結婚式の準備が本格的に始まりだすのが、結婚式場での初回打ち合わせの日です。結婚式場を予約後、この日をワクワクしながら待っているプレ花嫁も多いのではないでしょうか。
しかし楽しみな半面、指示もなくはじめてのことに不安を感じているという人も多いはず。
「初回打ち合わせまでに何を準備しておけばいいの?」
「いつ何をしたらいいかわからなくて不安」
「打ち合わせでは何を決めるの?」
初回打ち合わせが始まる前には、このような疑問や不安の声をよく耳にします。結婚式を成功させるために、なにかやっておきたいという気持ちがとても素敵です。
今回は、そんな打ち合わせを控えた新郎新婦さんに向けて、打ち合わせの内容ややっておいたほうが良いことなどを紹介します。打ち合わせを成功させるためのコツなどもお教えしますのでぜひチェックしてみてくださいね。
結婚式の打ち合わせについて
打ち合わせでは、プランナーを中心に担当スタッフと式の内容を詳しく決めていきます。内容や回数は式の内容や結婚式場によって異なりますが、この打ち合わせで結婚式の全てが決まっていくとても大切な時間です。
初回の打ち合わせタイミング
結婚式の打ち合わせは、大体半年~4か月前に始まるのが平均的で、初回は基本的に担当プランナーが行います。契約後すぐのタイミングで打ち合わせが始まるわけではありません。
4か月前は遅いのでは、という声をいただくこともありますが、準備が早すぎるとそれに伴うデメリットも。ゲストの人数が定まりにくかったり衣装のイメージが決まっていなかったりすると具体的な話ができません。
ただし、遠方であったり不安なことがある場合には対応してもらえることも多いので、プランナーさんに相談してみましょう。
打ち合わせの所要時間
所要時間は短い方で1.5時間から、長い方で3時間ほどになるでしょう。初回打ち合わせでは、疑問点や不安点を抱えている新郎新婦さんも多いため、長くなりがちな傾向にあります。
写真や料理、お花、進行などの担当スタッフとの打ち合わせは、こだわりがあるほど長くなると思っておきましょう。新郎新婦さんにとってこだわりたいところはスタッフもよりしっかり把握しておきたいため、打ち合わせもより具体的になります。
打ち合わせの回数と決めること
全部で4回程度の打ち合わせが一般的です。
ただ打ち合わせの回数は、結婚式の内容や結婚式場の方針などによっても大きく異なりますので一概には言えません。結婚式の準備にこだわりや不安がある場合は、少し多めにイメージしておくと安心。
打ち合わせの回数はプランナー次第でもありますので、仕事との兼ね合いなどが気になる方は早めに相談しておくのもおすすめです。忙しいカップルには回数を減らして1回の打ち合わせを長く取ることもあります。
挙式日までの日程によってどこまで対応できるかが決まるので、担当プランナーに相談してみてくださいね。
1.初回の打ち合わせで決めること
担当プランナーとの初顔合わせでもある初回打ち合わせでは、テーマや今後の流れについてなど、大枠を決めていくのが定番。
まず新郎新婦が準備すべき招待状についての相談も行われることが多いです。
さらに、料理や写真など、今後の打ち合わせに向けて詳細な部分の希望についてヒアリングが行われることもあるでしょう。
2.2回目の打ち合わせで決めること
2回目の打ち合わせでは、配席や当日の流れなどの具体的な内容をすり合わせしていきます。
さらに、ケーキや装花などの専門的な打ち合わせも入るようになる頃でしょう。
ギフトなどの細かい部分も決める必要が出てくるので、DIYなどを始める方はこの頃がスタートにおすすめの時期です。
3.3回目の打ち合わせで決めること
招待状の返送が届き、ゲストが確定する頃の3回目の打ち合わせでは、配席の確定や料理内容の決定が行われます。
衣裳も確定してくる方が多いため、ブーケ・ブートニアなどの手配もこの打ち合わせで行うことが多いです。
最終打ち合わせは内容の最終確認という場合が多いので、食事や引き出物などほとんどの内容がこの打ち合わせで決定していきます。
最終見積のすり合わせなども重要なポイントなので、予算に合っている内容なのかいま一度確認しましょう。
4.最終打ち合わせで決めること
最終打ち合わせでは、すべての手配内容の読み合わせ、金額の確認、当日の流れのチェックなどを行います。
ウェルカムスペースや余興など、当日は新郎新婦の目が行き届かない部分の確認も大切です。
席札や席次表を手配している場合は、仕上がったアイテムの確認などもあるため、長時間の打ち合わせを覚悟しておきましょう。
結婚式の初回打ち合わせまでにやること
