結婚式の装花を持ち帰ってもらうアイデア6選! 披露宴後の活用方法 | 結婚式場の選び方

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こだわって用意した、結婚式の会場装花。挙式や披露宴の雰囲気づくりに欠かせないアイテムですが、短時間しか楽しんでもらえないのはもったいないですよね。

しかし、「ゲストにお花を配って喜んでもらえる?」「二次会に持っていきたいけど可能?」など、悩んでいる方もいるでしょう。

一方で、装花を持って帰っても「どう飾ったらいいのか分からない」「長持ちさせる方法が知りたい」という声も少なくありません。

今回は、式場専属のフラワーコーディネーターとして数多くの結婚式に携わってきた筆者が、装花の持ち帰りについて解説します。

持ち帰りやすいアレンジのアイデアや、自宅で装花を楽しむ方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

披露宴後に装花を活用する方法

画像:白いテーブルセットに置かれたピンクの装花

こだわった装花を無駄にせず、長く楽しむための方法を3つ紹介します。ゲストに持ち帰ってもらう以外にも活用方法はあるのでチェックしてみてください。

ゲストに持ち帰ってもらう

特に女性ゲストを中心に喜ばれます。持ち帰った装花を自宅に飾ることで、結婚式の余韻に浸ってもらうことができるでしょう。

しかし、全てのゲストがお花を持ち帰りたいとは限りません。引き出物もありますし、遠方からのゲストや二次会に参加するゲストにとっては負担です。

また、普段からお花にあまり興味のない男性ゲストもいます。スムーズに持ち帰ってもらうための工夫については後の項目で紹介しているので、参考にしてみてください。

 

自宅に持って帰る

結婚式で使用した装花は、新郎新婦で持ち帰ってもOK。ブーケ、メインテーブル装花はほぼ全員の新郎新婦が持ち帰ります

持ち帰った装花はそのまま花瓶に飾って生花として楽しむのはもちろん、様々なアレンジを施すことも可能です。詳しいアレンジ方法や注意点についても後の項目で解説しているので、参考にしてみてくださいね。

 

二次会で使用する

主にメインテーブル装花は二次会でも使い回されることが多いです。ボリュームがあるため、二次会の高砂席に飾ると見栄えします。

こだわりの装花には二次会でも活躍してほしいですよね。ゲストテーブル装花も活用する予定なら、ゲストが持ち帰る可能性もあるため、事前にどれを二次会で使うか決めるとスムーズです。

稀に装花の持ち出しが難しい場合や、二次会の会場への持ち込みが制限されているケースもあるため、確認しておいてください。

幹事に運搬をお願いする場合は移動の負担にならないよう配慮しましょう。装花自体も大きくて繊細ですし、大きなオアシスを使っているので意外と重たいです。

 

装花は持ち帰り用にアレンジするべき?

画像:セットされたテーブルの上の花瓶に挿した花材

結婚式の装花は空間を彩るものなので、ゲストの持ち帰りを前提に用意するわけではありません。しかし、終わった後に残っても困ってしまうので、大抵の式場では持ち帰りができるようになっています。

お開き後に装花を小分けにし、新郎新婦からの幸せのお裾分けとして配ることが多いでしょう。

持ち帰れる結婚式の装花とは

結婚式や披露宴を華やかに彩る装花は、レンタルでない限り基本的には持ち帰ることができます。特にゲストテーブルに飾られた装花は、披露宴のお開き後にゲストに幸せのお裾分けとして配られることが多いアイテムです。

しかし、結婚式場によっては別途費用が発生することもあるため、事前に確認することをおすすめします。一般的に持ち帰りが可能な装花は以下です。

  • メインテーブル装花(高砂装花)
  • ゲストテーブル装花
  • ウエディングブーケ
  • ヘッドドレス

これらの装花は、そのままの形で持ち帰ることもできますし、ゲストが持ち帰りやすいようにアレンジすることも可能です。披露宴気を彩ったお花を自宅でも楽しんでもらうことで、結婚式の思い出をより長く感じてもらえるでしょう。

チャペル装花などは造花だったり、レンタル扱いの式場も多いので、持ち帰れない可能性が高いでしょう。自分たちでアレンジメントした場合などは持ち帰れる可能性もあるので、確認してみてください。

ケーキ入刀用ナイフ装花やケーキ装花、受付装花などは持ち帰りを特に聞かないことも多いです。希望があればプランナーに申し出てくださいね。

 

結婚式の装花を持ち帰れるようにするメリット

用意した装花を記念に持ち帰ってもらうことは、新郎新婦にとっても嬉しいこと。持ち帰った装花は、自宅で飾ったり別の場所で活用したりできます

  1. 幸せのお裾分けになる
  2. 装花を処分せずにすむ

1.幸せのお裾分けになる

装花の持ち帰りは、特に女性のゲストに喜んでもらえます。
結婚式という幸せな空間を彩ったお花たちは、新郎新婦からの幸せのお裾分け。
しばらく飾っておけるので、見るたびに楽しかった結婚式の余韻を感じてもらえるでしょう。

