結婚式に車で行くのは失礼? 注意点とマナーについて | 結婚式場の選び方

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結婚式に招待されたら、失礼のないように準備して参列したいですよね。

大切な人の晴れの日に、どのような方法で会場へ行こうか、迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

普段から車を運転する機会が多い人、結婚式場のアクセスが悪い場合は車で結婚式に行くことも選択肢の1つです。

しかし、結婚式に車で参加してもいいのか不安な方も少なくありません。

「結婚式場に車で入ってもいいの?」
「車移動ってカジュアルに受け取られるかな」
「結婚式に車で行くときの注意点って?」

結婚式に車で行くことは決して失礼な行為ではありません。
場合によっては車での来場を想定して、新郎新婦は準備を進めていることもあります。

本記事では、結婚式場に車で行く場合に確認すべきことや注意点などを元ウエディングプランナーが解説

結婚式に車で行こうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

結婚式に車で行っていいかの判断方法

画像:レンガ造りの古い建物に入っていく車

結婚式に車で行くこと自体は基本的に失礼にあたりません。

しかし、結婚式場によっては車での来場が迷惑になることも。
まずは車で行ってもいいのか判断するための確認ポイントを紹介します。

招待状でアクセス方法について案内があるか

結婚式の招待状には、会場へのアクセス方法が同封されています。

そこに公共の交通機関を利用するよう記載されている場合、車での来場は控えましょう
例えば「公共交通機関でのご来場にご協力ください」といった文言があれば、駐車スペースに限りがあるなど、車で行くのは難しい可能性が高いです。

逆に、招待状に駐車場の案内がある場合や駐車場の有無について触れられている場合は、車で参列しても問題ないでしょう。
駐車場を利用する際の詳細についても確認できると安心です。

 

結婚式場の駐車台数は多いか

結婚式場に車で行く場合、駐車場の台数も重要な判断基準の一つです。
駐車台数が十分に確保されているようであれば、安心して車で向かうことができるでしょう。

結婚式場の公式ウェブサイトなどで駐車場の情報を確認できることがあります。
駐車台数が少ない場合や心配な場合は、事前に結婚式場に直接問い合わせてみるのもおすすめです。

ただし、結婚式の規模によっては駐車場の台数が多くても満車になる可能性もあります。
近隣に代わりの駐車場がないか確認しておくと、当日慌てずに済むでしょう。

 

新郎新婦から案内があったか

特に都心部での結婚式の場合、新郎新婦から車に乗ってくるかどうか事前に確認されることがあります。

結婚式場の駐車スペースに限りがある場合、事前に駐車スペースを確保するためです。

案内があった場合は希望を伝えて、車種やナンバーなどの情報も正確に伝えるようにしましょう。

新郎新婦に直接伝えてあれば、もちろん車で行ってもOKです。

 

車移動がメインのエリアか

車社会の地域では、結婚式場も十分な駐車場を完備していることがほとんどです。

最寄り駅から距離があったり、バスの本数が少なかったりする場合も、車でのアクセスが現実的でしょう。

そのような地域での結婚式であれば、車で行くことに対して特に気兼ねする必要はありません。

 

結婚式に車で行くメリット

画像:荒野の中の白い車

遠方からの移動や荷物が多い場合、そして複数人で一緒に向かう際には、車移動のメリットを感じられる場面が多いでしょう。
ここでは、結婚式に車で行くメリットについて解説します。

楽に移動できる

結婚式場に車で行く最大のメリットは、移動が楽であることです。
電車のように乗り換えの必要がなく、座ったまま目的地まで直接行けます

ヒールのある靴や慣れない服装で長時間移動する場合、座って移動できるのは大きな利点と言えるでしょう。
また、公共交通機関の遅延や混雑に巻き込まれる心配もなく、車の方が早く到着できる場合もあります。

子連れや高齢のゲストにとっては、周囲に気兼ねなく移動できる点もメリットでしょう。
結婚式は受付時間に合わせて時間厳守で行動する必要があるので、楽な移動手段を選ぶのがポイントです。

 

複数人で行くことができる

車で結婚式に行く場合、家族や友人など同じ結婚式に参列する人と乗り合わせることができます。
移動中の会話を楽しんだり、道に迷うリスクを減らせるでしょう。

また、1台の車に乗り合わせることでそれぞれの交通費の負担も軽減されます。
複数人でタクシーを利用するよりも、1台の車に乗り合わせた方が効率的で費用も抑えられることも。

