結婚式の照明演出って? 打ち合わせ方法や光の演出アイデア | 結婚式場の選び方

※本サイト内では一部プロモーションが含まれます

結婚式の雰囲気を決める大切な要素のひとつが、照明演出。
新郎新婦を照らすスポットライトやロマンチックなキャンドルの灯りなど、光の演出次第で会場の雰囲気が大きく変わります。

しかし「どんな照明演出があるの?」「打ち合わせでは何を決めるの?」と、いざ準備を始めると分からないことも多いですよね。

そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、結婚式の照明演出の効果やアイデアを詳しく解説していきます。

照明演出を行うときのポイントも紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、ふたりらしい光の演出で心に残る結婚式が叶いますよ。

披露宴の照明演出とは

画像:花嫁の手紙を読む新婦

披露宴の照明演出とは、光の明るさや色で会場の雰囲気を作り出す仕掛けのこと。

照明が当たる場所を、より印象的に感じさせてくれる効果があります。

まずは、結婚式での照明演出にどのような役割があるのか見ていきましょう。

新郎新婦やゲストを照らし目立たせるもの

照明演出の目的は、主役である新郎新婦を美しく引き立てることです。

入場シーンでふたりに注目を集めたり、歓談中に柔らかな光でゲストを包んだりと、印象的な雰囲気を作り出します。

また、照明は光の色や強さで見え方が変わるため、同じ会場でも使い方次第で異なる空間演出ができるのも魅力です。

 

スポットライトを当てることが基本

結婚式での照明演出の定番は、特定の人物や場所を照らすスポットライト。

感動のシーンをより際立たせるために、入場時やケーキ入刀、手紙の朗読などの演出で使われることが多いです。

照明スタッフがタイミングよく光を当てることで、披露宴の流れにメリハリが生まれドラマチックな演出が叶うでしょう。

 

照明設備は結婚式場によって異なる

照明設備の種類やできる演出は、結婚式場によって異なります

プロジェクションマッピングやムービングライトなどの設備が整った会場なら、最新技術を使った華やかな光の演出が可能です。

一方で、自然光やキャンドル、間接照明を活かした会場では、温かみのあるナチュラルな雰囲気を演出できます。

 

結婚式の照明演出のアイデア

画像:明かりとマッチした装飾

次は、実際の結婚式で人気の高い照明演出のアイデアを見ていきましょう。

披露宴の雰囲気は照明の使い方ひとつでがらりと変わるので、ぜひ参考にしてください。

音響や映像と合わせて点灯させる

音響や映像のタイミングに合わせて照明を点灯させたり変化させたりすることで、披露宴全体に一体感が生まれます

例えば入場曲のイントロでは会場が暗く、サビに入った瞬間にスポットライトが登場する新郎新婦に当たるとドラマチックに。

エンドロールの上映後は暗くした照明を徐々に明るくすることで、余韻を残しながらお開きへと繋ぐことができます。

 

色付きの照明にする

会場全体を包み込む照明の色を変えるだけでも、結婚式の雰囲気がぐっと華やかになるのでおすすめです。

例えば、入場シーンではブルーやパープルで幻想的なムードに。

乾杯の瞬間にはオレンジやゴールドの光で一気に明るく祝福感を高めるなど、シーンごとに色を変えるのもよいでしょう。

光の色を上手に使い分けることで、ふたりの世界観をより印象的に表現できますよ。

 

逆光の中入場する

扉の向こうから柔らかな光が差し込み、新郎新婦がゆっくり歩み出す幻想的なシーン。

逆光の中を新郎新婦のシルエットが浮かび上がることで、結婚式への期待感も一気に上がるでしょう。

外からの光を遮ることができる会場では、光のコントラストがとてもドラマチックです。

また、自然光を活かした逆光を利用できる会場では、温かみのある空間演出ができますよ。

 

テーブル装花だけ照らす

大人の落ち着いた雰囲気にするなら、会場全体の照明を少し落としてテーブル装花にだけ光を当てるのもおすすめ。

花の色や質感がより美しく浮かび上がり、高級感や上品さのある雰囲気を演出できます。

キャンドルの灯りと組み合わせると、ゆらめく光も加わってロマンチックな時間になるでしょう。

迎賓時や歓談中などに取り入れると、ゲストの印象により強く残ります。

 

レーザーライトで盛り上げる

再入場シーンや余興など、会場を一気に盛り上げたいときにぴったりなのがレーザーライト

音楽に合わせて光が動いたり、天井や壁に光のラインが走ったりすることで、ライブ会場のような高揚感を生み出します。

さらに印象的な演出にするなら、スモークとの組み合わせもよいでしょう。

光のラインが立体的に浮かび上がり、空間そのものが輝くような雰囲気になります。

 

結婚式の光の演出アイデア

画像:キャンドルと水中花の装飾

照明以外の光を使う演出も、心に残る印象的な結婚式にする仕掛けとしておすすめです。

ここでは、ロマンチックなものから華やかな演出まで、シーンに合わせて取り入れたい光の演出アイデアを紹介します。

 

キャンドルを使った演出

画像:キャンドルから火をもらっている

あたたかく揺らめくキャンドルの光は、永遠の愛や絆を象徴するロマンチックなアイテムです。

シンプルながらも温もりが感じられる演出として、多くのカップルに選ばれています。

▼キャンドルリレー

キャンドルリレーは、新郎新婦からゲストへキャンドルの火をリレーして光を繋いでいくセレモニー。
会場全体が柔らかな灯りに包まれる瞬間は、とてもロマンチックです。

最後に全員でキャンドルの火を吹き消すことで、新郎新婦やゲストの幸せを願う思いが一つになり一体感も生まれるでしょう。
デザイン性の高いキャンドルなら、卓上装飾としても映えますよ。

