コロナ禍もあり、家族だけの結婚式や親族のみの結婚式といった小さな結婚式も注目されています。
従来の大人数の披露宴と異なり、アットホームで和やかな雰囲気が特徴です。
しかし人数が少ないことで盛り上がりに欠けるのではないか、寂しくなるのではと心配する方もいるでしょう。
「家族婚ってどんな感じなの?」
「家族婚で盛り上げるにはどうすればいい?」
「おすすめの演出は?」
今回の記事では、こうした疑問を解決しつつ、家族婚の成功に向けた演出や準備のコツをお伝えします。
少人数でも盛り上がるポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家族婚とは
家族婚とは、両家の親族のみを招いて行う小規模な結婚式のことです。
通常、招待人数は両家の父母や祖父母、兄弟姉妹、その配偶者など、30人程度までに抑えることが多いです。
人数を少なくすることで、ゲストとの距離が近くなり、アットホームな雰囲気を楽しむことができます。
一般的な結婚式よりも費用を抑えることができる場合も多く、予算をかけずに結婚式がしたい方にもおすすめです。
家族婚のメリット
家族婚はゆったりとした時間の中で、親族とのコミュニケーションを大切にできる結婚式です。
少人数だからこそ自由度が高いですし、総額も抑えられます。
それぞれ詳しく紹介していきますね。
- アットホームな雰囲気になる
- 総額を抑えられる
- 自由度が高い
▼アットホームな雰囲気になる
親しい家族だけでの披露宴は、少人数ならではの温かさがあり、ゲスト同士もリラックスして過ごすことができます。
家にいるかのような砕けた雰囲気で過ごせるでしょう。
少人数婚ではテーブルスタイルも円卓ではなく流しテーブルが一般的なので、より肩肘張らない空間になります。
▼総額を抑えられる
一般的な結婚式よりも人数が少ないという理由で飲食代が抑えられ、全体の予算を大幅に削減できます。
また、テーブル毎にかかるゲストテーブル装花も抑えられるので大きな節約になるでしょう。
結婚式の費用で一番値上がりするのがゲストに関わる項目なので、人数が少ないのはメリットです。
▼自由度が高い
家族婚は規模が小さいため、オリジナリティ溢れる結婚式を実現できます。
手作りのペーパーアイテムも数が少ないので取り入れやすいですし、一人一人に合わせたおもてなしも可能。
引出物を全員違うものにしたり、手紙を書くこともできるでしょう。
高砂席をソファにするなど自分たちの希望も、大規模な披露宴よりは叶いやすいです。
家族婚のデメリット
家族婚は人数が少ないので、盛り上がりのボリュームについては限界があります。
特に人数が多いほど華やかな演出は、物足りないと感じてしまうかもしれません。
また、費用は抑えられてもご祝儀が集まらないため自己負担額は大きくなる点も注意したいポイント。
詳しく紹介していきます。
- 寂しく感じる可能性がある
- 演出がありきたりなものに落ち着く
- 自己負担額が多くなる可能性がある
▼寂しく感じる可能性がある
家族婚は友人を招かないスタイルであるため、祝福される場面が少なくなります。
友人たちからの温かいメッセージや祝賀の言葉を受け取ることができず、寂しいとを感じることもあるでしょう。
また、人数が少ないことで盛り上がりに欠けることもあります。
一般の結婚式のような賑やかさを求める方や、大規模な結婚式と比較してしまうと物足りないと感じる可能性が高いです。
▼演出がありきたりなものに落ち着く
ゲスト層が年上中心になるため、斬新な演出は取り入れにくいです。
せっかくやってみても上手く理解されず不発に終わってしまうこともあります。
友人など若い人が中心であれば新しい演出も斬新であると受け入れられますが、家族婚では難しいかもしれません。
▼自己負担額が多くなる可能性がある
人数が少ないことで総額は抑えられますが、人数が少ないということは集まるご祝儀も少なくなるということです。
良くしてくれる方であれば多めに包んでくれることもありますが、相場通りで予測しておくのがおすすめ。
ご祝儀が少ないとそれだけ自己負担額が大きくなるので、家族婚だから安いとは限りません。
家族婚のお披露目スタイル
