結婚式は花嫁が主役というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
もちろん花嫁は大切な主役の一人ですが、新郎だって結婚式の主役です。
最近は、新郎にスポットライトを当てた演出を取り入れるカップルが増えています。
本記事では元ウエディングプランナーが新郎が主役の演出を10個ご紹介!
「新郎が主役の演出ってどんなものがあるのだろう?」
「あまり目立ちたくはないな」
「簡単にできるものを選びたい」
こんな悩みを抱えていたらぜひ参考にしてみてください。
挙式と披露宴それぞれで新郎が主役になれる、ゲストも楽しめる演出を具体的に解説します。
簡単にできるものから注目を集めるものまで幅広く取り扱うので、ぴったりなものが見つかるでしょう。
挙式でできる新郎が主役の演出
厳粛な雰囲気の中で行われる挙式でも、新郎が活躍できる演出を取り入れることができます。
ここでは、挙式でおすすめの新郎が主役になる演出を3つご紹介。
また、新郎メインで挙式を進めたい場合は神前式もおすすめです。
神前式については以下の記事が参考になるでしょう。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/5457/
1.ジャケットセレモニー
ジャケットセレモニーは、新郎の入場時に両親など大切な家族にタキシードのジャケットを着せてもらう演出です。
花嫁が母親にベールを下ろしてもらうベールダウンと同様に、子育ての卒業や、社会人として送り出すという意味があります。
親御様からの最後の身支度を手伝ってもらい、普段は伝えきれない感謝の気持ちを伝えることも可能です。
この演出は最近のトレンドとなっており、親子の絆を感じられる感動的な演出に、ゲストも温かい気持ちになることでしょう。
ジャケットセレモニーについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/14415/
2.ダーズンローズセレモニー
ダーズンローズセレモニーとは、新郎が12本のバラをゲストから受け取り、花束にして新婦へ贈る演出です。
12本のバラにはそれぞれ「愛情・感謝・尊敬・信頼・真実・誠実・情熱・努力・栄光・希望・幸福・永遠」という意味が込められています。
ゲスト参加型で、会場全体が温かい雰囲気に包まれる人前式で人気の演出です。
演出の流れは以下の通りなので、参考にしてみてください。
- 新郎はゲストからバラを一本ずつ受け取りながらバージンロードを歩く
- バラを束ねてブーケにする
- ブーケを新婦に手渡しプロポーズの言葉を伝える
- 新婦は「YES」の返事として、その中の1本のバラを新郎の胸元に挿す
新郎が先に入場するのが一般的ですが、ダーズンローズセレモニーを行うときは新婦が先でもよいでしょう。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/12972/
3.ブロッコリートス
新郎がブーケの代わりにブロッコリーを未婚の男性ゲストに向かって投げる、男性版ブーケトスです。
キャッチした人には幸福が訪れる、近いうちに結婚できる、といった意味があります。
ブロッコリーにはたくさんの房があることから「子孫繁栄」という花言葉があり、意外にも結婚式との相性は抜群です。
披露宴や二次会の余興としても取り入れられ、ユニークで楽しい雰囲気を演出したい新郎におすすめ。
手軽に会場を盛り上げることができます。
披露宴でできる新郎が主役の演出
披露宴はゲストとより近い距離で楽しめる場です。
新郎の個性や特技を活かした演出や、ゲストへの感謝を伝える演出など挙式よりも気軽に取り入れられます。
ここでは、披露宴でおすすめの新郎が主役になるアイデアを7つご紹介するので、参考にしてみてください。
1.新郎の衣裳当てクイズ
新郎の衣裳当てクイズは、お色直し後の新郎の衣裳の色や、身に着けている小物をゲストに当ててもらう参加型クイズです。
新婦のお色直し当てクイズは定番ですが、新郎はお色直しせずにそのままの場合も多いので、新郎版も盛り上がります。
事前に候補となる色や小物の選択肢を用意しておき、ゲストに投票してもらい、正解者の中から抽選で景品を用意しましょう。
お色直しでガラッと雰囲気を変える新郎の姿に、ゲストの注目が集まる演出です。
和装と洋装をする場合などにおすすめ!
