親から渡す結婚式のご祝儀|相場はいくら? | 結婚式場の選び方

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結婚すると結婚式やハネムーン、新生活の準備など多くの費用がかかり、まとまったお金が必要になります。
全てを新郎新婦さまの貯金だけで支払うのは、なかなか大変でしょう。

結婚は親御さまにとっても大切なイベントであり、親御さまから新郎新婦さまへご祝儀をお渡しする方もいらっしゃいます。

「子どもに結婚祝いは渡すもの?」
「親からのご祝儀の相場は?」

など結婚の際の親から子どもへのお祝い金や資金援助について、疑問や不安にお答えします。

お金に関することは他人には聞きにくかったり、トラブルになる可能性も。
本記事で紹介する結婚祝い金の渡し方やタイミングなどをしっかり確認して、スムーズにお祝いできるといいですね。

息子・娘に結婚祝いを贈る?

画像:黒留袖の女性からご祝儀袋を受け取る男性

子どもの結婚祝いにお祝い金を贈る親はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
ハナユメ結婚式準備ガイド(https://hana-yume.net/howto/wedding-cost-parents)のデータによると、66.1%の新郎新婦さまが親からの資金援助を受けています

古く明治時代は家制度があり、結婚は家と家がするものであり、親が費用を負担するのが当たり前でした。
現代は個々人の意思で結婚するようになったので、結婚式費用の負担に対する考え方もさまざまです。

結婚がプライベートのものになっても昔の名残があり、親が結婚祝いとして金銭的な援助をする方も多いでしょう。
実際に半数以上の親御さまが子どもの結婚に際して、何らかの形でお祝い金を渡しています。

当日は別にご祝儀が必要なのか

結婚式より前に新郎新婦さまにお祝い金を渡している場合は、結婚式当日に別途ご祝儀を用意する親御さまはあまりいません
お祝い金として渡していなくても結婚式の費用を親が支払った場合も、ご祝儀を渡す親御さまは少ないでしょう。

新郎新婦さまがおふたりの資金で結婚式の費用をまかなう場合に、当日ご祝儀を親御さまからお渡しするパターンはあります。
つまりお祝い金とは別のご祝儀を用意する必要はなく、お祝い金を渡してない場合のみご祝儀を用意するということです。

 

親からの援助についてのトラブルは多い?

半数以上の親が子どもにお祝い金を渡すとはいえお祝い金を渡すかどうかは個人の自由であり、明確な基準はありません。
はっきりと決まっていないからこそ、トラブルになってしまうことも。

親からの援助が思ったより少ない……など新郎新婦さまと親御さまの間で意思の疎通が図れていないのが主な原因です。
ほかにも援助額に両家で差があると、どちらかがモヤモヤしてしまうこともあるでしょう。

事前に両家や親子間で、結婚に関するお金について話し合っておくことが大切です。
お互いの価値観を押し付けるのではなく、意見をすり合わせてまとめていけるように意識しましょう。

 

親のお祝い金の相場はいくら?

画像:のしがかけられた紙箱と花

親から新郎新婦さまへの資金援助の金額は、先述と同じデータによると27.3%の方が50万〜100万円未満となっています。
つづいて100万〜150万円未満が23%です。

50万〜150万未満で半数を占めており、親から子どもへのお祝い金の相場は100万円前後といえるでしょう。
ただし30万円未満の方も11.3%、500万円以上の方も1.5%いるので、援助金額は幅があり一概にいくらとは言えません。

各家庭の経済状況や地域によって考え方に違いがあるでしょう。

ご祝儀、結婚祝いとして渡す場合

新郎新婦さまが自分たちの資金で結婚式を挙げる場合には、親御さまからはご祝儀としてお渡しするパターンが多いでしょう。

結婚式費用の資金援助という形ではなく、ご祝儀の場合には10万円〜50万円ほどが相場です。

 

結婚式の費用援助として渡す場合

結婚式の費用として援助する場合には、50万円〜150万円ほどが相場です。
挙式費用の援助として親から新郎新婦さまへお金を渡す方が、金額が多くなる傾向にあります。
結婚式の総額費用を示した上で、新郎新婦さまから具体的な援助額の申し入れがある場合もあるかもしれません。

 

入籍のみで式を挙げない場合の相場

入籍のみで結婚式を挙げない場合は10万円〜50万円が相場で、結婚式の費用を援助するのに比べて少なめな傾向にあります。
しかし新生活で使う家電や家具を揃えたりするのにもお金はかかってきます。

結婚式の有無に関わらず親心は変わらないですよね。
式を挙げない場合も、子どもの結婚祝いとしてご祝儀を渡す方は多いでしょう。

 

両家で金額を合わせるべき?

両家の親からのお祝い金の額に偏りがあると、新郎新婦さまは気持ちがすっきりしないことがあるかもしれません。
ただし経済的な事情は各家庭によって異なるため、両家で金額を揃えるのは難しいこともあるでしょう。

事前に新郎新婦さまが各家庭で親御さまと相談した上で、両家で大きな差がないように務めるなど一工夫も。
また両家でお互いにお祝い金をいくらにしたのか、わざわざ報告し合わない方が穏便に収まるでしょう。







結婚祝いを渡すタイミング

画像:開いた通帳と印鑑、電卓、数枚の1万円札

結婚が決まってからお祝いを渡すのは、どのタイミングがよいかご紹介します。
お祝い金を渡すシチュエーションごとに解説していますので、参考にしてくださいね。

結婚式の資金援助に充てたい場合

結婚式の費用の一部として親からのお祝い金を利用する場合は、挙式の半年〜1ヶ月前までにお渡しすると良いでしょう。
結婚式場が決まりおおまかな見積が出てくると、新郎新婦さまも何にどのくらい必要で、いくらぐらい足りないかはっきりしてきます。

