結婚式の招待状に受付時間が書いてあっても、早く到着した方がいいのか受付時間より遅くてもいいのか迷いますよね。
早めに着くと、式場によっては前の結婚式が終わっていないかもしれません。一方で、遅すぎると慌ただしくなったり、進行が遅れたりすることもあります。
「結婚式の受付は何分前までに行けばいいの?」
「ギリギリの時間に行っても大丈夫?」
そこで今回解説するのは、結婚式でのゲストの到着時間についてです。
受付係をする場合や、式場で着替えやヘアセットをする場合、遅刻したときの対応についても紹介しています。
初めて結婚式に参加する方だけでなく、何度か参加しているけれどいまいち不安という方も、ぜひ最後までお読みください。
基本は招待状に書いてある通りに
結婚式は、基本的には招待状に書いてある受付時間に到着していれば問題ありません。
招待状には、次のように記載してあることが多いです。
挙式 :午前10時
披露宴:午前11時
もしくは、次のように記載していることもあります。
まずは、招待状をしっかり確認しましょう。
挙式から招待されている場合
挙式から招待されている場合は、挙式後に受付をするパターンと、先に受付を済ませるパターンとがあります。
それぞれの流れや特徴を見ていきましょう。
1.挙式→受付→披露宴
挙式後に受付を行うパターンは、挙式の10~15分前に到着すれば大丈夫です。挙式後は順番に受付を済ませ、パーティ会場内へ入る流れになります。
挙式後の受付は、ホテルや専門式場などで、挙式と披露宴の会場が離れているケースが多いです。
また、受付係が他のゲストより早く到着する必要がなく、ゲストを待たせすぎないというメリットがあります。
2.受付→挙式→披露宴
受付が最初の場合は、挙式の30分前から受付が始まるケースが多いです。受付を終えたら待合室で待機し、挙式披露宴の順に進む流れになります。
挙式に使うウエディングツリーの署名やサンドセレモニーの砂入れなどは、先に受付があると待ち時間に行えてスムーズです。
また、アフターセレモニーから披露宴への流れを途切れさせずに進行できます。
披露宴から招待されている場合
次は、披露宴から招待されている場合についてです。
挙式は親族のみの家族婚で、友人は披露宴から参列するなどのケースが挙げられます。
30分前までに到着できるスケジューリング
披露宴から参列する場合は、披露宴が始まる30分前に到着すれば慌てることがなく安心です。
受付を済ませた後は待合室で待機し、会場が開いたら席につく流れになります。
30分前を目安にしておけば時間の余裕があるので、身だしなみチェックなどの時間も十分取れるでしょう。
お直しをするならクロークに寄る前に
披露宴会場には、小ぶりのパーティバッグひとつで入るのがマナーです。
会場に入る前にしっかりお直しをしたい場合は、クロークに荷物を預ける前にパウダールームに寄りましょう。
クロークに預けた後に荷物が必要になると、出してもらったりまた預けたりで手間が掛かってしまうからです。
早く着きすぎたときにやること
式場によっては、早く着きすぎると待合室の準備ができていないこともあります。
その場合は、近くのカフェや駐車場などで時間をつぶしてから向かいましょう。
交通機関のアクセス等であらかじめ早く着くことが分かっている場合は、待合室の用意をしてもらえるか確認しておくと安心です。
受付が混んでいるときは先に身だしなみチェックもあり
受付が混雑している場合は、先にメイク直しなどを済ませてから受付に向かってもかまいません。
大抵の方が受付後にクロークやトイレに寄るので、空いている時間に行っておくとスムーズです。
ただし、受付係を待たせないように、挙式や披露宴が始まる15分前には受付に行くようにしましょう。
受付係を頼まれている場合
受付係を頼まれている場合は、他のゲストより早く着いて到着を待たなければなりません。
受付係の集合時間ややることについて、見ていきましょう。
他のゲストより早い集合時間
受付係は、他のゲストが来る前に受付準備を済ませておく必要があります。
そのため、受付時間より10~30分程度早い時間での集合をお願いされることが一般的です。
遅刻すると受付開始時間が遅れてしまうかもしれません。
集合時間より、さらに5~10分前の到着を心がけると安心です。
会場についたら確認すること
会場についたら、まずは式場のスタッフに受付係であることを伝えましょう。
受付係が全員揃ったら、一通りの流れについて説明を受けます。
また、受付をしていると他のゲストから質問されることも多いです。
クロークやトイレの場所、困ったら誰に聞けばいいかなども、しっかり確認しておきましょう。
身だしなみをもう一度確認する
受付係は、新郎新婦の代理としてゲストを迎える立場です。
乱れのない姿でゲストをお迎えできるように、受付が始まる前に身だしなみをもう一度確認しておきましょう。
受付同士で身だしなみをチェックし合うのもいいですね。
トイレなども済ませて、万全の態勢で受付に立てるよう準備しておきましょう。
着替えなどで早く着きたい場合
遠方からの参加などで、式場で着替えやヘアセットをしたい方もいますよね。
ここでは、受付時間より早く会場入りするときの対応について解説していきましょう。
会場で着付け、ヘアセットができることも
会場内の美容室で、着付けやヘアセットをやってくれる式場もあります。
大抵は予約制で人数に限りがあるので、早めに新郎新婦や式場に申し出ましょう。
当日は、予約時間の5~10分前に到着すると安心です。
ただし、人数が多いと予約時間が早く、受付開始までの待ち時間が長くなる場合もあります。
新郎新婦に相談する
自分で着替えを行いたい場合は、次の2点を新郎新婦に相談しましょう。
- 更衣室を借りられるか
- 何時から使えるか
早すぎると前の結婚式のゲストが使っていたり、遅すぎると同じ結婚式のゲストで混雑していたりするかもしれません。
目安としては、受付開始の20~30分前の到着がスムーズでしょう。
万が一遅刻したときは
道路渋滞や電車の遅延など、やむを得ない交通事情などで遅刻してしまうこともありえます。
遅刻したときの対応もチェックしておきましょう。
挙式に遅れた
連絡なしで遅刻したり、挙式時間が過ぎてから連絡したりするのはマナー違反です。
遅刻することが分かった段階で、まずは式場に連絡を入れましょう。
新郎新婦様は仕度中で忙しいため、スタッフに伝えて対応してもらうのがベストです。
到着したらスタッフに声を掛けて、指示に従いましょう。
披露宴に遅れた
披露宴に遅れる場合も、まずは式場に連絡を入れるのが第一です。
到着後はスタッフに声を掛ければ、記帳やご祝儀の渡し方などを説明して、席に案内してくれます。
ただし、遅刻したからといって、乱れた状態で入るのはよくありません。
身だしなみを整えて、気持ちを落ち着けることも大切です。
集合は30分前がおすすめ:余裕を持って参加しよう
結婚式では、挙式や披露宴の30分前に受付を開始するパターンが多いため、30分前集合が余裕も持てておすすめです。
到着が早すぎると待合室の準備ができていなかったり、遅すぎると進行の遅れにつながったりするかもしれません。
今回は、式場への到着時間を一般のゲストと受付係をする場合、着替えやヘアセットを会場でする場合に分けて解説してきました。
時間ギリギリだと、交通状況によっては遅刻する可能性もあります。受付開始時間には会場に到着できるように、余裕のある行動を心がけましょう。