結婚を考え始めると、婚約指輪と結婚指輪の違いについて気になり始める人も多いのではないでしょうか。
それぞれの指輪の意味や役割、価格の違いが分からないまま指輪選びを始めると、後悔につながることもあります。
「婚約指輪と結婚指輪ってそもそも何が違うの?」
「指輪は両方とも必要なの?」
「兼用するメリット・デメリットを知りたい」
本記事では、婚約指輪と結婚指輪の用途や特徴の違いを整理し、両方を用意する場合・兼用する場合の考え方を具体的に紹介します。
婚約指輪と結婚指輪の違いを理解した上で、自分たちに合った選択ができるといいですね。
婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)の違いとは

婚約指輪と結婚指輪は、意味や役割、身に着ける場面が大きく異なります。
違いを正しく理解することで、おふたりにとっての優先順位が見えやすくなるでしょう。
まずはデザインや価格、用意する時期などの違いに注目しながら、それぞれの特徴を整理していきます。
指輪の持つ意味
同じ指輪でも婚約指輪と結婚指輪では、タイミングと意味合いが異なります。
婚約指輪は、結婚の約束を目に見える形にした婚約の証。
プロポーズの際に贈られることが多く、特別な想いを象徴する存在として扱われます。
一方、結婚指輪は夫婦としての誓いを示すもの。
結婚式で指輪交換を行い、日常的に身に着けることで、結婚している証としての意味を持ちます。
指輪の役割と着用機会
婚約指輪は、主に婚約期間中や特別な場で着用する指輪です。
普段使いというより、記念日やフォーマルな場で身に着けるケースが一般的でしょう。
結婚指輪は、日常生活の中で常に身に着けることを前提とした指輪。
仕事中や家事の際も着用できるよう、実用性や耐久性が重視されます。
着用する機会の違いがデザインや素材にも影響することを踏まえて、指輪を選びましょう。
指輪のデザインと石
永遠の愛を誓う象徴として、婚約指輪や結婚指輪には、硬さと耐久性を兼ね備えたダイヤモンドが用いられることが多いでしょう。
婚約指輪は、ダイヤモンドなどの宝石が主役となる華やかなデザインが特徴。
立て爪や一粒石など、存在感を重視したデザインが多く見られます。
結婚指輪は、シンプルで飽きのこないデザインが主流といえるでしょう。
宝石を入れる場合も、小ぶりで引っかかりにくいものが選ばれます。
価格相場
婚約指輪の価格相場は、一般的に20万〜40万円前後。
宝石の大きさや品質によって価格差が出やすく、贈り物としてプロポーズする側が費用を負担するケースが多いのが特徴です。
ただし、ふたりで相談して婚約指輪の費用を分担したり、用意しない選択をする場合も。
結婚指輪はペアで20万〜30万円前後が相場。
日常的に身につけるものとして、ふたりの共有予算で購入するのが一般的です。
大きな金額の買い物なので、相場の違いを理解し、予算としっかり相談して決めたいですよね。
用意するタイミング
婚約指輪は、プロポーズ前後から結納・顔合わせの時期に用意されることが多いでしょう。
結婚指輪は、結婚式や入籍日に間に合うよう準備します。
いずれも制作期間がかかるケースもあるため、使用したい2〜3か月前には検討を始めると安心。
用意するタイミングの違いを知っておくことで、準備の流れもスムーズになります。
婚約指輪と結婚指輪は両方用意するべきか

婚約指輪と結婚指輪を両方用意するかどうかに正解はありません。
両方とも用意するカップルもいれば、ひとつの指輪を兼用するカップルもいます。
大切なのは、おふたりの価値観やライフスタイル、予算に合った選択をすること。
ここでは、それぞれの選び方のメリット・デメリットを整理しましょう。
両方用意するメリット
- 節目ごとの意味や想いを、それぞれの指輪に込められる
- シーンに応じた使い分けや、重ね付けを楽しめる
婚約指輪と結婚指輪を両方とも用意するメリットは、節目ごとの意味を大切にできること。
プロポーズや婚約期間の思い出、結婚式での誓いの証など、指輪ごとに想いを託せます。
結婚指輪は日常使いのデザイン、婚約指輪は特別な日用と、シーンに応じた使い分けができるのもメリット。
ブランドをそろえれば、統一感のある重ね付けを楽しめるのも魅力でしょう。
両方用意するデメリット
- 費用負担が大きくなりやすい
- 婚約指輪の使用頻度が低くなる場合がある
両方とも用意する場合、費用負担が大きくなりやすいのがデメリットです。
指輪以外にも結婚準備には多くの出費が重なるため、予算の調整が必要でしょう。
また、婚約指輪を着ける機会が限られるため、出番が少ないと感じる人もいます。
使用頻度と費用のバランスをどう考えるかがポイントとなるでしょう。
兼用するメリット
- 購入費用を抑えられる
- 管理やメンテナンスの負担が少ない
婚約指輪と結婚指輪を兼用すれば購入費用を抑えられます。
その分指輪をグレードアップしたり、新婚生活や将来のために予算を回したりできるのがメリット。
指輪の数をまとめられるため、保管やメンテナンスの手間が少なくなるのも利点です。
1つの指輪に想いを込められることから、シンプルな暮らしを大切にしたいカップルに向いているでしょう。
兼用するデメリット
- デザイン選びの自由度が下がる
- プロポーズ時のサプライズが難しくなる
兼用の場合、特別感と日常使いの両立が求められるため、デザイン選びが難しくなることがあります。
華やかさと実用性のバランスを取る必要があり、選択肢が限られるケースもあるでしょう。
また、プロポーズで婚約指輪を贈りたい場合、サプライズ演出が難しくなる点も注意が必要。
兼用を前提にするとサイズや好みを事前に確認する必要があり、相手に内緒で指輪を用意することが難しくなるためです。
▼話し合いの上で決める必要がある
指輪選びは、二人のライフスタイルやお金に対する価値観が反映されるもの。
どちらが正しいかではなく、納得できる選択かどうかが重要になります。
お互いの考えや予算感を共有し、理想の新婚生活を描いた上で決めましょう。
まとめ:婚約指輪と結婚指輪は何が違うのか把握してから判断しよう

結婚の話が具体的になるにつれ、婚約指輪と結婚指輪をどう選べばよいのか迷う人も少なくありません。
婚約指輪と結婚指輪の違いを理解した上で、自分たちの価値観や生活に合った選択をしたいですよね。
本記事では婚約指輪と結婚指輪の違いについて、指輪の持つ意味合いやデザイン、価格などからご紹介しました。
婚約指輪と結婚指輪を両方用意するか、兼用するかのメリット・デメリットについても知り、納得のいく指輪選びをしましょう。