結婚式費用の見通しがついたら、新郎新婦さまから親へ資金援助の依頼を切り出すちょうどよいタイミング。
両家の親が揃って一同に会する両家顔合わせでは、新郎新婦さまから資金を援助してほしいと相談を持ちかけられるかもしれません。

 

ご祝儀として渡したい場合

ご祝儀として渡したい場合には、遅くとも結婚式の1週間前までには渡しておきましょう
結婚式当日は、親御さまは新郎新婦さまと共に主催者側になるので、ゲストのお出迎えに集中する方がベター。
当日ではなく、結婚式前の親子水入らずの時間を過ごすタイミングでお渡しするのがおすすめです。

 

結婚式をあげない場合

結婚式を挙げない選択をする新郎新婦さまも増えてきました。
事前に新郎新婦さまから結婚式はしないと聞いたら、いつでもお金の準備が出来次第お渡しして良いでしょう。

できるだけ早めの方が、新郎新婦さまも新生活に向けて、予算の計画が立てやすくなります。
また親心として結婚式を挙げてほしい場合に、お祝い金で資金援助するから挙式をやるようにお願いするという方法も。

 

結婚祝い・ご祝儀の渡し方

画像:堅い握手を交わす二人と女性

親から子どもへ結婚のお祝い金を渡す方法と注意点について、ご紹介します。

1.直接会って手渡し

直接会って新郎新婦さまに手渡しする際には、ご祝儀袋に包んでお渡ししましょう。
まとまった額になるので、結納金袋のような大金を包むのにふさわしいご祝儀袋を用意するのがおすすめ。
直接会って現物でお渡しすると、ご祝儀の意味合いや重み、親御さまからの愛情をより強く実感してくれるでしょう。

▼100万円まで入るご祝儀袋

 

2.口座に振り込む

大金を持ち歩くのは心配なので、口座に直接振り込む方法もあります。
遠方に住んでいる場合や、大きい額なのでお札の数え間違いが心配な方にはおすすめ
ネットバンキングを利用すれば、金融機関に足を運ばずに手軽に振り込めるのもメリットです。

 

3.結婚式場に直接支払う

結婚式の費用を援助する場合には、直接式場に支払う方法もあります。
お祝い金の使用目的を結婚式の費用に指定したい場合には、おすすめの方法。

お祝い金というより、結婚式の費用を親が負担したという意味合いが強くなります。
ただ、お金が一度も子どもの手に渡らないためお祝い金の実感は薄れてしまう可能性があるでしょう。







親のお祝い金のお返しは必要?

画像:鶴付きのご祝儀袋と複数枚の1万円札

ここからは新郎新婦さまが親からお祝い金を受け取った場合、お返しは必要かどうかを解説します。

近しい存在だからこそ、内祝いを贈ることがよそよそしく感じてしまうかもしれません。
また、親ならまぁいいかと甘えてしまうこともあるでしょう。

しかし親戚や友人などから結婚祝いをもらったら内祝いを贈るのがマナーとされており、それは親も同様です。

結婚は新しい家庭を作って、親とは別の家庭になる第一歩。
大人として恥ずかしくない振る舞いで親を安心させて、一番身近な人だからこそ丁寧に対応しましょう。

内祝いの相場

内祝いの相場は、お祝いでいただいた金額の3分の1〜半額を返すのがマナーとされています。
ただし親からもらう金額は高額な場合が多いので、半額だと何を選べばいいか迷ってしまうかもしれません。

親もお祝いの気持ちで贈ってくれた金額なので、お礼として半額も返ってくるのを望んではいないでしょう。
金額ではなく親の気持ちに感謝して、喜んでもらえそうな物を選んで下さいね。

 

内祝いにおすすめの品物

内祝いにおすすめの品物を具体的にご紹介します。
結婚祝いのお返しなので、縁起が良くおめでたい物、親の好みに合う物、結婚の記念になる物を贈るのが好ましいでしょう。

▼縁起が良くおめでたい物

紅白のおめでたい贈り物や、縁起の良い品物は内祝いにぴったりです。
お酒が好きなご両親なら紅白ワインがおすすめ。

 

▼親の好みに合う物

貰った人が品物を選べるカタログギフトは、高いお金をかけて選んだ物が好みに合わなかったという失敗を避けられます。
価格帯や種類も豊富なので、親の好みやいただいた金額に合わせて選んでくださいね。

 

▼記念に残る物

結婚の記念に残る贈り物を選ぶのもおすすめ。
新郎新婦さまの写真が飾れるフォトフレームや、時計などが人気です。
ひとつの木の板から作られた三連時計は、木目がつながり家族の絆を象徴してくれるでしょう。
新郎新婦さまと両家の親御さまの3組の夫婦で、お揃いで飾ることができます。
時計の贈り物には「幸せな時を過ごしてね。」「これからも共に時を刻んでいきましょう。」という意味が込められています。

 

まとめ:親から結婚式を援助してもらう人は多い

画像:ご祝儀袋を差し出す黒留袖の女性

いかがでしたか。

結婚式のお金に関することは地域や家庭によっても価値観が異なるので、親から子どもへのお祝い金についても考え方はさまざま
現在は結婚に際して、親御さまからご祝儀や資金援助をしてもらう新郎新婦さまが半数以上いらっしゃることがわかりましたね。

本記事では、親から子どもへのお祝い金の相場や、渡し方・渡すタイミングについてご紹介しました。

結婚式を挙げない選択をするなど結婚の価値が多様化していますが、親が子どもを思う気持ちはいつの時代も変わらないものです。
子どもの結婚をお祝いする気持ちをご祝儀という形で表現して、結婚後も良好な親子関係を築いていきたいですね。







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