夏の結婚式では屋外での暑さだけでなく、汗によるメイクや服装の乱れも気になりますよね。
「どんな服装なら快適に過ごせる?」「汗や暑さを和らげる方法は?」と、服装選びや持ち物に悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、夏の結婚式にふさわしいドレス選びや快適に過ごす方法について解説していきます。
また、暑さ対策と同時に押さえておくべきフォーマルな結婚式ならではのマナーも紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、夏の結婚式をおしゃれに心地よく楽しむ対策がしっかりできますよ。
汗対策できるドレスの選び方
夏の結婚式では、汗ジミや蒸れが気になりますよね。
フォーマル感を保ちつつ汗対策をするには、デザインやカラーで工夫するのがポイントです。
汗が目立ちにくく、見た目にも涼しげで着心地のよいドレス選びを心がけましょう。
袖がないドレス
夏の結婚式で汗対策をしやすいのが、ノースリーブドレス。
袖がないデザインは風通しがよく、脇まわりの蒸れや汗ジミを気にせず汗も拭きやすいため、快適に過ごせるのが魅力です。
さらに、肩をすっきり見せてくれるので、軽やかで涼し気な印象を与えることができます。
冷房が効いた室内や日差しが強い屋外でも、羽織物をプラスすることで体温調整がしやすいところもポイントです。
濃い色のドレス
淡い色は汗ジミが目立ちやすいので、汗をかきやすい方は濃い色のドレスがおすすめ。
移動中や長時間の着用でも汗が目立たず、安心して過ごせるでしょう。
特に、ネイビーや濃いグリーンのドレスは、清涼感と上品さを両立できる夏にぴったりの色です。
小物に明るめカラーを取り入れれば、全体が重くなりすぎずバランスのよいコーディネートができますよ。
通気性のよいドレス
夏の結婚式では、デザインだけでなく通気性も重要なポイント。
シフォンやジョーゼット、オーガンジー、レースといった軽やかな素材を選べば、風通しがよく1日を快適に過ごせます。
動くたびにふわっと揺れる質感は、見た目にも涼しげで夏らしさを引き立ててくれるでしょう。
特にスカート部分がプリーツやフレアになっているデザインは、足さばきがよく風通しも抜群です。
汗対策でできること
暑い季節の結婚式では、汗をかいたときの対処や汗をかかないようにする工夫が快適に過ごすコツ。
ここでは、移動時や会場内にいるときにできる汗対策を紹介していきます。
会場に着いてから着替える
遠方からの参列や移動時の暑さが気になる場合は、会場に着いてからドレスに着替えるのもひとつの方法です。
ドレスを着て移動すると、結婚式場に着いた頃には汗ジミやシワでドレスが汚れているかもしれません。
移動中は涼しく動きやすい服装で過ごし到着後に着替えれば、きれいに整った状態で結婚式に臨めます。
▼会場で着替えるときの注意点
会場で着替えたいときは、事前に更衣室があるかどうか確認しておきましょう。
混雑することも考えられるので、時間に余裕を持って会場入りすることも大切です。
また、荷物は最小限にまとめ、さっと取り出せるようにしておくとスムーズに着替えられます。
着替えた後の荷物もクロークに預けやすいよう、コンパクトな収納を心がけましょう。
車で移動する
汗対策には、タクシーや自家用車での移動も有効な手段です。
電車やバスだと乗り場までの移動や乗車中、降りてからの移動で汗をかくだけでなく、体力も消耗してしまいます。
しかし、車ならエアコンで温度調節ができて到着時のコンディションも整えやすいです。
着替えや汗対策用のアイテムを持ち運びしやすいのも、車移動のメリットでしょう。
汗拭き用のハンカチを持参する
汗拭き用のハンカチを持参しておくと、待ち時間や会場への移動中もサッと汗をふけて便利です。
顔や首元を軽く押さえるだけでも清潔感を保てるので、エチケットとして備えておきましょう。
フォーマルな場ではデザインも大切なので、レース付きや上品な無地のハンカチを選ぶと取り出したときもスマートです。
移動時は吸水性のよいタオルハンカチを用意して使い分けるとよいでしょう。
制汗グッズを活用する
汗を抑えるためには、制汗グッズの活用も効果的です。
移動前にスプレーで汗を抑えて、到着時にシートでリフレッシュすれば清潔感を保てます。
