結婚式に招待されたはいいけど、何を持っていったらいいのか悩んでいませんか。結婚式では普段のお出かけとは違う持ち物が必要になります。マナーとして決まりがあるものもあり、適当に準備できるものではありません。ゲストとして招待してくれた新郎新婦様のためにも、しっかり荷造りをしていきましょう。
本記事では、結婚式ならでの持っていく物やあったほうがいい物を紹介しています。また、持っていく物のマナーについても併せて紹介しているので、追加購入が必要でも慌てる必要はありません。
他にも余興がある場合の荷物の扱い方や、二次会にも参加する場合のおすすめの持ち物や行動についても紹介しています。
本記事を参考に荷造りをしてみてください。持っていく物のリストもあるので、忘れ物がないかのチェックも可能です。当日はお祝いだけに集中するために、荷物への不安、不満をなくしてなくしていきましょう。
結婚式ならではの持ち物
結婚式に呼ばれたからこそ必要なものから確認しましょう。マナーとして必要なものやあった方がいいものを以下紹介します。直前の準備では間に合わなくなる可能性もありますので、手元にないものがあれば早めに準備しましょう。
- ご祝儀
- ご祝儀袋
- 袱紗
- 招待状
- 行き帰り用の靴
- サブバックとメインバッグまたはクラッチバッグ
●ご祝儀、ご祝儀袋、袱紗
結婚式のお呼ばれでまず忘れられないのがご祝儀です。会費制のパーティーの場合は会費を忘れるわけにはいきません。ご祝儀はご祝儀袋に入れて、さらに袱紗に包んで持っていきます。
袱紗は金封をしまっておく専用の布です。最近はチケットホルダーのようなタイプのものもあります。会費は特にご祝儀袋に包む必要はありませんが、封筒に入れておくと受付時にスムーズです。
●招待状
受付で招待状を見せるように言われることはありません。ただ、受付の開始時間をもう一度確認したいときなどに持っていると便利です。会場の場所も明記されているので、着いてからどこへ向かえばいいのか迷うこともないでしょう。
パーティー中はスマホをよく使用することになるので、バッテリーの温存という意味でも持っていくことをおすすめします。
●行き帰り用の靴
主に女性向けの持ち物ですが、行き帰り用の靴を用意した方が絶対にいいです。普段からヒールに履きなれていても疲れてしまう可能性があります。二次会では立食パーティーの形をとることもありますし、なるべく足を労わって損はありません。
実際に受付前に靴を履き替えるゲストは多くいらっしゃいます。気を付ける点としては時間に余裕を持つことです。そうしないと化粧室などで履き替える時間がなく、受付スペースで履き替えることになってしまいます。
●メインバッグとサブバックまたはクラッチバッグ
フォーマルな場では男性ゲストは手ぶら、女性はゲストは小さいバッグで参加することがマナーです。男性でバッグを持っていきたい場合はクラッチバッグを使用します。なるべく最小限の荷物で当日に臨みましょう。
とはいえ、パーティーバッグには収まりきらない荷物もあります。その場合はサブバッグを活用しましょう。貴重品類は手元に、それ以外をサブバッグにまとめてクロークに預けることができます。
後から荷物をもう一度取り出すことも可能な会場がほとんどですから、心配せず荷物を預けてください。
持ち物のマナーについて
持っていく物に関するマナーについても知っておきましょう。
以上のマナーを紹介していきます。ただ用意するだけでは新郎新婦様に恥をかかせてしまう事態にもなりかねません。結婚式に持っていく物のマナーを知って、当日に備えてみてください。
●ご祝儀について
ご祝儀の金額、ご祝儀袋についてのマナーを振り返りましょう。包む金額ですが偶数数字は割り切れてしまい、別れを連想させるため好まれません。お札は新札で用意することで楽しみにしていたこと、お祝いの気持ちを表現します。
ご祝儀袋は包んだ金額に合わせて袋の豪華さを変えましょう。包む金額の1/100の価格のものが目安といわれています。水引は結び切り、あわじ結びになっているものを選んでください。水引が10本1組になっている、赤白や金銀の色のものが結婚式用です。
●袱紗について
袱紗は金封を包むものなので慶弔どちらでも使用されます。お悔み事に使われるデザインで持っていかないように注意しましょう。落ち着いた色合いのものを選んだら、お祝い事の場にふさわしくないと指摘されたなんてこともあります。
袱紗の色ですが、明るい色を選んでください。暖色系のものが慶事用、寒色系のものが弔事用です。紫はどちらにも使えます。無地のものが好ましいですが、ふさわしいものであれば柄入りでも問題はありません。
袱紗はいわば風呂敷なので、もし用意が間に合わないのであればハンカチなどで代用します。何にも包まず裸で持っていく方がよくありません。汚れたり、折れたり、水引が壊れてしまいます。ご祝儀袋を守るために布で包んでいきましょう。
