【結婚式の受付時間】何分前に到着するのがマナー？ 当日の流れ

結婚式にお呼ばれすると、何時に会場へ到着したら良いか迷いますよね。

普段の約束とは違うため
「少し早めに着いたほうがいいのかな？」
「でも早すぎると失礼になってしまうかも。」
「受付の開始時間に合わせて行けばいいのかな？」
などベストなタイミングがわからず不安になってしまうかもしれません。

本記事では、受付を通る時間について何パターンかご紹介します。

また受付での振る舞いや当日の流れについても理解しておくと、会場に足を運んでからスムーズに受付を行うことができるでしょう。

できるだけ疑問や不安は事前に解消しておいて、心ゆくまで結婚式をお楽しみくださいね。

結婚式の受付に到着するべき時間

結婚式では会場に到着したら、まず一番はじめに受付を通ります。
では結婚式の始まるどのくらい前に会場に着いて、受付を済ませたらいいのでしょうか。

受付の開始時間が招待状に書いてあるので、基本的にはそれに従いましょう。
ここでは会場に到着する時間を何パターンかに分けてご紹介します。

おすすめ：結婚式が始まる1時間前

結婚式が始まる時間より1時間ほど前に会場に到着するのがおすすめです。
早めに到着すると受付を通る前にトイレを済ませたり、クロークに荷物を預けるなど万全な体制に整えてから受付に臨むことができます。

時間がたっぷりあるので、ウェルカムスペースの飾りをじっくりと眺めたり、写真を撮る余裕もあるでしょう。
ウェルカムドリンクを用意してくれている場合もあり、久しぶりに会う友人と談笑しながら、おもてなしを楽しむことができます。

ただし、会場によっては受付の開始時間まで待つためのスペースがなく、手持ち無沙汰になってしまうかもしれません。

そういう場合に備えて、あらかじめ会場近くで時間をつぶせるカフェなどの場所をリサーチしておくと良いでしょう。

一般的に：結婚式が始まる30分前（受付の開始時間）

受付が始まる時間に合わせて、30分ほど前に到着するというのが一般的です。
会場に到着すると同時に受付が始まる時間帯なので、余分に待つ時間がなく受付ができるメリットがあります。

待ち時間が苦手でオンタイムで行動したい方にはおすすめの時間でしょう。
ただし、ゲストの多くがこの時間に到着するので受付が混雑することが予想されます。

またお手洗いや荷物を預けたりなど所用がある場合には、少し慌ただしくなるかもしれません。

最低でも：結婚式が始まる10分前

もし会場に着くのが受付の開始時間よりも遅めになってしまったとしても、開宴の10分前には到着したいところ。
結婚式の開宴時間に間に合えばいいと考えがちですが、10分前は新郎新婦さまや他のゲストもスタンバイし始める時間帯です。

また開宴10分前にゲストの出欠状況を確認するので、その時間には到着しておいたほうが良いでしょう。

受付係や余興を頼まれているときは

結婚式において新郎新婦さまから何か役割をお願いされることもあるかもしれません。
受付や余興など依頼された内容によって、会場に到着する時間を考えましょう。
他のゲストより早めに会場に到着する必要のあるゲストの到着時刻についてご紹介します。

受付係は受付開始までに集合

受付係の集合時間は受付の開始時間よりも早めです。新郎新婦さまにお願いされた時間には必ず到着しましょう。

受付のやり方について会場スタッフから説明を受けたり、先にトイレを済ませておく必要があるからです。
他のゲストよりも早く到着して、受付をスムーズに開始できるように準備を整えましょう。

受付係はゲストをお出迎えする責任ある役割という認識を持って、依頼された時間に遅れないように到着することがとても大切です。

余興で当日に下見をする場合

余興を頼まれていて当日会場を下見したい場合には、結婚式が始まるより前の時間帯に会場を見学に行きます。
その後受付も済ませなければいけないので、結婚式が始まる1時間半〜2時間前には会場に到着しておくと良いでしょう。

ただし1日に何件も式を行う会場などでは、当日の会場見学は出来ない場合もあります。
事前に会場に問い合わせた上で、余興の打ち合わせをスムーズに行えるとよいですね。

結婚式の受付手続きと当日の流れ

ここでは会場に到着してから受付を通る際のやり方や、その後の大まかな流れをご紹介します。
流れが頭の中に入っていると、落ち着いて行動することができるでしょう。

受付の済ませ方

まずは受付のやり方についてご説明します。
ひとつひとつの動作を細かくご案内しますので、イメージしながら読み進めてくださいね。

▼挨拶は何を言ったらいいか

受付は新郎側・新婦側と2列に分かれて準備されています。
招待された側の受付に並び、順番がきたら挨拶しましょう。

「本日は誠におめでとうございます。」
「新郎(新婦)友人の○○です。」

お祝いの言葉に添えて、一礼すると丁寧でしょう。
受付は出欠確認も兼ねていますので、名前を名乗ると受付係に分かりやすいです。

▼ご祝儀の渡し方

ご祝儀は袱紗(ふくさ)から取り出して上に乗せ、両手で持って受付係の方にお渡しします。
受付係から見て正面になるように上下の向きに注意しましょう。
名刺交換をイメージすると分かりやすいですね。