持ち運びしやすいサイズをポーチに入れておけば、結婚式中も必要なときにすぐ使えて便利ですよ。
周囲への気遣いとして香りが強いものは避け、爽やかなシトラス系や無香料タイプを選ぶとよいでしょう。
メイク直し用品を持っていく
夏は汗や皮脂で化粧が崩れやすいので、メイク直し用品を持っていくのもマナー。
次のようなアイテムを用意しておくとよいでしょう。
- あぶらとり紙やティッシュ、綿棒
- コンパクトパウダー
- ミスト化粧水やフィックススプレー
- リップやグロス
ポーチに必要最低限のアイテムをまとめておけば、クロークに荷物を預けてもすぐ取り出せるので便利です。
暑さ対策でできること
夏の結婚式は、移動中や待ち時間の暑さも気がかりですよね。
暑さ対策に便利なアイテムを準備しておくだけで、快適さがぐっと変わります。
扇子、ハンディファンを持っていく
扇子やハンディファンがあると、自分のタイミングでサッとあおげて便利です。
扇子は軽くて持ち歩きやすく、フォーマル感もあるのでおしゃれアイテムとしても使えます。
また、ハンディファンは風量が安定していて、涼しい風をしっかり感じられるのがメリット。
ただし、周囲の人の迷惑にならない向きや風量で使いましょう。
ネッククーラーを持っていく
ネッククーラーがあると、首元を冷やして体感温度を下げられます。
式場に向かうときに使うなら冷却ジェルタイプでも十分ですが、使うタイミングや高い効果を期待するなら充電式が便利でしょう。
短時間で爽快感を得られる上に手ぶらで使えるので、荷物があったり写真を撮ったりするときも邪魔になりません。
日傘を差していく
式場への行き帰りに日傘を使えば、直射日光を避けられて暑さ対策だけでなく日焼け予防にもなります。
コンパクトに畳める折りたたみの日傘なら、サブバッグに入れておけるのでクロークに預けやすいですよ。
会場に着いたら、周囲の邪魔にならないように畳んでから入りましょう。
夏用インナーを着用する
薄手で通気性のよい夏用インナーを着用するのも、夏の暑さ対策のひとつです。
吸湿速乾素材なら、体温調節だけでなく汗ジミ防止にも役立ちます。
また、接触冷感素材のインナーは、ひんやりした肌触りで暑い日でも快適に過ごせるのがメリット。
屋外での移動や演出がある結婚式におすすめです。
夏の結婚式で気を付けること
夏の結婚式では、暑さが気になってどうしてもラフになりがち。
暑い季節でも、フォーマルな場として気を付けるべきマナーを押さえておきましょう。
露出は少なくする
夏は暑さで肌の露出が多くなりがちですが、結婚式では控えめにするのがマナーです。
肩や背中、胸元が大きく開いたデザインは避け、ノースリーブや半袖でも上品なデザインを選びましょう。
通気性のよい素材にすると、露出が少なくても快適に過ごしやすいですよ。
また、スカートが短すぎたりスリットが深かったりするものも避けましょう。
寒暖差に備えて上着は必須
夏の式場内は、冷房が強めに効いていることが多いです。
移動中は暑くても、挙式や披露宴中に冷房で冷えて体調を崩してしまうかもしれません。
ノースリーブだけでなく、袖のあるドレスでも寒暖差に備えて上着を用意しておくと安心でしょう。
写真撮影時にさっと脱げるように、軽く羽織れるショールやボレロ、薄手のカーディガンが便利です。
サンダルはNG
夏はサンダルやミュール、オープントゥの靴で足元も涼しくしたいところですが、結婚式ではマナー違反。
肌の露出が多い靴はカジュアルに見えるため、フォーマル感に欠けるからです。
上品なパンプスやストラップ付きのフォーマルシューズを選びましょう。
蒸れが気になる場合は、通気性のよいインソールを入れるのもおすすめです。
まとめ:会場までの服装はドレス以外もOK! 涼やかに参列しよう
夏の結婚式では、移動中の暑さや汗でドレスが汚れないように、会場で着替えてもかまいません。
更衣室があるか事前に確認し、早めに到着して着替えると安心でしょう。
また、夏にふさわしいドレス選び、汗や暑さ対策のアイテムの用意も快適に過ごすためのコツです。
ただし、結婚式はフォーマルな場なので暑いからといってカジュアルでいいわけではありません。
結婚式でのマナーもわきまえつつ、しっかり準備して涼やかに参列しましょう。