まとまって移動することで、当日会場に到着するタイミングを合わせやすいという点もメリットです。

 

大荷物も運ぶことができる

車であればトランクに荷物を積み込めるため、移動中に重い荷物を持ち運ぶ必要がありません
遠方からの参列で宿泊を伴う場合は大荷物になる可能性も高いですよね。

車であれば結婚式に必要のない荷物は車内に置いておくこともできます。
挙式や披露宴は最低限の荷物で参列することがマナーなので、なるべく身軽な状態にしましょう。

引出物を持ち帰る際も、公共交通機関での移動に比べて楽です。
大荷物になる可能性がある場合は車で行くことをおすすめします。

 

結婚式に車で行くデメリット

画像:ブレーキランプを点けた車

結婚式に車で行くことは便利な反面、いくつかのデメリットも存在します。
予め対策できることもあるので、事前に準備しておきましょう。

運転で疲れる

結婚式場に車で行く場合、移動距離によっては運転で疲れてしまう可能性が高いです。
特に長時間の運転は集中力が必要であり、肉体的な疲れも伴います。

その結果、せっかくの披露宴を心から楽しめなくなってしまうかもしれません。
また、帰りの運転の心配があると挙式や披露宴の間もどこか気を張ってしまい、リラックスできない可能性も。

特に普段あまり長距離の運転をしない方や、運転に自信がない方は、疲労度が増すでしょう。
運転の疲れでぼうっとしてしまい大切な瞬間を見逃してしまう、といった事態は避けたいものです。

運転距離や普段運転するかどうかも鑑みて移動手段を決めてみてください。

 

渋滞に巻き込まれる可能性がある

道路の交通状況によって到着時間が大幅に遅れてしまう可能性があります。
特に週末や連休などは主要な道路も渋滞しやすいでしょう。

結婚式は開始時間が決まっているため、遅刻は避けたい事態です。
時間に余裕を持って出発したとしても、予測不能な渋滞に遭遇する可能性はゼロではありません。

主要道路は避けたり、混む時間帯を避けるなど遅刻しないように対策しましょう。

 

運転中にシワができる

長時間座って運転することで、スーツやドレスにシワができてしまう可能性があります。

特にデリケートな素材の服は注意が必要です。
シワだらけの晴れ着では新郎新婦への祝福の気持ちは十分に伝わりません。

結婚式場に到着してから着替える場合は問題ありませんが、自宅から着用していく場合は注意が必要です。

着替えを持って行ったり、予備を準備するなど服装にも気を遣いましょう。

 

アルコールが飲めない

披露宴では、お祝いの席としてアルコールを提供することが一般的です。
しかし、結婚式に車で行く場合は飲酒できません

周囲のゲストがお酒を飲んで盛り上がっている中で、自分だけアルコールを飲めないと少し寂しく思う可能性もあります。
特に、お酒好きな方にとっては、披露宴の楽しみが半減してしまう可能性も。

どうしてもお酒を飲みたい場合は、運転代行サービスを利用するか、公共交通機関を利用しましょう。
車の運転がある以上、どれだけ雰囲気が盛り上がっても、飲酒運転はしないという強い意志が必要です。

 

二次会に参加できない

結婚式の後に開催される二次会ですが、結婚式場に車を停めていると参加が難しいこともあります。

二次会の会場が結婚式場から離れている場合、改めて駐車場の確保が必要です。
駐車場に停めたとしても延長料金がかかることも少なくありません。

また、場の雰囲気によっては二次会でもお酒を飲まないことが難しいことも。
結婚式に車で行く場合は二次会には参加しないか、運転代行を利用しましょう。

 

結婚式に車で行く場合のポイント

画像:荒野を走る黄色い車

結婚式に車で行く場合は、事前にしっかりと準備をしておくことで安心して結婚式を楽しむことができます。
ここでは、結婚式に車で行く場合に押さえておきたいポイントをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

駐車場があるか確認する

結婚式に車で行く上で最も重要なのは、結婚式場に駐車場があるか、そして利用可能かを確認することです。

結婚式場に駐車場がない場合でも、近隣に提携している駐車場やコインパーキングがあるかもしれません。

事前に結婚式場のウェブサイトを確認するか、直接問い合わせて駐車場の有無、利用料金などを確認しましょう。

地図やアクセス方法も事前に調べておくことが大切です。

 

