ゲスト参加型の演出として人気のウエディングツリーですが、まだまだ内容を知らないゲストもいます。
そのためウエディングツリー演出を行う際は、説明文を添えることが定番です。
「ウエディングツリーの説明文はどう書けばゲストに伝わるかな?」
「どんなデザインにしよう?」
「快く参加してもらうにはどうすればいい?」
ゲスト参加型の演出だからこそ、誰もが迷わずに楽しめるような工夫をしたいですよね。
本記事ではゲストへの説明文の書き方、成功させるための具体的なアイデアやヒントまで詳しく解説しています。
そのまま使える説明文のテンプレートもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ウエディングツリーとは
ウエディングツリーとは、木のイラストにゲスト一人ひとりが拇印や署名をして、葉っぱを完成させていくゲスト参加型の演出です。
ゲストが二人の結婚の証人となるという意味合いがあり、結婚式の記念品としても人気があります。
特に人前式では結婚証明書として活用する新郎新婦も多いです。
まずはウエディングツリーとは何かについて紹介していきましょう。
芳名帳として代用できる
ウエディングツリーは従来の芳名帳の代わりにも活用できます。
芳名帳はゲストの名前を記帳するだけですが、ウエディングツリーはゲストが拇印や署名をすることで、より思い出深い記念品に。
完成したウエディングツリーはゲスト全員からの祝福の気持ちが込められた世界に一つだけの宝物になります。
結婚式の後も新居に飾れば、いつでも結婚式の日の感動やゲストへの感謝の気持ちを思い出すことができるでしょう。
また、ゲストにとっても結婚式に参加した証として形に残るものを作るのは、楽しい思い出の一つとなるはずです。
ゲスト参加型のウェルカムアイテムになる
ウエディングツリーは、ウェルカムアイテムとしても活用できます。
特に温かなアットホームウエディングにしたい場合は適任でしょう。
ゲスト全員の温かい気持ちが形になったアイテムは結婚式場にやってきたゲストを温かく迎えてくれます。
ウエディングツリーの作り方
ウエディングツリーは簡単にDIYできるので、自作する方がほとんどです。
この項目ではウエディングツリーの作り方を解説していきます。
ゲストがスムーズに参加できるようデザインから説明文、印刷方法までいくつかのポイントを押さえることが重要です。
以下のステップを参考にオリジナルツリーを完成させてみてくださいね。
ツリーをデザインする
ウエディングツリーの基本的なデザインは、葉のない一本の木。
自由にアレンジすることで、二人の個性や結婚式のテーマを表現できます。
木の形もゲストに指でスタンプしてもらう葉っぱの色にも決まったルールはありません。
例えば、木の形をハート型にしたり、スタンプの色をグラデーションにしたりと、様々なアイデアが考えられます。
最近では木以外のデザインにする人も増えており、たくさんの風船につかまった新郎新婦が空へ飛んでいくような楽しいデザインも人気です。
季節感を出すこともでき、春は桜、秋は紅葉、夏は花火、冬はクリスマスツリーやリースのデザインなど、結婚式の時期に合わせたモチーフを取り入れるのも良いでしょう。
説明文を添える
ウエディングツリーはゲスト参加型で人気の演出ですが、まだ知らないゲストも少なくありません。
そのため、ツリーの台紙とは別にゲストへ向けて分かりやすい説明文を用意することが不可欠です。
説明文にはウエディングツリーの目的や参加方法を伝えるだけでなく、新郎新婦からの感謝の気持ちも込めましょう。
例文は後ほど紹介するので、参考にしてみてください。
印刷して額に入れる
ウエディングツリーのデザインと説明文が完成したら、いよいよ印刷です。
ゲストがスムーズに指印やサインをできるよう、サイズはA3を目安にしましょう。
自宅のプリンターが対応していない場合は印刷会社に依頼したり、コンビニ印刷を利用してみてください。
印刷会社であれば普通紙ではなく高級感のある厚手の紙や、少し光沢のある紙を選べるのでおすすめ。
コンビニでの印刷は普通のコピー用紙になるため、紙質にこだわりたい場合には向いていません。
