ゲスト満足度で結婚式を考える!そのために必要なこととは | 結婚式場の選び方 | 結婚式準備サイト

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「どうせやるなら」自分達もゲストの方々も全員が満足して過ごせる結婚式・披露宴にしたいということは、全てのカップルの方々に共通する思いであるはずです。結婚式当日というのは、今まで一生懸命準備してきた自分達だけでなく、お祝いに駆けつけてくれるゲストの方々も楽しみにしていることは間違いありません。1日中余すことなく楽しく、思い出に残る時間を過ごすためには感動・満足感など、様々な要素が必要ですが、この「満足感」とは一体何でしょうか?

自分達の満足とゲストの満足には違いがある

まず、前提として自分達2人が感じる満足感と、ゲストの方々が感じる満足感は違います。

「予定通り」に満足している自分達

自分達が感じる満足感としては準備した通り・予定通り進行ができたこと、「うまくいった」ということによって満足感を感じるカップルは多いです。滞りなく終わりさえすれば、新郎新婦は大満足・・・ということがほとんどですが、それよりもはるかに難しいことが、お呼びした・わざわざいらしてくださった「ゲスト」に満足してもらうことです。

ゲストの満足度は<差がない>ことが大切

近しいゲストの方は本当に心から祝福に来てくれると思いますが、会社関係の方や遠い親戚の方などは、形式上お呼びしていることも正直に言ってしまうと多いはずです。ゲストであることには変わりなく、まして「ご祝儀」を包んできてくれています。そういった方々にこそ、

・食事や演出で落胆させない(極端にケチることはないようにする)
・退屈をさせない(余興などをうまく使う)
・少しでも有意義な日にしてもらう(初対面でも会話しやすい環境)

このような工夫や努力が必要になります。現実的なこととして満足度を引き出すためには、ある程度お金がかかってしまうことも確かです。しかし「最低限の満足度」を作ることを、まずは目標とすべきなのです。本当に親しい人だけでなく、ゲスト全員が楽しめて満足できることが大切だということを決して忘れないようにしましょう。

「その日」と「思い出」という「同じ時間」を共有するイベント

結婚式の準備とは、ゲストに喜ばれるための「時間づくり」とも言えます。当サイトをお読みいただいているカップルの方々には「自分達が楽しければ、それでいい!」という人は、いないと思われますが・・・結婚式におけるイメージ・希望というのは、ついつい「こうしたい」という自分達基準の価値観になりがちです。しかしながら、自分達よりもゲストの数の方が基本的には多いものであり、そもそも「満足度の総量」で考えた際には、ゲストの割合が圧倒的に多いと言えます。もちろん、自分達が楽しく過ごすことのできる1日も大切であり、ご両親をはじめとして、自分達が幸せであることに対して幸せを感じてくださる方も多いはずですが、ゲストの満足度を考えた際には、「1人も不快な思いをしない」ということが大きなキーワードとなります。







全てのゲストをケアすることはできないが

結婚式という1日・披露宴という決められた時間の中で、ゲスト1人1人、全員に対して当日に2人だけの力で満足させることは不可能と言えます。本来であれば「会話」をすることによって直接的にコミュニケーションをはかることが、最も大切な「演出」です。「直接ご挨拶に伺う」ということがベストであり、そのためにできる工夫は、ぜひするべきと言えます。しかしながら、披露宴に参加したことがある方であればイメージできると思いますが・・・、「あきらかにほとんどしゃべってない人がいる」ことが当たり前なのです。それも1人だけではありません。ただし、これはある程度、仕方がないものであり、「遠い親戚」といった方々というのは、どうしても「ひとくくり」にしてグループに挨拶する程度、ということになるのは珍しくはないことです・・・

・会社の方に対する顔色うかがい
・友人とはしゃぐ

といったことが中心になってしまうことが「披露宴における当たり前の光景」であり、また、会社・友人の中でも対応に差ができてしまうことでしょう。では一体どうするか、と言うと「その日にできないこと」は、やはり事前に準備しておくしかありません。

とりあえず「物理的な満足感」を満たす

「単純な満足感(言い方は悪いかもしれませんが・・・)」としては、やはり披露宴で出される「料理」が挙げられます。当サイトでは繰り返し解説されていますが、これは「ご祝儀の対価」として最も大きな割合と言えます。そのため、料理に関して、ベストを尽くすことは欠かせません。ゲストの「ご祝儀」なしでは結婚式というのは成り立たず、ゲストの方々のおかげで結婚式を挙げることができるのです。けっして「もったいなかった」と思われないためにも、「美味しかった」という印象を残してもらうことが非常に重要です。これは「物理的な満足感」とも考えられることであり、「柔らかい椅子」などといったことを言いだせばキリがありませんが、物理的な要素による満足感というのは、できるだけ「過ごしやすい空間」を作るということで、まず、最初にクリアしたい大前提になります。しかしながら、それだけでは十分ではなく、やはり気持ちの面でも「来てよかった」と思われるものを用意しておきたいものです。