本格的に準備が始まるのは打ち合わせ開始からですが、それ以前にも進めておいたほうが良いことはあります。一気にやることが増えると大変に感じてしまう方もいるので、心構えも含めてしっかりチェックしておきましょう。
結婚式場から事前にやっておいてほしいことの連絡がある場合もあるので、連絡はしっかり確認しておくのが安心です。最初に宿題として出されることが多いのは、家族構成やエピソードについて記入するプロフィールシート。
それ以外に自主的にやっておいた方がいいことは以下の通りです。
ゲストのリストアップ
これは初回打ち合わせで宿題として出されることも多い項目です。
誰を招待するのか、新郎新婦のゲストの比率はどうか、配席はうまくいきそうか。実はゲストのリストアップには思っている以上の時間がかかります。
席次のグループ分けもそれとなく行っておくと安心です。着席人数は1卓8人までで配席してみましょう。
早めに済ませておけば、その分招待状の準備などに時間が当てられるので、余裕を持って準備が始められます。 悩みがちなポイントは親族と職場の人をどこまで呼ぶのかです。
こちらの記事も参考に決めてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/6215/
『結婚式に上司を招待するときのマナー|職場の人はどこまで呼ぶ?』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/12080/
衣裳試着と決定
衣裳試着は結婚式の打ち合わせと同時進行で進めていくことが多いです。ドレス選びは悩む方も多く、ドレスショップを回ったり、気になる衣裳を調べたりと、時間と労力が必要になります。
衣裳に迷いそう、こだわりたい、という方は打ち合わせが始まる前に、試着や決定を済ませてしまうのがおすすめです。 じっくり検討して運命の1着を見つけましょう。
結婚式のテーマ決め
結婚式のテーマは式の雰囲気を大きく左右するポイントです。すぐに決められないという方も多いので、大体のイメージやパートナーとの意見交換は事前に進めておくと良いでしょう。
打ち合わせを進める中で方向性が具体的になっていく人も多いので、コンセプトの候補を出しておくだけも大丈夫です。 好きな色や季節のイメージがあるだけでも違うので、考えてみてくださいね。
結婚式について情報収集
結婚式にはトレンドや、準備をスムーズに進めるためのコツなどがあります。打ち合わせが始まってから知っても間に合わない、という情報も多々あるので、早めの対応が大切です。
様々な情報を知った上で準備を進めたい、というタイプの方はまず情報を集めておくのがおすすめ。
結婚式の初回打ち合わせまでにできればやること
打ち合わせまでにはやっておくべきことと、やっておくとその後スムーズになることがあります。必須ではありませんが、できれば事前に少しでも進めておくと結婚準備が楽になりますので、できる範囲で考えてみてください。
結婚式の内容について考える
結婚式の進行内容や演出を事前に考えておくと、その後誰かに依頼する必要があった際にスムーズです。友人代表スピーチや余興など誰にどんな役割をお願いしたいのか、具体的にリストアップしておくと良いでしょう。
初回の打ち合わせで披露宴の内容まで決めることは少ないですが、大まかな流れを考えてあるとその後の準備が楽です。演出多めで盛り上がりたいのか、歓談多めでゆったり過ごしたいのかだけでも決めておくのがおすすめ。
もし既にやりたいことが決まっている場合は、担当プランナーに伝えればOK。結婚式場としてできることを教えてくれたり、上手くいくようにアドバイスをしてくれるでしょう。
披露宴の装飾について考える
披露宴の装飾は、会場全体の雰囲気を決定づける重要な要素です。会場のテーマカラーや使いたいお花の雰囲気、テーブルクロスやナプキンの色、会場に飾る小物など。
装花やコーディネートについては2回目や3回目の打ち合わせで話し合うので、それまでに準備しておくと安心です。SNSや雑誌で好みの装飾を調べて、写真を残しておいてください。
言葉だけでは伝わりにくいニュアンスも、画像など視覚的な情報があればより正確に共有できます。ゲストテーブルや高砂、ウェルカムスペースなど特にこだわりたい場所の装飾イメージを重点的に準備しておきましょう。
前撮り撮影
できれば結婚式の打ち合わせが本格的に始まる前に、前撮り撮影を済ませておくのがおすすめです。打ち合わせがスタートすると、結婚式の内容決めや準備で忙しくなり、前撮りの時間を作るのが難しくなる可能性があります。
前撮りを行う最大のメリットは、当日とは異なるロケーションや衣装で、思い出に残る写真を残せる点です。また、前撮りした写真は、ウェルカムボードやプロフィールムービーなど様々なアイテムに活用できます。
