披露宴がおひらきになったあと、親しい友人だけを招待して「二次会」を開催する新郎新婦も多いですよね。
結婚式の二次会といえば、ビンゴゲームやクイズ大会など、ゲスト参加型の演出を行うイメージがあります。
ただ、結婚式の二次会でゲームやレクリエーションを行うことが、二人のイメージに合わないという方も多いのではないでしょうか?
せっかく二次会をするなら、ゲストとの歓談も存分に楽しみたいですよね。
「演出が何もない二次会ってアリ?」
「歓談メインでもゲストが楽しめるコツが知りたい!」
この記事では、このようなお悩みにお答えしていきます。
何もしない二次会のメリットやデメリット、ゲストを楽しませるコツを知って、ゲストに「来てよかった!」と思ってもらえる二次会にしましょう!
何もしない結婚式の二次会はゲストに好評!
実は何もしない二次会は、開催した新郎新婦や参加したゲストからの評判が良いと言われています。
その理由は、結婚式だけでは話し足りないと感じるゲストが多いからです。
一般的な披露宴の開催時間は2時間半ですが、そのうちゲストとゆっくり歓談できる時間は1時間もありません。
・再入場〜退場まで:10分〜15分
そこで歓談メインの二次会を開催することで、新郎新婦とたくさん会話ができるので、ゲストにも満足してもらえるでしょう。
何もしない二次会のメリット3選
ここからは何もしない二次会のメリット3選をご紹介していきます。
- ゲストとたくさん会話できる
- 会費を抑えられる
- 幹事の負担を減らせる
- それぞれ詳しくみていきましょう。
●1.ゲストと沢山会話できる
何もしない二次会の1番のメリットは、先述した通りゲストと沢山会話できることです。
結婚式に来てくれたお礼を伝えたり、久しぶりだからこそできる話をしたり、披露宴だけで話しきれなかったことはたくさんあるはず。
演出のない二次会は歓談がメインなので、時間を気にせず会話を楽しむことができます。
「披露宴での演出が多く、歓談が全然取れなかった!」という新郎新婦には、何もしない二次会がおすすめです。
●2.会費を抑えられる
何もしない二次会では演出がない分、会費を抑えることができます。
一般的な二次会の会費は、料理・ドリンク・余興代を含んで設定されていることが多いです。
二次会会費の例
料理 | ドリンク | 余興代 | 合計 | |
演出ありの場合 | 4,000 | 1,000 | 1,000 | ¥6,000 |
演出なしの場合 | 4,000 | 1,000 | 0 | ¥5,000 |
結婚式に出席する際は、ご祝儀の他に交通費や宿泊費もかかるので、少しでも会費を抑えてゲストの負担を減らせるのは大きなメリットですよね。
●3.幹事の負担を減らせる
何もしない二次会では、演出がない分幹事の負担を減らすことができます。
・会場との連携
・受付
・演出の進行
幹事に演出の進行役をお願いすると、他のゲストとの歓談時間が取れないケースがほとんどです。
幹事を頼むゲストも二人の大切な友人ですから、他のゲストと同じく和気藹々と過ごしてもらいたいですよね。
何も演出のない二次会なら、幹事も他のゲストとゆっくり会話できるので、全員が同じ温度感で過ごすことができますよ。
何もしない二次会のデメリット3選
次に、何もしない二次会のデメリット3選をご紹介していきます。
- 間延びする可能性がある
- ゲストを気にかける必要がある
- 一体感を出すのが難しい
それぞれ詳しくみていきましょう。
●1.間延びする可能性がある
演出がない二次会では歓談がメインになるため、場合によって間延びしているように感じることがあります。
二次会の開催時間は一般的に2時間で設定されることが多く、久しぶりに会う友人同士ならあっという間に感じられるかもしれません。
しかし、結婚式の二次会は初対面のゲストも多いので、会話が苦手なゲストにとっては間延びしているように感じてしまいます。
二次会がダラダラした印象にならないためにも、メリハリのある挨拶や進行が大切です。
●2.ゲストを気にかける必要がある
演出のない二次会では、新郎新婦自身がゲストを気にかける必要があります。
二人がワイワイ楽しむだけでは、ゲストをもてなせる二次会にはなりません。
例えば、人見知りのゲストも楽しめるように積極的に声をかけたり、ゲスト同士を紹介したり、全員が楽しめるように行動することが大切です。
あくまでもゲストへのおもてなしを忘れずに、二次会を楽しみましょう。
●3.一体感を出すのが難しい
演出のない二次会では、一体感を出すのが難しいというデメリットもあります。
全員で楽しむイベントがないので、個々のゲストがそれぞれ楽しむ形になりやすいです。
一部が盛り上がり、一部がつまらなそうな雰囲気にならないように、一体感が出る工夫を考えておきましょう。
演出なしの二次会でゲストを楽しませるコツ
ここからは、演出なしの二次会でゲストを楽しませるにはどうすれば良いのか?