▼ゲストテーブルにキャンドルを置く

キャンドルをゲストテーブル装花に添えるだけでも素敵です。
ロマンチックなキャンドルで空間がぐっとおしゃれになり、上品で落ち着いた雰囲気を演出できます。

特に光の演出には、本物の炎のように優しくゆらぐLEDキャンドルがおすすめです。
パーティ中ずっと灯火していても安全な上に、炎のゆらめきが心地よい温もりをもたらしてくれます。

 

ルミファンタジア

画像:ルミファンタジアのシャンパンタワー

ルミファンタジアは、新郎新婦が二種類の液体をグラスに注ぎ発光させる光の演出。

照明を落とした会場内を幻想的に照らす光景が、とてもロマンチックです。

伝統的な「水合わせの儀」がモチーフなので、ふたりが幸せな家庭を築いていくことへの願いが込められています。

キャンドルの代わりに取り入れると、現代的でフォトジェニックな演出になるでしょう。

 

プロジェクションマッピング

スクリーンや壁、天井などに映像を投影するプロジェクションマッピング。

オープニングムービー代わりや新郎新婦の入場に合わせて流すなど、光と映像を融合した現代的な演出が魅力です。

最近では、真っ白のケーキに立体的に映像を映し出す演出も人気。

まるで映画の世界に入ったような、ドラマチックな世界観を表現できます。

 

ガーランドライト

画像:光とチュールで装飾された高砂装花

小さな電球を連ねたガーランドライトは、ナチュラルな雰囲気の結婚式にぴったりな演出アイテムです。

装花や装飾に絡めたり天井から吊るしたりするだけで、ロマンチックな雰囲気に仕上がります。

また、取り入れるときは電球の色にもこだわるのがポイント

クールな印象にしたい場合は寒色系の電球を、温もりのある雰囲気にしたい場合は暖色系の電球を使いましょう。

 

サイリウム・ペンライト

画像:4色のサイリウムペン

余興や再入場のシーンでは、ゲストがサイリウムやペンライトを振って祝福する演出も人気です。

入場曲のリズムに合わせて光が揺れることで、ライブ会場のような一体感に包まれます。

また、再入場後のドレスの色当てクイズと連動させる演出もありです。

ゲストに予想した色を持ってもらい、新郎新婦の登場シーンで振ってもらいましょう。

 

光るテーブルナンバー

ゲストテーブルに置くテーブルナンバーをLEDで光らせるアイデアもおすすめです。

ナンバーを刻印した透明のアクリル板を下からライトで照らすと、モダンで洗練された印象になります。

また、筒形にしたトレーシングペーパーにライトを仕込むランタン風もロマンチックです。

暗い会場でもゲストが席を見つけやすく、実用性とおしゃれを兼ね備えた演出ができますよ。

 

照明演出を行うときのポイント

画像:結婚式のゲストテーブル

最後に、照明演出を行うときのポイントを4つ紹介するので、取り入れるときの参考にしてください。

照明の打ち合わせは基本的にない

会場内の照明について、個別の打ち合わせを行うことは基本的にありません。

多くの結婚式場では、入退場や映像演出のタイミングなどに合わせて照明を切り替える流れが決まっています。

そのため、照明演出に希望がある場合は、担当プランナーに相談してみるのがおすすめです。

 

時間帯によって光の見え方が違う

自然光が入る会場では、時間帯によって光の印象が大きく変わります。

昼間の結婚式は、柔らかな自然光と照明が調和した明るくナチュラルな雰囲気が魅力です。

一方で、夕方以降は照明が主役となり、スポットライトや間接照明、キャンドルの灯りがロマンチックな空間を演出してくれます。

照明演出も含めて時間帯を検討すると、理想の結婚式を叶えられるでしょう。

 

結婚式のテーマに合わせて演出する

結婚式のテーマに合わせて、光の演出を考えることも大切です。

ナチュラルウエディングなら、温かみのあるオレンジやキャンドルの光を使うと柔らかい印象になります。

ナイトパーティ風に、ブルーやパープルの間接照明やレーザーサイトで非日常感を出すのも素敵です。

テーマカラーや装花の色味と照明を合わせると、空間全体の統一感がぐっと高まりますよ。

 

眩しくなりすぎないようにする

照明が強すぎると、ゲストの目を疲れさせたり写真が白飛びしたりしてしまうかもしれません。

あまり眩しくなりすぎないように、光の強さを調整してもらいましょう。

ゲストテーブルは少し暗め、メインテーブルはやや明るめなど、少し差をつけると自然な立体感が出ます。

また、ケーキ入刀やフォトタイムなど写真をたくさん撮るシーンでは、カメラ映えする明るさを意識して調整してもらいましょう。

 

まとめ:照明にもこだわった披露宴にしよう

画像:スポットライトで照らされる新郎新婦

照明は、会場の雰囲気や演出の印象を左右する大切な要素です。

柔らかな光に包まれた空間はゲストの心を温かくし、ふたりの笑顔をより美しく引き立ててくれます。

また、動きのある光の演出は、結婚式全体がより感動的で印象深い時間になるでしょう。

今回は照明演出の効果やポイントに加えて、おすすめの演出アイデアも紹介してきました。

ドレスや装花だけでなく光の演出にもこだわって、ふたりらしい披露宴を叶えましょう

 
この記事のキーワード

キーワードから記事をみつけよう!

この記事のライター


結婚式場の選び方 - 結婚式のなかの人がおすすめする結婚式場を検索できる