2.装花を処分せずにすむ

装花が会場に残ってしまうと、あとは処分するだけ。
きれいなお花で飾り付けても、短時間で捨てられてしまってはもったいないですよね。
新郎新婦だけでなく、フラワーコーディネーターとしても、家でも飾ってもらえたら嬉しいです。

 

結婚式の装花を持ち帰れるようにするデメリット

「お花をもらえるのは嬉しい」「毎回、持って帰る」という方も多いですが、そうでない方もいます。場合によっては、新郎新婦に負担が掛かってしまう点も、デメリットになるでしょう。

  1. 男性ゲストや一部のゲストにはいらない
  2. 帰宅までに時間がかかると傷んでしまう
  3. 袋代やアレンジ代がかかる場合がある

1.男性ゲストや一部のゲストにはいらない

独身の男性ゲストやお花に興味がないゲストには、持ち帰りを断られるケースもあります。
全員に配ろうとすると余りやすいので、少し数を減らして用意してもらうといいでしょう。
欲しい人中心に配れば、複数もらってくれる方もいますよ。

2.帰宅までに時間がかかると傷んでしまう

二次会も参加する方や遠方から来ている方は、帰宅までに時間がかかります。
お花が傷んでしまうから、持ち歩くのに荷物になるからと、諦める方もいるでしょう。
保水をして持ち運びやすく包んでもらうなどの工夫もおすすめです。

3.袋代やアレンジ代がかかる場合がある

結婚式場によっては、持ち帰り用の袋やお花のアレンジに追加料金がかかるケースもあります。
費用相場は一人当たり数百円ほどなので、招待人数によっては大きな額になってしまうでしょう。
また、持ち帰りについて相談なく、結婚式場の判断でサービスするところもあります。
打ち合わせのときに、装花の持ち帰りやコストについて確認するとよいでしょう。
装花代を抑えたい場合は次の記事も参考にしてみてください。

『結婚式の装花相場としょぼいと思わせない節約術』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7211/
 

持ち帰り用の装花はどれくらい必要か

結婚式のゲスト全員が、装花を持ち帰るわけではありません。どちらかというと、女性ゲストや家族で参加している方の持ち帰りが多いです。

また、家族が喜ぶからと、既婚の男性ゲストが持ち帰ることもあります。数としては、ゲストの半分から3分の2くらい用意しておけば足りるでしょう。

 

装花を持ち帰れないとケチに思われるか

トレンドのナチュラルテイストな装花などは、ブーケやアレンジにできず、持ち帰りができないこともあります。会場のコーディネートを優先してアレンジメントが難しいこともありますよね。

結婚式に出席するたびに装花を持ち帰っている方だと、「お花は持ち帰れないの?」と残念がる方も。しかし、お花が持ち帰れないことをケチだと思われることはありません

 

装花をゲストに持ち帰ってもらうアイデア

画像:小さなブーケが各ゲストの方を向いている装花

結婚式に慣れていないと、装花を持ち帰ることができることを知らない方もいます。また、積極的ではない方だと、遠慮して持ち帰らないこともあるでしょう。

ここでは、ゲストにスムーズに装花を持ち帰ってもらうためのアイデアを紹介します。

司会者にアナウンスしてもらう

装花を持ち帰れることを、司会者からアナウンスしてもらいましょう。新郎新婦からの幸せのお裾分けだと言ってもらうと、持ち帰るゲストも喜んでくれます。

選んだお花にこだわりがあるなら、一緒に伝えてもらうのもいいでしょう。

 

スタッフから積極的に配ってもらう

ゲストが自分から手に取るのは、遠慮してしまうかもしれません。結婚式場のスタッフから積極的に配ってもらうと、ゲストも持ち帰りやすいですよ。

友人席を中心に配ってほしいなど、要望があればお願いしておくのがおすすめです。

 

装花を持ち帰れることを事前に伝えておく

装花を持ち帰ってもらえるか心配なときは、ゲストに事前に伝えておくのもいいでしょう。

特に、参列者に結婚式に慣れていない方が多い場合は、あらかじめ伝えておくことで、ゲストも困惑せずに装花を受け取れます。

 

一輪ずつ包装して全員にプレゼントする

お見送りの際に、新郎新婦がプチギフトと一緒にお花を配る演出もおすすめです。一輪ずつ花束にしてもらえば新郎新婦も渡しやすく、ゲストもそれほど荷物にならないので受け取りやすいでしょう。

包む時間がかかるので新婦の手紙あたりでゲストテーブル装花を下げてもうのがポイント。裏で準備をしておいてもらうと送賓時もスムーズです。

 

