お呼ばれスーツにベストはいらない? 結婚式の着こなしについて | 結婚式場の選び方

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結婚式のお呼ばれで、スーツの着こなしに迷う男性も多いでしょう。
特にベストは絶対に必要なアイテムではないため、着用するかどうか悩む方も少なくありません。

そこで今回は、お呼ばれスーツにベストを取り入れるメリットとデメリットを解説していきます。
また、ベストを着用するときは、結婚式にふさわしいマナーをわきまえることも必要です。

ベストの選び方やマナー、着こなしポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、フォーマルを意識したおしゃれな着こなしで結婚式に参列できるでしょう。

ベスト着用のメリット

画像:親指を立てたスーツの男性

結婚式のお呼ばれスーツをおしゃれに着こなしたいなら、ベストの着用がおすすめです。
ベストを加えたスリーピーススーツは、見た目の印象だけでなく実用面でもメリットがあります。
まずは、ベストを取り入れる際の4つのメリットを見ていきましょう。

フォーマルな印象になる

スーツにベストを合わせるとフォーマル度が上がり、より格式の高いスタイルになります。
結婚式はフォーマルな場で、通常のビジネスシーンとは異なる特別な空間です。

ベストを取り入れることできちんと準備したという誠実さも伝わり、新郎新婦や家族への礼儀にもなるでしょう。

 

温度調節ができる

ベストを着ていることで温度調整ができるのもメリットです。
冷房が強く効いている会場内や防寒が必要な冬の結婚式でも、ベストがおしゃれに見せつつ寒さを防いでくれます。

また、暑いときにジャケットを脱いでも、ベストがあればシャツ一枚にならないのでフォーマル感を損ねません

 

体型をスマートに見せる

ベストは体型をスマートに見せる効果もあります。
ウエスト部分を程よく引き締め、全体のシルエットを整えてくれるからです。

また、Vゾーンが強調されて目線が上がることで、脚長効果も期待できます
体型が大きめな方は深めのVゾーンで縦のラインを強調すると、スタイリッシュな着こなしになりますよ。

 

カジュアルな場ならベストのみでもOK

ガーデンウエディングや二次会などのカジュアルな結婚式なら、ベストのみで出席してもOKです。
ジャケットを着ない分ラフさはありますが、ベストを着ていることできちんとした印象になります。
ベストを主役にしたコーディネートで、遊び心のあるスタイルも楽しめるでしょう。

 

ベスト着用のデメリット

画像:人差し指を立てるスーツの男性

ベストはメリットが多い一方で、デメリットもあります。
回避策も含めて紹介しますので、着こなしの際の参考にしてください。

夏は暑苦しくなる

ベストを重ねることで衣服の枚数が増えるので、熱がこもりやすくなります。
夏や暖房の効いた会場では体温が上がって、暑苦しさや汗をかいた不快感につながるでしょう。

快適に過ごすには通気性のよい素材や薄手の生地を選んだり、会場の雰囲気に合わせてジャケットを脱いだりの工夫が必要です。

 

コーディネートの難易度が上がる

スーツとベストの組み合わせ次第では雰囲気に合わずに浮いてしまい、ちぐはぐな印象を与えてしまうかもしれません。

スーツと同じ色と素材で揃えると、統一感のあるスリーピースになります。
別売りのベストを合わせるときは、フォーマル度やスーツとの調和を意識しましょう。

 

ベストを着こなすポイント

画像:友人と乾杯する新郎新婦

ベストを着るときは、着こなしに気を付けることも大切です。
ここでは5つのポイントを紹介するので、印象よく見える着こなしを身に付けましょう。

一番下のボタンは開けて着る

ベストを着るときは、一番下のボタンを開けておくのが基本的なマナー
19世紀のイギリスで一番下のボタンを留めずに着たスタイルが広まり、紳士服のマナーとして定着したようです。

また、開けておくことで自然なシルエットになり、洗練された印象を与えられます。

 

サイズが合ったものを選ぶ

体のラインに沿うようなジャストサイズのベストを選ぶことも大切です。
ベストが大きすぎるとだらしなく、小さすぎるとパツパツで不格好に見えてしまいます。

身幅はフィット感を重視し、着丈はベルトが隠れる長さを選ぶのがポイントです。
ジャケットを羽織ったときのバランスも確認しましょう。

 