印刷する前に試し刷りを行い、スタンプやサインのしやすさ、全体のバランスなどを確認することが大切です。
問題がなければ本番の印刷を進め、額に入れてウェルカムスペースに飾りましょう。
ゲストに伝わる説明文の書き方
ウエディングツリーをゲストに楽しんでもらうためには、分かりやすい説明文が不可欠です。
初めてウエディングツリーを目にするゲストにも、何をするのか、どのように参加すれば良いのか分かるようにしましょう。
ゲストが迷うことなくスムーズに参加できるよう、説明文に含めるべき要素や、実際に使える例文をご紹介します。
シンプルで分かりやすい言葉を選び、説明文を書いてみてください。
ウエディングツリーの説明文に入れる要素
ウエディングツリーの説明文には以下の要素を組み込みながら作るのがおすすめです。
▼結婚式に出席してくれたことへの感謝
ウエディングツリーの説明文には、まず結婚式に足を運んでくれたゲストへの感謝の気持ちを盛り込むましょう。
ウェルカムスペースに置かれる説明文は、ゲストが最初に目にするメッセージ。
ゲストは新郎新婦の心遣いを感じ、より温かい気持ちでウエディングツリーに参加してくれるはずです。
形式的な言葉だけでなく、二人らしい感謝の言葉を選ぶことで、結婚式全体の印象もさらに良くなるでしょう。
▼ウエディングツリーへの参加方法
どのように参加してほしいのか、明確に伝わるように書きましょう。
ウエディングツリーの参加方法は1つではないため、初めての参加でなくても前回と方法が違い戸惑うこともあります。
スペースは限られているので、簡潔に分かりやすく書いてください。
▼ウエディングツリーの完成イメージ図
ウエディングツリーの説明文には、完成イメージ図を添えることが非常に重要です。
特に年配のゲストやウエディングツリーの存在を初めて知るゲストにとって、言葉だけではなかなかイメージしにくいからです。
実際に完成したイラストを添えることで、視覚的に理解してもらいやすくなります。
これによりゲストは安心して、そしてスムーズに指印やサインをしてくれるでしょう。
▼ウェットティッシュについての案内
ウエディングツリーで指印を取り入れる場合、インクを使用するためウエットティッシュの用意が必須です。
服や手が汚れる心配を払拭するために、説明文の中でもウェットティッシュの用意について触れましょう。
さらに、ゴミ箱の場所まで具体的に記載することで、ゲストは迷うことなく行動できます。
ウエディングツリーの説明例文
ウエディングツリーの説明文は、目的と参加方法を明確に伝え、感謝の言葉を添えることが重要です。
ゲストがスムーズに参加できるよう、シンプルで分かりやすい言葉を選ぶことを心がけましょう。
以下の例文も参考に、自分達だけのウエディングツリーを案内してみてくださいね。
▼例文1
皆様とともに作り上げるウエディングツリーで
私たちの結婚の証人になっていただけたら幸いです
このウエディングツリーは 皆様からの温かい祝福の気持ちが葉となり
一本の大きな愛の木を完成させる 世界に一つだけの結婚証明書です
つきましては 下記にございますインクを指につけ
葉っぱに見立ててお好きな位置に指印と お名前のサインをお願いいたします
皆様の指印が私達の未来を彩る大切な一片となります
指印後は右手に用意していますウエットティッシュをお使いください
▼例文2
このウエディングツリーは 皆様とともに作り上げる 私たちにとってかけがえのない結婚証明書です
皆様一人ひとりの温かい想いが この木の葉となり 世界に一つだけの美しいツリーを完成させてくれます
完成したツリーは 私たち二人の大切な結婚記念品として 新居に飾らせていただきます
つきましては 恐れ入りますが 以下の手順でご参加いただけますようお願い申し上げます
1.下記の中から私達の結婚生活に最も必要だと思うキーワードをお一つお選びください
2.選んだキーワードのスタンプを木の好きな場所に捺してください
3.スタンプの横にお名前をサインしてください
皆様のご参加を心よりお待ちしております
▼例文3
皆様へひとつお願いがございます
