリットです。
特別な思い出が詰まったドレスが、新しいアイテムに生まれ変わる瞬間も記録できます。
また、高額なリメイクコストを抑えられるのも大切なメリットのひとつですね。
▼自分でリメイクするデメリット
自分でのリメイクで気になるポイントは、仕上がりに手作り感がでてしまいやすいこということです。
さらに、あまり裁縫に慣れていない場合には失敗するというリスクもあるでしょう。
しかし、手作り感や少しの失敗は、リメイクならではの味として捉えることもできます。
クオリティを最重視しないという方は自分で挑戦してみるのもいいですね。
まとめ:リメイクでウエディングドレスを活用しよう

リメイクは、自分だけの特別なウエディングドレスを新しく生まれ変わらせる素敵な方法です。
ドレスやワンピース、小物やベビードレスなど、選べるアイテムはたくさんあります。どれを選んでも新しい思い出を作れる素敵なアイテムになるでしょう。
身につけるものや、特別な日に使うもの、自分にとって何が大切にしたい部分なのかを考えてみてくださいね。
リメイクには業者に依頼する方法と自分で行う方法があります。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、どの方法が合うのかをしっかり見極めましょう。
大切な1着のために、この記事を参考に後悔のない選択ができることを祈っています。




