海外挙式のスケジュール完全ガイド! 準備の段取りと流れを徹底解説 | 結婚式場の選び方

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海外挙式は、非日常的な空間で特別な思い出を作れる魅力的な選択肢ですが、その準備には計画的なスケジュール管理が欠かせません。
国内での結婚式とは異なる手配や手続きが多く、何から手をつければよいか戸惑うこともあるでしょう。
この記事では、海外挙式の準備をいつから始め、どのような段取りで進めていけばよいかを徹底解説します。

「海外挙式をやるときはいつから準備し始めればいい?」
「どんな流れで準備するの?」
「いつ何をやればいい?」

手配会社の相談カウンターなども上手に活用し、理想のウエディングを叶えましょう。
まずは全体の流れを把握し、余裕を持ったスケジュールで準備をスタートできるよう、本記事を参考にしてみてください。

海外挙式の準備期間と全体の流れ

画像:砂浜のブランコで肩を寄せ合う男女

海外挙式の準備は、一般的に半年前から1年前に始めるのが目安です。
特に人気のエリアや時期を希望する場合は、早めに動き出す必要があります。
全体の流れは、まず挙式のエリアや時期、予算などの基本プランを固める情報収集期間から始まります。

次に、会場やドレス、旅行の手配といった具体的な予約を進める段階に移ります。
その後、ヘアメイクやオプションなどを決める詳細の確定期間を経て、出発直前の最終確認と荷造りへと進みます。
タイなどのアジアリゾートか、ヨーロッパかといった行き先によっても準備のポイントは変わるため、まずは大まかな流れを掴んでおきましょう。

 

【1年前~6か月前】

画像:ビーチで女性を持ち上げる男性

海外挙式の準備における最初のステップは、結婚式の骨格となる基本プランを固めることです。
この期間では、どの国やエリアで、いつ頃、どのようなスタイルの挙式をしたいのか、ふたりの理想を具体的にしていきます。

また、家族や親しい友人など、誰に参列してほしいかを考え、ゲストのリストアップを始めるのもこの時期です。
インターネットやパンフレットで情報を集めたり、ウエディング会社に相談したりしながら、夢の結婚式に向けたイメージを膨らませていきましょう。
ここで方向性をしっかりと定めることが、今後の準備をスムーズに進めるための鍵となります。

海外挙式のエリアと時期を決める

まず、どの国やエリアで結婚式を挙げるかを決定します。
美しいビーチが広がるリゾート地、歴史的な街並みが魅力のヨーロッパなど、選択肢は多岐にわたります。
ふたりの憧れだけでなく、予算や旅行日数、現地の気候も重要な判断材料です。
特に気候は重要で、雨季を避けるなど、過ごしやすいベストシーズンを選ぶことが大切です。

ゲストを招待する場合は、その人たちの参加しやすさも考慮に入れる必要があります。
人気のエリアや時期の会場は予約が早く埋まってしまう傾向があるため、遅くとも半年前までにはエリアと時期の候補を絞り込み、具体的な検討を始められる状態にしておくのが理想的です。

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希望の条件に合うチャペルや挙式会場を探す

挙式を行うエリアと時期の方向性が定まったら、具体的なチャペルや会場探しを開始します。
海の見えるガラス張りのチャペル、緑豊かなガーデン、荘厳な雰囲気の教会など、会場のロケーションやスタイルはさまざまです。
会場の収容人数や設備、プランに含まれるサービス内容などを比較検討します。

また、フラワーシャワーや生演奏といった希望の演出が可能かどうかも事前に確認しておくべきポイントです。
手配会社のウェブサイトやパンフレットで情報を集め、気になる会場が見つかったら、空き状況を問い合わせます。
複数の候補をリストアップし、ふたりの理想に最も近い場所を選びましょう。

 

参列ゲストのリストアップと打診を行う

海外挙式に誰を招待したいか、ゲストのリストアップを行います。
家族や親族、親しい友人など、招待する範囲をふたりで話し合って決めましょう。
リストアップが完了したら、できるだけ早い段階でゲストに挙式の計画を伝え、参列の意向を打診することが重要です。