ベスト後ろの尾錠ベルトは触らない

ベストの後ろには調整用の尾錠ベルトがついていますが、触らずに自然な状態で着るのがスマートです。

締めたり緩めたりすると、シワやヨレが出たりシルエットがアンバランスに見えたりしてしまいます。
さらに、着慣れない印象を与えてフォーマル感を損なってしまうかもしれません。

 

シャツの襟先はベストの下に入れる

シャツの襟先をベストの下に入れるのも着こなしのポイント。
ベストの外にシャツの襟先が出ているとだらしない印象になり、ネクタイとのバランスも崩れてしまうからです。

襟を浮かせずに収めることで、首周りがスマートに見えてすっきりした装いになりますよ。

 

サスペンダーと合わせる

すっきり着こなすには、サスペンダーの活用もおすすめです。
ベルトだとパンツのウエスト部分が盛り上がり、ベストの裾ラインがもたつくことがあります。

サスペンダーでパンツを吊れば、スマートなシルエットになるだけでなく、動いたときのパンツのズレも防げますよ。

 

ベストの選び方とマナー

画像:腕組みするベストの男性

次に、ベストの選び方を色・素材・襟・ボタン列の4項目に分けて解説していきます。
どんな印象になるかも含めて、ベストを選ぶときの参考にしてください。

 

ベストの色は、スーツ全体の印象やフォーマル度を左右する重要なポイントです。
ブラックスーツと黒のベストは、最もフォーマルで厳粛な印象になります。

また、黒以外の色のベストで程よい華やかさをプラスするのもおすすめです。
ダークスーツの場合も、結婚式の格式や時間帯を意識したふさわしい色を選びましょう。

▼ネイビー

ネイビーは、フォーマル感と親しみやすさのバランスが取れた色です。
昼夜を問わず使いやすく、結婚式にふさわしい華やかさが演出できます。
また、黒ほど重くなく堅苦しさがないため、新郎新婦やほかのゲストに好印象を与えられるでしょう。
礼服に合わせやすく、最も無難で安心できる色とも言えます。

▼グレー

グレーは上品で柔らかい印象があり、落ち着いた色味が控えめな華やかさを演出してくれる色。
また、どのスーツの色味にも合わせやすいのもグレーの特徴です。
濃淡でも印象が異なり、明るめのグレーは春夏や昼間の結婚式に、濃いめのグレーは秋冬や夕方からの結婚式に似合うでしょう。

 

素材

結婚式で着るベストは、スーツと同素材のものを選ぶのが基本です。
同素材のスリーピースは統一感があり、フォーマル度も高まります。

避けた方がよいのは、コットンやニットなどのカジュアルな素材のベストです。
スーツとセットではない単品ベストを選ぶときも、ウールやウール混などの素材を選びましょう。

 

襟の有無

ベストには、襟なしと襟付きがあります。
襟なしはモダンでシャープな印象です。
シンプルなデザインなので、着こなしに自信がない方も取り入れやすいでしょう。

一方で、襟ありはフォーマル度が高く、クラシカルな印象になります。
ジャケットを脱いでもきちんと感が保てるのも特徴です。

 

ボタン列

ベストのボタンの並びによっても印象が異なり、縦一列のシングルと二列並ぶダブルがあります。

▼シングル

シングルのボタン列は、最も一般的なデザインです。
シンプルで洗練された印象になり、フォーマルな場にも自然に馴染みます。
体型を選ばず、Vゾーンがきれいに見えるのも特徴です。
無難で合わせやすいため、コーディネートに迷ったときはシングルを選ぶと失敗しにくいでしょう。

▼ダブル

ダブルのボタン列は、より華やかで存在感があるのが特徴です。
クラシカルで格式高く、重厚感のある雰囲気が演出できます。
フォーマル度の高い結婚式だけでなく、カジュアルなガーデンウエディングでもアクセントになるでしょう。
個性を出したい、大人のおしゃれを楽しみたいという方にぴったりです。

 

まとめ:結婚式にはベストの着用がベスト

画像:バブルシャワーで迎えられる新郎新婦

スーツにベストを合わせるとフォーマル度が上がり、結婚式にふさわしい格式のある着こなしができます。
温度調節ができたり体型をスマートに見せたりなどのメリットも多いです。

また、ベストの着こなしポイントを押さえておくと、よりスタイリッシュに見せることができます。
この記事で紹介したベストの選び方も参考に、ぜひワンランク上の着こなしで結婚式に参列しましょう

 
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