披露宴・結婚式のテーマカラーを決めるときのコツ|おしゃれな空間にするには | 結婚式場の選び方

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結婚式のテーマカラーは、会場全体の雰囲気を統一し、ふたりらしさを表現するための重要な要素です。
テーマカラーを決めることで、膨大なアイテムの中から選ぶべきものの方向性が定まり、準備をスムーズに進めることができます。

「結婚式にはテーマカラーが必要なの?」
「どんな色を選べばいい?」
「テーマカラーはどこに反映すればいいの?」

この記事では、結婚式のテーマカラーを決めるメリットから、おしゃれなカラーを見つけるための具体的なポイント、色別のコーディネート実例、そして実際のアイテムへの取り入れ方まで、網羅的に解説します。

結婚式でテーマカラーを決めるメリット

画像:青いブーケを持った花嫁

結婚式のテーマカラーを最初に決めておくと、多くのメリットがあります。
全体に統一感が生まれるだけでなく、アイテム選びの指針となり、準備の効率が格段に上がります。

また、色を効果的に使うことで、写真や映像に残る空間をおしゃれに演出し、ゲストの記憶にも残りやすい、ふたりらしい世界観を創り上げることが可能です。
ここでは、テーマカラーを設定することで得られる具体的な利点を3つ紹介します。

会場に統一感が生まれる

テーマカラーを設定すると、ペーパーアイテム、装花、テーブルクロス、ドレス、小物といった結婚式を構成する様々な要素に一貫性が生まれます。
それぞれのアイテムをバラバラに選ぶのではなく、ひとつの色の指針に沿ってコーディネートすることで、会場全体が洗練された印象になります。

ゲストが会場に足を踏み入れた瞬間から、ふたりのこだわりが詰まった世界観を感じ取ることができ、まとまりのある美しい空間でおもてなしができます。

 

アイテム選びがスムーズに進む

結婚式の準備では、招待状から始まり、テーブルコーディネート用品、プチギフトまで、数多くのアイテムを決める必要があります。
選択肢が無限にある中で、一つひとつ選んでいくのは大変な作業です。

しかし、最初にテーマカラーを決めておけば、その色を基準にアイテムを探せるため、膨大な選択肢の中から候補を絞り込めます。
色で迷う時間が減ることで、デザインや素材など他の部分にじっくり時間をかけられ、準備全体の効率化につながります。

 

写真映えするおしゃれな空間を演出できる

統一感のあるカラーコーディネートは、結婚式当日の写真や映像をより一層美しく見せる効果があります。
背景となる会場装飾と、主役である新郎新婦の衣装の色合いが調和することで、一枚一枚の写真がまるでアート作品のように仕上がります

計算された色の組み合わせは、空間に奥行きと深みを与え、おしゃれな雰囲気を醸し出します。
後からアルバムを見返したときにも、結婚式のコンセプトが一目で伝わる、素敵な思い出として形に残せます。

 

結婚式のテーマカラーの決め方

画像:赤色のテーブルの上に置かれたブーケとリングピロー

自分たちらしいテーマカラーをどうやって見つければよいか、悩む方も少なくありません。
大切なのは、ふたりの想いや個性を色に託すことです。
好きな色や思い出のシーン、着たいドレス、式の季節感、そして会場の雰囲気など、様々な角度からヒントを探すことができます。

ここでは、ふたりにぴったりの、おしゃれなテーマカラーを決めるための5つの具体的なポイントを紹介します。

ふたりの好きな色や思い出の色から選ぶ

まずは、ふたりがそれぞれ好きな色や、共通で気に入っている色を挙げてみるのが良い方法です。
また、ふたりの出会いの季節や場所、プロポーズされたときに印象に残っている風景の色など、特別な思い出にまつわる色をテーマにするのも素敵です。
例えば、海で出会ったならブルー、紅葉の美しい公園が初デートの場所ならオレンジやブラウンといった具合です。

こうしたパーソナルな要素を色に込めることで、結婚式にオリジナリティとストーリー性が生まれ、ゲストにもふたりらしさが伝わる温かいイメージを創り出せます。

 

カラードレスから考える

結婚式の主役である花嫁が身にまとうドレスは、会場全体の印象を左右する重要なアイテムです。
もし、着たいカラードレスの色が既に決まっているなら、その色をテーマカラーの軸にするのがおすすめです。
ドレスの色と会場の装花やテーブルコーディネートをリンクさせることで、花嫁の存在がより一層引き立ち、トータルバランスの取れた空間になります。

また、純白のウエディングドレスの場合でも、そのデザインや素材感、合わせたいブーケの色などからテーマカラーのヒントを得ることができます。

 