「ささやかですがお祝いでございます。」

と一言添えて受け渡しするとスムーズです。
袱紗のマナーについては以下の記事も参考にしてみてください。

▼芳名帳の記入方法

つづいて芳名帳に住所と名前を記入します。誰が見てもわかりやすい丁寧な字で書きましょう。
受付が混み合ってしまうのを避けるために、お名前のみの記帳をお願いされることもありますので、その指示に従い記帳します。
芳名帳の記帳を終えると、受付係から席次表を渡されますので両手で受け取りましょう。

▼ゲストカード方式の場合

招待状にゲストカードが同封されてきた場合は、事前に記入してきたものを持参して受付でお渡しします。
書くのを忘れてきてしまったり、ゲストカード自体を持ってくるのを忘れてしまうこともあるかもしれません。
受付では予備のゲストカードとペンが用意されていますので、事情を話してその場で記入して渡しましょう。

受付を済ませた後の過ごし方

受付を通った後は、結婚式が始まるまでの時間には少し余裕があります。
結婚式が始まったら30分ほどは身動きが取れなくなるので、トイレは確実に済ませておきましょう。

また受付で受け取った席次表を見ながら過ごしたり、新郎新婦が用意したウェルカムスペースの装飾を見て楽しむことができます。

当日の大まかな流れ

当日の大まかな流れを把握しておくことで、1日の見通しが立つでしょう。

挙式・披露宴の内容によって受付の方法は3つのパターンがあります。
1番分かりやすいのはゲスト全員が挙式から参列し、挙式の前に全員受付を済ませるパターン。

他に挙式は親族のみで披露宴から他のゲストも参加してもらう場合は、受付のやり方が2パターンあります。

1つ目は親族のみ結婚式の前に受付をして、披露宴から参加するゲストは披露宴前に受付をするという2回に分けて受付する方法。

2つ目は挙式前に受付はせずに、挙式と披露宴の間にゲスト全員の受付をするという方法です。

どのパターンで参列するかによって流れを確認して、受付に到着する時間を考えましょう。

▼挙式から参加の場合

受付のパターンは2つです。

どちらの場合でも、挙式やアフターセレモニーが始まると動けないため、挙式前の時間帯に準備を整える必要があります。
式の途中で席を立つと挙式の雰囲気を壊してしまうため避けたいところ。
身だしなみを整える時間も含めて挙式の始まる30分前には到着することをおすすめします。

挙式前に受付の場合は、「受付→挙式→アフターセレモニー→披露宴」の順です。
挙式後に受付の場合は、「挙式→アフターセレモニー→受付→披露宴」の順になります。

▼披露宴から参加の場合

披露宴から参加の場合は、披露宴の前に受付を行います。
披露宴が始まる30分前だと、ちょうど挙式が終わりアフターセレモニーやウェルカムドリンクが振る舞われる時間帯でしょう。

早めに到着しておいて受付を通ってトイレを済ませたり、席次表で自分の席を確認したりする余裕を持ってください。

結婚式に遅刻しそうになった時の対処法

万が一、結婚式に遅刻してしまいそうになった時には、分かった時点ですぐに連絡をしましょう。
結婚式当日は、新郎新婦さまはスマホを持ち歩いていないので連絡がつかない可能性があります。

直接会場に電話をして
「○○家の結婚式に参列予定ですが、15分ほど遅れてしまいます。」
と会場スタッフに連絡すると良いでしょう。

また当日行動を共にする予定のゲストにも一報を入れることを忘れずに。

結婚式の受付は時間に余裕をもって済ませよう

結婚式というかしこまった場面では、何時ごろに到着するのがベストタイミングかわからずに悩んでしまうこともありますよね。

早すぎたり遅すぎたりして迷惑をかけてしまいたくないですし、大人としてマナーある振る舞いをしたいところ。

本記事では、結婚式の受付時間について、いくつかのパターンをご紹介しました。
また受付を通る時の身のこなし方や、万が一遅れてしまう時の対処方法なども参考にしてくださいね。

時間に余裕があると心にもゆとりが生まれ、結婚式を思いっきり楽しめることでしょう。