海外挙式は、ゲストにとっても仕事の休暇調整や旅費の準備が必要になるため、十分な準備期間を確保してもらう配慮が求められます。
打診する際には、予定している時期や場所、旅費の負担に関する考え方も伝えます。
ゲスト向けの旅行ツアーを手配するかどうかも含め、早めに相談を始めるのが親切です。

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挙式後の現地でのパーティープランを検討する

挙式の後に、参列してくれたゲストと食事や歓談の時間を設けるかどうかも考え始めます。
レストランでのフォーマルな会食から、ビーチサイドでのカジュアルなバーベキューまで、パーティーのスタイルは多様です。
参加人数や予算、希望する雰囲気に合わせてプランを検討しましょう。
挙式当日の夜に行うのか、別の日程を設けるのかによって、現地での過ごし方も変わってきます。

パーティー会場によっては、料理のメニューやテーブルコーディネートの選択肢も異なるため、情報収集が必要です。
挙式とパーティーを合わせてトータルでどのような一日にしたいかをイメージしながら、計画を立てていきます。

 

【6か月前~3か月前】

画像:エッフェル塔の前で集合写真を撮る新郎新婦

挙式の基本的なプランが固まったら、次はいよいよ具体的な手配と予約を進める段階に入ります。
この期間は、ウエディングドレスやタキシードの決定、ふたりとゲストの航空券・ホテルの確保、パスポートの確認など、重要な手続きが集中します。

また、海外挙式に参列できない方向けに、帰国後のお披露目パーティーを計画している場合は、その会場探しも並行して進める必要があります。
一つひとつの手配を確実に行い、結婚式の土台をしっかりと築き上げていく大切な時期です。

ウエディングドレスやタキシードを決定する

海外挙式で着用するウエディングドレスやタキシードを選び、決定します。
衣装の手配方法は、国内のドレスショップでレンタルして現地へ持ち込む、現地でレンタルする、または購入するなど複数の選択肢があります。

海外のロケーションに映えるデザインや、現地の気候に適した素材を考慮して選ぶことがポイントです。
提携先のドレスショップなどで試着を重ね、運命の一着を見つけましょう。
ドレスが決まったら、それに合わせてベールやアクセサリー、シューズといった小物も選んでいきます。
タキシードも同様に、新婦のドレスとのバランスを見ながらコーディネートを完成させます。

 

航空券とホテルを確保する

挙式の日取りが正式に決定したら、できるだけ早く航空券とホテルの予約を行います。
ウエディング会社が提供するパッケージツアーを利用すると、挙式と旅行の手配をまとめて行えるため便利です。
個人で手配する場合は、航空会社やホテルのウェブサイト、旅行比較サイトなどを活用して予約を進めます。

特に、ゴールデンウィークや年末年始などの繁忙期に挙式を行う場合は、価格が高騰し、予約も取りにくくなるため、早めの行動が不可欠です。
ゲストの分も手配する場合は、全員のパスポート情報を正確に把握し、代表者がまとめて予約手続きを行います。

 

パスポートを申請・更新する

海外渡航において最も重要な持ち物であるパスポートの確認を、ふたりとゲスト全員分行います。
まず、パスポートの有効期限が十分に残っているかを確認してください。
渡航先の国によっては、入国時に一定期間以上(例:6か月以上)の残存有効期間が求められる場合があります。
これを満たしていないと入国できないため、必ず渡航先の規定を調べておきましょう。

もし期限が切れていたり、残存期間が不足していたりする場合は、速やかに更新または新規申請の手続きを進めます。
申請から発行までには時間がかかることもあるため、余裕を持って準備を始めることが重要です。

 

