バージンロードの歩き方|ドレスの裾を踏まないコツ | 結婚式場の選び方

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バージンロードの入場は、結婚式の最初にゲストの視線と期待が集まる大切なワンシーン。
緊張の中で一歩ずつ踏み出す姿は、人生の節目を象徴する瞬間でもあります。
だからこそ上手く歩けるか不安は尽きませんよね。

「バージンロードは誰と歩く?」
「ドレスの裾を踏んでしまいそうで心配」
「バージンロードを上手く歩くコツを知りたい」

本記事ではバージンロードの意味や由来から、上手に歩くコツまで結婚式の入場シーンを詳しく解説
ドレスでバージンロードを美しく歩くために、姿勢やエスコート役との連携など、意識したいポイントを押さえておきましょう。
不安を取り除いて、自信を持って一歩を踏み出してくださいね。

バージンロードの意味と由来

画像:バージンロードの左右に飾られた花

バージンロードは教会の入口から祭壇まで、左右の座席の間をまっすぐ伸びる通路のこと。
ただし単なる通路ではなく、花嫁様の人生や純潔を象徴する大切な場所です。

意味を知ることで、一歩一歩に込められた想いがより深くなるでしょう。
バージンロードの由来や込められた意味についてご紹介します。

花嫁の人生を表す

バージンロードは、花嫁様が生まれてからこれまでの人生を表すといわれています。

扉が開いて歩き始める瞬間は、誕生の象徴。
1歩ずつ歩みを進める入場は、育ててくれた家族や大切な人たちへの感謝を込めて「過去」を振り返ります。

祭壇では、新郎様と共に新たなスタートを誓い合う「現在」
おふたりで退場するバージンロードは、「未来」へと続く道を象徴しています。

過去・現在・未来をつないでくれるバージンロードを歩むのは、かけがえのない時間となるでしょう。

 

悪魔から花嫁を守る

バージンロードは、ヨーロッパの古い言い伝えに由来します。
古くは、幸せそうな花嫁様に嫉妬した悪魔が災いをもたらそうとすると信じられていました。

そこで祭壇へと向かうバージンロードを神聖で特別な空間として区切り、悪魔を寄せ付けないようにしたのです。
清らかな純白のドレスを身にまとい、父親などの保護者とバージンロードを歩くのも、悪魔や邪気から花嫁様を守るため。

エスコート役は、祭壇という神聖な場所へ新婦様を安全に導く重要な存在なのです。

 

バージンロードを一緒に歩く人

画像:父親と手を組んで入場する花嫁

バージンロードを誰と歩くかは、大切な選択。
多くの場合は父親と歩きますが、事情によってさまざまな選択肢が広がっています。
エスコート役の一般的なパターンと他の選択肢をご紹介しますので、参考にしてくださいね。

一般的には父親

バージンロードを一緒に歩く相手として最も一般的なのが花嫁様の父親。
父親が新婦様を守り育ててきた存在として、新郎様のもとへ送り出すという意味があります。

父親にとって、幼い頃から見守ってきた娘が人生のパートナーのもとへ旅立つ瞬間。
父と娘の絆を感じられる感動的な場面となり、ゲストの心にも深く残るシーンとなるでしょう。

 

父親以外の選択肢

さまざまな事情から父親以外を選ぶケースも増えています。
母親や祖父母、兄弟姉妹など、育ててくれた大切な人と歩くのも素敵な選択。
他にも両親とともに3人で歩くなど、エスコートの形に決まりはありません

ただし、バージンロードの幅によっては3人で並んで歩くのが難しい場合も。
父親以外の希望がある場合は、事前にプランナーに相談しておくと安心です。
自分たちらしい形で感謝の気持ちを伝える演出にしましょう。

 

バージンロードでつまずかない歩き方

画像:腕を組んでバージンロードを歩く新郎新婦

普段着慣れないウエディングドレスでは、バージンロードでつまずいてしまわないかと心配になる方も多いでしょう。
正しい姿勢と歩き方を知っておくことで、安心して本番に臨めます。
花嫁様とエスコート役、それぞれの歩き方のポイントを紹介しますので、参考にしてくださいね。

基本の姿勢

バージンロードを美しく歩くために大切なのは、基本の姿勢です。

背筋をまっすぐに伸ばし、あごを軽く引くことで視線が自然に前方へ向き、凛とした印象に。
緊張すると肩に力が入りがちなので、意識的に力を抜いて肩を下げましょう。
重心は体の中心に置き、ドレスの重みでバランスを崩さないよう注意してください。

 

花嫁の歩き方

バージンロードの歩き方は、右足を一歩前に出し、次に左足を右足の横まで揃えます。
つづいて左足を一歩前に出して右足を揃えるという動作を繰り返し、交互に一歩ずつ進みながら足を揃えて歩くのが特徴。

途中で左右の足の順番が分からなくなってしまっても、スカートの中はゲストからは見えないので気にしすぎなくて大丈夫です。
ゆっくりとしたテンポで、歩くたびに左右に揺れないよう安定した歩みを心がけましょう。

またドレスの前裾を軽く蹴り上げるように歩くと、ドレスの裾を踏んで前に進めなくなるトラブルを防げます。

 

エスコート役の歩き方

エスコートする側は、新婦様のテンポに合わせて歩くことが重要です。
リードしすぎず、急がずゆったりと進み、自然なサポートを心がけましょう。

ウエディングドレスは裾が広がっているため、エスコート役がドレスを踏んでしまうトラブルも。
新婦様より半歩前を歩くことで、スカートを踏みにくくなり歩きやすくなります。