時間に余裕がある時点のうちに、思い出に残る前撮り撮影を計画してみてはいかがでしょうか。同じ理由でブライダルエステについても考えておくのがおすすめです。
写真のピックアップ
ウエディングムービーを作成予定であれば、使用する写真のピックアップは早めに取り掛かる必要があります。プロフィールムービーやオープニングムービーなどでは、幼少期から現在までの二人の思い出の写真がたくさん必要です。
写真の選定は想像以上に時間がかかり、締め切り直前まで悩む新郎新婦や締め切りの延長を申し出る新郎新婦がたくさんいます。またアナログ写真はデータ化する必要があるのも時間がかかるポイント。
また、映像を自作される場合は、写真の選定に加えて、編集作業も必要になります。制作にはさらに時間がかかりますので、初回打ち合わせよりもずっと早い段階から取り掛かって損はありません。
早めに着手することで、より多くの時間を写真選びやムービー編集に費やすことができ、満足度の高い理想のムービーになるでしょう。
BGMの選曲
結婚式の雰囲気や感動を大きく左右するBGMは、こだわり始めるとキリがありません。意外と選曲する楽曲数も多く、じっくり考えるとかなりの時間を要します。
BGMは2回目や3回目の打ち合わせで決めますが、こだわりたい場合は早めにリストアップを始めることがおすすめです。結婚式の流れや衣裳などで手一杯になり、BGM選曲まで手が回らない可能性もあります。
また、結婚式場によっては著作権の関係でCD原盤の提出が必要となる場合もあるため、CD調達のための時間も必要です。もし新品のCDが手に入りにくい場合は、中古品を探したり、フリマアプリなどを利用する必要があります。
ぜひ時間のあるうちに、二人の思い出の曲がシーンにふさわしいかなどをじっくり話し合いながら選んでみてください。
打ち合わせを成功させるコツ
打ち合わせが始まってしまうと、話すことや考えることが多く、なかなか冷静になる時間がありません。小さなミスや、ああしておけばよかった、とあとから思うこともあるでしょう。そんな経験を少しでも少なくするためのポイントを解説していきます。
筆記用具を持って行く
基本的なことに感じますが、意外と忘れてしまうことも多いのが筆記用具です。スマホなどにメモを取るのもいいですが、ノートなどにまとめておくとパートナーとの共有もしやすいので便利。
ギフトや見積もりなど、気になった箇所をチェックしたいときもあるので、付箋やマーカーもあるといいですよ。
▼打ち合わせの持ち物について
打ち合わせでは、資料やカタログなどを渡されることが多いです。
綺麗に持ち帰るために、クリアファイルや持って帰るためのバッグを持参するとよいでしょう。
また、今後の打ち合わせやスケジュールを確認するためのスケジュール帳やメモ帳もあると便利です。
結婚式のイメージ資料や質問リストなどがある場合には、持っていくとよりスムーズに話し合いが進められます。
親の意向もチェックしておく
打ち合わせ前には、結婚式についてなにかリクエストや心配事はないかなど、親御様からの意向を確認しておくと安心です。結婚式は新郎新婦だけでなく両家のもの、という考え方もまだまだあります。
自分達で決定してしまってから意見が食い違うことの無いよう、ある程度意見を聞いておきたいですね。特に親族の誰を呼ぶのかは相談しておくのがおすすめです。
聞きたいことをまとめておく
聞きたいことがたくさんあったのに、打ち合わせになると全く質問が思い出せない、ということが実はよくあります。もちろんその都度メールや電話での確認もできますが、面倒に感じてしまう方もいるでしょう。質問事項はメモ帳やスマホのメモなどにまとめておき、パートナーと共有しておくのがおすすめです。
まとめ:結婚式の打ち合わせをスムーズに進めよう
結婚式の打ち合わせは、式の約4ヶ月前から、平均4回程度に分けて行われます。本格的に式の準備が始まり嬉しい反面やることが多くなって、ハードな日々を過ごす新郎新婦さんも多いです。少しでもスムーズに打ち合わせを開始したい、という方は、ゲストのリストアップや情報収集を早めに進めておきましょう。衣裳合わせを同時に進めるのが不安、という方は先に衣裳をある程度決めておくのもいいかもしれません。
打ち合わせが始まってしまうと、式まではあっという間に時間が過ぎてしまいます。親との意見を合わせておいたり、聞きたいことはしっかりまとめておいたり。こういった小さなことが打ち合わせをスムーズに進めるためのコツです。
この記事を参考に、余裕を持った結婚式の準備期間を過ごせることを願っています。