花嫁のアクセサリーといえばキラキラと輝くティアラを思い浮かべる方も多いでしょう。
一生の内でティアラを着けるのは結婚式のときだけ、という方も少なくありません。
「花嫁にふさわしいティアラを着けたい」
「髪型や年齢によって似合うティアラは違うの?」
「ティアラの選び方が知りたい」
ティアラはドレスや髪型、年齢や顔立ちとのバランスが重要で、似合わないものを着けるとダサくなってしまいます。
本記事では、ティアラの基礎知識から似合うティアラを見つけるポイント、費用、レンタルショップ情報までご紹介!
ティアラを着けたいけれど自信がないプレ花嫁の参考になれば幸いです。
結婚式のティアラについて
結婚式のティアラは、花嫁にとって特別なアクセサリー。
まずはティアラを着ける由来や用意方法など基本的なことから紹介していきます。
ティアラを着けるようになった由来
ティアラはかつて王族や貴族が富や地位の象徴として身につけていた頭飾りですが、現代では花嫁も身に着けることができます。
プリンセスのような特別感や、ドレスとマッチすること、着用機会の少なさなどから選ばれるようです。
ティアラにあしらわれた宝石やパールは夜空の星々を模しており、聖なる星空に祈りを届けていたことが由来といわれています。
ただ美しさを引き立てるだけでなく、ティアラは花嫁自身の願いを託す大切なアイテムなのです。
結婚式にティアラは必須なのか
結婚式でティアラを着用するかどうかは、花嫁自身の好みや結婚式のテーマによって選ぶことができます。
自分には似合わない、年齢が気になるといった理由で遠ざける方もいらっしゃいますが、ティアラに着用制限はありません。
特に、純白のウェディングドレスや格式のある会場では、ティアラが全体のバランスを整えてくれることも。
ティアラを着用する機会は人生で一度きりの体験となることが多いため、少しでも気になる場合は検討してみるのもおすすめです。
一方で、最近はヘッドドレスやカチューシャの人気も高まっています。
ティアラを必ずしも被らなければならないわけではないので、好みのものを着けましょう。
ティアラは何歳まで着けていいのか
ティアラの着用に年齢制限はありません。
大切なのは、年齢にとらわれず自分らしさを大事にすることです。
さまざまなティアラを試着し一番納得できるものを選ぶことで、理想のコーディネートを実現できます。
また、年齢に合わせてデザインや装飾を選ぶことで、「ダサい・痛い」と思われることは減るでしょう。
年代に合わせたティアラの選び方も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
ティアラの用意方法
ティアラの用意方法には、「レンタル」「購入」「手作り」の3つの選択肢があります。
それぞれメリットとデメリットがあるため、希望や予算、結婚式のイメージに合わせて用意方法を選びましょう。
▼レンタル
レンタルでは本物の宝石を使ったティアラを貸してくれるので、輝きにこだわる方はレンタルがおすすめです。
ブライダルサロンやブライダルアクセサリー専門店、ジュエリーショップなどで選ぶことができます。
さまざまなデザインからドレスやテーマに合った理想のティアラが見つかりやすいのが特徴です。
使用後のメンテナンスや保管の手間もないのでお手軽にティアラを被れます。
その一方で、人気デザインは予約が集中しやすいので早めの予約が大切です。
また本物の宝石を使っている分価格も上がる傾向にあります。
▼購入
ウエディングアイテムを大切な記念品として残したい方には購入がおすすめ。
ハイブランドやオーダーメイドも選べ、特別感を求める花嫁にはぴったりです。
結婚式の後も大切な思い出として保管したり、譲ることもできるのが魅力でしょう。
イミテーションのティアラを安価に手に入れることもできます。
ただしネット通販を利用すると実物が想像と違う場合も。
実店舗で質感やつけ心地などをしっかり確かめてから選ぶのがおすすめです。
▼手作り
世界に一つだけのオリジナルティアラを作りたい方には手作りがおすすめ。
市販のものではなかなか見つからない、自分だけのデザインやサイズのティアラを用意できます。
個性的な演出や自分らしさを大事にしたい花嫁、また細部までこだわりたい方に手作りティアラは最適です。
ドレスや結婚式のテーマにぴったりな1品が用意できるでしょう。
一方で、制作には時間や手間がかかり、慣れない場合は完成度に納得できないこともあります。
とりかかる場合は早めの準備が鍵です。
ティアラの費用相場
ティアラの費用相場は使用される素材や装飾によって大きく異なります。
ドレスショップでのレンタルは1万円から3万円程度が一般的で、手軽に高級感を出せるのが魅力です。
購入の場合は数千円から数百万円まで幅広く、価格帯によってティアラの印象も変わります。
ダイヤモンドや真珠などを使ったものは100万円を超えることも。
一方でフリマアプリやネット通販では数百円から購入できるリーズナブルな商品も見つかります。