結婚式を挙げる季節のイメージから選ぶ

結婚式を挙げる季節感をテーマカラーに取り入れると、自然でまとまりのあるコーディネートがしやすくなります。
例えば、春なら桜を思わせるピンクや新緑のミントグリーンなどのパステルカラーがぴったりです。
夏であれば、海や空を連想させるブルーや、ヒマワリのようなイエローが爽やかな雰囲気を演出します。
秋にはボルドーやマスタード、ブラウンといった深みのあるアースカラー、冬ならネイビーやシルバー、純白に映える赤などが季節感を高めてくれます。

 

結婚式場の雰囲気や内装から考える

テーマカラーを選ぶ際は、結婚式場の雰囲気や内装との調和を考えることが非常に重要です。
例えば、緑豊かなガーデンが特徴の会場ならグリーンやホワイトを基調としたナチュラルな配色が映えます。
重厚感のあるクラシカルなホテルなら、ネイビーやゴールドを使って格調高くまとめるのが似合います。

会場の壁や絨毯、カーテンの色、照明のデザインなどを事前に確認し、その空間の魅力を最大限に引き出せるようなカラーを選ぶことで、より洗練された印象の結婚式が完成します。

 

結婚式のコンセプトや理想の雰囲気に合わせる

「どんな結婚式にしたいか」というコンセプトからテーマカラーを考えるのも効果的な方法です。
「ゲストと近い距離で楽しむ、アットホームで温かい式」が理想なら、オレンジやイエローなどの暖色系が雰囲気に合います。
「親しい人だけを招く、大人っぽくスタイリッシュなパーティー」にしたいなら、グレーやネイビー、パープルなどが洗練された空間を演出します。

このように、まず理想の結婚式の雰囲気を言葉にして、そこから連想される色を選んでいくと、コンセプトが明確に伝わるコーディネートを実現できます。

 

テーマカラーが与える印象

画像:黄色とグリーンを基調にしたテーブルコーディネート

テーマカラーは、選ぶ色によって会場の雰囲気を大きく変える力を持っています。
それぞれの色が持つイメージを理解し、自分たちが創り上げたい結婚式の世界観に合った色を選ぶことが大切です。

ここでは、人気のカラー系統別に、色が与える印象と具体的なコーディネートの実例を紹介します。
理想の結婚式の雰囲気を思い浮かべながら、どの色が自分たちのコンセプトに合うか考えてみてください。

ピンク系

ピンクは、愛や幸福感を象徴する色であり、ロマンチックで可愛らしい雰囲気を演出するのに最適なカラーです。
淡いペールピンクや桜色は優しくフェミニンな印象を与え、白と組み合わせることで王道のプリンセスのような世界観を創り出せます。

一方、ローズピンクや少しスモーキーなくすみピンクを選び、ゴールドやグレーを合わせると、甘すぎない大人可愛いコーディネートが完成します。
装花にバラやシャクヤクを取り入れたり、ペーパーアイテムやリボンにピンクをあしらったりするのがおすすめです。

 

ブルー系

爽やかで誠実な印象を与えるブルーは、上品なウエディングを目指すカップルに人気です。
結婚式で何か青いものを取り入れると幸せになれるという「サムシングブルー」の言い伝えもあり、縁起の良い色としても知られています。

ティファニーブルーのような明るい水色は、白と合わせてフレッシュで明るい雰囲気に。
ネイビーのような深い青は、シルバーやゴールドと組み合わせることで、ナイトウエディングにも映えるシックで格調高い空間を演出します。
夏の結婚式や、海の見える会場にもぴったりのカラーです。

 

グリーン系

グリーンは、自然や癒しを象徴し、ナチュラルでリラックスできる空間を創り出すのに適したカラーです。
特にガーデンウエディングやレストランウエディングで人気が高く、白を基調とした会場にグリーンをふんだんに取り入れるだけで、生命力あふれるおしゃれなボタニカルな雰囲気になります。

ユーカリやオリーブなどの葉物をメインに、ウッド調のアイテムやブラウン、ベージュなどのアースカラーと組み合わせると、温かみのあるアットホームな空間が生まれます。
肩の力を抜いて楽しめる結婚式にしたいカップルにおすすめです。

 

イエロー・オレンジ系

太陽やビタミンを連想させるイエローやオレンジは、明るく元気で、ハッピーな雰囲気のパーティーにぴったりのカラーです。
ゲストと一緒に盛り上がる、笑顔あふれる楽しい結婚式にしたい場合に最適で、見ているだけでポジティブな気持ちにさせてくれます。

ヒマワリやミモザをメインの装花にしたり、ウェルカムドリンクやデザートにオレンジやレモンを使ったりと、様々な形で取り入れやすいのも魅力です。
他の色との組み合わせもしやすく、差し色として使うだけでも会場全体がパッと華やかになります。

