挙式なし披露宴だけの結婚式ってあり? 費用やメリット/デメリット | 結婚式場の選び方

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結婚式のやり方は多様化していますが、挙式は行わずに披露宴だけというスタイルを選択するカップルも増えています。
一般的には挙式+披露宴のイメージが定着している結婚式。
挙式はしないで披露宴だけの結婚式は、実際どのように行われるのか気になりますよね。

「披露宴のみってどんなスタイル?」
「披露宴だけ行う場合の費用は?」
「挙式なしで披露宴のみの場合の注意点を知りたい」

本記事では、挙式なしで披露宴だけ開催する結婚式のスタイルについて、メリット・デメリットや相場、注意点などを紹介します。
ゲストとの時間を大切にできる披露宴のみのスタイルは、現代のニーズに合った選択肢のひとつ。
披露宴のみの結婚式のリアルを知って、理想のウエディングを叶える参考にしてくださいね。

披露宴のみの結婚式とは

画像:友人と乾杯する新郎新婦

披露宴のみの結婚式とは、神前式や人前式など儀式としての挙式を同じ日に行わず、会食を中心としたパーティースタイル
形式にとらわれず自由な雰囲気で結婚の報告ができる点や、費用や時間の面で柔軟に対応できるのが魅力です。
かしこまったセレモニーとしての挙式が省略されるので、アットホームな雰囲気になりやすいでしょう。

 

披露宴のみの結婚式を行うパターン

挙式はせずに披露宴のみの結婚式を行うパターンを5つご紹介します。
披露宴のみの結婚式といっても、いろいろなケースがあるでしょう。

海外や別会場で結婚式を済ませた後に披露宴のみ行うパターンや、挙式自体を一切行わないパターンなどさまざま。
カップルの事情や希望に応じて、それぞれのライフスタイルや想いに合わせて柔軟に選べます

  1. 海外挙式後の国内お披露目パーティー
  2. 挙式と披露宴で場所や日時を変える
  3. 友人のみのパーティーを開催したい
  4. マタニティ婚や授かり婚で体調を考慮したい
  5. 節約のため

1.海外挙式後の国内お披露目パーティー

海外での挙式を終えた新郎新婦様が、国内でのお披露目パーティーとして披露宴のみの結婚式を行うパターン。
海外挙式では多くのゲストをお招きするのが難しいため少人数に限って行い、披露宴に多くのゲストをお招きする事が多いでしょう。
海外挙式を済ませ夫婦となったことを、ゲストの皆様に報告する場として開かれます。

 

2.挙式と披露宴で場所や日時を変える

挙式と披露宴で、場所や日時を変えるパターンもあります。
たとえば高齢の親族がいると長距離移動が負担になるため挙式は地元で行い、職場のある地域で披露宴を行うなど。
遠方での挙式や親族だけの神前式など、スタイルに合わせた柔軟な組み合わせが可能です。
招待するゲストごとに、演出や雰囲気を変えられるのもメリットのひとつ。

 

3.友人のみのパーティーを開催したい

親族を招かず、友人や同僚だけを対象としたパーティー形式の披露宴も人気のパターン。
レストランやカフェなどでカジュアルに行うスタイルが主流で、自由度が高く演出や服装も自分たちらしくできます。
ゲストとの距離が近く、アットホームな雰囲気を楽しめるでしょう。

 

4.マタニティ婚や授かり婚で体調を考慮したい

妊娠中や出産後まもない時期は、挙式から披露宴まで長時間のスケジュールが身体の負担になることも。
体調を優先して挙式を行わず、ゲストとの会食をメインにした披露宴のみを選ぶケースがあります。
挙式に比べ着席時間の長い披露宴は、妊婦さんや産後の身体に負担が少なく行えるでしょう。

マタニティ婚については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

『マタニティウエディングを成功させるには|おすすめの演出11選』
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/13722/
 
『結婚式前に妊娠発覚!マタニティ婚かパパママ婚どっちがいい?』
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/13013/
 

5.節約のため

結婚式にかかる総費用を節約するために、披露宴のみにするパターンもあります。
挙式を省くことで、会場費や衣装代、司式者への謝礼などの費用を抑えられるでしょう。
披露宴は儀式的な要素がないため演出や進行も自由度が高くなり、本当に必要な内容だけを厳選できます。
予算は限られるけど、ゲストとパーティーを楽しみたい新郎新婦様にとって、現実的な選択肢といえるでしょう。

 

メリット

披露宴のみの結婚式には、主に3つのメリットがあります。

  • 儀式を行わなくてよい
  • 費用を抑えられる
  • 時間を短縮できる

儀式を省くことで自由な演出が可能になり、挙式にかかる費用も節約できます。
挙式の時間がなくなるため、当日全体の時間が短縮され、ゲストも時間的な負担が軽くなるでしょう。

 

デメリット

披露宴のみのスタイルにはデメリットもあります。

  • 親や年配ゲストの理解が得にくい
  • ゲストが戸惑う
  • 結婚の区切りを実感しにくい

挙式がないことで、親世代や年配のゲストには理解や納得を得にくい場合があるかもしれません。
慣れないスタイルに戸惑うゲストもいるため、事前の丁寧な案内が必要でしょう。
また新郎新婦さまにとっては、挙式がないと結婚の節目を実感しにくいというデメリットもあります。

 