ただし、あまりにも安価なティアラは「実物が安っぽい」「壊れやすい」といったトラブルも多いです。
SHEINなど失敗してもいい価格帯で探すのも手ですが、7,000円前後で見栄えのするティアラを探すのがおすすめ。
実際に自身の結婚式で購入してみましたが、レンタルよりは安くチープすぎないのでちょうどよかったです。
購入するショップはよく選ぶことで失敗しないでしょう。
ティアラを着けるときのヘアスタイル
ティアラを身につける際は、しっかりと固定できるまとめ髪がおすすめです。
特に大きめのティアラを選ぶ場合は、髪をタイトにまとめることで全体のバランスが整いやすくなります。
髪の量や長さに合わせてティアラの大きさやデザインを選ぶことが重要です。
ダウンヘアにしたい場合はコームタイプにするなど、ティアラを固定できるような工夫を凝らしましょう。
ティアラの種類と特徴
ティアラには様々な種類があり、それぞれで雰囲気や似合いやすい花嫁が異なります。
自分らしさやドレス、式の雰囲気にマッチするティアラを見つけ、理想のウェディングスタイルを叶えましょう。
1.クラウンティアラ
クラウンティアラはその名の通り王冠をモチーフにした荘厳で華やかなデザインのティアラです。
高低差のある途切れのない立体的な円形の装飾が、360度どの角度から見ても美しい花嫁を演出してくれます。
クラウンティアラには繊細な宝石やパールがふんだんにあしらわれていることが多く、重厚かつ気品ある輝きが特徴。
クラシカルな雰囲気を演出したいときや、伝統的なウエディングドレスと合わせて格調高い雰囲気にしたいときにおすすめです。
ミニサイズのものを選んだり、少し斜めにずらして被ることでカジュアルな雰囲気にすることもできます。
プリンセスティアラと並んで王道のデザインなので、ティアラらしさが欲しい方にぴったりです。
2.プリンセスティアラ
プリンセスティアラは、その名の通りプリンセスをイメージさせる王道のデザイン。
中央が高く、なめらかな半円形のカーブを描く形状で、主に前髪の付け根やそれより前に装着します。
海外のウエディングや映画で見かけることも多く、多くの花嫁が憧れるクラシカルなティアラです。
華やかで繊細な装飾が施されていながらも、派手すぎず上品な印象を与えるため幅広い世代に人気があります。
クラウンティアラよりも流通量が多いため、好みのカラー、デザインのものが見つかりやすいでしょう。
ロマンティックなものからナチュラルで控えめなものまで幅広く揃っています。
3.カチューシャティアラ
カチューシャティアラは、カチューシャの軸に沿って繊細な装飾が施されたアイテムです。
高さを抑えたフラットなデザインが多く、軽量で長時間身につけても疲れにくいという特長があります。
装着方法も一般的なカチューシャのように挿し込むだけなので、ヘアスタイルを選ばず幅広い髪型に対応可能です。
ガーデンウエディングなどカジュアルな雰囲気にもよく合い、さりげなく華やかにしたい花嫁におすすめ。
装着時の安定感や動きやすさから、アクティブな演出やフォト撮影の際にも重宝します。
シンプルながらも品のある印象で、花嫁の魅力を引き立てるでしょう。
4.コームティアラ
コームティアラは、櫛(コーム)状のパーツが付いているティアラです。
プリンセスティアラに似た形ですが、髪にしっかりと差し込むだけで初心者でも簡単に固定できる点が特徴。
コームがしっかりとティアラを固定してくれるので、動き回る二次会やロケーション撮影にも適しています。
コームティアラは機能性とデザイン性を両立した、幅広い花嫁に人気のウエディングアクセサリーです。
カジュアルな雰囲気に寄りがちですが、デザインのバリエーションも豊富なので好みのものが見つかるでしょう。
セルフでヘアセットするタイミングなどにおすすめです。
5.マリアティアラ
マリアティアラは、ネックレスのようになっているチェーンを頭からかぶるタイプのティアラ。
額にかかるように着用し、神聖でエキゾチックな印象を与えます。
華美すぎず存在感も十分にあり、個性的な花嫁スタイルを叶えるティアラとして人気です。
おでこが広い、頭が大きい方でも小顔に見せてくれる効果が期待できます。
ラリエット、チェーンティアラといったワードでも見つかりやすいでしょう。
他の花嫁と被りたくない方におすすめです。
似合うティアラの選び方
いくら美しいティアラを選んでも、それだけで理想的な花嫁姿は完成しません。
ティアラは総合的なバランスを見て選びます。
顔の形や大きさ、ドレスの素材や色、他のアクセサリー、ヘアスタイル、会場の雰囲気なども欠かせないポイント。
バランスが崩れると違和感に繋がるので、ティアラ選びの際は当日に近い状態で選びましょう。
顔の大きさに合わせる
ティアラは自分の顔立ちに合ったサイズとデザインを見極めることがポイント。
小顔の方が大ぶりなティアラを選んでしまうと、全体のバランスが崩れ顔が埋もれてしまう可能性があります。