 

パープル系

古くから高貴な色とされるパープルは、エレガントで大人っぽい、ミステリアスな印象を与えます。
ラベンダーのような淡い紫はロマンチックで優しい雰囲気を、プラムやワインレッドに近い深い紫はラグジュアリーで落ち着いた雰囲気を演出するなど、色のトーンによってイメージを大きく変えることができます。

ゴールドと合わせると華やかさが加わり、シルバーと組み合わせるとスタイリッシュでモダンな印象になります。
他の人とは少し違う、個性的で洗練された結婚式を目指すカップルに適しています。

 

ゴールド・シルバー系

ゴールドやシルバーは、高級感と華やかさを演出するのに欠かせないメタリックカラーです。
メインカラーとして大胆に使うよりも、アクセントとして取り入れることで、コーディネート全体を格上げしてくれます。

白を基調としたシンプルな空間にゴールドを加えると上品でリッチな印象に、ネイビーやブラックなどのダークカラーにシルバーを合わせるとモダンでスタイリッシュな雰囲気が生まれます。
カトラリーや席札、キャンドルスタンドなどの小物に取り入れるだけで、一気に洗練された空間を創り出すことができます。

 

テーマカラーを取り入れられるアイテム

画像:金色の猫付きの席札

テーマカラーが決まったら、次はその色を結婚式の様々なアイテムに落とし込んでいく段階です。
ゲストが最初に目にする招待状から、当日の会場装飾、料理、そして新郎新婦の衣装まで、ポイントを押さえて色を取り入れることで、統一感のある世界観を効果的に表現できます。

ここでは、決めたテーマカラーを結婚式に反映させるための具体的なアイデアを4つのカテゴリーに分けて紹介します。

ペーパーアイテム

招待状は、ゲストが最初に結婚式のテーマに触れる大切なアイテムです。
封筒の色やデザイン、中のカードにあしらうイラストやリボンにテーマカラーを取り入れることで、これから始まるパーティーへの期待感を高めることができます。

結婚式当日も、席次表やメニュー表、席札といったペーパーアイテムを全て同じテーマカラーで統一しましょう。
テーブルコーディネートとの一体感が生まれ、細部にまでこだわった、ふたりらしいおもてなしの気持ちがゲストに伝わります。

 

会場装花やテーブルコーディネート

会場の印象を最も大きく左右するのが、装花とテーブルコーディネートです。
ウエルカムスペースやメインテーブル、ゲストテーブルに飾る花にテーマカラーを取り入れるのは基本ですが、それだけでなくテーブルクロスやナプキン、ショープレートの色を合わせることで、より深く世界観を表現できます。

例えば、ネイビーがテーマなら、白いクロスにネイビーのテーブルランナーを敷くだけで空間が引き締まります。
キャンドルやリボンなどの小物で色をプラスするのも効果的です。

 

ウエディングケーキや料理

ウエディングケーキは披露宴のハイライトとなる重要なアイテムです。
ケーキのクリームの色をテーマカラーに合わせたり、フルーツや食べられる花(エディブルフラワー)で彩ったり、側面にリボンを巻いたりすることで、テーマ性を表現できます。

また、ウェルカムドリンクやカクテル、デザートビュッフェのスイーツにテーマカラーを取り入れるのも、ゲストの目を楽しませる素敵な演出です。
料理に彩りを加えることで、おもてなしの気持ちがより一層伝わります

 

新郎新婦の衣裳や小物

結婚式の主役である新郎新婦がテーマカラーを身につけることで、トータルコーディネートが完成します。
花嫁のカラードレスをテーマカラーにするのが最も分かりやすい方法ですが、ウエディングドレスの場合でも、ブーケやサッシュベルト、ヘッドドレス、アクセサリー、ネイルなどに色を取り入れることができます。

新郎も、蝶ネクタイやポケットチーフ、ブートニアなどをテーマカラーで揃えることで、花嫁とのリンクコーディネートが生まれ、ふたり並んだ姿がより一層おしゃれに見えます。

 

まとめ:結婚式はテーマカラーを決めておしゃれに

画像:たくさんのピンクの風船を持った花嫁

結婚式のテーマカラーを決めることは、統一感のあるおしゃれな空間を創り出し、ふたりらしい結婚式を実現するための重要な第一歩です。
ふたりの好きな色や思い出、理想とする結婚式の雰囲気、会場との相性などを総合的に考えながら、楽しみながら色を選んでいくと良いでしょう。

招待状などのペーパーアイテムから、会場装飾、料理、そして当日の衣装に至るまで、様々な要素にテーマカラーを効果的に取り入れることで、ゲストの記憶に残る、オリジナリティあふれる一日を演出することが可能です。

 
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