 

バージンロードを美しく歩くコツ

画像:並んで歩く新郎新婦の足元

緊張の中でも美しく見えるためには、ちょっとしたコツを意識することが大切です。
目線やブーケの位置、トラブル時の対応など、具体的なポイントを押さえておきましょう。
花嫁らしい美しさを引き出すための歩き方をご紹介します。

目線を上げ微笑む

視線が下を向きすぎると、緊張や不安が目立ってしまいます。
前方にいる新郎様の方へと目線を向け、バージンロードへと視線を落とさないように意識しましょう。

緊張していると真顔になりがちですが自然と微笑むことで、写真映えもよくなり自信に満ちた印象に。
目線と表情は、雰囲気を大きく左右するポイントです。

 

ブーケを持つ位置について

ブーケの位置が高すぎると姿勢が崩れたり、顔が隠れたりしてしまいます。
おへその下あたりで持つのがベストポジション
下腹部にブーケの持つ手を固定させるとブーケの重さを支えることができ、歩きながらブーケの位置が上がってしまうのを防げます。

スカートの裾が長い場合は、ブーケを持つ手でドレスも一緒に軽く持ち上げて調整すると歩きやすいでしょう。

 

腕組みは添えるだけ

腕を組む際には、エスコート役の肘を直角に曲げた腕に、新婦様の指先を添える程度にとどめましょう。
深く腕を絡ませたり、がっちり掴むような腕組みは見栄えが良くないだけでなく、歩くペースも合わせにくくなるかもしれません。
エスコート役の腕に指先を添える程度にすると、腕の可動域にゆとりが生まれ、歩くペースを調整しやすいでしょう。

なお、女性がエスコートしてくれる場合には、腕は組まずにエスコートしてもらいます。
エスコート役が手のひらを上に向け胸のあたりに差し出し、新婦さまはそっと手を添えるように重ねましょう。

 

ドレスの裾を踏んだときの対処法

万が一ドレスの裾を踏んでしまったら、無理に引き上げず一度立ち止まりましょう。
その場で軽く足踏みをして裾を整え、エスコート役とアイコンタクトを取って再び歩き直すのがスマートです。

焦らずあえてゆっくりと丁寧に対応すると、優雅な印象を保つことができるでしょう。
トラブルへの対処法も練習しておくと、本番の安心感につながります。

 

歩くスピードや歩幅が合わない場合の対処法

歩幅やテンポがずれると、歩きにくさや不安定さにつながります。
特にヒールやドレスで歩きにくい新婦様のスピードに合わせて、エスコートする側がゆっくりと歩くように意識してください。
歩き出す前に一呼吸おき、アイコンタクトを取るのも有効です。

 

事前に練習する

本番での不安をなくすには、事前の練習が何より大切。
ドレスを着て実際に腕を組んで歩いてみることで、距離感やタイミングを確認できます。

裾を踏んでしまったり、ペースが合わない時には腕を引いて合図するなど、事前にエスコート役と合図を相談しておくのがおすすめ。
練習の積み重ねが、本番での自然な振る舞いにつながります。

 

入場を魅力的にする演出

画像:ベールダウンの様子

バージンロードの入場は、結婚式の中でも特に感動を呼ぶシーンです。
花嫁様の登場をより印象的にするために、演出にこだわるのもおすすめ。
ここでは、入場を華やかに彩る演出を3つご紹介します。

そのほか教会式の挙式でできる演出について紹介した記事もあるので、参考にしてみてください。

『教会式の挙式演出アイデア20選|珍しい喜ばれる演出とは』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/12840/
 

ベールダウン

花嫁様が入場する直前に、母親が娘のベールをおろす「ベールダウン」は、最後の身支度を意味する感動的な儀式です。
以前は控え室で行われることが多かったですが、最近はバージンロードの入場口で行う演出として人気。

「幸せになってね」という娘を想う母親の気持ちが伝わってくるこの瞬間は、ゲストも思わず感極まるシーンになります。

 

フラワーガール

フラワーガールは、女の子が花びらをまきながら先導するかわいらしい演出です。
小さな子どもが登場することで、場が和やかになり、ゲストの表情もほころぶでしょう。

花びらを撒くのは魔除けや祝福の意味が込められており、バージンロードを彩る大切な役目を担います。
姪っ子や友人の子どもなど親しい方にお願いすることで、特別な思い出にもなるでしょう。

 

フラッグボーイ

フラッグボーイは「Here Comes the Bride」などのフラッグを持って先導する演出です。
新郎様の入場につづいて、新婦様の登場を印象づける役割があり、子どもが担当することが多いでしょう。

ゲストの注目を集めながら、楽しい雰囲気を演出できますよ。
手作りのフラッグでオリジナリティを出すのも素敵。

 

まとめ:自信を持ってバージンロードを歩もう

画像:教会の扉前に立つ新郎新婦の後ろ姿

バージンロードは、花嫁の人生を象徴し、新たな一歩を踏み出す大切な瞬間。
ウエディングドレスで上手に歩くコツなどを知ることで、不安や緊張を和らげられるでしょう。

本記事では、姿勢や歩き方のコツ、トラブル時の対処法、バージンロードでのおすすめな演出などをご紹介しました。
事前の準備と練習を通じて、自信をもってバージンロードを歩んで下さいね。

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