また、目立ちたくなかったり派手な演出をしたくないときにも実施しやすい演出です。
2.一人で中座
中座とは、新郎新婦が披露宴中に一時的に席を外し、お色直しなどを行う時間のことです。
新郎新婦が一緒に中座することもできますが、新郎一人で中座することで新郎が主役の演出にできます。
例えば、両親や兄弟姉妹、祖父母など感謝を伝えたい人をエスコート役に指名することで感動的なシーンにすることも可能です。
または、友人に担いでもらったり、歌いながら退場したりと、新郎の個性や趣味を活かしたユニークな中座もおすすめ。
野球が好きならホームランを打って走って退場、なんて演出も盛り上がりそうですね。
ぜひ効果音やピッチャー役も揃えて演出してみてください。
3.リベンジプロポーズ
リベンジプロポーズとは改めて新婦にプロポーズする演出です。
以前行ったプロポーズに納得がいかなかった場合や、きちんとプロポーズできていなかったと感じている新郎におすすめ。
結婚式という多くのゲストが見守る場でプロポーズすることで、より感動的で記憶に残る瞬間となります。
事前にプランナーに相談して、サプライズで行うことも可能です。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/14657/
4.花婿の手紙
花嫁が両親へ感謝の手紙を読む演出はよく知られていますが、最近では新郎も両親へ手紙を読む「花婿の手紙」も増えています。
普段は照れくさくて伝えられない両親への感謝の気持ちや素直な想いを言葉にして届けることができるでしょう。
ゲストにとっても、新郎の人柄や家族との絆を感じられる心温まる演出になります。
両親や家族に感謝を伝える結婚式にしたい場合におすすめです。
5.サプライズで余興に参加
友人が新郎新婦のために用意してくれた余興に新郎がサプライズで参加する演出は、会場を大いに盛り上げます。
事前に友人と打ち合わせをしておき、余興の途中で新郎が登場したり、一緒にパフォーマンスをするのが定番です。
実際に行われるサプライズの中ではこのパターンが一番多く、また一番盛り上がるやり方でもあります。
ダンスや歌、楽器の演奏など、新郎の特技や趣味を活かすと、より一層ゲストも楽しめるでしょう。
新婦にとっても嬉しいサプライズとなり、二人の思い出に残るシーンになります。
6.Bigスプーンでケーキバイト
ケーキバイトは、新郎新婦が互いにウエディングケーキを食べさせ合う定番の演出です。
新郎から新婦への一口は「一生食べるものに困らせない」、新婦から新郎への一口は「一生美味しいご飯を作る」という意味が込められています。
このケーキバイトをさらに盛り上げるのが、Bigスプーンの使用です。
新婦がBigスプーンを使って新郎にケーキを食べさせることで、会場からは大きな歓声や笑いが起こります。
ケーキをたっぷりとすくったBigスプーンで、新婦から新郎への愛情を表現しましょう。
子どもや友人にスプーンを運んでもらうお手伝いを頼むのもおすすめです。
7.新婦にサプライズ
新郎から新婦へのサプライズも新郎が中心となって行える演出です。
【サプライズアイデア例】
- 手紙
- 花束
- 新婦の好きな曲を演奏
- 思い出の写真を編集したムービーを上映
- ゲストを巻き込んだフラッシュモブ
- 友人からのメッセージを集めたアルバム
サプライズの規模に関わらず、一番大切なのは新婦を想う気持ちです。
プランナーに相談しながら、新婦の好みや二人の関係性に合ったサプライズを計画しましょう。
まとめ:新郎にもスポットライトを当てて盛り上がろう
結婚式は新郎新婦にとって、人生の大きな節目となる大切な一日です。
新婦だけでなく、新郎にもスポットライトを当てる演出を取り入れることで、親族も盛り上がる1日になるでしょう。
新郎が主役になれる演出は多岐にわたりますが、新郎の個性やキャラクターに合わせた演出を選ぶことが大切です。
これらの演出を通して、お互いへの想いやゲストへの感謝の気持ちを伝え、記憶に残る温かい結婚式を作り上げてください。
二人の新たなスタートを、最高の形で迎えられるよう応援しています。