結婚式と二次会は同じ日に行うのが一般的です。
しかし、海外挙式の場合や開宴時間によっては後日開催することもあるでしょう。
「二次会は別日に開催しても大丈夫?」
「ゲストはどう思うんだろう」
「どんな負担がかかる?」
本記事では、結婚式と二次会を別日に開催する際の注意点やゲストに喜んでもらうためのコツをご紹介。
披露宴に続いての参加、別日開催の会費など、ゲストの負担についても解説します。
二次会の予定の立て方に悩んでいるかたはぜひ参考にしてみてください。
別日に結婚式の二次会を開催してもいいケース
結婚式の二次会は、披露宴と同日に続けて行うのが一般的な流れです。
そもそも二次会とは披露宴の後に行うカジュアルなアフターパーティーのことを指します。
しかし、状況によっては別日に開催することで新郎新婦もゲストもより楽しめる二次会になることも。
以下のようなパターンでは二次会を別日に開催しましょう。
海外挙式後のお披露目パーティーとして開催する
海外での挙式は、費用や移動の負担を考慮して親族やごく親しい友人のみで行うケースが多いです。
そのため、帰国後に国内で友人や同僚などを招いてお披露目パーティーを開催する方もたくさんいます。
別日に二次会を開催することで、より多くの方と祝福を分かち合えるでしょう。
挙式・披露宴を親族中心で行った場合
友人を挙式や披露宴に招待できなかった場合にも、改めてお披露目の場を設けることができます。
特にナイトウエディングなど、同日に続けて二次会を行うのが難しい状況であれば別日開催が現実的。
披露宴のゲスト層と終了時間によっては、別日の二次会の方がスムーズです。
挙式、披露宴とは違うゲスト層でウエディングパーティーを開催したい場合は二次会を検討してみましょう。
二次会にしか参加できないゲストが多い場合
開催時間や地理な理由で二次会や披露宴にしか参加できないゲストが多い場合は、別日開催が最適。
新郎新婦の地元が離れていてそれぞれの場所で開催したい場合や、ナイトウエディングの場合などです。
パーティーの趣旨や参加者に合わせ別日開催にすることで、より多くの人に参加してもらえるでしょう。
別日に結婚式の二次会を開催すると迷惑になるケース
結婚式の二次会を別日に開催することで、ゲストの負担が増えることもあります。
特に注意が必要なのは、挙式や披露宴も参加してくれたゲストを二次会にも招待する場合です。
ゲストの立場に立って、どのような場合に負担を感じるのかを考慮する必要があります。
披露宴にも参加している場合
披露宴に参加してくれたゲストを二次会にも招待する場合、ゲストには二重の負担がかかることになります。
結婚式に出席するには事前のスケジュール調整とご祝儀が必要です。
女性はヘアメイクや服装の準備にも時間と費用がかかるでしょう。
別日の二次会に参加する場合も同様に、時間を作り、会費を用意し、身支度をする必要があります。
披露宴で既に充分にお祝いの気持ちを伝えているゲストにとって、二次会の参加は負担かもしれません。
挙式・披露宴から期間が空きすぎている場合
結婚式や披露宴から期間が空きすぎてしまうと参加意欲が薄れてしまう可能性があります。
結婚式を終えてから1週間か半月以内のお祝いムードが持続している期間に開催するのが望ましいです。
できるだけ結婚式に近い日程で行うことで、ゲストも自然な流れでお祝いに参加しやすくなります。
二次会を別日に行うメリット
ゲストへの配慮は必要ですが、別日開催にすることで理想のパーティーを実現できる可能性も高まります。
どんなパーティーにしたいのか明確にして、いつの開催がいいのか決めてみてください。
会場を自由に選べる
同日に二次会を行う場合、移動時間を考慮して結婚式場の近くで二次会の会場を探すのが一般的です。
そのため、選択肢が少なく消去法で選ぶことも少なくありません。
しかし、二次会を別日に開催すればより広範囲から会場を選ぶことができます。
アクセスや会場の雰囲気、設備など、ふたりのイメージにぴったりの場所を見つけやすくなるでしょう。
二次会にもこだわりたいカップルにとって、会場選びの自由度が高いことは大きなメリットと言えます。
呼べなかったゲストを招待できる
結婚式の開催方法によっては、呼びたい人を全員招待できないこともあります。
特に家族婚やリゾート婚を選んだ場合、友人を呼ぶことは難しいでしょう。
二次会を別日に開催することで、結婚式に招待できなかった人を改めて招待できます。
新郎新婦それぞれの友人や職場関係者など、グループごとに二次会を開催することも可能です。
これにより、より多くの人に結婚の報告とお祝いをしてもらうことができ、またゲストも参加しやすくなるでしょう。
体力的に余裕がある
当日は朝早くから準備が始まり、挙式、披露宴と新郎新婦は心身ともに大きなエネルギーを使います。
ゲストへの対応や様々なプログラムをこなす中で、想像以上に疲労が蓄積されるものです。
その後に続けて二次会を行うとなるとさらに体力を消耗します。
二次会を別日に設定することで心と体をリフレッシュして二次会に臨めるでしょう。
結婚式とは違う雰囲気を楽しめる
別日に二次会を行うことで、結婚式とは全く異なる雰囲気を演出することができます。
同日ではヘアメイクはそのままに二次会を行うことが多いため、イメージチェンジが難しいです。
しかし別日に開催すればヘアメイクも衣裳も自由に選べます。
衣裳も着替えの時間制限を考えると二次会用の簡単な衣裳しか選べないことも多いです。
また、会場選びの自由度も高まります。
レストランやカフェ、バーなど、二人の好みやテーマに合わせた空間でパーティーを開催しましょう。
開宴時間の制限がない
結婚式と同日に二次会を行う場合、披露宴のお開き時間に合わせて二次会の開宴時間を設定します。