ゲストテーブル装花はそのまま持ち帰れるようにする

装花の装飾を、予め持ち帰りやすいように作ってもらうのもよいでしょう。自宅で飾りやすいデザインや持ちやすい形にすることで、ゲストも受け取りやすくなります。

▼かご、ボックスに花を活ける

かごやボックスを使った卓上装花は、持ち帰ったらそのまま飾れます
花瓶が必要ないので、お花を飾る習慣がないゲストも受け取りやすいでしょう。
水を含んだスポンジにお花を挿してあるので、持ち帰りまで時間がかかる場合も安心です。
和装の結婚式でも、和風のボックスなどはアレンジしやすいので挑戦してみてください。

▼小さいブーケを束ねてゲストテーブル装花にする

小さく束ねたミニブーケをまとめてゲストテーブル装花にしてもいいでしょう。
束ねてあれば、ゲストも持ちやすいのでおすすめです。
メインテーブル装花も、瓶をランダムに並べてブーケにアレンジすれば、持ち帰りやすくおしゃれな装花になります。
結婚式場のフローリストや花屋と相談してみてください。自分たちで装花を持ち込む場合には以下の記事が参考になります。

『結婚式で装花を持ち込みするには? 自分たちで手配する方法』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/9338/
 

装花を自宅に持ち帰った後のアレンジ方法

画像:花瓶に活けられた大ぶりなピンクの花とグリーン

装花を持ち帰ったら、当日だけでなく最後まで長く楽しみたいですよね。お花のアレンジ方法や長持ちさせるコツを紹介していきます。

ゲストに渡す場合でも「持って帰ってよかった」と思ってもらえるように、お花の扱い方を伝えるのもいいでしょう。持ち帰りの装花に、取り扱いのメッセージを添えるのもおすすめです。

装花を入れる袋にあらかじめカードを入れておいたり、アレンジメントやブーケに差し込んだりしておくとスムーズに渡せます。アレンジ方法は好きなやり方を選べるように、いくつか記載しておくと、おもてなしとして伝わるでしょう。

装花のおすすめアレンジも含め解説していきます。

花瓶に活ける

画像:花瓶に挿さった様々な種類の植物

持ち帰った装花を飾る一番簡単な方法は、花器に活けることです。しかし、お花を飾る習慣がないと、花瓶を持っていない可能性もあります。

小ぶりの花瓶に小分けにした装花を、器も一緒に持ち帰りができるようにすると、帰宅してすぐに飾れるので便利です。

生花を長持ちさせるコツ
持ち帰った生花を長持ちさせるには、新鮮な水を十分吸わせてあげることが基本です。
ボウルに水をためて、水中で茎の先端を2㎝~3㎝くらい切ってあげましょう。
その後は、すぐにたっぷり水が入った花瓶に入れて飾ります。
切り花は涼しくて風通しのよい場所に飾り、茎のカットと水替えを毎日行うことで、お花を長く楽しめますよ。
 

ドライフラワーにする

画像:壁に干されているドライフラワー

バラやカスミ草、ミモザなどドライフラワーにしやすい装花の場合は、自宅でもドライフラワーにして楽しむのもよいでしょう。日陰の風通しがいい場所に吊るしておくだけなので簡単に手作りできます。

最初から麻ヒモで束ねた装花なら、持ち帰ってそのまま吊り下げることも可能です。ブーケをドライフラワーにして残しておくことも流行っています。

お金はかかりますが、専門業者に依頼してプリザーブドフラワーにするのも素敵です。ブーケの保存方法について解説した記事もあるので、併せて参考にしてみてください。

『アフターブーケをドライフラワーに? 結婚式後の保存方法』
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/12088/
 

押し花にする

画像:押し花にされた4つの植物

押し花にしてフレームに飾ったり、結婚式のアルバムに挟んだりするのも、長く楽しめるのでおすすめです。ティッシュや新聞紙で包み、本の間に挟んで重しを載せておくだけ。

周りに乾燥剤を置いておくと効果的です。持ち帰ってすぐに行うと、色もきれいに保存しやすいですよ。

 

ハーバリウムを作る

画像:並べられたハーバリウムの小瓶4つ

最近では、100円ショップにもハーバリウム用の瓶やオイルが売っています。持ち帰った装花をドライフラワーにしたら、ハーバリウムに挑戦してみるのもよいでしょう。

ハーバリウムはオイルによって花の色がきれいに見えるので、結婚式の思い出を鮮やかに残せます。

 

まとめ:装花を持ち帰れるようにしておもてなししよう

画像:小さな花の束を持つドレス姿の女性の胸元

結婚式の装花は、結婚式場の装飾としてだけでなく、ゲストへのギフトとしても活躍してくれます。また、一部をそのまま二次会に持って行き、二次会の会場に飾るのもおすすめです。

装花は結婚式を彩ることが目的なので、最初から持ち帰るために作っているわけではありません。しかし、工夫次第で持ち帰りやすいようにアレンジすることもできます。

こだわって用意した装花を、ぜひふたりの幸せのお裾分けとしてゲストに配りましょう。

 
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