結婚式場でもらえる見積もりとは|交渉のポイントや見方 | 結婚式場の選び方

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結婚式場を見学したときにもらう、結婚式に必要な項目や費用が記載された見積もり。
「結婚式ってこんなにかかるの?」「この金額で本当に理想の結婚式ができるの?」と、不安を感じる方もいるでしょう。

しかも、結婚式の打ち合わせは成約時にもらった見積もりベースで進んでいきます。
「最初にもっと交渉しておけばよかった」「疑問点をきちんと解消しておくべきだった」と後悔するケースも少なくありません。

そこで今回は、元ウエディングプランナーの筆者が見積もりの見方やもらうときの注意点を解説していきます。
これから式場見学をする方や、なるべく予算内で理想の結婚式を叶えたい方は、費用を節約するコツもぜひ参考にしてくださいね。

見積りに含まれる項目

画像:電卓と見積書

結婚式場からもらう見積もりには、結婚式に関わるさまざまな項目が含まれています。
見積もりをチェックするときは総額だけでなく、ひとつひとつの内容や金額をきちんと確認しておくことが大切です。
ここでは、基本的な項目を順に見ていきましょう。

 

1.結婚式について

見積もりの冒頭には、式場名や挙式日、ゲストの人数といった見積もり作成に必要な基本情報が記載されています。
また、見積もりの有効期限が書かれていたら、それ以降はプラン等が適応外になってしまうかもしれないので注意しましょう。

  • 結婚式場の名前
  • 挙式日
  • ゲストの人数
 

▼結婚式場の名前

結婚式場の名前は、どこの式場の見積もりか分かるように必ず記載される項目です。
さらに、式場内に挙式場所や披露宴会場が複数ある場合は、選んだ会場によって挙式料や会場費が異なるかもしれません。
会場名が希望しているところかもチェックが必要です。

▼挙式日

挙式の時期や曜日、時間帯によって、料金が変わることがあります。
そのため、空き日程からふたりの希望を聞いて挙式日を設定し、プランや特典を含めた見積もりを出すのが一般的です。
特に、オフシーズンや仏滅などは値引きしてもらいやすいので、あえて選ぶカップルもいます。

▼ゲストの人数

ゲストの人数は、料理やドリンク、引出物などの算出に必要です。
見積もり段階では予定人数でかまいませんが、大幅に人数が増減すると見積もり額も大きく変動します。
ある程度ゲストをリストアップし、現実的な人数を入れてもらうと安心です。

 

2.挙式料

挙式料は、教会式・神前式・人前式などの挙式スタイルによって金額が異なります
料金に含まれるのは、牧師や神主、司会者、音楽(オルガン奏者や聖歌隊)などです。
式場によっては、生演奏は追加料金がかかるなどのケースもあります。

 

3.披露宴

披露宴関連は、見積もりの中でも大きな割合を占める項目です。
ゲストの満足度にも直結しやすい部分になります。

  • 料理・ドリンク
  • ウエディングケーキ
  • テーブルコーディネート
  • ギフト
  • 演出
 

▼料理・ドリンク

料理やドリンクは、人数分必要な項目です。
コース料理のグレードやドリンクプランによって、価格差が大きくなります。
また、サービス料として料理やドリンク代の10~15%程度が加算される会場が多いです。

▼ウエディングケーキ

ウエディングケーキは、デザインや装飾によって料金が異なります
ベースの料金があって、オリジナルデザインにしたり段数を増やしたりなど、追加要素で料金が上乗せされていくイメージです。
また、食べられる生ケーキか入刀用の模造ケーキかにもよります。

▼テーブルコーディネート

テーブルコーディネートは、テーブルクロスやナプキン、チェアカバー、箸などが含まれた料金です。
披露宴会場を彩る要素のひとつで、選ぶ色や柄によって見栄えが異なります。
また、ナプキンや箸はゲストに持ち帰ってもらうところも多いです。

▼ギフト

ギフトは、引き出物・縁起物・引き菓子とペーパーバッグ、プチギフトがあります。
引き出物のセットは世帯につき1つなので、ゲスト人数の6~7割で算出するケースが多いです。
また、プチギフトは全員に配るので人数分で計算します。

▼演出

演出には、司会者と音響や照明設備の使用料が入っているのが基本です。
さらに、キャンドルサービスやプロフィールムービーなどの映像演出など、何を追加するかはふたりのこだわり次第になります。

 

4.衣裳・ヘアメイク

衣裳・ヘアメイクは、新郎新婦の衣裳と着付け、ヘアメイク料金です。
お色直しをする場合は、衣裳とチェンジ料が追加になります。
新婦を介添えするアテンドが、ヘアメイクに含まれるのか別料金かもチェックしましょう。

