結婚式のお色直しで髪を切るときのポイント|ヘアカット演出を成功させよう | 結婚式場の選び方

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結婚式のお色直しで、髪を切ってヘアチェンジする大胆な演出。
「思い切って雰囲気を変えたい」「ゲストを驚かせたい」と考える花嫁にとって、特別感のある演出といえるでしょう。

一方で「時間は足りるの?」「失敗したら取り返しがつかないのでは?」と、不安に感じる方も少なくありません。
そこで今回は元ウエディングプランナーの筆者が、お色直しカットの魅力と注意点を詳しく解説します。

成功させるためのコツも紹介するので、演出を取り入れる際の参考にしてください。
最後までお読みいただくことで、サプライズ感のある自分らしいお色直しを叶えるヒントが見つかるでしょう。

お色直しカットとは

画像:毛先を切りそろえている女性

お色直しカットとは、結婚式のお色直しのタイミングでヘアカットを取り入れる演出のことです。

髪の長さそのものを変えることで再入場時の印象がより強く残ることから、人と違う演出を取り入れたい花嫁に注目されています。

ここでは、お色直しカットの演出内容や流れ、どのような結婚式におすすめなのかを見ていきましょう。

お色直しでヘアカットする演出

お色直しでヘアカットする演出は、披露宴の途中で髪を切り再入場時に大きく印象を変えるサプライズ演出です。

ロングヘアからボブ、まとめ髪からショートなど、変化が分かりやすいほどゲストの驚きも大きくなります。

衣裳チェンジと同時に行うことで、全体の雰囲気を一気に切り替えられるのが魅力です。

他の花嫁と被りにくく、自分らしさを表現しやすい演出として人気があります。

 

お色直しカットの流れ

お色直しカットの準備から当日までの基本的な流れは、次のとおりです。

  1. 結婚式場に実施可否を相談
  2. 行うタイミングや場所を確認
  3. 美容師を手配
  4. カット内容や所要時間の打ち合わせ
  5. 中座中にヘアカットを行い再入場

お色直しカットを成功させるためには、式場側・美容師・花嫁本人の連携が欠かせません。

三者で段取りをしっかり確認しておくことで、当日も落ち着いて進められてトラブル防止にもつながりますよ。

 

お色直しカットがおすすめの結婚式

お色直しカットは、自由度の高い披露宴やアットホームな結婚式に向いています。

新郎や友人が美容師の場合は、演出としての一体感が生まれやすい点も魅力です。

実際に筆者が担当した結婚式でも、新郎や花嫁の兄弟が美容師としてお色直しカットを行ったケースがありました。

他にもゲストとの距離が近い少人数婚や、演出を楽しむ空気感のある結婚式にもおすすめです。

ゲストの顔ぶれや結婚式全体の雰囲気に合うか考えたうえで、取り入れるかどうか決めるとよいでしょう。

 

お色直しカットの魅力

画像:ヘアカット中の女性

お色直しカットの魅力は、見た目の変化だけではありません。

花嫁自身の満足度だけでなく、ゲストへの印象や結婚式全体の雰囲気づくりにもつながるポイントがたくさんあります。

ここでは、お色直しカットならではの魅力を見ていきましょう。

大胆なイメージチェンジができる

お色直しカットの一番の魅力は、見た目の印象を大きく変えられる点です。

ヘアカットを取り入れることで、髪型だけでなく雰囲気そのものが変わり再入場時に強いインパクトを与えられます。

ロングから短くするなど変化が分かりやすいほど、ゲストにも一目で伝わりやすいでしょう。

 

ゲストへのサプライズ演出になる

再入場した瞬間に髪型が変わっていることで、ゲストに驚きと歓声を届けられるのも魅力です。

演出の説明がなくても変化が分かりやすく、自然と会場全体が一体となって盛り上がります。

ドレスチェンジと組み合わせることで前半とはまったく異なる印象になり、よりサプライズ感のある演出ができるでしょう。

 

ヘアスタイルの選択肢が広がる

ヘアスタイルの幅が広がるのは、カットを前提とした演出ならではの魅力です。

挙式ではきちんと感のあるアップスタイル、お色直し後はダウンスタイルにするなど、シーンごとに異なる雰囲気を楽しめます。

衣裳や会場の雰囲気に合わせたスタイルも選びやすくなり、より理想に近いトータルコーディネートが叶うでしょう。

 

自分らしさを表現できる

お色直しカットは、花嫁の個性を表現しやすい演出です。

「変化を楽しみたい」「型にはまらない式にしたい」という想いを、分かりやすく形にできます。

定番のお色直しとは一味違う演出だからこそ、自分らしさを自然に表現できるのも魅力。

自分らしいスタイルを大切にしながら、印象に残るひとときを過ごせるでしょう。

 

写真や映像映えする

髪型が大きく変わることで、写真や映像に自然なメリハリが生まれるのも魅力のひとつ。

同じドレスの場合も雰囲気が大きく変わり、シーンごとの違いがはっきりと残ります。

アルバムやエンドロール映像にバリエーションが出るため、見返したときの満足度も高まりやすいでしょう。

 

お色直しカットの注意点

画像:ヘアアレンジ中の女性

魅力の多いお色直しカットですが、注意点も少なくありません。

準備不足のまま進めてしまうと、当日のトラブルや後悔につながる可能性もあります。

ここでは押さえておきたい注意点を6つ紹介するので、取り入れる際の参考にしてください。

時間のかかるヘアアレンジはできない

お色直しカットは中座中の限られた時間で行うため、複雑なカットや時間のかかるヘアアレンジは難しくなります。

細かな調整や仕上がり重視のデザインは向かず、短時間で完成するスタイルが前提です。

理想を詰め込みすぎず、時間配分を考えた現実的なデザインを選びましょう。

 