反対に顔が大きいからといってボリュームのあるティアラを選ぶと、かえって顔の大きさが強調されてしまうことも。
必ず実際に試着をして、ティアラの縦幅と顔の長さを比較しながら選んでみてください。
また、顔だけでなく全身のバランスも確認しましょう。
ドレスの雰囲気と合わせる
ティアラはあくまで全身コーディネートの一部であり、着用するドレスとの相性も大切です。
例えばクラシカルなプリンセスラインのドレスには、同じくクラシカルなクラウンティアラがよく映えます。
一方、シンプルでナチュラルなドレスには、控えめなデザインのカチューシャティアラやコームティアラが合うでしょう。
ドレスや結婚式の雰囲気と合わせて似合うデザインを探してみてください。
年齢に合わせる
ティアラを着けると「痛い」「ダサい」と思われるのではないかと心配する方もいます。
そんなときは年齢に合わせて選ぶのがおすすめです。
年齢に合ったティアラを選ぶことで、上品なスタイルに仕上がります。
▼20代におすすめなティアラ
20代の花嫁には、清楚で軽やかなデザインや輝きのあるティアラがおすすめです。
特に、小花やパールをあしらったデザインは、可憐でロマンティックな雰囲気になります。
また大ぶりのティアラに挑戦してみるのもよいでしょう。
▼30代におすすめなティアラ
品格と華やかさを兼ね備えたクラシカルなデザインや、少し個性が光るアレンジデザインがおすすめです。
シンプルながらも存在感のあるものや、上品でエレガントな印象のティアラが人気。
大きめのストーンがあしらわれたティアラは高級感が漂い、式全体の印象を格上げしてくれます。
▼40代におすすめなティアラ
シンプルで上質なデザインを選ぶことで落ち着きや成熟した美を表現できます。
パールや小粒の宝石などを用いたティアラが控えめでありながらエレガントな印象を与えるでしょう。
また、本物志向でティアラをレンタルするのもおすすめです。
ティアラレンタルにおすすめのジュエリーショップ
結婚式で特別感を演出したい方には、本物の宝石を使用した高級ティアラのレンタルがおすすめです。
上質で華やかなティアラを身につけて、憧れのウエディングを叶えましょう。
いくつかショップを紹介していきます。
1.銀座ダイヤモンドシライシ
銀座ダイヤモンドシライシは、国内最大級のブライダルジュエリー専門店。
結婚指輪や婚約指輪で有名ですが、ティアラのレンタルも行っています。
ダイヤモンドが輝く洗練されたデザインのティアラが多く、華やかさと高級感が際立つでしょう。
非常に高価格で豪華なティアラもラインナップされており、その品質とデザインはどれも一流。
日本のブランドで、本物にこだわる方におすすめです。
2.エクセルコダイヤモンド
エクセルコダイヤモンドは、ベルギー発祥の長い歴史を持つダイヤモンドブランドです。
アイディアルラウンドブリリアントカットを生み出した、ダイヤモンドの輝きにこだわるブランドとして有名。
エクセルコダイヤモンドのティアラは、熟練の職人が一つひとつ丁寧に作り上げるため、細部まで美しく仕上げられています。
特にカットの精度が高く、光の反射を計算されたデザインは、繊細でありながら華やかな輝きを放つでしょう。
結婚式にふさわしい本物の輝きを求める方に、おすすめのブランドです。
3.TARO KAMITANI
世界でも評価の高いティアラデザイナーのブランドです。
日本の熟練職人の技が光るティアラには、ストーリーや深い意味合いが込められていることが特徴。
モードとクラシカルな要素が調和し、現代的でありながらも伝統的な美しさを感じさせる点が魅力です。
アクセサリー1つ1つに選んだ意味を持たせたい方におすすめします。
4.TASAKI
日本を代表する高級ジュエリーブランドであり、最高品質のパールやダイヤモンドを使用したジュエリーが有名です。
上品なツヤのあるティアラを探している場合は、TASAKI以外の選択肢はないと言っても過言ではありません。
TASAKIのティアラレンタルは、ブライダルリング購入者限定のサービスとなっています。
TASAKI銀座本店だけのスペシャルティアラ7種類も含まれるので、フェアなどはこまめにチェックしましょう。
TASAKIで対象のリングを購入された方は、ぜひ最高品質のティアラを楽しんでください。
まとめ:ティアラで理想の花嫁姿を叶えよう
ティアラは花嫁の魅力を最大限に引き出し、理想の花嫁姿を叶えるアクセサリーです。
デザインや素材によって印象が大きく変わるため、ドレスやヘアスタイル、年齢に合ったものを選びましょう。
誰しも似合うティアラがきっと見つかりますので、自分らしい一品に出会えるはずです。
また、購入やレンタル、手作りなど、予算や希望に応じて用意方法もたくさんあります。
ティアラもドレスと同じく、必ず試着して自分に似合うか確かめることが大切です。
憧れのティアラを身につけて、自信あふれる花嫁姿で最高の一日を迎えましょう。