帰国後のお披露目パーティー会場を検討する

海外挙式に招待できなかった友人や会社の同僚などを招いて、帰国後にお披露目パーティーを計画している場合は、この時期から会場探しと予約を進めます。
1.5次会や2次会など、希望するパーティーの形式や招待人数、予算を明確にした上で、条件に合うレストランやパーティー会場をリストアップします。
人気の会場や日取りは数ヶ月前から予約が埋まってしまうことも少なくありません。

海外挙式の準備と並行して進めるのは大変ですが、早めに会場を押さえておくことで、その後の具体的な準備をスムーズに進めることができます
会場見学や試食会に参加し、比較検討した上で決定しましょう。

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【3か月前~1か月前】

画像:手紙を持って向き合う新郎新婦

主要な手配が完了したら、次はいよいよ結婚式のディテールを詰めていく期間です。
この段階では、当日のヘアメイクや写真撮影のスタイル、ブーケのデザインといった、挙式を彩るさまざまな要素を具体的に決定していきます。

また、ハネムーンを兼ねた現地での過ごし方を計画し、オプショナルツアーなどを予約するのもこの時期です。
理想のウエディングを形にするための最終調整期間と捉え、ふたりのこだわりたいポイントを一つひとつ丁寧に確定させていきましょう。

ヘアメイクや写真撮影などの演出内容を具体的に決める

当日のヘアメイクや写真・ビデオ撮影に関する詳細な打ち合わせを行います。
理想のヘアメイクスタイルを実現するために、イメージに近い写真や雑誌の切り抜きを用意し、担当者と共有します。
可能であれば、リハーサルメイクを受けておくと当日の安心感が高まります。

写真撮影については、ビーチや教会、現地の街並みなど、どこでどのようなポーズの写真を撮りたいか、具体的なリクエストをカメラマンに伝えておきましょう。
アルバムのページ数やデザイン、ビデオ撮影のプランなどもこの時期に最終決定します。
ブーケや会場装花についても、花の種類や色合いを選び、全体のコーディネートを確定させます。

 

現地でのオプショナルツアーを予約する

挙式だけでなく、現地での滞在をより充実させるための計画を立てます。
ハネムーンを兼ねている場合は、どのような過ごし方をしたいかをふたりで話し合いましょう
美しい海でのマリンスポーツ、世界遺産を巡る観光、現地の文化に触れる体験ツアーなど、さまざまなアクティビティが考えられます。

やりたいことをリストアップし、移動時間や体力も考慮しながら無理のないスケジュールを組みます。
人気のオプショナルツアーは予約が早く埋まることもあるため、事前に申し込んでおくとスムーズです。
ゲストと一緒に楽しめるプランを計画するのも、思い出深い時間を作るための良い方法です。

 

ブライダルエステや美容ケアの計画を立てる

結婚式当日を最高のコンディションで迎えるため、ブライダルエステやセルフケアの計画を立てて実行に移します。
ウエディングドレスのデザインに合わせて、フェイシャルケアはもちろん、デコルテや背中、腕など、気になる部分を集中的にケアするプランが人気です。

エステサロンでカウンセリングを受け、挙式日から逆算して最適なコースとスケジュールを組みましょう。
また、自宅でのスキンケアや食生活の見直し、十分な睡眠を心がけるなど、内側からのケアも大切です。
ネイルやシェービングは、肌の状態を考慮して挙式の直前に行うのが一般的です。

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招待状の発送や席次などパーティーの準備を進める

帰国後のお披露目パーティーの準備を本格化させます。
招待したいゲストのリストを最終確定させ、パーティーの日時や場所を記載した招待状を作成し、発送します。
返信ハガキで出欠の確認が取れたら、それをもとに席次表の作成に取り掛かります。

ゲストの顔ぶれや関係性を考慮しながら、皆が楽しめるような席の配置を考えましょう。
同時に、パーティーの進行を担う司会者の手配や、余興を依頼する友人への連絡も進めます。
海外挙式の写真や映像をパーティーで上映する場合は、その準備も忘れずに行う必要があります。

 