式場側はノータッチなことが多い

お色直しカットは、式場のサービス外として扱われるケースがほとんどです。

進行管理や美容師の手配、当日の対応についても、式場側が関わらない場合もあります。

スケジュール調整やトラブル対応はすべて自己責任になることを理解したうえで、無理のない体制で準備を進めましょう。

 

失敗しても取り返せない

ヘアカットは、やり直しがきかない演出です。

イメージと違った仕上がりになっても元に戻せず、残念な気持ちを抱えたままゲストの前に立つことになるかもしれません。

事前に写真やイラストを使って仕上がりを共有し、不安がある場合は控えめなカットにするなど慎重な判断が必要です。

 

オプション料金がかかる可能性がある

お色直しカットでは外部美容師の手配や特別な準備が必要になり、追加費用が発生することがあります。

内容によっては、想定以上の金額になるかもしれません。

後から慌てないためにも、事前に見積もりを確認して予算とのバランスを考えておくと安心です。

費用面も含めて、現実的に検討しましょう。

 

美容師を自分で手配する必要がある

お色直しカットを行う場合、美容師を自分で手配するケースが一般的です。

結婚式の限られた時間内で、計画どおりに進められる技量が求められます。

普段のヘアサロンとは異なる環境で対応できるかどうかも重要なポイントです。

当日の進行や雰囲気を理解している美容師であれば任せやすいでしょう。

 

縁起を気にするゲストがいる可能性がある

結婚式で髪を切ることに対して、縁起を気にするゲストがいる場合もあります。

特に年配の方の中には、抵抗を感じる方がいるかもしれません。

気になる場合は、あらかじめ伝えておくなどの配慮をしておくと安心です。

髪を切ることを「新しい門出」として、司会者からアナウンスしてもらうのもよいでしょう。

 

お色直しカットを成功させるコツ

画像:ヘアセットされる花嫁

お色直しカットを取り入れる際は、事前準備が欠かせません。

ここでは、失敗を防ぎ満足度を高めるための具体的なコツを紹介します。

契約前から実施について相談する

お色直しカットを検討している場合は、式場の契約前から相談しておくことが大切です。

実施可能な場所や時間、外部美容師の持ち込み可否などは、式場ごとに対応が異なります。

契約後に制限があることが分かると計画を変更せざるを得ず、気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。

早い段階で確認しておけば、安心して準備を進められますよ。

 

知り合いに依頼する

信頼できる知り合いの美容師に依頼できると、準備から当日まで安心して臨みやすくなります。

髪質や好みを理解してもらえているため、仕上がりのイメージ違いが起こりにくいのもメリットです。

細かな要望や不安も相談しやすく、納得のいくスタイルに近づけやすいでしょう。

当日の流れや時間制限に対応できるか、結婚式での対応経験があるかも確認しておくと安心です。

 

髪型や段取りを細かく打ち合わせしておく

お色直しカットの成功には、髪型や段取りを事前に細かく打ち合わせしておくことが欠かせません。

カット内容や所要時間、仕上がりイメージは、できるだけ具体的に共有しましょう。

写真やイラストを使ってイメージをすり合わせておくと、仕上がりのズレを防ぎやすくなります。

当日の動線や中座時間も含めて確認しておくことで、慌てずに進められるでしょう。

 

変化が分かりやすいヘアスタイルにする

お色直しカットは、ゲストに変化が伝わってこそ魅力が引き立つ演出です。

長さやシルエットがはっきり変わるスタイルであれば、再入場した瞬間に違いに気付いてもらいやすくなります。

ロングからミディアムへ、まとめ髪からダウンスタイルへなど、分かりやすい変化を意識するとよいでしょう。

変えたい部分を明確にしておくことで、満足度の高い仕上がりにもつながります。

 

前髪だけカットする

全体をばっさり切るのが不安な場合は、前髪だけカットする方法もおすすめです。

前髪は顔周りの印象を左右するため、少し整えるだけでも雰囲気が変わりやすいポイント。

全体の長さを変えない分、失敗のリスクを抑えつつカットにかかる時間も短縮できます。

さりげない変化でもゲストには十分伝わり、ほどよいサプライズ感を楽しめるでしょう。

 

時間のある二次会前にヘアカットする

披露宴中ではなく、時間に余裕のある二次会前にヘアカットを行う方法もあります。

進行を気にせず落ち着いてカットできるため、仕上がりに余裕を持たせやすいのがメリットです。

時間制限が厳しい披露宴中に比べて、細かな調整もしやすくなります。

お色直しカットに興味はあるものの披露宴中に行うのは不安という方でも、取り入れやすい選択肢でしょう。

 

まとめ:ポイントを抑えてお色直しカットを成功させよう

画像:振り向いて笑む花嫁

お色直しカットは、披露宴の中座中にヘアカットを取り入れる演出です。

結婚式の中でも特に印象に残りやすく、大胆なイメージチェンジやサプライズ効果が期待できます。

ヘアスタイルの選択肢が広がり、自分らしさが表現できる点も大きな魅力です。

一方でやり直しがきかない演出だからこそ、時間や費用、美容師の手配などの注意点を理解したうえでの計画が欠かせません。

本記事で紹介した成功させるためのコツも参考に、満足度の高い特別なお色直し演出を叶えましょう

 
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