「伝わる」準備とは

気持ちにうったえると言っても受け取り方はゲストによって異なるものであり、そのための方法というのも限られているようでも、実は無限にあって難しいものです。「鉄板」と言えるものとしては・・・非常にいやらしい話にはなりますが、「これ時間かかっただろうな」と思われるようなものが、やはり伝えやすいと言えます。おすすめとしては「1人1人への手書きのメッセージ」というのは鉄板です。「もらった経験がある」という方も多いかもしれませんが、披露宴のゲスト1人1人の席に用意する、いわゆる「メッセージカード」と呼ばれるものであり、

・来てくれたことへの感謝
・その人だけに対する特別な気持ち

を伝えることができるものです。「声」でなくても、「言葉」で伝えられることはあるはずです。また、面と向かっては恥ずかしいことでも自分がいない場所で目にするだけであり、「本当に言いたいこと」も伝えやすいと思われます。この「手書きのメッセージカード」によるおもてなしは、「みんなすればいいのに」と思っていますが、これが意外と少ない・・・「忙しい」こともあると思われますが、やはり、そんなことで感謝やスペシャルな気持ちが伝わるの?と思われる方も多いのかもしれません。しかしながら、それを読んだゲストの方が非常に喜ばれている様子は、私自身が何度も目にしています。検討しているのであれば、ぜひやるべき!と言えます。それほど、お金もかかりません・・・ある意味、「最もコスパの高い演出」と言えます。

「歓談」を大切にする披露宴はいい 披露宴

結婚式の準備や当日の様子を実際に見てきて、一番に思うことは新郎新婦とゲストの方が触れ合う時間が取れていないなということです。結婚式の持つ「本当の目的」を理解して、「ゲストにとって」充実した時間にしていくことが大切なのですが、全く逆の現象が起きてしまっていることも珍しくありません。非常に残念で、もったいないことです。結婚式を挙げることの本当の意味・目的とは、今までお世話になった方々に感謝の気持ちを伝えることであり、自分の人生のパートナーを改めて紹介する場です。しかし、ほとんどの会場が「披露宴は2時間30分」というあらかじめ決められた一定の時間を採用しており、そもそもゲストとのふれあいの時間を取りにくいことも事実です。披露宴の進行は、「お決まりのイベント」をこなすことが一般的となっており、それらをカットすることには抵抗感があることも事実です。

定番イベントは「可能な限り最低限」の時代

披露宴が始まると、最初に「主賓挨拶」があり、新郎側の挨拶、新婦側の挨拶の後に「乾杯」となります。会社員の方であれば直属の上司の方に挨拶を頂くのは、ほとんど「常識」となっていることも多く、「喋らせない(カットする)訳にはいかない」とは思いますが、正直に言って、そんなに聞きたいと思う話(内容)ではありません。しかし、「話してもらわなければならない」という現実もあります。その乾杯の時間までに、話が長い人も含めて、また、司会によるプロフィール紹介も含めて30分はかかります。披露宴の5分の1が終わってしまうのです。

余興を見るためのイベントではない

以上は「避けられないロス」の典型例ですが、その他にも「ケーキカット」を始めとした定番イベントはたくさんあり、新郎新婦、ゲスト共に望んでいるものもあります。しかし、結果的に披露宴の前半での歓談時間は10分程しかないことも多く、歓談の時間がないまま中座してしまうことも珍しくありません。よって、歓談の時間を作るとすれば披露宴の後半になります。しかし、後半は後半で再入場してから「新婦の手紙」に至るまでの限られた時間の中に、「余興」というイベントがあります。昨今の披露宴は、この余興が非常に多い傾向があり、時間の都合によって再入場してからすぐに余興が始まり、余興が終わるとすぐに手紙に移ってしまうことが非常に多いです。しかし、この時間にしか歓談の時間を作ることが出来ないため、「余興」と「歓談」を天秤にかけることにはなりますが、歓談の時間を多めに取れるように工夫しましょう。新郎新婦も、ゲストの方々にも、両方に満足していただける結婚式の特徴として、「歓談の時間」を多くとっているということが挙げられます。せっかくお呼びして、ご祝儀も頂いているのに「一言も喋っていないゲストがいる」というのは、とても悲しくもあり、また、失礼なことでもありますが、決して珍しくありません。ふれあいの時間こそがゲストに感謝の気持ちを伝える最適な時間であり、ぜひとも、その時間を作ってほしいと思います。

「楽しい休日」を提供する

お二人の結婚式となる日・時間はゲストにとって、本来であれば貴重な「休日」なのです。もしかすると、それほど親しくないけれど・・・呼ぶことになった方もいるかもしれません。しかしながら、それでも満足して帰ってもらうことが必要です。結果的にその人にとって、全てのゲストの方にとって、「いい休日だった」と思われるような経験にすることが大切であり、

・ご祝儀というコスト
・休むはずだった時間

こういったことを考えさせなくて済むような、「そんなことは忘れてしまう」ような、素敵な空間を目指しましょう。







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