家族婚のお披露目スタイルは主に「挙式のみ」、「食事会のみ」、そして「挙式+食事会(披露宴)」という3つの選択肢があります。
それぞれのスタイルに異なる魅力があり、カップルの希望や家族の雰囲気に合わせた選択が重要です。
1.挙式のみ
家族・親族だけで行う挙式は、シンプルで神聖な雰囲気が特徴です。
準備も簡単なので、短い期間で挙式をあげたい場合にも間に合います。
披露宴の費用がかからないので、一番費用を抑えられるでしょう。
ただ、挙式だけだと親族と会話する時間が限られてしまうため、ある程度の食事の場を設けるのもおすすめです。
2.食事会のみ
親族とのふれあいを重視し食事会を行う、挙式を省略したスタイルです。
披露宴ほどかしこまらないので、リラックスした雰囲気を楽しむことができます。
もちろん二人の希望次第でフォーマルな雰囲気の食事会にもできるでしょう。
食事会の場合には会費制を取り入れることも多く、堅苦しくなりすぎたくない場合におすすめです。
3.挙式+食事会
一般的な結婚式と同じように挙式と食事会(披露宴)を行うスタイルが人気です。
結婚式を挙げ、その後親しい方々と共にお祝いの食事を楽しむことができます。
挙式と食事会をセットにすることで、ゲストとの時間をじっくりと過ごせる点が大きな魅力です。
親だけと挙式、フォトウエディングを行った後の食事会など、アレンジがしやすいスタイルでもあります。
家族婚の費用相場
家族婚の費用相場は何人参加するかによって変動しますが、一般的には100万円未満で収まることが多くなっています。
25名あたりから100万円を超えるような費用感です。
また、披露宴を行うかどうかも費用に大きな影響を与えるでしょう。
少人数婚ではゲストの数が少ないため、全体的に費用はかかりにくくなっています。
プランニングの段階から誰を呼ぶか決めることで、総額の見通しは立てやすいです。
家族婚を成功させるポイント
家族婚を成功させるためのポイントはおもてなしです。
参加人数が少ないからこそ、一人一人に寄り添ったおもてなしが結婚式の命運を握ります。
こだわりのパーティーでゲストをおもてなししましょう。
円卓よりも流しスタイルの席にする
流しスタイルの席は、少数のゲストと親密感を深めるのに最適です。
一般的な披露宴は円卓スタイルですが、円卓は他の卓のゲストに背を向けることもあり交流する機会がほとんどありません。
流しスタイルは長テーブルを全員で囲むので、長い付き合いになる親族たちと一緒に楽しむ空間を創出できます。
少し離れた相手とも会話できるので、親族同士の顔合わせを兼ねている場合におすすめです。
結婚式らしい演出を行う
家族婚はアットホームな雰囲気が魅力である一方、結婚式らしさが薄れやすいというデメリットもあります。
そこで、「ケーキ入刀」や「乾杯の挨拶」といった結婚らしいセレモニーがあることで結婚式らしさを演出可能です。
ただの食事会になってしまわないように、結婚式らしさを取り入れてみましょう。
特別感を出すには、入退場や挨拶がしっかり入った進行内容にすることがポイントです。
詳しくはこちらの記事でも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
URL: https://www.kekkonshikijoerabikata.com/7110/
料理にこだわる
少人数の結婚式では、特に料理にこだわることが大切です。
参加者が少ないため、一人一人に心を込めたおもてなしができます。
家族の思い出を基にした料理や地元産の食材を使うなど、オリジナルメニューでのおもてなしがおすすめ。
URL:https://www.kekkonshikijoerabikata.com/
まとめ:家族婚を成功に導こう
家族婚は親族を中心とした少人数の結婚式で、温かい雰囲気の中で行われるのが特徴です。
ゲストとの距離が近い分、一つ一つの演出がより心に残るものになるでしょう。
本記事では、家族婚を成功させるためのポイントや準備についてお伝えしました。
結婚式のスタイルには挙式のみや披露宴あり、レストランやホテルといった結婚式場の選択肢も豊富です。
少人数婚の強みを生かし、ゲストへのおもてなしが行き届いた結婚式を実現しましょう。
理想の結婚式になることを祈っています。