そのコツについてご紹介していきます。
- 挨拶でメリハリをつける
- ゲストが自由に動ける会場を選ぶ
- 料理やドリンクの質を上げる
- 新郎新婦がゲスト全員に挨拶に行く
- 全員で集合写真を撮る
- 最後にプチギフトを配る
それぞれ詳しくみていきましょう。
●1.挨拶でメリハリをつける
演出がないカジュアルな二次会でも、新郎新婦からの挨拶をすると、メリハリのある二次会になります。
みなさま、本日はお忙しい中
私たちのために結婚式にご出席いただきありがとうございました。
また遅い時間からのスタートにも関わらず、二次会にもこんなにたくさんお集まりいただきありがとうございます。
私たち二人は今、無事に結婚式がおひらきになった安心感と、やっとお酒が飲める!というワクワク感でみなさんと二次会を楽しむ準備は万全です!
披露宴で会話ができなかった分、この二次会では気兼ねなくみなさんと過ごしたいと思っているので、ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。
早速ですが、このまま乾杯に移りたいと思います。
みなさまグラスを持っていただき、ご起立お願いします。
それでは、二次会も楽しみましょう!乾杯!
みなさま、本日は二次会にご参加いただきありがとうございました。
みなさんのおかげで、結婚式から二次会まで楽しく過ごさせていただき、今日が私たち夫婦にとってかけがえのない1日になりました。
まさか、ケーキのサプライズを用意してくれてるなんて思わず、こんなに最高な友達のみんなに囲まれている私たち夫婦は、本当に幸せ者だと実感しています。
今日だけでなく、今後とも私たち夫婦をよろしくお願いします!
以上で二次会を締めさせていただきます。
本日はありがとうございました!
結婚式とは違い堅苦しくない雰囲気が二次会の良さなので、挨拶も手短にゲストが聞きやすい言葉を使いましょう。
●2.ゲストが自由に動ける会場を選ぶ
演出のない二次会なら、ゲストが自由に動ける会場を選ぶと良いでしょう。
席の移動が自由だとゲスト同士が自由に会話でき、それぞれ楽しむことができます。
逆に席が決まっている場合だと、別卓のゲストと会話がしづらいので、二次会全体の雰囲気も落ち着いてきてしまいます。
ゲスト全員が楽しく過ごせる二次会にするために、自由度の高い会場を探しましょう!
●3.料理やドリンクの質を上げる
演出の代わりに料理やドリンクの質をあげることで、ゲストをもてなすのも良いでしょう。
何もしない二次会で演出もなく、料理もドリンクも明らかにランクが低いと、ゲストを残念に思わせてしまうかもしれません。
そして、ここで重要なのが料理の数やボリュームではなく、質をあげるということです。
披露宴でフルコースの婚礼料理を食べたあとでは、二次会で料理に手がつかないゲストもいるので、数を増やしても余ってしまうケースがあります。
料理やドリンクの数ではなく「質」をあげて、歓談以外も楽しめる二次会にしましょう。
●4.新郎新婦がゲスト全員に挨拶に行く
演出のない二次会こそ、来てくれたゲスト一人一人に感謝を伝えられるチャンスです。
新郎新婦がそれぞれのゲストに挨拶にいくことで、直接感謝を伝えられることはもちろん、会話を増やすこともできます。
また、二人揃って挨拶にいけば、相手側のゲストを知れるきっかけになるでしょう。
何もしない二次会では、歓談の時間がたくさん取れることを活かして、来てくれたゲストに感謝を伝えることが大切です。
●5.全員で写真撮影をする
全員で記念撮影の時間を作ると、一体感のある二次会になります。
全員で参加する演出がない分、集合写真の撮影はゲストの思い出になるのでおすすめです。
緊張もなく友人と過ごした後の写真撮影なので、二次会の集合写真が1番良い表情をしているかもしれませんね。
二人の二次会らしい最高の1枚を残しましょう!
●6.最後にプチギフトを配る
ゲストをお見送りする際に、プチギフトを配るとゲストへの配慮があって良いです。
披露宴から二次会の最後まで参加してくれたゲストへ、感謝の気持ちを込めてギフトを選びましょう。
二次会におすすめなプチギフト
- バスソルト
- 水
- 飲み物
- ミンティア
- ガム
- ナッツ
お酒を飲んでいるゲストが多いので、クッキーや紅茶などの甘いものよりも、さっぱりとしてすぐに使えるアイテムがおすすめです。
まとめ:何もしない結婚式の二次会もOK!ゲストと過ごす時間を大切にしよう!
いかがでしたか?
何もしない二次会のメリットやデメリット、ゲストを楽しませるコツのご紹介でした。
結婚式の二次会では、無理にゲームやレクリエーションを入れる必要はありません。
ゲストとの歓談を重視しているなら、工夫次第で何もしない二次会でも充実した時間を過ごすことができます。
ただ、間延びやゲストへの配慮不足には気をつけて、ゲストへのおもてなしは忘れないようにしましょう。
演出なしだからこそできる歓談の時間を大切にして、ゲストに「来てよかった!」と思ってもらえる二次会にしてくださいね。