このウエディングツリーは皆様とともに作り上げる芳名帳でございます
皆様お一人お一人の指印が葉っぱとなって このツリーを鮮やかに彩るでしょう
完成したツリーは私達の新居に飾り 皆様にいつも見守られているような気持ちで
穏やかな日々を過ごしたいと思います
ご参加方法は以下の通りです
1.下のキーワードの中から私達の結婚生活に一番大切だと思うテーマを1つお選びください
2.選んだテーマのシールを葉っぱに見立ててお好きなところに張り付けてください
3.葉っぱのそばにイニシャルまたはお名前をご記入ください
皆様のご協力に心より感謝申し上げます
ウエディングツリーを成功させるアイデア
ウエディングツリーは、ゲストが参加することで完成する、新郎新婦にとって特別な記念品です。
せっかく用意するなら、ゲストにも最大限に楽しんでもらい、思い出に残るものにしたいですよね。
定番の指印以外にも、ゲストがより気軽に参加できたり、オリジナリティあふれるデザインにしたりするためのアイデアをご紹介。
少しの工夫で、ウエディングツリーがさらにユニークで魅力的な演出になりますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
指が汚れないシールで参加してもらう
ゲストの指がインクで汚れてしまうことを懸念する場合や、より手軽に参加してもらいたい場合は、シールの活用がおすすめです。
指印の代わりに、ゲストにシールを貼ってもらうことで、手が汚れる心配がなく、気軽に参加してもらうことができます。
葉っぱの形だけでなく、桜の花びらや星型、ハート型など、結婚式のテーマや二人の好みに合わせて選べるのが魅力です。
また、少し大きめのシールを用意し、ゲストに一言メッセージを書いてもらうスペースを設けるのも良いでしょう。
寄せ書き用のシールなど、書き込みやすい素材のシールを選ぶと、ゲストもスムーズにメッセージを書き込むことができます。
木と葉っぱ以外のデザインにする
ウエディングツリーは、その名の通り「木」と「葉っぱ」のデザインが一般的です。
しかし、型にはまらずオリジナリティあふれるデザインを取り入れることで、より二人の個性や結婚式のテーマを表現できます。
例えば指印を音符に見立て、楽譜モチーフの台紙に押してもらうアイデアや風船で空を飛ぶようなデザインなど発想は無限大。
既成概念にとらわれず自由な発想でデザインすることで、ゲストにとっても忘れられない特別なウエディングツリーが完成します。
質問を投げかけ色で回答してもらう
ウエディングツリーに質問を取り入れることで、ゲストは二人の結婚生活に対する想いを込めて参加することができます。
例えば、「結婚生活で最も大切なことは?」といった質問を提示し、選択肢を色分けで提示し選んでもらうことも可能です。
愛情はピンク、信頼はグリーン、笑顔はイエローといったように、選択肢ごとに色を振り分けましょう。
ゲストは、自分の考える最も大切なことに当てはまる色のインクを選ぶことで回答を表明します。
完成したウエディングツリーは記念品になるだけでなく、ゲストからのアドバイスや祝福が込められたメッセージボードに。
先輩花嫁の事例も参考に、どんな設問にするのか考えてみてくださいね。
まとめ:ウエディングツリーの意図が伝わるように工夫しよう
本記事では、ウエディングツリーについて解説しました。
基本的な情報からスムーズに参加してもらうための説明文の書き方、そして成功させるためのアイデアまで、幅広くご紹介。
ウエディングツリーを成功させるには、意図がゲストに伝わるようにすることが大切です。
詳しい説明文を記載したり、完成イメージ図を提示したりと、初めての参加でも伝わるように工夫しましょう。
また、指印以外のシールや木以外のデザインを取り入れることで、よりオリジナリティあふれるウエディングツリーに。
ゲストが楽しみながら参加できる工夫も、成功の鍵となるでしょう。
本記事でご紹介したテンプレートやヒントを参考に、ぜひ二人の理想のウエディングツリーを完成させてください。
ゲストの皆様の温かい想いが込められたウエディングツリーが、お二人の幸せな結婚生活を末永く見守ってくれるはずです。