【1か月前~出発直前】

画像:教会の前で向き合った新郎新婦

出発を目前に控え、いよいよ準備も最終段階に入ります。
この期間は、これまで手配してきた内容に漏れや間違いがないかを確認する作業が中心です。

手配会社や関係者との最終打ち合わせを行い、当日のスケジュールを再確認します。
また、忘れ物がないように、必要な持ち物をリストアップし、計画的に荷造りを進めることも重要です。
心身ともにベストな状態で出発の日を迎えられるよう、やるべきことを一つひとつ着実にこなし、万全の体制を整えましょう。

最終的な日程表や行程を関係者と共有し再確認する

手配会社から送られてくる最終確定した日程表に目を通し、フライトの時刻やホテルの情報、挙式の開始時間など、すべての項目を詳細にチェックします。
内容に誤りがないか、不明な点はないかを確認し、疑問があれば出発前に必ず解消しておきましょう。

この最終日程表は、同行する両親やゲストにも共有し、現地での集合時間や場所、緊急連絡先などを正確に伝えておきます。
関係者全員が同じ情報を把握しておくことで、現地でのスムーズな行動につながり、トラブルを未然に防ぐことができます。
情報の伝達漏れがないよう、丁寧な確認が求められます。

 

必要な持ち物をリスト化してスーツケースに詰める

いよいよ荷造りを始めます。
まずは、パスポート、航空券(eチケット)、結婚指輪、衣装関連のアイテム(ドレス、タキシード、下着、靴、アクセサリー)など、絶対に忘れてはならないものをリストアップします。
これらは万が一の紛失に備え、スーツケースではなく手荷物として機内に持ち込むのが基本です。

そのほか、常備薬や日焼け止め、カメラ、スマートフォン充電器、変圧器といった滞在中に必要なものもリストに加え、チェックしながらスーツケースに詰めていきます。
荷造りは直前になると慌ただしくなるため、数日前から少しずつ進めておくと心に余裕が生まれます。

 

関係者への挨拶や最終確認を行う

出発前に、お世話になる方々への挨拶を済ませておきましょう。
職場の上司や同僚には、休暇をいただくことへのお礼と、不在中の業務の引き継ぎを改めて行います。
両親や親族、留守中にお世話になる方にも連絡を入れ、出発の挨拶をしておくと丁寧です。

また、一緒に渡航するゲストに対しては、出発日時や空港の集合場所、現地での連絡手段などを最終確認として伝えます。
天候やフライト情報などもチェックし、何か変更があった場合に備えて連絡を取り合えるようにしておくことで、全員が安心して出発日を迎えられます。

 

外貨両替を済ませておく

現地での支払いに備えて、日本円を渡航先の通貨に両替します。
レストランでのチップや、小さな店での買い物など、クレジットカードが使えない場面や現金が必要になる場合に備えて、ある程度の外貨を用意しておくと安心です。

両替は、空港や市中の銀行、金券ショップなどで行えますが、それぞれレートや手数料が異なります。
事前に比較検討し、都合の良い場所で両替を済ませておきましょう。
ただし、防犯上の観点から、多額の現金を一度に両替して持ち歩くのは避けるべきです。
滞在中の大まかな予算を立て、必要最低限の金額を目安に準備します。

 

まとめ:計画的に進めて海外挙式を成功させよう

画像:バブルシャワーの中キスを交わす新郎新婦

海外挙式の準備は、情報収集から始まり、エリアや会場の決定、衣装選び、旅行手配、各種手続き、そして最終確認まで、多岐にわたる項目を計画的に進める必要があります。
一般的には半年から1年程度の期間を要しますが、各ステップでやるべきことを明確にし、一つひとつ着実にこなしていくことが成功の鍵となります。

準備期間中は、ふたりで協力し、話し合いながら進めることで、その過程自体も素晴らしい思い出になります。
本記事で紹介したスケジュールと段取りを参考に、余裕を持った計画を立て、理想の海外ウエディングを実現させてください。

 
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