最新のマップでルートを確認する

結婚式場までのルートは、出発前に必ず最新のマップやナビゲーションアプリで確認しましょう。

道路状況は日々変化しており、予期せぬ工事や交通規制が行われている可能性もあります。
特に高速道路を利用する場合、通行止めや渋滞情報などを事前に把握しておくことが重要です。

カーナビを利用する場合でも、データが古いと正しいルートが表示されないことも。
念のため、スマートフォンなどでリアルタイムの交通情報を確認できるようにしておくと安心です。

複数のルートを検討し、時間に余裕をもって出発できるように計画を立てましょう。

 

早めに着くよう出発する

結婚式に車で行く場合、時間に余裕をもって出発することが非常に重要です。

渋滞や道に迷うなどのトラブルが発生する可能性も考え、早めに到着できるようなスケジュールを組みましょう。

早めに到着すれば着替え、ヘアメイクの最終チェックなど、身だしなみを整える時間も十分に確保できます。

移動距離や交通状況に合わせて判断してみてくださいね。

 

予備の服装を用意する

スーツやドレスのシワが目立ってしまう可能性もあるので、予備の服装を用意していくのがおすすめです。

誰かに見られてもよい運転用の服で運転し、結婚式場で着替えるのもOK。

また、運転用の楽な靴と、結婚式で履くフォーマルな靴を分けて持参するのも良いでしょう。

 

結婚式場に確認を取ると安心

駐車場の利用について結婚式場に事前に確認を取っておくとより安心です。
駐車台数に限りがある場合や、駐車場の場所が分かりにくい場合などは、確認しておくと当日の不安が軽減されます。

新郎新婦から駐車場の案内があれば、改めて個別に確認する必要はありません。

しかし、車椅子ユーザーがいるなど特別な配慮が必要な場合は、結婚式場に早めに連絡してください。

新郎新婦は結婚式の準備で忙しいため、駐車場については結婚式場に直接問い合わせる方がスムーズです。

 

結婚式に車で行くのが難しい場合の対応

画像:エントランスに停まった高級外車

結婚式に車で行きたいけれど、運転の負担や駐車場の問題などで難しい場合もあります。
そんな時の代替手段について紹介するので、参考にしてみてください。

タクシーで行く

タクシーは車と同じく、自宅や最寄りの駅など都合の良い場所から結婚式場まで直接移動できます

また、荷物が多い場合でも運転手に運んでもらえるため安心ですし、運転しないので服装が乱れる心配も少ないです。

結婚式場までの距離によっては費用が高くなることもありますが、運転の負担がないというメリットは大きいでしょう。

 

前泊する

遠方での結婚式など車での移動が長距離の場合は、結婚式場の近くに前泊するという方法もあります。
前日に現地に到着しておけば、当日の移動の負担は大幅に軽減されるでしょう。

前泊することでゆっくりと身支度を整えたり、会場周辺の雰囲気を楽しんだりすることもできます。

前泊にすれば時間に余裕があるため移動手段の選択肢も広がり、状況に合った手段を選ぶことが可能です。

当日は公共交通機関やタクシーを利用してスムーズに会場へ向かうことができるでしょう。

 

送迎バスを手配する

結婚式場によっては、最寄り駅からシャトルバスを運行している場合があります。

招待状や結婚式場のウェブサイトで送迎バスの有無を確認してみましょう。
もし送迎バスの案内があれば、それを利用するのが最も手軽な方法の一つです。

また、同じ地域から参列する人が多い場合は貸し切りバスを手配してもらえないか相談してみるのも良いかもしれません。

ゲストがまとまって移動できるため、個々の移動手段を確保する手間が省けます。

 

まとめ:結婚式に車で行く場合は事前確認が大切!

画像:車内に置かれたウエディングブーケ

結婚式に車で行くことは、決して失礼な行為ではありません。
ただし、駐車場の確保は必須です。

招待状に記載されたアクセス情報や結婚式場の駐車場の状況を事前に確認しましょう。

車移動には多くのメリットがありますが、時間に余裕を持った移動計画や飲酒など気を付けることもたくさんあります。

大切なのは、自身の状況に合わせて最適な移動手段を選択することです。
事前の準備をしっかりと行い、晴れやかな気持ちで結婚式を楽しんでくださいね。

 
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