披露宴のみ開催するときの費用

画像:結婚式をイメージしたアイテムと現金

披露宴のみを開催する場合でも、費用面の見通しは重要です。
挙式がないぶん費用を抑えられるとはいえ、披露宴の会場代や飲食代、演出などのコストは必須。
ここでは、披露宴のみの結婚式で必要になる費用の相場や会費の設定方法、自己負担の目安について解説します。

総額の相場

披露宴のみの結婚式の総額は、ゲストの人数や会場のランクによって異なります。
ゲスト50名ほどで挙式・披露宴ともに行った総額は300万〜350万円ほどで、挙式費用だけだと20万〜30万円が相場。

つまり、総額から挙式費用を引いた270万〜320万円ほどが披露宴のみの結婚式の相場と言えます。
ゲストの人数が少なくなれば、もっと費用を節約できるかもしれません。

レストランやカフェを活用すれば、1人あたりの単価を抑えることも可能でしょう。
挙式にかかる費用が不要なぶん、全体としてはコンパクトな予算で収まるケースが多く見られます。

 

ゲスト会費の設定方法

カジュアルな披露宴では、会費制を採用するケースも増えています。
料理・飲み物・引き出物の内容に応じて、会費を1人1万円〜2万円前後で設定するのが一般的
ご祝儀の平均額より低く設定されます。

【会費設定の例】

  1. コース料理10,000円+飲み物2,000円+引き出物2,000円
    → 会費18,000円
  2. ビュッフェ料7,000円+飲み物2,000円+引き出物なし
    → 会費12,000円

おもてなしの費用が会費に対して7〜8割くらいの金額になるように設定しましょう。
高すぎるとゲストの負担に、安すぎると自己負担が増えるため、予算とのバランスが重要です。

 

自己負担額の目安

自己負担額は、全体費用から会費またはご祝儀の総額を差し引いた金額。
たとえばゲスト50名で会費1万5千円の場合、75万円を会費で回収でき、総額から75万円を引いた金額が自己負担金です。

希望する演出や引き出物の内容によって変動するため、事前にシミュレーションしておくと安心。
プランナーとの打ち合わせ時にも確認しておきましょう。

 

披露宴のみ開催するときの注意点

画像:招待状

披露宴だけの結婚式は自由度が高い分、準備段階での配慮も必要です。
とくに家族やゲストへの説明不足が原因で、誤解や混乱を招いてしまうケースもあるでしょう。
トラブルなく進めるためにも、事前の確認や周囲への共有は欠かせません。

披露宴のみの結婚式を開催する際に、注意する点を3つご紹介します。

二人だけで決めない

披露宴のみのスタイルは、親世代にとって馴染みがない場合も多いため、事前の相談が大切です。
儀式的な結婚式がないと「けじめがない」「物足りない」と感じる方もいるかもしれません。
新郎新婦様の希望を伝えると同時に、家族の意見にも耳を傾け、二人だけで決めないようにしましょう。

 

披露宴のみに対応しているか確認する

会場によっては、挙式とセットのプランしか対応していない場合もあります。
披露宴のみのプランがあるか、パッケージングされていない自由な利用が可能かを契約前にしっかりチェックしましょう。
希望のスタイルが叶う会場選びが成功のカギになります。

 

ゲストが混乱しないように案内する

挙式を行わないことは、招待状や案内状に明記しましょう。
年配のゲストは「挙式はどこで?」と疑問を抱きやすいため、事前の説明が重要です。
「アットホームなパーティーですので平服でお越しください」など、雰囲気が伝わる一文を添えるのもおすすめ。

受付時間や服装の案内なども加えて伝えることで、ゲストの不安を和らげられるでしょう。

 

披露宴のみの結婚式に関してよくある質問

画像:Q&A

ここからは披露宴のみの結婚式について、よくある質問と回答をまとめましたので、参考にしてくださいね。

Q.ご祝儀制で開催してもいい?

A. はい、ご祝儀制でも問題ありません。

ただし、挙式を行わない場合、ゲストの中には「ご祝儀を渡すべきか迷う」という声もあります。
招待状に「結婚式に招待していること」がわかるように記載しましょう。

 

Q.引き出物は必要?

A. ご祝儀制であれば、引き出物は原則として用意しましょう。

ご祝儀をいただくお礼と、おもてなしの気持ちを形で表す意味でも大切です。

一方、会費制であれば引出物は必須ではありませんが、予算に応じて検討しましょう。
引出物をなしにする場合でも、プチギフトを用意するなど配慮があると好印象です。
予算と披露宴の内容のバランスで、調整するのがポイント。

 

Q.披露宴のみの結婚式におすすめの演出は?

A.ウエルカムスピーチで入籍の報告や結婚指輪などを披露し、結婚したことが伝わる演出がおすすめ。

挙式がなくても、結婚したことがゲストにも伝わるような演出があると結婚式らしく盛り上がります。
こちらの記事で紹介している演出も参考にしてみてくださいね。

『結婚式1.5次会におすすめの演出・余興・ゲームのアイデア』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/13629/
 

まとめ:披露宴だけの結婚式もOK

画像:セッティングされたテーブル

披露宴のみの結婚式は、型にとらわれず自由なスタイルで感謝を伝えられる選択肢です。
費用を抑えつつも、ゲストとの交流を深められるなど魅力もたくさんあります。

ただし、家族やゲストへの説明や準備には丁寧さが欠かせません。

本記事では挙式を行わずに披露宴だけの結婚式を行う際のメリット・デメリットや注意点、よくある質問についてまとめました。
おふたりの希望に合った結婚式のスタイルで、心に残る特別な一日を叶えてくださいね。

 
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