一般的に披露宴お開きから1時間半、または2時間程度の時間を置いて行うことが一般的。
着替えや移動の所要時間を考えると、これくらいが適切です。
結婚式の進行状況によってはお開き時間が遅れたりして、二次会が後ろ倒しになってしまうこともあります。
しかし、二次会を別日に開催すれば結婚式から独立したタイムスケジュールでパーティーを計画可能です。
ゲストが参加しやすい時間帯に開宴しましょう。
二次会を別日に行うデメリット
結婚式二次会を別日に開催することにはいくつかのデメリットも存在します。
特に費用面や準備の手間、ゲストへの負担については事前に対策を講じることが重要です。
別日開催を検討する際には、これらのデメリットも踏まえた上で判断するようにしましょう。
別途費用がかかる
二次会を別日に開催するということは、結婚式とは別に新たなパーティーを企画・実行することです。
そのため当然ながら別途費用が発生します。
会場使用料はもちろんのこと、料理や飲み物代、景品代、音響設備費、装飾費などで費用がかかるでしょう。
また、二次会用の衣裳代やヘアメイク代が再度必要です。
結婚式に加えて二次会の予算も確保する必要があるため、費用については計画的に準備を進めましょう。
会費制にして自己負担額を減らす方法もあります。
詳しくは次の記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/3299/
ゲストの負担が大きい
ゲストは結婚式に参加するためにスケジュールを調整し、交通費やご祝儀を用意しています。
別日の二次会にも参加する場合、再度スケジュールを調整し、交通費や二次会の会費が必要に。
特に遠方からのゲストや、結婚式にも参加してくれたゲストにとっては、二重の負担です。
披露宴も参加してくれたゲストを招待したい場合は、二次会の会費を免除するなどの配慮をおすすめします。
準備の負担がある
結婚式の準備だけでも多くの時間と労力が必要ですが、二次会の準備も別途行う必要があります。
二次会では全ての会場で専属のプランナーがついて手配をサポートしてくれるわけではありません。
会場探し、招待状の作成から余興、景品の手配、BGM選びなど多くの準備を新郎新婦や幹事が行います。
特に幹事を友人に依頼する場合友人幹事にも負担がかかり、最悪の場合は縁が切れることも。
しかし、全てを自分たちで手配するとかなりの労力を要します。
費用は掛かりますが「2次会くん」などの幹事代行サービスの利用がおすすめです。
ゲストに喜ばれる二次会にするには
結婚式の二次会でも、ゲストに「参加してよかった」「楽しかった」と思ってもらいたいですよね。
ゲストへ感謝の気持ちを伝えつつ、思い出に残る素敵な時間にするためのポイントを紹介します。
1.5次会として開催する
別日の二次会を検討している場合、「1.5次会」という形式も視野に入れると良いでしょう。
1.5次会とは披露宴ほどフォーマルでも、二次会ほどカジュアルでもない中間の位置づけのパーティー形式。
海外挙式のお披露目パーティーや、親族のみで行った結婚式後に友人を招いて行うときに選ばれる形式です。
1.5次会は二次会に比べて雰囲気もしっかりしており、着席スタイルで行われることもあります。
披露宴のように専門のプランナーがついて準備をサポートしてくれる場合も多いです。
会場選びや演出の相談など、結婚式と同様にプロの力を借りながら進めることができます。
そのため新郎新婦の準備の負担を軽減しつつ、より丁寧なおもてなしができるというメリットも。
二次会というよりもお披露目パーティーという位置づけになるため、フォーマルな雰囲気でお祝いできます。
1.5次会について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/10949/
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/introduction_tag/1-5次会/
結婚式の写真や映像を使う
結婚式に参列できなかったゲストに喜ばれるのが、結婚式当日の写真や映像の演出です。
ウェルカムスペースに結婚式の写真を飾ったり、挙式や披露宴の様子をまとめたムービーの上映が人気。
受付中にリピート再生しておくとBGM選定の手間も減らせますよ。
結婚式に参加してくれたゲストも当日の思い出を振り返り、新郎新婦と一緒に盛り上がることができます。
結婚式から日数が経っている場合は、新婚旅行の写真を披露するのもゲストに喜ばれるでしょう。
両方の参列を強制しない
披露宴にも参列してくれたゲストを別日の二次会に招待する場合、ゲストに負担をかけない配慮は必須。
参加は強制ではないことを明確に伝えるようにしましょう。
招待する際に、「無理のない範囲でご参加ください」「ご都合が合えばぜひ」といったメッセージを添えることで、ゲストは気持ちよく出欠を判断できます。
また、披露宴にも参加してくれたゲストに対しては特別な対応も検討しましょう。
二次会の会費を免除したり割引することも、ゲストの負担を軽減する方法の一つです。
まとめ:ゲストに喜ばれる二次会を開催しよう
結婚式の二次会は海外で挙式後のお披露目や、ナイトウエディングだった場合などに別日で開催します。
会場の自由度が高い、より多くのゲストを招待できる、体力的を温存できるといった点がメリットです。
一方で、ゲストには二重の負担がかかる可能性や、準備の手間が増えるといったデメリットもあります。
1.5次会の形式で開催したり、披露宴からの参加ゲストに会費の配慮をしたりといった工夫が大切です。
ゲストへの感謝の気持ちを第一に考え配慮することで、素敵な二次会が開催できるでしょう。
二人の門出を祝う大切なパーティーが、ゲストにとっても心に残る素晴らしい一日となるよう願っています。