結婚式の必需品である袱紗(ふくさ)とは?|買い方まとめ | 結婚式場の選び方 | 結婚式準備サイト

※本サイト内では一部プロモーションが含まれます

袱紗は、結婚式などへの参列経験が少ない方にとっては、あまり馴染みのないものでしょう。若い頃は親や兄弟に借りていたけど一人暮らしをしてから持っていない、などといった場合もあるかもしれません。

日常的に使うものではないので、なかなか買うタイミングがないかと思いますが、結婚式などの場合には大人のマナーとして一つ持っておくのがおすすめです。

この記事では、袱紗についての基本知識から購入時に気をつけたいポイントまで詳しく解説していきます。これから袱紗の購入を考えているという方は、ぜひ参考にしてください。

袱紗の持つ役割

ピンクのご祝儀袋と筆ペンの画像

ご祝儀を用意する段階まで、袱紗という言葉自体を知らなかったという方もいるのではないでしょうか。ただ、結婚式に招待された場合などには欠かせないもので、一つは用意しておきたいものでもあります。

そもそも袱紗とはどのようなもので、どのような役割を担っているのでしょうか。購入するにあたって袱紗に関する基本知識も身に着けておきましょう。

袱紗とは何か

金封を包むための四角い布のことをいいます。結婚式ではご祝儀を、葬式では御香典を包むために使われるのが一般的です。
金封のしわや汚れを防ぎ、美しい状態で持ち運びを行うために使われます。

 

結婚式での役割

持ち運びの間ご祝儀を守り、渡す相手への礼儀を尽くすために役立ちます。また、袱紗で金封を包むことにはお祝いの気持ちを共有するという意味合いもあり、お祝いの席にはぴったりです。
袱紗が持つ役割をしっかり理解したうえで準備を進めることが、モチベーションのアップにも繋がります。

 

袱紗がないとどうなるか

結婚式で使われるご祝儀袋には、水引という飾りがついているのが一般的です。

水引は細い紐を使用して作られた繊細なものが多く、そのままバッグに入れてしまうと、壊れたり潰れたりということになりかねません。ご祝儀袋はほとんどが紙製のため、折れたり汚れたりも避けなければならないポイントです。

このような事態を避けるために袱紗が活躍します。お祝いの席ではもちろんきれいな状態でご祝儀を用意するのがマナーなので、袱紗はぜひ有効活用しましょう。

 

購入時のポイント

ご祝儀袋と桜の枝の画像

袱紗は結婚式の場だけで使われるものではありません。お葬式などの弔事の場でも使われ、色によっては弔事用もあるので注意が必要です。自分がどのようなものを買うべきなのかを購入前に確認しておき、自分に合ったデザインを選びましょう。

4つのタイプ

袱紗には4つのタイプがあり、それぞれにメリットデメリットが存在します。自分にとって使いやすいのはどのようなタイプなのか、実際に使う時のことをしっかりイメージしながら選ぶのがポイントです。

▼正統派

定番の袱紗とは、風呂敷のような見た目のシンプルな布のことをいいます。使用時以外は小さく折りたたむことができるため、収納に困る心配がありません。ただし、慣れていない方にとっては、包み方など扱いが難しい場合もあるでしょう。

 

▼爪付き

正統派の袱紗に、勝手に開いてしまうことを防止する爪がついたタイプです。布だけのものとは違い、バッグの中などで包が解けてしまう心配が少なくてすみます。爪を使った開け閉めはコツがいる可能性もあるので、受付などで包を開きたいときにすぐ出せるよう、開閉方法はしっかり確認しておくのがいいでしょう。

 

▼台付き

金封を乗せる台が付いたタイプの袱紗です。台がしっかりと金封を守るので、ちょっとした衝撃などがあっても型くずれの不安がありません。慶弔両用として作られているケースが多いので、さまざまなシーンに使えるものをお探しの方におすすめです。

 

▼ケースタイプ

袱紗がケースの形になっているタイプをいいます。開け閉めが楽で、手先の器用な人でなくてもスムーズに出し入れしやすいのがうれしいポイントです。折りたたむことができないため、他のものに比べて収納スペースは必要になります。また、ご祝儀袋の大きさによっては、ケースに入らない可能性もあるので注意しましょう。