 

5.ペーパーアイテム

ペーパーアイテムは、招待状、席次表、席札などの印刷物
式場に依頼する以外に、自分たちで手作りしたり外注したりして節約するカップルも多い項目です。
招待状や席次表は世帯分、席札は人数分で算出します。

 

6.装花・ブーケ

メインやゲストテーブル装花、ブーケやブートニアなど、花に関する費用が含まれる項目です。
使用する花材の種類やボリュームで価格が大きく変わります。
初期見積もりでは最小限の内容しか入っていないことも多く、後から追加料金が発生しやすい項目です。

 

7.写真・映像

写真や映像は当日の思い出になるもので、スナップ写真や集合写真、記録ムービーなどがあります。
ゲストが撮る写真で十分という方もいますが、新郎新婦中心の写真が多くなりがちです。
結婚式全体やゲストの様子が写っていなくて、プロに頼めばよかったと後悔したカップルも少なくありません。

 

8.会場費

披露宴会場や控室など、式当日に使用するスペースの利用料が計上される項目です。
式場によって、施設使用料や会場使用料など名称が異なる場合もあります。
ブライズルームは会場使用料に含まれることが多いですが、親族控室は別料金のところもあるので確認が必要です。

 

見積もりをもらうときの注意点

画像:注意点と書かれたブロック

結婚式の打ち合わせは、見積もりをベースに進めていきます。
そのため、初回だけでなく打ち合わせの途中と最終も含めた、少なくとも3回は見積もりをもらうのが一般的です。

ここでは、それぞれのタイミングで何に注意したらよいか見ていきましょう。

初回見積もりをもらうときのポイント

初回見積もりは、結婚式の費用を安く見せるために最低限の内容で作成されることが多いです。
料理や衣裳のグレード、装花のボリュームなどを抑えていると、現実的な相場感が分かりません。

実際の写真や料金表を見ながら、自分たちの希望を伝えて作ってもらいましょう
複数の会場を比較する場合は、同じ条件で見積もってもらうことも大切です。

 

2回目の見積もりをもらうときのポイント

2回目の見積もりをもらうときは、打ち合わせが進み具体的な内容が決まり始める段階になります。
初回見積もりと比べて、どの項目で金額が変わったり内容が追加になったりしたのか確認し、要不要を整理しましょう。

やりたいことが多い場合は、一旦すべて含めた見積もりを作ってもらってから削除する方法もありです。

 

最終見積もりをもらうときのポイント

最終見積もりは、ゲスト人数や打ち合わせ内容がすべて確定した段階で提示されるもの。
注文したものがすべて入っているか、足りないものはないか、隅々までしっかりチェックしましょう。
内容変更の締切りと支払いスケジュールも、このタイミングで確認しておくと安心です。

 

結婚式の費用を節約するコツ

画像:冊子を覗き込む男女

最後に、結婚式の費用を節約するコツを3つ紹介します。

見積もりは毎回もらってチェックする

打ち合わせのたびに見積もりを更新してもらい、何が変わったかを確認しましょう。
その都度チェックしていないと、最終的に「知らないうちに増えていた」となりやすいからです。

見積もりを毎回もらっておけば、どの項目に費用がかかっているか把握しやすくなり無駄な出費を防げます。

 

人数によって料金が変わる項目に注意する

料理やドリンク、引出物など、ゲスト人数に応じて金額が増える項目は、特に注意が必要です。
一人当たりは少額のアップでも、招待人数が増えるほど総額での費用が大きく上がります。
早めに人数の目安を決めるのもポイントですが、見積もりを人数別で作ってもらうのもよいでしょう。

 

見積もり外の費用を把握する

両親の衣裳レンタルや美容、新婦のネイルやエステ、ゲストのお車代など、見積もりに含まれていない費用は意外と多いです。

後からの想定外の出費を防ぐためにも、自分たちで負担する分をリストアップしておきましょう
ペーパーアイテムや映像演出を自作や持ち込みする場合も、忘れずに計上しておくことが大切です。

 

まとめ:見積もりの見方をマスターして比較しよう

画像:チェックリストを確認する女性

結婚式の見積もりは、内容をしっかり理解してチェックすることで費用の増減をコントロールできます。
今回は、見積もりの見方やチェックポイントを解説してきました。

見積もりの見方をマスターしておけば、式場検討時や打ち合わせ時の比較検討がしやすくなります。
また、総額を考えるときは、見積もりに含まれない費用も計上しておくことが大切です。

結婚式費用を節約するコツも参考に、理想と予算のバランスを取りながら納得のいく結婚式にしましょう

 
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