●クロークに預けるものについて
貴重品以外はクロークに預けることができます。サブバッグやコート、傘、大きい荷物はパーティー会場に持ち込みません。荷物はなるべくひとまとめにして預けましょう。余興で使う大きな道具などはあらかじめプランナーまたは新郎新婦様に管理方法を聞いておくと安心です。
●バッグについて
持っていくバッグについて、なるべく小さいサイズのものを持っていきましょう。素材はアニマル柄やファーを避け、サテンやレースなどの上品な質感のものを選びます。パーティーバッグはアクセサリーとしての要素が大きいので、華やかなものがよいでしょう。
サブバッグについても同様です。預けるからとカジュアルなものを持っていくのは礼儀に欠けます。ショッパーを持ってくるゲストもいらっしゃいましたが、素材が紙なのでフォーマルな場にはそぐいません。
男性のクラッチバッグも小さいものを選びます。スーツに合う濃い色合いのものがよいでしょう。
忘れ物リスト
当日の持ち物リストを以下列挙しますので、前日のチェックなどに役立ててください。
●必要度が高いもの
必ず持っていきたいものです。特に男性ゲストは手ぶらで向かうことが好ましいので、持っていく物は厳選しましょう。女性ゲストのパーティーバッグも容量に限りがありますので、サブバッグと上手く使い分けてください。
- ご祝儀
- 袱紗
- スマホ
- 招待状
- 財布
- ハンカチ
- ティッシュ
- メイク直し道具
- 手鏡
- 絆創膏
- 常備薬
●あったらいいもの
できればゲストとして持っていきたいものです。あればより快適に結婚式に参加でき、結婚式に集中できるでしょう。
- 行き帰り用の靴
- 充電器
- カメラ
- ヘアワックス
- ヘアピン
- サブバッグ
- 防寒具
- エコバッグ
- 予備ストッキング
- 二日酔い防止の薬
- 筆記用具
- かばんかけ
- マウスケア
- 予備のマスク
余興で荷物がある場合
クロークに預ける場合とパーティー会場に持ち込む場合で気を付けるポイントが異なります。余興道具がある場合は、スムーズな行動のためにも事前準備がかかせません。特別な道具を持ち込む場合は事前の指示があるので、それに従いましょう。以下3パターンの時の行動について紹介します。
●クロークに預ける場合
通常どおりクロークに預けるように指示されている場合は、余興用の荷物と持ち物でバッグを分けておくのがおすすめです。可能であれば荷物札も別であると楽なので、預ける際に一言声をかけてみましょう。取りに行く際はクローク担当者がちょうど不在の場合もあるので、早めに向かいます。
●パーティー会場に持ち込む場合
持ち込みになる場合は邪魔にならないように配慮しましょう。新郎新婦様も壁際の席に配置するなどの気遣いをするでしょうから、通行を妨げないように荷物を置きます。自立できるように調整しておくことがおすすめです。
●着替えがある場合
あらかじめ着替えるスペースに衣裳を置いておけるとスムーズに余興ができます。置けない場合でも、すぐに着替えられるように衣裳はまとめておきましょう。他にも着替える人がいる場合は、脱いだ衣服も袋にまとめておけるとお互い気持ちよく準備ができます。
二次会にも参加する場合
披露宴から続けて二次会にも参加する場合、装いをチェンジするアイテムを持っていくことがおすすめです。また、待ち時間にカフェなどへ友人と入る可能性もあるので、現金もあるとより安心できます。
●現金を持っていく
披露宴お開きから二次会の開宴まで空き時間がある場合、近くのカフェで時間まで待つ場合が多いです。久々に会った友人と積もる話もあるでしょう。割り勘、という話になったときのためにも現金を持っていくことをおすすめします。
●アクセサリーで印象チェンジ
アクセサリーを変えるだけでも違った雰囲気への変身が可能です。特にヘアアクセサリーとネックレスは目に入りやすいので、これらを変えるだけでも装い新たにパーティーへ向かえます。
●お化粧直しは念入りに
感動のセレモニーの中で思わず涙したり、笑ったりしたあとはメイクも崩れてくるのでお直しをしましょう。そして意外と見落とされるのがヘアメイクです。あらかじめ美容院で強めに仕上げてもらうか、ヘアスプレーやヘアピンを持参することをおすすめします。
二次会の会場で髪型が緩んできている方をよく見かけました。せっかくのパーティーですから、披露宴がお開きになったタイミングで一度ドレスアップし直しましょう。
忘れ物ゼロでお祝いに集中しよう
結婚式での持ち物について紹介しました。二次会や余興に参加するかどうかでも当日の持ち物は変わってきます。当日の動きを予想しながら、バッグを使い分け荷造りしてみてください。
クロークに預ける時や余興前に慌てたりせず、新郎新婦様をお祝いすることに集中できることを祈っています。