 

明るい色を選ぶ

結婚式では、お祝いの席にふさわしい明るい色味の袱紗を選ぶのがいいでしょう。紺・深緑・グレーなどの色味は男性やシックなカラーを好む人が選びがちですが、弔事用とされているので注意する必要があります。は慶事にも弔事にも使えるため、どちらにも使えるものを用意したい方におすすめです。

 

無地が好ましい

基本的には無地のデザインを選ぶのが無難です。柄入りがNGというわけではないので、柄物を選びたい場合は、お祝いの場に似合う縁起の良い柄がいいでしょう。鶴や亀、鳳凰、松、梅などがお祝いごとに適した柄です。







袱紗の使い方

ピンク色のご祝儀袋の画像

袱紗は金封の包み方や開き方に決まりがあります。マナー違反を防ぐためにも、しっかり確認しておくことが大切です。扱いに慣れていない場合は、何度か練習して置くのがいいでしょう。

ご祝儀の包み方

ケースタイプ以外の袱紗の包み方は全て同じです。一度覚えてしまえば長く使えるので、しっかり確認しておきましょう。

  1. 袱紗の角が上下左右にくるように開く
  2. 金封を表向きの状態で、袱紗の真ん中のやや左側なるように置く
    (台付きの場合は台に留める)
  3. 左→上→下の順番に角を折りたたむ
  4. 最後に右の角を折りたたむ
  5. 右側の角のあまった布をくるっと反対側まで包み込んだら完成
    (爪付きの場合は爪を留め具に留める)

ケースタイプの袱紗には包み方は必要ありませんが、右開きになるようにご祝儀袋を入れます。

 

受付での開き方

<ケースタイプ以外の袱紗>

  1. 右開きになるように袱紗を持つ
  2. 右側→下側の順に開いて裏側に折り返し、折り返した部分を手でしっかりおさえる
  3. 開いている下側からご祝儀袋を引き抜く
  4. 軽く形を整えて袱紗をご祝儀袋の台代わりに使う
  5. ご祝儀袋のみ180度時計回りに回転させて、相手に向けて正面になるようにして渡す

<ケースタイプの袱紗>

  1. 右開きになるように袱紗を持つ
  2. カバーを開く
  3. 袱紗を畳む
  4. 袱紗を台代わりに上に金封を乗せる
  5. ご祝儀袋のみ180度時計回りに回転させて、相手の向けて正面になるようにして渡す

袱紗の扱いは、頭ではわかっていても実践してみると意外と難しいなんてことも。受付でまごついてしまうことがないよう、実際に何度か練習しておくのがおすすめです。

 

用意が間に合わなかった時の代替品

ピンクの風呂敷の画像

参列までに袱紗の準備が間に合わなかった場合には、手持ちのハンカチや風呂敷などの布を代替品として使用することも可能です。

ハンカチや風呂敷などの代替品を使用しても、包み方や開き方などの扱いは袱紗と変わりません。柄や色味なども袱紗同様の選び方になるので、代替品とはいえど、ある程度注意しながら選びましょう。

 

注意点

袱紗を持ってない場合に気をつけたいのは、間に合わせ感が出ていないかということです。アイロンをしっかりかけたり、生地のしっかりした風呂敷を使用するなど、なるべく丁寧な印象を与えられるよう配慮しましょう。

マナーが守れていない人だと思われることがないよう、しっかり気を配りたいポイントです。

 

マナーを知って正しくお祝いしよう

お正月をイメージした画像

なかなか普段は手にする機会が少ない袱紗ですが、結婚式の予定があれば欠かせないアイテムの一つです。扱い方など難しいと感じる人もいるかもしれませんが、一度身につけておけば今後も必ず役に立ちます。

結婚式は比較的マナーが重要視される場面なので、正しいマナーをしっかり知っておくことが大切です。余裕を持った袱紗の扱いができるようしっかり練習しておけば、スムーズな受付での対応が叶いますよ。







この記事のキーワード

キーワードから記事をみつけよう!

この記事のライター


結婚式場の選び方 - 結婚式のなかの人がおすすめする結婚式場を検索できる